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ぜじろぐ

SAMBATOWN・ゼジの書くブラジル音楽やその他あれこれ

日本人好みのサンバ

2009-10-25 21:30:08 | CD

こんにちは、エコー&ザ・バニーメンのイアン・マッカロクです。嘘です!
もうこのパターンもええ加減マンネリっぽくなってきた感じがしないでもない気がしたりもしますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

さて。

レアンドロ・サプカイというお兄ちゃんが最近ブイブイいわせております。
アルリンド・クルスの後ろ盾をうけ、マルセロD2らと組んだちょいワル系ストリートサンバのソロCDを皮切りに、マリア・ヒタの「Samba meu」をプロデュースし、その後は超カッコいいライヴDVDもリリースしたりなんかして、それはまあ瞬く間にブラジル国内外で脚光を浴びちゃって大活躍中の身。最初はいかついファヴェーラあがりのコワモテかと思っておりましたが、なかなかどうして水もしたたるイイ男ぶり。日本でも女性ファンとかこっそりついてそうです。


(ヤツの笑顔に気をつけろ)
で、そのレアンドロ某が、今度はこんなすンばらCアルバムを世に出してしまいました。タイトルは「Leandro Sapucahy cantando Roberto Ribeiro」と、その名の通り往年の名サンバ歌手ホベルト・ヒベイロのヒットナンバーを収めた作品であります。
ホベルト・ヒベイロといえば既に故人ですが、かの名門エスコーラ・ヂ・サンバ、インペリオ・セハーノが輩出した「男前ヴォーカル」が売りの人物。その惚れ惚れするような歌いっぷりは70~80年代のサンバファンを虜にしました。

今回レアンドロはそのホベルト・ヒベイロへのオマージュとして、彼のヴォーカルスタイルを大切にした歌唱法で、往年の名曲を見事に蘇らせました。彼の今までの作風とはガラリと変わった、オールドファン向けの内容であることを強調しておきます。コンテンポラリーサンバに全くといっていいほど食指が動かない、クラシックスタイルのサンバがお好きな方に特にオススメでしょう。ていうか聴かないと損です。

思うに日本のサンバファンは圧倒的にこういった小細工なし・裏山の美学に貫かれた骨太のサンバに弱いような気がします。誤解を恐れずいえば、ブラジル庶民の生活に根ざしたルーツサンバは、日本の演歌のよよ泣き感覚に通ずるものがあり、それが我々の心の琴線を知らず知らずのうちに震わせるのでしょう。

バックの演奏がまたシブい。7弦ギターはカルリーニョス・セッチ・コルダス。ぶりぶりの低音旋律がどサンバ気分をいやが上にも盛り上げ、ネニ・ブラウンら剛腕パーカッショニストらがドスの効いたビートを繰り出します。とどめはサンバ系吹奏楽器奏者としては最高峰のヂルセウ・レイチ。彼のサックス/クラリネット/フルート(三刀流かよ!)は本当に素晴らしいです。泣けます。秋の夜長にサンバ好きの連中と一緒に「くう~ッ」とかいって涙ちょちょ切れモードながらも楽しい時間をお過ごしいただきたいものです。

大阪のカイピリーニャ、名古屋のウルバナ(10/29にあの伝説のバースタイルで新店がオープン!)、東京のプラッサ・オンゼにBlen blen blenそしてアウボラーダ、石垣のパパ・ビゴーヂあたりで流れていてほしい、我々おっちゃんサンバフリークのハートを鷲掴みの逸品をお聴き逃しなく!

