ぜじろぐ

SAMBATOWN・ゼジの書くブラジル音楽やその他あれこれ

Cafe Dufiにてブラジル音楽CD販売スタート!

2008-09-30 19:35:33 | 連絡事項

こんにちは、仕事場大改造&自宅大掃除をやってから急激に気の流れが良くなっていくのを感じているサンバタウン店主です。いやホントの話。やはりそうじは人生の基本。今後もあれやこれやとためこむことなく、当たり前のことを当たり前にこなすように精進してまいりたいと思います。

さて、そんな殊勝な店主の抱負はさておき、今回は名古屋の皆さんにホットな(笑)お知らせがあります。
10月より、我らがCafe Dufiさんにて、ブラジル音楽CD販売コーナーが設置されることになりました。ていうか今日の夕方からもう設置されてます。音源提供はもちろんサンバタウン。とりあえず強力タッグといったところでしょうか。これから月毎にCDタイトルのローテーションを回していきますが、初回の10月は小手調べに比較的オーソドックスな定番アイテムから始めてみました。11月からはDufiさんの客層や雰囲気に合った感じのチョイス等、いろいろと企画してみようと思います。試聴機&専用ヘッドホンもばっちり用意しておりますので、本腰入れてご試聴いただけます。でも試聴機持っていったりとかしないでね、お願いだから。

あと、明日はDufiさんの定休日なのでご注意下さい。ううむ、ちょっとタイミング悪い告知だなあ(苦笑)。

そして第2弾はお約束ともいえる瑞穂・サルバドール編です。ふふふ。

サンバタウン5周年感謝セールのお知らせ

2008-09-30 02:33:44 | 連絡事項

こんにちは、Softbankの「お父さん」もいいけれど、カルビーポテトチップス・コンソメパンチのCMに出てくるあやしいアフガンハウンドのことも嫌いではないサンバタウン店主です。
先週は京都出張イベントで張り切りすぎてしまった上、悲願であった我が仕事場の大改造に遂に着手した挙句、オーバーワークで体調を崩してしまっておりました。現在は復活し、再びぜじろぐに記事をアップするワタクシであります。

さて、杁中の実店舗時代も含めまして、サンバタウンは来月10日をもちまして5周年目を迎えます。ここまで長かったのか短かったのか、なんだかよくわからない心持ちではありますが、それでもこの愛すべき仕事をなんとか続けて来られましたのも、応援下さいましたお客さま・お取引先さま・ミュージシャンの皆さん・そして我が親愛なるお友達の皆さんの支えあってこそであります。改めてこの場をお借りして厚く熱く篤くむいんとおぶりがどうございます。

そういうことで、ええ、今回も毎年恒例の大大大感謝セールを開催させていただきます(ワアッと大歓声)。
通販サイト商品につきましては、例によって全点※20%OFF!更にはアウトレット価格のタイトルも多数用意してございます。ちなみにこの「アウトレット価格」につきましては、必ずしも「ダメダメなクオリティ」というわけではなく(もちろんそういうものも中にはあることはありますけれども)、あくまで「たまたまサンバタウンでは売れずに残っているアイテム」という視点から処分価格とさせていただいている次第ですのでどうぞその点ご理解いただければと思います。即ちこのアウトレットセールはまさにコアなファンの方のための宝探しコーナーとも言えましょう。どうぞお楽しみに!

※但し10月以降入荷の新着アイテム、及びパンデイロ改造代金等の通販サイト掲載分以外の商品・サービスについてはセール対象外となりますので、悪しからずご了承下さいませ

ところでこのセール、期間は10/1(水)~10/31(金)までのたっぷり1ヶ月間ですので、奮ってお買い求め下さいますようよろしくお願い申し上げます。「何回もページを見直してクリックしたりすんのめんどくせえ!」という大人買いモードな方は、別途メールzezi@sambatown.jpにて商品名をリストアップして「これくれっ!」と送って下されば(よほど無礼か情報不備がない限り)ちゃんと対応致します(ていうか常連さんはいつもこのパターンなのだ)。

以上、今後もますますサンバタウンをご贔屓下さいますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

サ、サンバタウン・・・。

2008-09-23 00:26:36 | パンデイロ

こんにちは、明日の京都イベントの準備に、といいつつもう今日になってしまいましたね、その準備に余念がないサンバタウン店主です。そろそろ背中が張ってきたので残りの作業は明日の朝にやっつけようと思います。おいててて。

さて、最近調子に乗ってパンデイロのページなんぞをサイトにアップした次第ですが、なんともまあタイミングの良いことに、こんなすごいCDが再発されました。そう、言わずと知れたマルコス・スザーノの伝説の名盤 ''SAMBATOWN'' でございます!!

