ぜじろぐ

SAMBATOWN・ゼジの書くブラジル音楽やその他あれこれ

マルコス・ヴァーリ、初の名古屋公演

2008-03-29 21:30:45 | ライヴ

取り急ぎ簡単にライヴのお知らせのみ。
ブラジルが誇る永遠の青春SSW、マルコス・ヴァーリ様が遂に名古屋の地を初めてお踏み遊ばされます!5月2日(金)、場所は名古屋ブルーノート。詳しくはこちらを(LIVE SCHEDULE 5月のコーナーをご参照下さい)。
今回も衰え知らず(特にフィジカル面で)のパフォーマンスを見せてくれるでしょうか。

画像はツウの方ならご存知「A vontade de rever você(キミにもう一度会いたい気分)」のエロマッチョなジャケ写を使いたかったのですが(なんちゅうタイトルだ)、そうすると名古屋ではかえって引いちゃうお客さん続出で集客逆効果となるおそれがありますので、ここは無難に目下最新アルバムのお写真を採用。

・・・ていうかおれその日はナナちゃん人形の下で行商じゃん!!!

うう、行きたい・・・

2008-03-29 01:10:18 | イベント

豊橋方面にお住まいの友人から情報をいただきました(maruoさん、ありがとうございます!)。豊橋ブラジル協会にて4/11(金)~4/12(土)の二日間、豊橋公会堂にてなんと入場無料で開催されます!!・・・って一体何が開催されるんでしょう。ワタシが開催されます!いやそれダウンタウンの昔のネタじゃないんだし。いけませんね、店主、寝不足な上に興奮するとろくなことになりません。

というわけで「ブラジル映画祭2008」だ、そうです!(パチパチパチ)
もうめっちゃ観たい作品がゴッロゴロしとります。特に自然環境系。しかしこういう貴重な企画こそ映画館でしっかりやってもらいたいもんですね。二日間なんて、あまりにもったいなーい!
いずれにしましても、東三河地方(ローカル用語)にお住まいの方、4/11・12の金土は思い切り予定が空いている方、是非ご覧になってみて下さい。いや、西三河でも東尾張でもどこでもいいんですけどね。あとは最大のポイントとして、果たして日本語字幕があるかどうかです(ごめんなさいね、そこまで確認してないの)。

関係ありませんが、「ブラジル北東部音楽祭2008」なんてセンチメンタルな言葉をつい思い浮かべてしまいました。いつかまたやれるといいですね、あれ。

ザクとは違うのだよ、ザクとは!

2008-03-28 16:33:10 | 弦楽器

こんにちは、相変わらず輸入楽器の荷捌きとメンテナンスを始めもろもろの用事でドタバタがとまらないサンバタウン店主です。ほひー。
今回もマニア向けのインフォメーションでございます。

Di Giorgioに特注オーダーした、ジョアン・ジルベルトモデル「TARREGA」のブラックヘッド仕様が遂に入荷しました。但しヘッドのみが量産タイプと違う点で、あとの造りはおんなじです(ペグも量産型と同一品)。一説には更に上のグレードのブラックヘッド仕様があるらしく、それはあのダメダメな指板&フレット打ちではなく、生産ラインから独立した工程で、熟練工の手によって仕上げられた「ちゃんとしたネック」なのだそうですが、そこまでいくとほとんどシャア専用ザクみたいな感じもします。真実は神ならぬゼジのみぞ知る、なんちて。

さて、このセミレプリカとも言えるブラックヘッドTARREGA、量産タイプに比べてえらい値段が高いですが、価格設定上これが限界ですのでどうかご理解下さい。心なしか量産タイプよりも表板の赤みが強いのもなかなか気分が出ます(同じスプルースではありますけど)。我こそはと思われた方は是非お問い合わせ下さいませ(但し冷やかしのメールはご遠慮願います)。

今週は弦楽器ウィーク

2008-03-25 00:57:01 | 弦楽器

もう火曜日に日付が変わりましたね。よろしい(何がよろしいんだか)。
本日、久々にDi Giorgioのヴィオラゥンちゃんが入荷します。販売用にはTarrega×2本、Author3×1本のみですが、また5月に追加入荷予定です。とにかく実際にモノが届いて検品を済ませてからでないと、とてもじゃないけど怖くて通販サイトページに載っけられないというじゃじゃ馬達なので、詳細・正式アナウンスは後日ということで。