【収録曲】
01. Estrela de madureira
02. Acreditar
03. Amar como eu te amei
04. Tempo ê
05. Todo menino é um rei
06. Propagas
07. Isso não são horas
08. Nega do peito
09. Só chora quem ama
10. Triste desventura
11. Vazio (Está faltando alguma coisa em mim)
12. Amor de verdade
13. Ingenuidade
14. Meu drama (Senhora tentação)


そうそう、上述の伴奏者ヂルセウ・レイチのソロで、カシーキ・ヂ・ハモスゆかりの名曲ばかりを収めた「Cacique instrumental」も素晴らしいです。こいつをカラオケがわりに歌うという聴き方が、多少失礼ながらも最高に楽しめます。


(これな)

【収録曲】
01. Lucidez
02. Ainda é tempo para ser feliz
03. Coisa de pele
04. Além da razão
05. Insensato destino
06. Fogo de saudade
07. Lama nas ruas
08. Pra conquistar teu coração
09. Saudade louca
10. Mel na boca
11. Me dá teu amor
12. Conselho
13. Doce refúgio

【主な参加ミュージシャン】
Carlinhos 7 Cordas, Marcio Almeida, Marcio Wanderley, Paulinho da Aba, Gordinho(笑), Hamilton de Holanda, Arlindo Cruz, Sombrinha, Ubirany, Carlos Malta, Luiz Carlos da Vila(嗚呼!), Vittor Santos, Chico Chagas, Ovídio Brito, Rildo Hora(ケッ), Mauro Diniz etc.

ジャケだけではピンとこなくっても、作品のコンセプトや曲目、そして参加ミュージシャンがわかった途端にほしくなってきませんか?ていうか商品説明のタイミングが遅くてごめんなさい。買ってくださいッ。ラティーナさんではもう売り切れてるぞ(笑)。

COFFEE & MUSICという素敵な提案

2009-10-22 13:39:37 | CD

こんにちは、ジョン・クーガー改めジョン・クーガー・メレンキャンプ改めジョン・メレンキャンプです。そうです、ジェームス・ブラウンが発砲事件で拘留されたときも「彼の音楽は偉大で、スペースシャトルが打ち上げられた時も宇宙空間で彼の歌が流れていたんだよ。だから彼は絶対釈放するべきだ」という凄まじいコメントを残したジョン・クーガー改めジョン・クーガー・メレンキャンプ改めジョン・メレンキャンプです。嘘です!でもコメントはホントです!
ワタシはかなりのアンチアングロサクソン野郎ですが、ジョン・クーガー改め(以下略)の音楽はすごく好きです。Scarecrow、もっぺん聴きたいなあ。

さて、そんなR.O.C.K. in the USA的な店主のノスタルジアなどはどうでもいいとして、遂に登場です。カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュのHollywoodこと(完全に内輪ネタ)堀内隆志さん企画によるこのアルバム、その名もCOFFEE & MUSIC。キャー。

このCDはディモンシュさん15周年を記念して企画されたもので、収められた曲がほぼ全て「コーヒー」にまつわる歌ばかり。これを料理するのは店主も大ファンのサンパウロ屈指のシンガー、ジアナ・ヴィスカルヂ嬢。「Tinge」や「4321」など大変に評価の高い好盤を出し続けている才媛であります。そしてその伴侶ミッヒ・フジシュカ(読めねえ!教えてもらわなきゃ絶対そう読めねえ!)のギターというごくごくシンプルな、しかし日本人リスナーが今いちばん聴きたがっているヴォーカル&ギターという編成で迫ります。もう企画時点で既に勝利が確定しています。非の付け所がありません。

作風もよくあるボサノヴァ調一辺倒の作りではなく、ジャズ/ポップスナンバーも心地良く配した曲の中、ミッヒのスウィンギーなガットギターが秀逸なことこの上なし。そこへジアナの極上ヴォイスが流れてくれば、至福のコーヒータイムがあなたに約束されました。ソフトな女性ジャズヴォーカルあたりを好んで聴かれている向きには一撃必殺のアイテムとなっております。


(ジャケ裏面。最高の選曲、最高のアートセンス)