京都から戻ってきてPCを立ち上げたらオーダーが入ってるといいなあ、なんちて。パンデイロをお持ちでまだお聴きでない方、どうぞぶっ飛んじゃって下さい!

それにしてもこのタイトル。なんかこう、どうにもくすぐったい感じです(笑)。

ジルおやじ名古屋公演の感動を再び

2008-09-21 23:15:45 | 連絡事項

こんにちは、豊橋ポル語教室から帰って来たサンバタウン店主です。なんかノド痛いっす。ヤバいですね、明後日9/23(火祝)は京都のVivalamusica!さんで昼から夜までロングイベントなんですけど。しっかりスウィミンとエーヨーをとって体調を整えねば。

さて、今もって先日14日のジルベルト・ジル名古屋公演の余韻が抜け切らない人も多いかと思いますが、その感動の記録が地元でテレビ放映されることになっとります!

9/27(土) 13:55~14:55
東海テレビ(地元1ch)
「名古屋で歓喜ライブ・音楽でつなぐ未来への絆
  ~日本・ブラジル交流100周年~」

『1908年、日本人のブラジル移住の歴史が始まった。今年は日本とブラジル交流100周年という記念の年。「風になりたい」「島唄」でご存じ宮沢和史が移民の足跡をたどる』

いやあ、前から2番目の区画でぴょんぴょん飛び跳ねてる日伯二人組が映ってたら恥ずかしいですなあ。ははは。まあそれはともかく、放映を楽しみに待ちましょう。

しかしジルおやじが広言していた通り、「カメラ、ヴィデオ・カメラとも持ち込み、撮影自由。バンバン撮りまくってOK」というお言葉を拡大解釈して、ジルのサイトの動画投稿ページやらYouTubeにこの東海テレビの番組の録画映像をそのままアップしたりとかいうのは、それはやはりちょっとかなりマズいんではないかと思いますので、そこはご注意下さい。念のため。

ようやく完成、パンデイロのページ。

2008-09-19 16:20:10 | パンデイロ

こんにちは、就寝前の晩酌&ポテチ爆食でメタボ街道まっしぐらなサンバタウン店主です。やっぱポテチはギザギザのやつがギザ美味しいっすなあ(しょこたん風)。

さて、ジルベルト・ジル来日ツアーも大成功のうちに終了し、気分はもう秋。秋といえば読書の秋・食欲の秋・芸術の秋・パンデイロの秋です。

実は以前からいつかまとめようまとめようと思いつつ、日常の些事に流され続け、自身のズボラな性格も手伝って、ずっとそのままにしてきたパンデイロに関する情報を、サンバタウンのサイトに遂にアップする運びとなりました。パンデイロファンの皆様には是非ご覧下さいますようよろしくお願い致します。F.A.Q.など一部工事中の箇所がございますが、追い追い完成させていきますのでご容赦下さい。

しかしこれだけ色んなパンデイロと出会ってきながら、いま現在サンバタウン通販で取り扱っているパンデイロのアイテム数の少なさがどうにも・・・(はらはらと涙落つ)。

あっ、そういえばパーツ名称って「ボディ」の他に「シェル」とも呼ぶこともありますな。加筆訂正しないと。でも画像加工すんのめんどくさいなあ。うーん。

サイゲンジ礼賛の詩

2008-09-19 10:05:02 | ライヴ

サイゲンジは天才だ。
理性を超え
時空を越え
己の情熱を解き放つことの天才だ。

サイゲンジはしなやかな野獣だ。
観客に吼えかかるでもなく
媚びることもなく
その声ひとつ
その爪弾きひとつで
あたりの空気と
聴く者の心を震わせる。

サイゲンジは僕の前で
レニーニであり
ジョアン・ボスコであり
イヴァン・リンスであり
ミルトンであり
やはりジルでもあったが
それは彼の血肉に
ブラジルが内包されており
はるか前から標準装備されており
心臓の鼓動のように当たり前に
体の外に湧き出していただけだったのだ。

