ぜじろぐ

SAMBATOWN・ゼジの書くブラジル音楽やその他あれこれ

実はライヴ三昧の名古屋

2010-02-23 14:33:03 | ライヴ

3月にアルゼンチンからアグスティン・ペレイラ・ルセーナ(ラティーナ3月号で緊急特集記事が組まれた事実がこの来日の重大さを物語っているようです)、4月にブラジルからドーシス・カリオカスと、月イチのほどよい頻度で来日アーティスト名古屋公演の情報が入ってきていますが、その前にこれもぎゅいっとねじ込まねばなりますまい。

アルゼンチン、ブラジルときたら、次はもちろんウルグアイです。
あのウーゴ・ファトルーソ(Piano, Kb)が、通称「リハ要らずデュオ」の相方・ヤヒロトモヒロさん(Perc)とタッグを組み、海の女神の声を持つ女こと松田美緒をサポート。
美緒ちゃんは最近オーマガトキから「クレオールの花(Flor Criolla)」をリリースしたばかり。
ポルトガル語音楽圏から更に広い世界へと羽ばたいた彼女の勢いはもはやとどまるところを知らないといったところでしょうか。
3月1日(月)のこの三人のショウは要注目ですぞ。

Mio Matsuda + Dos Orientales
3/1(Mon)
@La Bohemia ラ・ボエミア(旧ウルバナ・ラティーナ) 
名古屋市中区栄4-2-10 小浅ビルB1F 
Start 19:30~/21:00~ ¥4,000(w/1drink)  
予約:Tel 052-252-0127


その他のツアー日程詳細はこちら
ほほう、松山でもやりますか。帰省を兼ねて行ければいいのですが、来週末はブラジルなもんでそういうわけにもいかず。美緒ちゃんのライヴも然り、サンバタウン主催ツアーで松山公演という企画は、ひとつ老後の楽しみにとっておきましょう(あのね)。

カリオカ菓子

2010-02-22 14:34:49 | ライヴ

ようやく確定情報が入ってまいりました。

ドーシス・カリオカス、名古屋@Café Dufiであります。
4/9(金)であります。
もうこれは絶対の絶対の絶対なんであります(←もはや意味不明)。

まずは予習を!

Doces Cariocas Japan Tour 2010
4/9(Fri) at Café Dufi
開場 18:30/ 開演 20:00
予約 3,600円/ 当日 4,000円
ご予約:Café Dufi(Tel: 052-263-6511)


2007年のピエール・アデルニのライヴも、店内のエアコンがまったく効かなくなるくらいの満員御礼ぶりでした。
今回はそのピエールに加え、ポスト・マリーザ・モンチの評価も高いアレクシア・ボンテンポがやって来ます!あのファンタスティックヴォイスを名古屋で、しかもこのライヴチャージで体感できるというのは、ちょっと我々、ゼイタクすぎるンではないかと思うのです。

当日までのソールドアウト完全必至。急ぐべし。
ツアーオフィシャルサイトはこちら

くれぐれもドーシス・バルバロスが来日すると勘違いしたまま当日会場入りしないようにご注意下さい。

ネット社会というもの

2010-02-17 14:29:26 | 連絡事項

こんにちは、クワッチです。嘘かホントかは訊かないで下さい!

しかしまあスキーモーグル会場の試合当日、雨。一体どうなってんでしょうバンクーバー冬季五輪。
一所懸命頑張ってる選手達には申し訳ないけど、ウルトラ雪不足のため二~三期連続で冬季五輪開催中止とかにならないと、人間って本気で地球温暖化防止に対して意識が向かないのかもしれませんね。向いたとしても、きっと五輪の意義というよりもむしろ、経済効果への影響を懸念してだと思うんだけど、まったくやるせないですね。

さて。
そんな冬季五輪運営のドタバタぶりに対する心配などはどうでもいいとして、不肖ワタクシことクワッチも人並みにネットオークションなるものを活用させていただいておるわけなんでございますけれども、今日はいささか凹む事件が発生しました。

オークション詐欺です。

といってもワタシは今回出品者の立場で特に被害はなく、落札者さんの方が第三者によってやられてしまいました。
胸が痛みます。

それにしても、オークション詐欺犯は手口が巧妙です。
今から我々の身に起こった実例を恥ずかしげもなく公表したいと思います。

まず、詐欺犯は熱心な入札参加者らのYahoo!IDからメールアドレスを振り当てておきます(詐欺犯自身も入札に参加して様子を伺っているわけです)。
IDの直後に@+大手PC・携帯ドメインを付与し、数撃ちゃ当たる方式で詐欺メールを送り、反応があった相手がターゲットになります。