冒頭の内輪ネタに戻りますが、ディモンシュ・堀内さんにHollywood(ホリウッヂ)なるニックネーム(というのかな)がつけられたのは、7月のレオ・ミナックスのツアーで、レオが彼をそう呼んだことに由来します。なんでもポル語ではハリウッドのことを「ホリウッヂ」と発音するのだそうです。
で。
本作の2曲目「二人でお茶を」の中の歌詞に「Hollywood é aqui(ここはハリウッド)...」というくだりがありまして、ジアナ嬢の歌声に当の堀内さん、一瞬びっくりしたそうです。「ここにいるのがホリウチよ・・・」と囁かれているようなものですからそりゃドキッとしますわね(笑)。

このアルバムが名古屋で最高に似合いそうなスペースはといえば、もちろん我らがCafé Dufiさん、それにMilou(ミル)さんあたり。11月のDufiさんCD物販コーナーには当然のごとくこのアルバムがどどーんと!ばばーんと!並んでいることでありましょう。
Dufiファンの皆様、どうぞお楽しみに。

サンバタウンでも本日より通販にて販売開始であります!どぞよろしく。

いいなあ、ウチも「サケ&ミュージック」って企画立ててみようかしらん。ってそれ完全に二番煎じじゃん。ダメじゃん。しかも語呂悪いし。

プラチナ・ラインと心洗われる音楽

2009-10-16 14:42:11 | CD

オッス、オラ悟空!嘘です!
だまされるな悟飯、そいつは・・・そいつはオラじゃねえ!

さて、そんなドラゴンボール的ひとり小芝居はどうでもいいとして、最近某NTTコミュ(むにゃむにゃ)ションズが展開するプラチナ・ラインの電話勧誘がどうにも鬱陶しくて心乱される毎日のサンバタウン店主ですが、皆さんの方はいかがでしょうか?
ワタシは再三再四にわたるしつこい電話営業に嫌気が差し、結局送られてきた資料をひっちゃぶいて捨てました。
そもそも当方にて固定電話からかける用件というものは実に少なく、あったとしても数分で片付くものばかり。あとは国際電話ですが、これにしてもBRASTELの激安プリペイドサービスを利用していることもあり、大して影響はありません。ていうかSkypeもあるしさ。

確かに月間で10,000円を超えるような方々にとってはおトクな料金体系かもしれませんが、通話頻度の少ないウチにとっては、果たして切替時に払わされる登録料840円すらモトがとれるのか心配です。むしろしばらくしてからモトがとれる前にまたもや「さらにおトクなプランができました!」とか言われ、また次の切替登録料を請求されたりして。
ちなみにこのプラチナ・ラインなるもの、キャッシュバックの名目で1,000円分の商品券がもらえるそうですが、ワタシは商品券というやつが苦手なので興味ありません。それだったら差額の160円だけ下さい(もちろんくれるわけない)。というわけで、サンバタウン的にはさしたるメリットを感じないのであります。

それより何より、こちらが仕事で忙しいときに何度も何度も電話してこられるのにはどうにも辟易します。相手させられるだけで目に見えない損害を被ってる気分になりますし、ひねくれ者のワタシなどは、現状より節約できるかどうかの勘定なんてこの時点でもはやどうでもよく、こうなったら絶対申し込んでやるもんか、他の費目で倹約しちゃるわい!と今の楽天・野村監督ばりに依怙地になってまいります。

一休禅師ものたまっておられましたが、こちらが無理に引き寄せれば相手は逃げ、反対にこちらが差し出せば向こうから寄ってくるものであります。今回のような電話営業をしてくるところ(おそらく代理店)は、そのあたりの呼吸をまったく理解してないのでしょうね。はっきり言って(はっきり言わなくても)迷惑以外の何物でもありません。

ワタシはこの先サンバタウンがコケて路頭に迷うことがあっても、テレアポ営業の仕事だけは絶対にやるつもりはありません。汗水垂らしてちゃんと人から感謝される生業につきたいと思います。