己の原点に立ち返り
積み上げられた重しを降ろした
サイゲンジは無敵だ。
スーパーサイヤ人のように無敵だ。
そして無垢だ。
ギャートルズのように無垢だ。

サイゲンジはサイゲンジであって
サイオンジではない。
過去に間違えた僕を
許されよサイゲンジ。
だがキンモチの潔さにも似た
自由人たるサイゲンジは歌う。
ステージを降りた後も歌う。
松田美緒のように歌う。
歌い続ける。
グラスを片時も離すことなく。
そして僕は終電を逃した。

サイゲンジに未来あれ。
八事から赤池まで歩いて帰る力のない
僕にタクシー代あれ。




※携帯のしょぼい画像ですみません、これは9/17の名古屋・得三での熱い瞬間。
 ワタシはジルおやじライヴで痛めた足が完治せず、飛び跳ねられなくて残念でした。
 この次のライヴは9/27(土)、山形が控えています。おお、山形!!


求む!ブラジリアンギター

2008-09-16 18:10:32 | 弦楽器

突然ですが、店主、只今ある事情で、ブラジルの中古6弦ギター(しかも結構イイやつ)を探しております。条件は下記の通りですが、もしご興味のある方はzezi@sambatown.jpまで是非ご連絡下さいませ。

【買取希望価格】
 ・300,000円~330,000円
【希望仕様】
 ・6弦ヴィオラゥン(7弦不可)
 ・表板・・・松・スプルース・杉いずれかの単板
 ・側底板・・・ハカランダ
 ・多少のキズ可、経年変化による鳴りの熟成を重視
 ・ブラジル以外のクラシックギターは対象外ですが、豊かな低音と控えめな高音が特徴の
  ブラジリアンギターらしい音であれば検討させていただきます
 ・イメージとしてはJB、ムニョスあたりの手工品クラスのクオリティ
【募集期限】
 ・9/26(金)まで
【お引取り・決済方法】
 ・当方にて検品ののち買取可否を決定しますので、代金のお支払時期はお見積り提示以降
  (目安としてお預かりから1週間前後)になりますことを予めご了解下さい
  ※勝手ながら状態によっては返品させていただくことがございますので何卒ご了承願います
 ・名古屋近郊の方は当方から直接引き取りに伺います
 ・遠方の方はお手数ですが着払い宅配便にてお送り下さい
 ・その他ご不明な点はメールにてお尋ね下さい

以上、よろしくお願い申し上げます。

ジルおやじ健在なり!

2008-09-15 18:48:23 | 日記

こんにちは、敬老の日にぶっちぎれそうな程のアキレス腱痛でのたうち回っているサンバタウン店主です。ワタシが敬老されちゃいそうです。やはり己の基礎体力レベルを上回る激しい動きをすると、それ相応のしっぺ返しというものがあり、まるで四倍界王拳を無理して使ったダメージで全身がボロボロになってしまった孫悟空のような気分です。オラもっともっと強くなったおめえともういっぺん戦いてえ!

今日は一日雨だというのに、昨日のあの真夏日和は一体何だったのでしょう(更に言えば一昨日も雨が降ってました)。そしてその晴天の中、まさにジルの名曲「日曜日に公園で」をまんま地で行くの野外ライヴem久屋広場(久屋広場だぜ?!)を堪能できた我々は何という幸せ者だったのでしょう。そう、ワタシは今、昨日のジルベルト・ジルおやじ名古屋公演のひとときをじっくりゆっくりと反芻しているところなのであります。