落札後、当然ながら出品者から「落札ありがとうございます!」と連絡メッセージを送りますよね。最低でも苗字とか入金先口座とか。「取引ナビ」と呼ばれる両者間のプライベート連絡画面を使って。
ワタシは信用上、こちらの個人情報もある程度公開しています。
公開度が高ければ落札者さんもこちらを信用しやすくなります。

その直後、詐欺犯から落札者さんのもとに出品者(つまりワタシな)になりすましたメールが舞い込みます。
不運なことに、落札者さんのIDとメールアドレスは一致しており、詐欺犯の放った「数撃ちゃ当たるメール」は的中してしまったのです。
そこにはこう書かれてありました。



このメール単体だけ見ると胡散臭さ満点ですが、これより先にリアル出品者から丁寧な連絡メールが来ていると、不思議とそれも薄れる仕組みになっています。

なんだよその「オークション 出品者」って差出人名義は!と笑うなかれ。
本当に欲しくて欲しくてたまらなかったアイテムを落とした時に、こんなところになかなか目がいくものではありません。
しかし読めば読むほど腹立ってくるな。

「すみませんが、出先からなのでメールで失礼致します」
この緊急ムードで胡散臭さをカムフラージュしようとしているのでしょうか。

「このメールが届いてましたら、一度こちらのアドレスへ返信を頂けますか?」
詐欺犯にとっては、返信が返ってきたらウッシッシというパターンです。

「お手数ですが、その際にはこちらにも配送先をご連絡下さい。」
こちらにも。念入りなことで。

「※当方が連絡するまで支払いはしないで下さい。」
詐欺犯のくせして落札者さんにあえて注意を呼びかける。この時点でかなりリアル出品者になりかわっています。んのやろー。

そして不幸にも落札者さんは詐欺犯の方にメール返信してしまいました・・・。

すると詐欺犯からメール第二弾。



リアル出品者の指示した決済方法から強引に軌道修正を誘導する内容です。
もっともらしいコトを並べておりますが、全てデタラメかと思うとなんだか殺意が込み上げてきましたよ。落ち着けオレ。
しかし「イーバンク ロック支店」って・・・。ふざけてんのか楽天は。
(ちなみにサルサ支店やサンバ支店もあるそうです。バカちーんっ!)
ヴァーチャル銀行はネット詐欺の巣窟ですから気をつけましょう。

「14時までに入金して頂ければ今日中には発送できます。
 明日以降の入金になる場合は、
 仕事の都合上で発送が数日ほど遅れますのでご了承下さい。」

落札者さんの「早くほしい」という心理を巧みに、ていうか卑劣に突いてきました。
即日発送か、さもなくば数日遅れていつになるかわからない、か。
悪知恵とはまさにこういうことを言います。

「お手数ですが入金されましたら、取引ナビではなくこちらにメールを下さい。」
落札者さんの意識を、正規の連絡手段である「取引ナビ」から引き剥がそうという魂胆ですね。取引ナビで入金連絡しようもんならこっちが大騒ぎしますもんね。

で、悲しいことに落札者さん、詐欺犯の指定口座に即日入金・・・。
その後はこうです。

「了解しました。迅速な対応ありがとうございます。
 本日発送しますのでよろしくお願いします。
 発送しましたらメールで報告します。」


それから発送の連絡。

「商品を発送しましたのでお知らせします。
 到着は明日の予定ですので今しばらくお待ち下さい。
 妻が発送したので伝票番号は自宅に帰ってからお知らせします。
 深夜になるかと思いますがよろしくお願いします。

 ※今後の連絡はすべてメールでお願い致します。」


実際には送ってない(送れるわけがない)ので、伝票番号の情報もはぐらかしてます。

そして極めつけの

「※今後の連絡はすべてメールでお願い致します。」

これでワタシは完全に蚊帳の外。

この頃ワタシはどういう状況だったかというと、こちらとしては入金がなければ別に送らなければいいだけの話ですから、
「あれ~、まだ入金ないなあ。でも相手も仕事とかあるだろうし、ま、いっか。
 明日くらい入金なかったら連絡しよ。」