更に水曜~木曜には、待ちに待ったMATERの弦楽器が到着します。カヴァキーニョ5台、バンドリン3台。既にご予約もいただいております。毎回入荷後ほぼ3ヶ月以内に完売しますので、ちょっと良いクラスの楽器をお求めの方は是非お早めにお問い合わせ下さいませ。

※写真はMATER工房のマルセロ親方。店主とトシもツキも同じ1968年10月生まれです。同い年かよ!(笑) やはりアトリエを見ても整理整頓が行き届いているようで、彼の几帳面な性格がうかがえます。

シーズンに向けてMacapartの巻

2008-03-24 23:06:56 | 打楽器

こんにちは、花見の時期も来週あたりというのに確定申告が未だ終わらず毎晩泣き通しのサンバタウン店主です。ていうか提出期限過ぎてるんですけど。学習能力がないのかサンバタウン店主。毎年同じ轍を踏み倒しです。来年はどうなりますことやら。

さて、いつの間にか冬も終わり、テレビをつければ高校野球センバツ大会、外に出れば桜のつぼみ、いやいや見事に春でございます。たぶんあっちゅう間に夏が来て、浅草サンバカーニバルとともに夏も終わっちゃうんでありましょうなあ(年寄りチック)。

そんなわけでこれから全国のサンバチームの皆さんもパレードやらもろもろのイベントやらでお忙しくなってくると思いますが、シーズン突入に備えこんなアイテムはいかがでしょうか。リオのモノブロコにてオフィシャルストラップとして採用されているMacapartのタラバルチ(パーカッションストラップ)が待望の再入荷であります。今回は爽やかな青×白のカラーコンビネーションに加え、マンゲイラファンのために緑×ピンクのパターンも入れてみました。取り回しのめっぽう楽な引っ掛けフック、肩にやさしいクッション裏地、身体にぴったりフィットする三角アングルのストラップ接合部、どれをとっても気の利いた設計で一度使うとやめられません。またスルド・ヘピニキ用の他、タロール・チンバウ・アシェスルド向けのダブルフック仕様も少量ながら用意しておりますので、ご興味のある方は是非チェックしてみて下さい。店主もこのうちの1本を身に付け、久々に浅草に出てみようかしらんという気になってしまう、そんな春の夜であります。

ついでながらもひとつご紹介させていただくと、モシダーヂのオフィシャルバケッタも入荷しております。タンボリン選手は要注目です。何も努力せずとも軽く従来の1.5倍はデカい音が出せます(当店調べ)。いや冗談抜きで。タンボリンの音を厚くしたいエスコーラにぜひ。前回入荷時よりも少し値上がりしましたが、それだけの価値はあるシロモノです。

来月あたりは更にリオからTシャツやバッグ等、どら可愛い(名古屋弁)アイテムを取り寄せる予定です。どうぞお楽しみに!

サンバタウン VS ナナちゃん人形

2008-03-18 15:30:01 | イベント

こんにちは、久々の書き込みでございます。

4/29(火)~5/5(月)のゴールデンウィーク期間、名駅周辺の百貨店及び大手企業が共同で開催する大イベント「ナゴヤエキトピアまつり」、今年のテーマはブラジルでございます。世間も一応は日系移民100周年ということは認識しているようです。ちなみに昨年は「リゾート」がテーマで、なぜかハワイ特集みたいになってたそうです(笑)。

いろいろ有名タレントのトークショーや(今年は誰なんでしょう)、名駅前の大通りを完全に交通封鎖してのサンバパレード等が予定されているそうですが、そんな中、我がサンバタウンもその一環で露天商として参加させていただくことになりました。たぶん。ドタキャン食らったりしないかしらん。そしてそのサンバタウンの隣のブースには、知らない人はいない某サッカープレイヤーのあの人!・・・の親戚!(笑)がやってるショップが出店するそーです。

場所はといいますと、ご存知名鉄百貨店ヤング館入口前ということは、そう、あのナナちゃん人形の傍で、ワゴンを出してこのワタシがCDやら楽器やら雑貨やらを販売する姿をご想像いただけますでしょうか。はっきり言ってかなり恥ずかしいですが、「洋楽不毛の地」と言われて久しいナゴヤの中心部でブラジル音楽を紹介できるまたとない機会と捉え、店主、行ってまいります。

ただの行商ではつまらないので、音響機材を持ち込んで音と映像を流しながら、時にゲリラライヴ等やってみようかななどと画策中であります。ご興味のある方は是非GWの名駅にご注目下さい!