ええ、もう何も言うことはございません。
ただただ最高だったとしか・・・。
店主、あれほどブチ切れてはしゃぎ倒したのは何年ぶりでしょうか。
ワタシも大ファンのベーシスト、アルトゥール・マイアが登場したあたりから店主の頭の回路がひとつふたつ吹っ飛んだような感じがしました。ほどなくジルおやじがその雄姿を現し、やおらPela internetのイントロが飛び出した後はもう、無我夢中。ご存知「イエマンジャの棲む店」ことサルバドールのロットンダーノ夫妻と一緒になって、知っている限りの歌を歌い(絶叫ともいう)まくり、四肢がちぎれるかと思うくらいぴょんぴょん飛び跳ね、踊り倒しました。周りにいたお客さんはさぞかし迷惑だったろうと思います。どうぞ平にご容赦を。

ライヴ後半にさしかかった頃です。例の如く、セキュリティの制止を振り切りステージ上によじ登ろうとする阿呆なブラジル人が二人。当然セキュリティは自らの職務を全うすべく、彼らを引きずり降ろそうと必死です。
そこへジルおやじの、危険行為を働いているブラジル人の若者にではなく、なんとセキュリティに向けた大喝が!
そして威厳に満ちたジルは、普通なら強制退場もんのこの馬鹿者二人を壇上に上らせ、優しく抱擁し、「危ないけん無茶したらあかんぞな」とでも諭したのでしょうか、彼らの耳元で優しくささやき、何事もなく穏便至極に二人を帰したのでありました。おお、我々はここで正に神のお姿をこの目に焼き付けたのであります!

ラストに宮沢和史氏と共に歌う「島歌」。ああ、ジル様が日本語でお歌いになられています・・・。しかもハモってるし。これはいわゆるひとつの「あ、ちょっと感動・・・!」というやつでした。

残念ながらワタシが最も期待していたToda menina baianaは時間の関係からか(なんせ押しまくってましたし)演奏されずじまいでしたが、それはもうこの際どうでもよく、あのカエターノと同様の「トシを重ねるごとに増しゆく凄み」というものを全身で感じられたのが例えようのない喜びでありました。何より「周囲の目を気にしたノリの悪さ」でつとに悪名高い名古屋で、しかも無料ライヴなのにここまで会場を熱狂の渦に巻き込んだジルの超越的なパワーにとにかく脱帽。バックを務めしブロードバンドバンドバンド・バンドの演奏も素晴らしかったです。終演後は有志が集まっての会場近くの台湾料理屋(元中日ドラゴンズ名ストッパー・郭源治さん経営の店。本人ひょっこりテーブルに挨拶に来られてびっくり!)で大盛り上がりの打ち上げとなり(いやあ飲んだ飲んだ)、至福の一日が終わりました。
祝・ジルベルト・ジルますますご健勝!

※画像は会場入口の興醒め度満点な「撮影禁止」看板。中原仁さんのブログにあります通り、ジルおやじの「カメラ、ヴィデオ・カメラとも持ち込み、撮影自由。バンバン撮りまくってOK」というご意向はどこへやら。会場そばの売店で買ったビールすら構内持ち込み禁止。この無粋さが名古屋ならではですね(ケッ)。

Boas-Vindas!でございます

2008-09-11 21:27:29 | イベント

こんにちは、洗濯物を干そうとして洗濯バサミを掴んだ時に、既に紫外線にやられて老朽化してたのか、もろくもペシッと割れたりすると妙にストレスがたまってムキーとなっちゃうサンバタウン店主ですが、全国の主婦の皆様、いかがお過ごしでしょうか。

明日はいよいよサンバタウンも参画するライヴ&DJイベント「Boas-Vindas!」です。早いもので今回で第4回目を数えます。会場はCafe Dufi。ワタシもSapato Novoっちゅうバンドで出演させていただくわけですが、張り切りすぎて空回りしないように気をつけたいと思います。

このあとジュセリーノのろくでもない東海大地震予言が外れてくれれば、14日(日)にジルおやじのご尊顔を拝見しまして、ひとまず9月のピークは過ぎ、通常業務ペースにほぼ戻れそうな気配です。頑張るぞお。

天然な二人、同時来日中

2008-09-10 16:33:18 | CD

今日、作業場の整理整頓にかかろうと思ったら、ふとこんなCDを見つけました。
1975年にリリースされた "Gil & Jorge"、そう、現在来日中の超大物お二方、ジルベルト・ジルとジョルジ・ベン改めジョルジ・ベンジョールの共同作品なのであります。