みたいな心境でおりました。なんと間抜けな。


そして数日後。
落札者さんからのこんなメッセージが取引ナビから。

「メールの方が届きませんが…。荷物番号はやくおしえてください!」

こちらはこちらで、このメッセージを見てもなお、

「荷物番号てて・・・入金もないのに送れるわけないやんかあ」

とか言ってます。
この時点で両者とも詐欺に気付いていない(悔し涙)。

そしてワタシの回答で状況は一変します。

*******さま

こんにちは、出品者の上沖です。ご督促のメッセージ確認致しました。
誠に恐れ入りますが、「2月15日朝一」とご連絡いただいていた***銀行
口座へのご入金ですが、2/17(水)10:00の時点でまだ確認できておりません。
既にお振込済みの場合、恐れ入りますが控えの情報をご連絡いただければ
こちらから郵便局に照会してみます。
画像を添付いただける際は
zezi*sambatown.jp
までお送りいただけますとありがたく存じます。

ご案内致しました当方の口座は以下の通りですが、間違いなかったでしょうか?
・***銀行 ** ******
 口座名義 ****

発送につきましては、出品ページならびにご落札時のご連絡にも「お引渡し
時期が最短で2/20(土)~2/21(日)頃になる見込みです」と明記して
おります。またご入金が確認できておりませんので、事前発送も致しかね
ます。悪しからずご了承願います。
ただ発送につきましては、予定より繰り上がって明日2/18(木)には
お送りできる(2/19お届け)ご用意が整います。こちらもご入金の確認が
前提となります。何卒ご理解下さいませ。

ご不明な点がございましたら、090********まで直接ご連絡をお願い致します。
以上、ご確認の程よろしくお願い申し上げます。


上沖央明


これを読んだときの落札者さんの心中たるや、いかほどのものだったでありましょう。
このメッセージを送信した後、すぐさま落札者さんからワタシの携帯に電話が。
あとはもう思い出したくありません・・・。なんと気の毒な。

とりあえずワタシには何ら実害はないので、落札者さんの方で警察に被害届提出、次いでオークション補償の申請という運びになりそうですが、皆さんもくれぐれもご注意のほど。
特に欲しくて欲しくてたまらなかった高額商品には要注意ですぞ。
もっと危険なのは、あと少しで落札ならず補欠に回った方です。「落札キャンセルとなったのですが、いかがですか?」とメールで個別にアプローチしてきます。
これも意外とダマされやすくて、「なんでオメエが補欠落札者のメールアドレス知ってんだよ」とツッコミを入れるのも忘れ、一度は失ったチャンスが再度舞い込んできたかのような朗報に、つい心は浮き立ちます。詐欺犯どもはそういう利用者の心の隙間を狙ってくるのです(←なんかのナレーターみたい)。
これからワタシは再発防止のため、オークション取引の最初に、

※ご注意※
落札直後のタイミングを狙って、オークション詐欺犯が貴方のメールアドレスをYahoo!IDから割り出し、取引ナビ以外から巧妙にコンタクトを取ってくる場合があります。
詐欺犯は出品者になりすまし、別の口座を指定して貴方に代金を振り込ませようとします。
特に下記の事項が重複して該当していれば、ほぼ間違いなく詐欺と思われます。
・貴方のメールアドレスのヘッダ(@より前の部分)が、Yahoo!IDと同じである
・IDだけで名前を名乗らない
・自身の連絡先を明かさない
・振込先がイーバンク等のヴァーチャル銀行である
・今後は取引ナビでなく、別途PCや携帯で連絡を取り合おうと求めてくる
・今回の出品アイテムの入札履歴の中に「評価:登録削除済み」の怪しいIDが最後まで競りこんできた
絶対にこの取引ナビ以外からの「入金指示」には従わないようにご注意願います。

といった、なんとも殺伐とした注釈をつけざるをえないのでしょうか。
ああ、ネット社会。

それにしても、一点の曇りもない心でバンクーバー五輪に臨み、公式練習で命を落としたリュージュの選手がいる一方、こんなオークション詐欺をはたらく外道どもが今も大手を振って歩いているのかと思うと、神も仏もねえなあと思うサンバタウン店主です。あ、じゃなかった、クワッチです!