・・・とまあ、のっけからえらい攻撃的なコトばかり書いちゃって、らしくないぞっ、ゼ・ジ(おでこチョン)。
そう、カリカリしててもロクなことはありません。そうこうしてても、新型インフルエンザにかかってしまった我が家の小ゼジもタミフル一発で回復しましたし、連日の行事で本業がおろそかになりながらも、通販のご注文やらいろんな引き合いをいただいておりますし、深呼吸を一回すれば、幸せな日々に恵まれていることに改めて気付きます。そう、人生には「感謝・許し・諦め」の三つが肝要なのでございます。

そんな人生深呼吸モードのときに聴きたいのがコレ。
最近入ったClaudia Cunhaという女性ヴォーカリストの Responde à roda というアルバム。バイーアはサルヴァドール出身のようですが、なんとセルジオ・サントスがプロデューサーを務めています。もちろん本編でのギター&アレンジも彼。要するに、セルジオ・サントスの大傑作 Áfrico と Iô sô の女性ヴォーカル版というわけです。他に参加している有名どころのミュージシャンといえば、故ハミロ・ムソットが冒頭のビリンバウで登場(合掌・・・)、あとはトニーニョ・フェハグッチ、ゼカ・アスンサゥン、レア・フレイレ、トゥッチ・モレーノ、プロヴェータ、ゼー・ヘナート、スワミJr、ホベルト・メンデス、アンドレ・メーマリといった強烈な面々が随所に。

日本酒でいえば(またかい)純米吟醸クラスの清らかにしてどっしりとしたボディをもった音楽。耳の肥えたリスナーに是非聴いていただきたい逸品です。

やっと新譜到着

2009-09-30 00:54:36 | CD

こんにちは、エド・サリヴァンです。嘘です!
ここ数日ぜじろぐ記事更新がままならなくてすみません。
ちょこまかとした用事がやたらと多く、カスタムメイドパンデイロの納期も迫り(いっぺんに3台)、千葉ロッテ周辺はえらいことになってるわ、今夜の楽天がホークス戦で勝ちを逃すわ(けっこう野村監督がスキ)、まあ最後二つはサンバタウンと直接関係ないですが、人生いろいろ、個人事業いろいろ、店主もいろいろです。おい聞いてんのかコイズミ!(←完全に八つ当たり状態)

そんな店主のやや荒れ気味な近況などはどうでもいいとして、ここんとこご無沙汰だったCD・DVDの新入荷がありました。今日はパンデイロの艶消し塗装作業でヘトヘトなもんですから今スグは紹介できませんが、近日中に通販アップします。

とりあえずはコレ!

サンパウロきってのサックス/クラリネット奏者・プロヴェッタ2枚目のソロ。
アカリレコードからのリリース。
秋の夜長、日本酒をちびりちびりとやりながら聴くとマジ泣けます。おいおい先週取り寄せた六根浄の四合瓶2本あっという間にカラだよ!いや、そうじゃなくて。
2曲目の名曲"Ternura"のアレンジが強烈。おやじショーロファン皆殺し確定ざます。宅の主人もそうざます。

秋はショーロが最も似合う季節。
そしてショーロのお供には発泡酒などは似合いません。ここはひとつ良質な日本酒か、いっそ泡盛など(なんでやねん)。うーん、なんかその種の飲み会イベントとかやりたいですねえ。

この他にもリオからショーロものが沢山入ってます。お楽しみに!

取り残されたものたち

2009-09-15 14:45:06 | CD

こんにちは、カジャグーグーのニック・ベッグスです。という一部の同年代にしかわからない挨拶はほどほどにしまして。

今日はある悲しき境遇に置かれたCDをご紹介します。その名は人呼んで"História da Odeon 2"。別に人呼ばんでも最初からそういう正式名なんですけどね。

ブラジル音楽通には広く知れ渡っておりますが、昔Odeonというそれはそれは大きなレコード会社がありました。もう既に存在しませんが、現在はブラジルEMIが権利を保有しております。ちなみに店主はブラジルEMIが大嫌いです。それはまあさておき、今回はこのHistória da Odeon 2について書いてみたいと思います。