・・・ただ本音を言わせていただくならば、猫も杓子もやれ「移民100周年だからなんかイベントやろうぜっ!」とか今年だけの打ち上げ花火を上げて終わるような人々を尻目に、その翌年以降も相も変わらずチクチクとブラジル音楽普及イベントを地味だけどコンスタントに続けていける店でありたいと、サンバタウンはそんなひがみっぽいことを考えています。あ、これ、エキトピアまつり関係者のことを言ってるのではありませんよ、念のため(これで出店断られたらヤダなあ)。

MATER6弦の帰還

2008-03-07 17:00:44 | 弦楽器

・・・といっても長い間どこかに行ってたわけではありません。やらねばやらねばと思いながらも放置気味だったサドル調整(スペアサドルの成型)を、今になってやっとセッティングに出し、預けたものが戻ってきただけの話であります。そんなわけで、確かな品質と弾きやすさで好評をいただいているMATER弦楽器工房の6弦ヴィオラゥンを通販サイトに正式にアップし直しました(今までは参考出品につき『買い物カゴに入れる』ができない設定にしていました)ので、ご興味のある方は是非チェックしてみて下さい。

いつも思うのですが、リオの工房とサンパウロの工房、やはり明らかに違いというか傾向があります。ひとことで片付けてしまうと「色気のリオ、品質のサンパウロ」といえそうです。まあ、一長一短といいますか、どちらを選ぶかはこりゃもうまったくもって好みによります、としか言いようがありません。

しかしサンバタウンはここで多少お役に立てそうな指標を用意しました。それは何かといいますと、

アナタは実際にクルマを持つとしたら、
イタリア車を選びますか?
それともドイツ車を選びますか?

という二者択一の質問で、きっと弦楽器を購入するにあたっての目安となるはずです。

細部の造りはトホホなまでにちゃち。すぐ壊れる。ていうか買った最初からそこかしこに不具合あるいは気になる箇所が見つかる。やたら人間くさい。でもいざハンドルを握り、アクセルを踏んだ時の抗い難い官能的なレスポンス。そんな色気とガッツを兼ね備えたイタリア車のようなリオの弦楽器。

一方、官能というよりはむしろメカニカルな印象。インパクトや野趣はイタリア車に譲るが、安定した品質を誇る。ディテールにわたり緻密に造り込まれた工芸品としての美しさと、ユーザーに優しい設計が光るドイツ車のごときサンパウロの弦楽器。

さあ、アナタはどちら?
ちなみにワタシは手がかからず弾きやすいサンパウロ製を贔屓にしています。クルマはイタリア車に憧れるんですが、トラブルが多いとね、無精者のワタシにとっては所有するとなると現実的にはやっぱりね(苦笑)。

もっと具体的に例えると、リオの楽器は70年代のスーパーカーブーム前後のランボルギーニやマセラッティを想起させ、かたやサンパウロの楽器はまさにドイツ車~!って感じです。ジョアン・バチスタ(JB)なんかベンツそのもの。そこへAriassとMATERがBMWとAudiあたりの座を争っているという構図でしょうか。

そんなわけで、サンバタウンではこの両者の長所を併せ持つモンスターマシン(←弦楽器のこと)に出会えないものかと、いつも夢見ております次第です。理想は技術と官能が同居するポルシェみたいなやつですね。バイクでいうとV-MAX。どっちも乗ったことないけど。


・・・あ、でもDi Giorgio(TarregaとAuthor3が3月に久々入荷予定です)はサンパウロの工房(ていうか工場)だけど、明らかにリオ的な趣ではあります。いや、でもあったあった、ドイツ車なのにイタ車みたいに人間味のあるやつ。そう、VWビートル(笑)。