とりあえず、ワタシの心はこの通り、



エディな気分です。

Five years gone

2010-02-12 16:26:19 | 日記

こんにちは、ジョン・ボーナムです。嘘です!
久しぶりにロックネタで嘘ついちゃいました。

さて、タイトルはもちろんレッド・ツェッペリンの名曲"Ten years gone"からもじったものですが、あまり面白みのないネタで申し訳ありません。

先日ショーロの楽譜を整理していたら、こんな懐かしいのが出てきました。
2005年6月、マウリシオ・カヒーリョが書いてくれた"Zezinho san"というヘンテコな曲。
これをもらった当時はもう嬉しくて嬉しくて。
でも弾けなくて(自爆)。
G6すらあの頃は「どう押さえりゃいいんだ?6て何よ?」てな感じで、いわんやC#dimをや。とにかくまあそんな穴があったら入れたい、もとい、入りたい級のお恥ずかしいレベルでございました。
ですから結局名古屋ショーロの会でも、いまだまともに1曲演奏しきったためしがないのです。

で、おもむろにカヴァキーニョを取り出し、なんとなく譜面を追いながらコード(メロじゃないよ)を鳴らしていったら・・・。

あっさり弾けちゃった。

あれから5年。
続けてればどうにかなるもんだなあとつくづく思いました。
カヴァキーニョを始めたばかりの方も、諦めずに頑張りましょうね。

指先に弦が食い込んで痛い?
皮が何回も剥けてタコができてからが本当のスタートです。

立ち演奏だとカヴァ子がずり落ちて弾きにくい?
抱いて抱いて抱きまくるのです。そのうち悟りの瞬間が突然訪れます。

いやあ、「継続は力なり」とはよく言ったものであります。
そろそろ何か1曲メロ弾きにも挑戦せんとなー。

隣国から大御所が!

2010-02-04 13:53:47 | ライヴ

こんにちは、ディエゴ・マラドーナです。嘘です!
なんかマラドーナのドキュメンタリー映画が上映されてるそうですね。凄いな。名古屋だと今池のシネマテークか。観たいような、観たくないような。
ワタシはマラドーナのフットボーラーとしての才能は手放しで称賛しますが、人としてはいつもダメ人間呼ばわりしております。

そんな拭い去りがたい店主のアルゼンチンコンプレックスなどはどうでもいいとして、その隣国のハナシ。もちろんこれは日本の、ではなくてブラジルのお隣さん・アルゼンチンのこと。
アグスティン・ペレイラ・ルセーナという、ボサノヴァを軸に実にMPB的な音世界を作り出してきた偉大なるギタリストが、ひょっこり3月に来日することが決まりました。

ラティーナ誌を長年愛読されている方なら記憶されていることもあろうかと思いますが、かのヴィニシウス・ヂ・モラエスをして「バーデン・パウエルとトッキーニョ以外で、アグスティン・ペレイラ・ルセーナほどギターと分かちがたく結びついたアーティストを他に知らない」と言わしめた稀代のミュージシャン。おいおいじゃあジョアン・ジルベルトはどうなんだと野暮すぎるツッコミは入れないように。

このアグスティンという人、既に日本でもお馴染みとなったベト・カレッティのお師匠さんでもあり、いよいよ御大みずからのお出ましと相成りました次第。
お弟子さんが日本で注目を浴び始めたのは確か2005年前後でしたが、アグスティンの方はというと1970年のファーストアルバムの頃から日本を始め欧米諸国でもカルト的な人気を誇っていたといいます。特に彼の初期の中古アナログ盤などは万単位の高値がつくくらいに珍重されていたというエピソードも持つほどです。昔はセルジオ・メンデスばりに髭ヅラの似合うご容貌だったのですが、今ではまあなんともクリント・イーストウッドばりに渋いオジサマになられて。

そういう大御所が地球の裏側から単身やって来られるわけですので、やはりツアーのどこかには顔を出さねばなりますまい。と思ってたら名古屋はおなじみCafé Dufiでの開催があっさり決定。しかももう一日、ギターワークショップ&ミニライヴの日程も設けてくれておりますぞ。ばんざーい。
というわけで名古屋での予定は以下の通り。

【AGUSTIN PEREYRA LUCENA JAPAN SOLO TOUR】
3月21日(日) 名古屋/カフェ・ドゥフィ Cafe Dufi
         18:00開場、19:00開演
         Charge 3000円(前売)、3500円(当日)(1ドリンク付)