ところで、ここまで読んで「ちょっと待てよ、なんでわざわざ『2』なの?」と疑問に思われた方、ベレーザ!ナイスです。
実はこのシリーズ、Odeon創業100年の歴史をまとめた、よくある集大成BOXなのであります。
で、第1弾が1900~1950年代の超レトロな音源を3枚のCDに収めた、その時代の音楽をこよなく愛する人にとっては、まるでいろはかるたお手つき状態の(意味不明)アイテムだったのです。後で聞いたところ、このセットは日本でもあっという間に売切れてしまったといいます。なるほど。

そこへこの第2弾です。
CD4・CD5・CD6と称し、1950年代~2002年に至るまでのOdeon籍の名曲が網羅されております。市場が見えていないブラジルEMIらしく選曲センスにはかなり疑問アリですが、それでも随所に光る箇所があり、特にCD5(1968-1982)はかなりゴキゲンです。通販ページの曲目説明をご覧いただければ一目瞭然ですが、これはEMIのセンスうんぬんよりも、その時代に作られた楽曲がひときわ輝きを放っていたからであろうとワタシは思っています。ブラジル音楽としてのアイデンティティが確立され昇華していったのが正にこの頃で、この時期の音楽にワタシはいつも胸がしめつけられるような感動をおぼえます。ポストボサノヴァ時代のベッチによるAndançaに始まり、ゴンザギーニャ不滅の名曲 O que é, o que é?で終わりを迎えるCD5、最高です。

しかし物事はそう良いことづくめで終わるはずもなく(笑)、CD6に至ってはかなりムムムな音源が続きます。80年代半ばにブラジルでは軍事政権が終焉を迎え、歓喜の中でブラジル国民達は、それまでの抑圧の反動からか、無節操極まりない勢いで欧米文化の導入・吸収へと走っていきました。
が。
ああ、なんということでしょう、その当時欧米を席巻していた音楽ムーヴメントというのが、忌まわしきあのろくでもないディスコ/ニューウェイヴだったとは!もうCD6の冒頭から聴こえてくるBLITZ(フェルナンダ・アブレウが昔いたグループね)の曲調からは、CD5にちりばめられたサウダーヂは微塵も感じられません。ヴィニシウス・カントゥアリアの信じられないようなポップチューンも破壊力抜群。すごいなあ、こんなのまでOdeonって呼んでいいんですか?
かくしてCD6の3分の2くらいがそのようなダサダサ赤面サウンドで満たされており、逆にいうとそれをこそ探し求められていたマニアな方々にとっては正に極楽浄土のような音をお楽しみいただけることと思います。なのにCD6のラストがなぜかナナ・カイミの正統派ナンバーというのがますますよくわかりません。

ま、要するにかなりの問題作っちゅうか、構成にムラがありすぎる作品なんであります(こういうところがブラジルEMIの典型的にダメダメなところですね)。

そんなわけで、この第2弾の方だけが売れ残ってしまったHistória da Odeonシリーズ、まともな方法ではとても売れるシロモノではありませんので(そこまで言うかい)、更に値下げのアウトレット価格で大放出中ですので、戦後ブラジル音楽の歴史を超大さっぱにかいつまんで追って行きたい方、単純にご興味のある方、笑いのセンス豊かな方は是非!

やっぱ温故知新型が好き~

2009-08-07 16:26:00 | CD

マックス・セッチ(Max Sette)のソロアルバムなかなか良い味わいです。

この人はオルケストラ・インペリアルにも参加しているのでご存知の方もけっこういらっしゃるんではないかと思います。ほら、あの勃起(Ereção)ってタイトルのオモロイ曲でヴォーカルとってた人ですよ。太字とカッコ書きにするトコ逆にしろよ!と是非ツッコミを入れてほしいところであります。それはまあさておき、同じくインペリアルに参加のホドリゴ・アマランチ(元ロス・エルマーノス、現リトル・ジョイ)に似た声質の持ち主ですが、ホドリゴほどやさぐれた感じではなく、ややメロウでマランドロっぽい感じがイカしてます。この人はトランペット/フリューゲルホーンも演奏しますが、本作では明らかにヴォーカルの方が存在感があります。