さらばViena

2008-03-05 15:39:56 | 弦楽器

一部のブラジル弦楽器ファンの皆さんに悲しいお知らせです。
長年親しまれてきたハードケースメーカーのViena社が今年に入って工場閉鎖となったようで、今後ギター/カヴァキーニョ/バンドリン/ヴィオラ・カイピーラ/パンデイロのハードケース調達が格段に困難になったことをお伝え致します。今までありがとう、Vienaさん。お世話になりました。

3月に入荷予定のMATER工房の弦楽器群ですが、こちらのハードケースもオリジナルデザインながら製造元はViena社のものでした。しかしさすがはマルセロ親方、予め店主の注文分のハードケースは事前に確保しておいてくれたとのことで、こちらとしては大変安心しました次第。

マルメラアダの打楽器用バッグ(あれ最高だったなあ・・・)も廃番になっちゃったし、楽器バッグをめぐる環境は依然として厳しさが続いております。

ちょろりと新着・再入荷ありの巻(その2)

2008-03-04 22:19:49 | CD

昨日の続きです(笑)。
ブラジル音楽業界に身を置いている人、または月に5枚も10枚も大人買いしちゃうブラジル音楽狂の方ならご存知のことと思いますが、毎年ブラジルではカーニバルの前後になるとCD・DVD等の音楽ソフトの流通がピタリと止まってしまいます。サンバ楽器など問題外の外です。そのためこの時期は売り物のネタが少なくてどうにも寂しいのであります。それに輪をかけて物販業では2月・8月は「ニハチ」という言葉も存在するくらいで、特に売り上げが伸び悩むという一般傾向も手伝い、サンバタウンにとって2月は鬼門のごとき月といえるでしょう。

さて本題。そんな厳しい時期にありながらも頑張って良質な新譜を調達して下さった問屋さんのおかげもあり、少数ながらも精鋭のCDが入りましたの簡単にご紹介します。

・Eduardo Neves/ Gafieira de bolso
 リオのショーロ/サンバ畑で大活躍を続けるフルート&サックス奏者、エドゥアルド・ネヴィスのソロ。Pagode Jazz Sardinha's Clubのメンバーでもある彼ですが、最近では「Cidade do samba」のバックバンド(右端に注目!)で鬼フルートを聴かせてくれています。本作はタイトル通りガフィエイラジャズとも言うべき洒脱な1枚。どちらかというと「ショーロいいねえ。でもおれ軸足としてはジャズの方に重心がかかってんだよね」といった方に最適です。

・Grupo Cochichando/ Grupo Cochichando
 サンパウロのショーロ集団、グルーポ・コシシャンド。バンド名の通り、アルバム最後にピシンギーニャの名曲カヴァーを入れてますが、それよりもアンドレ・ホソイ(バンドリン)を始めとしたメンバーのオリジナル曲が素晴らしい。演奏や録音にサンパウロらしいクセを感じますが、カリオカっぽい雰囲気にこだわるよりも楽曲重視のショーロファンに是非。しかしサンパウロのショーロ/アコースティックサンバシーンって、今もなおルイジーニョ(7弦ギター)の名前が必ず出てきますよね。

・Péri/ Segundo tempo
 これは今回の目玉といえますね。前回の入荷では問屋さんの方でほぼ即日完売したといういわくつきの傑作。ペーリは1st「Samba passarinho」、そう、あの青いシャレたジャケが印象的な弾き語り盤をご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、あれとはもう全っ然違うサウンドプロデュース。なんとギターはセミアコに持ち替え、ベースにドラムを従えたトリオ編成でジャジーに、時にロックに、はたまたある時は彼の故郷バイーアを思わせる曲を・・・と書くと全くとらえどころがないように思われるでしょうが、とにかく聴いてのお楽しみ、タイトな演奏がカッコいいです。カエターノも「Cê」の後はこういうのやったらキマるんじゃないかと思うんですが、見事にバイーアの後輩に先を越されてしまいました。