3月26日(金) 名古屋/カフェ・ドゥフィ Cafe Dufi
        (ワークショップ&ミニ・コンサート)
         19:00開場、19:30スタート
         Charge 2500円(予約のみ)

ご予約:Cafe Dufi TEL 052-263-6511
お問い合わせ・取材お申し込み:
   西村秀人・西村(谷本)雅世【タニィ】
   電話・FAX:052-771-2167
   電子メール:fzk05024*nifty.com(西村秀人)
   ※迷惑メール防止のため、上記@を*に変更しております
   関連WEBページ:「ブエノスアイレスの風
 


名古屋以外の日程はご覧の通り。要チェック!

3月20日(土) 鎌倉/ヴィヴモン・ディモンシュ Café Vivement Dimanche
           19:00開場、19:30開演、4000円(1ドリンク付)
3月22日(月・祝) 岡山/城下公会堂
           18:00開場、18:30開演、
3月24日(水) 大阪/ショヴィ・シュヴァ CHOVE CHUVA
           19:00開場、19:30開演、3500円(前売)、3800円(当日)
3月27日(土) 東京/プラッサ・オンゼ
           18:30開場、19:30/21:00開演(入れ替えなし)、4000円(1ドリンク付)

最後に招聘元の一人である西村秀人さんによるアグスティンのプロフィールをご紹介。まるまま引用どうかご容赦を。
バーデン・パウエル好きは観に行って損はしないハズ。
ちなみにワタシが一番好きな彼の映像がコレ。かなり昔のものっぽいけど。

(以下転載)
本名:アグスティン・マルコス・ペレイラ・ルセーナ

 ????年(1940年代)、ブエノスアイレス生まれ。ギターをアレハンドロ・マサとルーチョ・ムニスに師事、ハーモニーをホルヘ・カランドレリとホルヘ・ツィルカスに師事した。1970年デビュー・アルバム「アグスティン・ペレイラ・ルセーナ」を発表、そのジャケットでは、当時よくブエノスアイレスを訪れていたブラジルの詩人であり「イパネマの娘」の作者としても知られるヴィニシウス・ヂ・モラエスより「バーデン・パウエルとトッキーニョ以外で、アグスティン・ペレイラ・ルセーナほどギターと分かちがたく結びついたアーティストを他に知らない」と賞賛された。今年(2010年)はアルバム・デビュー40周年にあたる。
 以降現在まで自己名義で計9枚のアルバム、「カンデイアス」名義で1枚、「トリオ・デ・ハネイロ」名義で1枚のアルバムを残している。
 アルゼンチンとウルグアイのみならず、ノルウェー、スペイン、ドイツ、フランス、オランダ、スウェーデン、オーストリア、カナダでも公演、特にノルウェーには長期にわたって滞在、地元の音楽家とクアルテートで活躍し、北欧で本格的なボサノヴァを初めて紹介したアーティストと評価されている。
 内外でのブラジルの有名アーティストとの共演ステージも多く、ヴィニシウス・ヂ・モラエス、バーデン・パウエル、トッキーニョ、クアルテート・エン・シー、カルロス・リラ、マウリシオ・エインホルン、セバスチャン・タパジョス、ドリ・カイミ、ナナ・カイミ、マリアナ・レポラーセらと共演した。
 アルゼンチンのアーティストでも、オラシオ・ラルンベ(ピアノ)、アレハンドロ・サントス(フルート)、アドリアーナ・リオス(ボーカル)、ルーチョ・ゴンサレス(ギター)、ギジェルモ・レウテル(ギター、ピアノ)、リト・ビターレ(キーボード)、ベルナルド・バラフ(サックス)、ペドロ・メネンデス(パーカッション)などジャズ畑のアーティストを中心に幅広いジャンルの大物アーティストとの共演を重ねている。またアルゼンチンでブラジル音楽の演奏を志す数多くの若手ギタリストの師でもあり、日本でも毎年のようにツアーを行っているベト・カレッティもその一人である。
 特に昨年はそのベト・カレッティと2人でブエノスアイレスのジャズクラブで行ったショウ、「アントニオ・カルロス・ジョビンへのトリビュート」が好評を博している。またここ数年は自己のトリオやクアルテートでの活動も継続的に行っている。