この作品、どう評価していいのかわかりませんが、とにかく無意味に、不必要なまでにアツい!そういう1枚です。基本はジル&ジョルジによるアコースティックギターをかき鳴らしながらのまんまセッションアルバム(バックにさりげなくパーカッションが入っています。入ってなかったら恐らく大変なことになっていたでしょう)。題材となる曲がただそこにあり、二人が適当に始め、適当に弾き、適当に歌い、適当に交代するというおそろしく適当な展開。はっきり言ってむちゃくちゃです。ですがその適当にして緩慢なスタートから一瞬にしてピークに達する、その野獣のような音楽的しなやかさ、これにはやられてしまいます。ややもすればただのいーかげんなスタジオセッション録音で終わってしまいかねない危険きわまりない作風なのですが、やはりこの二人にしかなしえない超人的な音楽境地といわざるを得ません。3曲目の "Jurubeba" など、もう誰もその中に入っていけない二人のイキっぷり。「アア~ア~ヤ~」と一度聴いたら脳裏から離れそうもないジルの天然スキャットと、やたらオトコ臭いジョルジの天然シャウトがそこかしこで炸裂し続け、もうこれは、何と言えばいいのか、ものすごい状態になっております(参考:Jurubebaの演奏時間11分40秒)。
このCD、ラティーナさんの通販コーナーでも取り扱っておられまして、まだ在庫がありそうです。ご興味のある方は是非。

・・・ええ、こんなぜじろぐ記事に取りかかったものですから、作業場の整理整頓は当然一切進捗がストップしております(泣)。いつになったら片付くんだよう、おれの部屋。

再びクラウヂオ・リラの話

2008-09-10 10:50:12 | CD

こんにちは、我が愚息・小ゼジが通っている保育園の真向かいにある動物病院が、実はSoftbankのCMでおなじみ「お父さん」のかかりつけの病院であることを知って、朝からへぇ~モードのサンバタウン店主ですが、残暑しつこい今日この頃、皆さんお元気でしょうか。

さて、昨年末から今年初めにかけてぜじろぐにてご紹介したカルロス・リラの甥っ子・クラウヂオ・リラのファースト盤 "Em paz com os meus" が、インディーズ版ブラジルディスク大賞ともいうべきPremio DynamiteのMPB/Samba部門でノミネートされたようです(パチパチパチ)。受賞のいかんはファン投票によって決定されますのでまだこれからの段階ですが、このノミネートという結果だけでも、頑張ってクラウヂオのCD独占輸入にこぎつけたのが報われたような気がして、店主、村上春樹氏の言葉を借りれば今日はなんだか小確幸(小さいけれど確かな幸せ)の心境です。嬉しくなって久々にクラウヂオのCDを聴くゲンキンなワタシを笑って許して。余談ですが、クレジットのところにゲストのファチマ・ゲヂスへ宛てた「正しい音程で歌うことの大切さを僕に教えてくれたファチマに感謝します」というなんともホンワカな謝辞を入れてくるクラウヂオの人柄が店主は大好きです。
彼の音楽を気に入られた方は是非こちらのサイトで投票してあげて下さい。
※最初にメールアドレスを入力、次いで送られてくる案内メールに沿って投票手続きとなります。MPB/Samba部門をクリックすると、候補作品群が出てきますので、そこからお選び下さい。クラウヂオのアルバムの他にも強力盤が目白押し(サンバタウンでも人気商品だったやつが結構入ってます)ですが、強制ではありませんのでもちろん他の盤を推されるのもご自由にどうぞ。

問題解決型ポルトガル語教室・・・なのか?