・Willians Pereira/ Sobre o encanto e a delicadeza
 知る人ぞ知るミナスのギタリスト、ヴィリアンス・ペレイラのソロ。1曲目にいきなりMaurício Einhornのハーモニカが登場します。クラシカルな楽曲も多く収録されており、プッチーニにショパン、ヴィラ・ロボスにルイス・ゴンザーガあたりの曲に自身のオリジナルを加えた構成。音は60-70年代かと思わせるようなアナログでこもった感じのギターサウンドで驚かされますが、それが耳に優しくて、気がついたら穏やかな気持ちで何度でも聴いてしまう不思議な1枚。サンバ/ボサノヴァみたいに規格モノのブラジリアングルーヴでこそありませんが、なぜかこの人にはミナスの匂いがすごく感じられます。海よりも山が好きなアナタにオススメしたい作品ですね。どっかの山荘で夕食後にワインでもいただきながらこういうのを聴けたらシアワセだろうなあ。
 
お次は再入荷のコーナー。
・Arismar do Espirito Santo/ Foto do satélite
 アリズマール先生の目下最新作。相変わらずといいますか、これまで以上に内容の濃いブラジリアンジャズ炸裂。息子のチアゴがベースで全面参加。当の本人は7弦ギターにピアノにドラムとやりたい放題。オススメの充実作です。

・Cris Aflalo/ Só Xerem
 サンバタウンが常備在庫として用意しておきたい最高に素晴らしいアコースティックフォホーの傑作。実にアーティスティック。隠れた名盤です。

・Elza Soares/ Do cóccix até o pescoço
 「進化するババア」エルザ・ソアレス2002年のブッ飛び傑作。ヴァーリ・トゥードMPB。60代で普通こんな音楽やりません。やれません。やれるワケない。なのにやってる。ジョジョッ!お、オレは恐ろしい・・・と誰も理解できないようなネタを振るのはやめにして。サンバタウンにこれが再入荷したのも、時代がようやくババアに追いついたことの表れなのかもしれません。終盤のスザーノと二人だけのエンヘードナンバー、一度は聴いておいた方がいいですよ。

・Ronaldo do Bandolim & Rogério Souza/ Época de choro
 近年のショーロアルバムでは出色の出来!ホナウド&ホジェリオ兄弟のアルバムはエポカ・ヂ・オウロに昔在籍していたカルリーニョス・レイチに捧げられており、ぴちぴちとした活きのいいショーロを堪能できます。特にバンドリンファンにとってはマストアイテムといっても差し支えないでしょう。他にヤマンドゥ(前述のカルリーニョスとのデュオで)、ゼー・パウロ・ベッケル、熊本尚美さんとゲスト陣も豪華そのもの。はっきりいって傑作です。

・・・いかんですね、ワンポイントコメントにとどめようと思ったんですが、書き出すともう止まらなくて。せっかく書いたのでこれらのテキストは通販サイトの商品説明欄に使わせていただきます。

そんなわけで、商売はやはり地道にやるしかないよなあ、と思いを新たにするサンバタウン店主です。

ちょろりと新着・再入荷ありの巻(その1)

2008-03-04 01:21:06 | CD

こんにちは、日頃使用している会計ソフトの年度ヴァージョンアップサービスの広告案内を見るたび、その「濡れ手で粟」的ビジネスモデルをいやしくもつい羨んでしまうサンバタウン店主です。

会計関連法改正に伴い、ソフトをバージョンアップする。それも毎年。そして既存顧客すなわち旧ヴァージョンのユーザーに買わせる。大抵のソフトの場合、会員サポート制度というものがありますから、もちろんヴァージョンアップのたんびにパッケージまるごとの金額を既存ユーザーが払う必要はないにせよ、それなりの金額は負担させられます。しかしソフトメーカーにとってはほとんど自動的かつ継続的にお金が懐に入ってくる打ち出の小槌のような仕組み。使い倒した開発費・販管費をここぞとばかりに回収できます。いや素晴らしい。もっともこの夢のようなビジネスモデルに慣れきっちゃうと、泳ぐのをやめると死んでしまうマグロのように、ヴァージョンアップ版を出さなくなった(或いは出せなくなった)途端にそれらのメーカーなんて・・・いや、これ以上は申しますまい。くわばらくわばら。