今回は待望の初来日であり、「ソロ演奏によってこれまでの音楽活動を総括したい」と日本ツアーに向け本人は意気込みを語っている。最新作「42:53」からの曲目はもちろん、アグスティンにとって永遠の憧れであるバーデン・パウエルのレパートリーやボサノヴァのスタンダードも含め、彼ならではのユニークなステージとなることが期待される。

<予定演奏曲目の一部>
バーデン・バーデン(A.P.ルセーナ曲)
六時の後に(A.P.ルセーナ曲)
トランスパレンテ(A.P.ルセーナ曲)
中世のテーマ(A.P.ルセーナ曲)
バロックのテーマ(G.レウテル曲)
ア・フェリシダーヂ(ジョビン曲)
イパネマの娘(ジョビン曲)
プラ・ケ・ショラール(B.パウエル曲)
宇宙飛行士(B.パウエル曲)
ビリンバウ(B.パウエル曲)
ジェット機のサンバ(B.パウエル曲)
カーニバルの朝(ボンファ曲)
オサーニャの歌(B.パウエル曲)
ミーニャ・ナモラーダ(カルロス・リラ曲)
(転載おわり)

徐々に来日アーティスト情報が飛び交うようになってきましたね。いいですね。ちなみにもう一つ二つネタがあるんでございますが、それだと情報がごっちゃになってしまうので、また次回。
いずれにしましても、ブラジル音楽ファンみんなで、2010年もいっちょ盛り上がっていきましょう!

エポカが街にやってくる

2010-02-02 09:17:34 | ライヴ

こんにちは、TOKIOです。嘘です!ていうかそのうちの誰だよ!
昨日(2/1付)の中日新聞で、いつもお世話になっているヤマト運輸さんのまるまる一面広告が載っておりまして、そのイメージキャラクターがTOKIO。
5人のサービスドライバー姿、似合いすぎ。女性客から集荷・配達の指名とか殺到しそう。ワタシはそっちのケはありませんが、これなら誰が担当でもいいって感じですね。

ところでヤマト運輸では、日頃不在がちなお客さまのためにフレキシブルな配達に対応できる「クロネコメンバーズ」なるシステムを本格稼動させました。
オーダー時は「配達指定時間なし」だったのが、翌日になって「あ、やっぱ明日の夜がいいわ」という風に予定が変わっても、ヤマトさんから送られてくる配達予定通知のメールに返信するだけ。サンバタウン通販におきましても、是非ご活用下さい。
詳しくはコチラ

そんな元物流マンの経歴を持つ店主の業界ネタなどはどうでもいいとして、ショーロファンお待ちかね、あのエポカ・ヂ・オウロの5月来日が決定しました!(場内大歓声)

気になる会場のほうですが、やっぱ東京だけかよ!
5/25(火)、26(水)、すみだトリフォニーホール(錦糸町)にて。

フルートはアントニオ・ホーシャ。必見。ヂノもカルリーニョスもセーザル・ファリアもいなくなってしまったけど(そりゃ仕方がないさ)、円熟のプレイは今もなお不滅。「黄金時代」というグループ名はダテじゃない。
パンデイロはというと、ジョルジーニョに加え、セウシーニョも帯同(笑)。
うおお、さりげなく見たさ満点だあ。

Coque Bom

2010-02-01 15:50:14 | 日記

今日は正午前から雨が降り続いており、なんとなく晴耕雨読モードな気分になってきたものですから、前からずっとやってみたかった苔盆栽に挑戦してみました。苔盆と読むなら、タイトルはCoquê bomと閉口母音表記しないといけないんですが、文字化けしちゃったので上記のまんまです(これだとコッキ・ボンだね)。悪しからず。

で、処女作(キャー)。

作品名: País Tropical


(先日野外で採集してきた苔を見境なく盛り込んでみました。うまく定着してくれるかな)

特定できたものだけでも、ハマキゴケ、ホソウリゴケ、コツボゴケ、タチゴケ、ヒツジゴケと5種類。本来は種類を絞って全体的に統一感を出すのがセオリーのようですが、ブラジルなだけに「人種のるつぼ」というコンセプトを苔で表現してみました(←このへんどうも後付けっぽい)。
次回はよりブラジルらしく、リオの裏山をモチーフにした作品にチャレンジしてみたいですね。

また一歩、日本のオヤジに近づいた・・・。

ちなみに仕事は山ほどたまっております。