2008-09-08 16:01:13 | 日記

先週末の9/6(土)、豊橋市の方に出かけてまいりました。JR東海道線で。
久しぶりの電車の旅はなかなか気持ちが和んでよろしゅうございました。で、なぜ豊橋か?
コーコーヤの浜松公演を見に行ったわけではありません。
翌日に豊橋公園にて行われた「豊橋ブラジルデー」の下見でもありません(フェルナンダちゃん見たかったなあ・・・)。


(JR列車からの風景。向こうに見えるのは太平洋、じゃなくて三河湾)

実は店主、ひょんなことから(どうでもいいですがこの『ひょん』ってどういう意味というか語源から来てるんでしょうね)豊橋市内某地区のポルトガル語教室の講師として9月から半年間ご奉公させていただくことに相成ったわけであります。このワタシが。お恥ずかしや。

ここでのポルトガル語教室開講の趣旨というのは「ポルトガル語を覚えてブラジルの歌を歌ってみよう!」とか「ブラジル人と仲良くなっちゃおう!」みたいにピースフルな感じのものではありません。ブラジル人居住者があまりに多く増えすぎたがために起こっている数あまたの住民間トラブルに対し、「どうすればこの窮状を改善できるのか」といった抜き差しならないまことにハードコアな事情が背景にあったりするのであります。これは豊橋のこのエリアに限った話ではなく、他の地区もそうですし、浜松、豊田をはじめ三河エリア全体、小牧、名古屋南部、知多エリア、岐阜、三重といった東海圏全体が抱える社会問題、セウ・ジョルジ風に申し上げますとProblema socialなわけでございます。

それゆえポルトガル語会話に求められる内容も、「ワタシはブラジルの料理が大好きです、作るのも食べるのも!」だの「一度ブラジルの女性とお付き合いしてみたいです」といったゲロ甘フレンドリーなカンバセイションは二の次・三の次で、「燃えるゴミの日は~曜日と~曜日ですから、それ以外の日にゴミを出してはいけません」「あなたの契約駐車場はA-1ですが、なぜいつも他の車が停まっているのですか」といったような(もちろんいきなり第1回目からそんなフレーズを伝授したわけではありませんが)切迫感たっぷりのやりとりがニーズとしてこの先控えています。うーむ。現場というものは常にしてなかなかにタフなのです。

ワタシとしましては、正直なところポルトガル語の各フレーズを習得したからといって、この複雑な問題がたちまちにして氷解するとは思いません。何故ならば真のコミュニケーションというものは双方向の公平な意思疎通、つまり「相手の思うところは何であるのか」「それに対し自分は何をどう伝えるべきか」というやりとりを指すのであり、それがなされて初めて相互理解なるものが実現すると考えるからです。十分に日本語を理解できていない、ていうか大して理解する気もないブラジル人(実際にマジで多くなりました)にとっては、「なぜそうしなければならないのか」もろくすっぽ理解・納得していないうちに「~しろ、~してはいけない」と一方的にまくしたてられても、それはやはり馬耳東風という結果にしかならないでしょう。行き着く先は「無視」。日本人がなーんかワケのわからんことをゆっとるが、めんどくさいんで聞くフリだけしとこうや、後はほっとけ、ってな結末になるのは必定なんであります(もっともこれはブラジル人との間に限った話ではありませんが)。

従いまして、今回の仕事に関しては「ただコトバを教える」だけでなく「コトバをどんなシチュエーションでどのように伝え、いかにして問題解決(もしくはせめて改善)につなげるか」といったところまで掘り下げて共に考える、極めて難しくも挑戦しがいのあるテーマであると個人的に捉えています。巷では移民100周年がらみで何かと記念行事で賑わっておりますが、今にして考えてみると、これがワタシにとっての日伯友好100周年記念事業であるのかもしれません。すっげえ地味だけど。


※画像は豊橋名物・路面電車。店主の実家・松山にも路面電車が走ってまして、コレのある街ってやはり印象悪くありません。

あっ、ベトじゃん。

2008-09-07 14:04:01 | CD

ここ数日でけっこうぜじろぐネタがたまってきたのですが、今日はひとまずこれを。

日本でもその人気を不動のものにしたアルゼンチン出身のMPBSSW(ややこしいぞ)、ベト・カレッティがこんなアルバムを製作していたようです。ベト始め総勢3名で構成されたこのプロジェクト名はLos Musiqueros。子供達を対象にした、そう、ブラジルで言うならばアドリアーナ・パリチンピンみたいな感じのコンセプトでしょうか。ただこの作品から流れてくる音楽にはやはりアルゼンチン特有の、優しく胸を締め付けられるような郷愁感(あえてサウダーヂなんてコトバは使わないのだ)があります。もう大好きです、こういう音楽。ちなみにYouTubeにもアップされてます