まあ会計ソフトなんかは法律がからんでくるので致し方ないところもありますが、どこぞのオフィスアプリケーションパッケージなんて末尾に「200*」なんて数字つけるほどバージョンアップが必要なんかい?!という気分になってまいります。メールソフトなんざ生涯Outlook Expressで十分だと考えているワタシのような人間にとっては、バージョンアップのたびにカネ払わされるのはたまったもんじゃありません。会計ソフトとアンチウイルスソフト以外のこまめなバージョンアップはやめていただきたいもんです。ここで「ハードそのものの性能とか日々飛躍的に向上してんだからバージョンアップしないとやってけないんだよっ」という反論をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、確かにそうかもしれませんね。でもそれ以前に、これ以上パソコンの性能上げるのに躍起にならんでもええやんというのがワタシの素人意見です。四半期に一度の頻度でモデルチェンジを繰り返すパソコンメーカーなど、ワタシの目から見たらもはや狂っているとしか思えません。

我がブラジル音楽業界にもそんな法令というか慣例があったらいいですね。もういっそアーティスト達はアルバムタイトルを統一規格にしちゃって「カエターノ・ヴェローゾ2008年度版」とかね。前作をお持ちの方は何割引かの価格で以後の毎作品購入可という仕組みにしちゃったりして。ファンはもう黙って買わざるを得ない(笑)。もっとも「ジョアン・ジルベルト2008年度版」あたりになってくると中身がちょっぴり心配になってくるとかいった懸案事項も出てきそうです。あと「カルトーラ2008年度版」「トム・ジョビン2008年度版」「ジャコー・ド・バンドリン2008年度版」あたりになると、既に本人はご存命ではないので、ベスト盤か未発表曲集くらいしか選択肢がないというのもちょっと苦しい。売れるか売れないかは別問題として、全く同じ選曲・曲順で、「録音した年が違うだけ」という凄まじいアルバムコンセプトでCDを出し続けるミュージシャンが出てきたりして。リリースする意味はともかく、なかなかに楽しいですね。

パッケージ販売も面白そうです。MicrosoftさんもOffice MPBとか出してくれないでしょうか。何のアプリケーションソフトなのかさっぱり意味不明ですが。
・Microsoft Samba
・Microsoft Choro
・Microsoft Bossa Nova
・Microsoft Axé
・Microsoft Forró
・Microsoft Sertanejo
これらをパッケージにして販売し、Office MPB Home Editionとか、Office MPB Professionalとか次々ラインナップを作ってしまいましょう。・・・ってコレ、ただのCDボックスセットじゃありませんか。と急に冷めた気分になったところでタイトルの話題をすっかり忘れていたことに気付きました。そうそう、最近の入荷アイテムの話です。(つづく)

明日は京都Brasilian Nightです

2008-03-01 01:05:30 | 日記

こんばんは、明日の(日付的にはもう今日か)京都イベントに備え、特集コーナーで使用するカエターノ映像の編集をしていたら、眠気のせいでせっかくダビングしたトラックを間違って消去してしまい、思い切り凹んでいるおバカさんなサンバタウン店主です。

そんなこんなではや3回目を迎えしVIVA LA MUSICA!さんとの合同企画「Brasilian Night」。いつの間にか「Samba Night」から名前が変わってますね(笑)。気にしない気にしない。毎年3月1日はかなりの高確率で積雪があるので、名神が雪で通行止めになったりしないかしらんと心配だったのですが、三寒四暖のこの時期、「暖」のタイミングにあたったようでホッとしています。あとは道中、給油時にクルマを点検したら何のかんのと難癖をつけてきてオイルやら部品やら交換させようとイヤんなるくらいしつこく勧めてくることで悪名高い大○SAでだけはガソリンを入れないように気をつけたいと思います。あそこホンマにタチ悪いですね。

そんなわけで京都の皆さん、土曜の夜はブワァーッといきましょう!お約束のパゴーヂ大会では地元のGrupo Cafezinhoさん達が牽引役を務めて下さいます。いつも以上の盛り上がり必至。どうぞよろしくお願いします!
(フツーの日記ですみません)