実はこのCD、名古屋のおなじみCafe Dufiのオーナーが、ベト本人から直々にプレゼントされたもの。店でこれが流れてきた時にワタシもつい反応し「これすごくイイね」と声をかけたらば、オーナーは正にしてやったりと言わんばかりのニヤリ顔とともに掌をパンと打ち鳴らし、ワタシに件のCDケースをずいッと差し出してこられたという次第であります。いいなあ。こういうのこそウチでも扱いたいもんですが、当然日本では調達すら困難。どこぞのメガストア通販サイトでも販売ページがあるようですが、そこで表示されている「納期が3~5週間」というのはすなわち「入手不可」であるのとほぼ同義語であることを店主は知っております。

店主の心を支えるもの(その1)

2008-09-04 23:01:45 | 日記

こんにちは、ブラジル音楽ファンにとっては今週と来週をピークに、近年そうそうないブラジル音楽イベントや来日ミュージシャンの話で盛り上がり倒しておりますが、ちょっとそういう動きと離れたところで色々ちょこまかと動いているサンバタウン店主です。

よく人から「ゼジさん今年前厄だね」と言われるんですけど、確かに今年になってから身の回りで色んなことが起きて(マジ起きすぎ)、Kinki-Kidsの堂本剛くんよろしく正直しんどいと思うことがしばしばありますが、そこでウッチーやヒッキーになったりしているヒマなんぞワタシにはないのであります。

そんなワタシがそーいったギャッキョーみたいな状況下にあって必ず引っ張り出すのがこの詩。ちょこっと紹介させていただきます。

「進め、進め」

自分達は後悔なんかしていられない、
したいことが多すぎる
進め、進め。

麦が出来そこなった!
それもいいだろう
あとの為になる
進め、進め。

家が焼けた!
それもいいだろう
新しい家が建つ
進め、進め。

人がぬけました
仕方がない、
更にいい人が入るだろう、
進め、進め。

何をしたらいいのかわからない!
しなければならないことを
片っぱしからしろ、忠実に。
進め、進め。

こんな歩き方でもいいのか。
いいのだ。

一歩でも一寸でも、信じる道を
進め、進め。

神がよしと見た道は
まちがいのない道だ
進め、進め。

兄弟姉妹の
幸福を祈って
進め、進め。

つい足をすべらした、
かまわない、
過ちを再びするな
進め、進め。

後悔なんてしていられない、
したいことが多すぎる、
進め、進め。

武者小路実篤 「この道より」から引用



心が折れそうになった時、店主はいつもこの詩を読んで元気を取り戻す(或いは搾り出す)ようにしています。これがワタシの精神的支え。「えっ、ゼジさんひょっとして今折れそうになってんの?」とかツッコまないで下さいね。フツーですから(笑)。

勢いに任せて、次回は同じくワタシが仕事をするにあたっての支えになってくれた書籍の紹介でもしたいと思います。店主、こう見えても本読むの大好きなんです。エヘ。

ジルおやじ名古屋出演詳細のハナシ

2008-09-02 18:09:32 | 連絡事項

こんにちは、フクちゃんこと福田首相の辞任劇にも似た、まるで青天の霹靂のような税務調査も無事クリアし、再び前を向いて進むことができそうなサンバタウン店主です。ホントは週明けにでも浅草サンバカーニバルに関する記事とか上げたかったのですが、もうそれどころじゃねえ。まあ何にせよ遡及修正申告とかそういうのはナシで済んで良かったです。

さて、そんなところですっかり忘れていた「ブラジル音楽界の北島三郎」こと(喩えが無茶苦茶)ジルベルト・ジルおやじの名古屋出演に関する情報が公開された模様です。模様です、ていうか間違いなくホントに公開されてますね。噂の整理券配布というのはやはり真実だったようです。しかも朝8時からかよ!

しかしあんなところに4,000人も収容できたっけ・・・?いや、言うまい!(笑)

※画像は現在のジルおやじとはあまり関係のない、Doces Bárbaros時代のカエターノとの共演シーン(彼のドキュメンタリーDVDより)。前身白タイツ。右のカエターノも相当なもんですけど。