そんなマックス某のリリースしたCD、音源をチェックできず、さてどうしたものかと仕入れ判断に迷っておりましたら、なんともタイミングの良いことに、先だってのレオ・ミナックス京都公演にお越しのお客様から「リオに住んでる友人が作ったCDをプレゼントします」とわざわざサンバタウンに送って下さいまして、見てみればアラまあ、気になってたマックス・セッチじゃありませんかお客さん。すごい人とお友達でいらっしゃるんですね。で、要するに、こういったご縁が取り持つコトの運び方を世間一般では「流れ」と呼びます。

で、聴いてみましたところ、やはりこういう場合の「流れ」というのは実に確かなもので、ワタシのツボにズキュン。もちろん仕入れも即ゴーサインです。
温故知新のサンバ・カリオカ。しかも「温故」の部分にかなりのウエイトありと見た。
新世代派っぽい部分は努めてひけらかさず、「特別参加 ウィルソン・ダス・ネヴィス」のクレジットも輝かしく、マックス自身のラッパとクラウヂオ・アンドラーヂなる人物のクールなピアノ、そしてマックスとウィルソンの、いかにも白帽子が似合いそうな小ヤクザ調ヴォーカルが実に心地良いのです。普通こういう作風だとピアノやホーンセクションばかりが目立つのですが、ヴィオラゥン(ガットギター)がビシバシ効いてるところがなんとも心憎い。実にオイシイところを突いてきます。夕涼みの折にグラスを傾けながら聴きたい、今の季節にぴったりの小粋なサンバですね。

「最近の若いカリオカ連中が元気なのはいいんだけど、あんまりトンガリ過ぎるのもなあ」とか日頃こぼしておいでの方(←ワシか?)は、騙されたと思って一度聴いてみて下さい。若手の面々もなかなか捨てたもんではないですよ。

Leo MinaxのCD、補充しましたの巻

2009-06-25 22:49:20 | CD

タイトルの後に「だぺっちゃ!」とか言ってつなげたアナタはワタシと同世代。

さて、レオ・ミナックスのツアー即売会用CD、最新作Da Boca Pra Fora(DBPF)とAulanaluaの2作が本日無事到着しました。サンバタウン通販にも補充しておきましたので、入荷をお待ちになっておられた方、またライヴの前に予習しておこかという世にもあっぱれな方は是非~。

例によってライヴ終了後の即売会と併行してレオのサインももらえますが、もちろん予めお求めになられたCDをそのまま会場にご持参いただいてもOKですので、よろしくどうぞ。

サンパウロと私

2009-05-28 19:57:26 | CD

今週に入ってようやく6月のブラジル出張の準備に取り掛かれるようになりまして、あれやこれやと各方面への連絡やら手配やらで落ち着かない今日この頃です。

中でもアタマをひねるのが、宿。ナントカの歩き方って旅行ガイドブックも'08~'09年版を買い直してみたはいいものの、14年前とさして変わらぬ内容でがっかりもいいとこです。表記もデタラメだらけ。リベルタージって何やそれ。これのおかげでliverdadeをリベルタージって頑なに読み続けている人間をワタシは知ってるぞ。あとラッパって(笑)。いや確かにそうなんだけどさあ。まあいいや、話戻って宿情報の件。この本、紹介軒数があまりに少ない上、載っているのがR$300以上の超高級ホテルとか、R$30あたりの安宿の両極端で、例えばリオやサンパウロのセントロあたりのR$50~R$60(今だったら2,500~3,000円程度)レベルの中庸路線なんかもうほとんど情報がありません。ふん。

現地にコネがある人や、口コミに敏感な方などはそちらの情報に乗っかってしまう方がラクかと思いますが、ワタシはあえてそういう道を選びません。もう懲りました。ことブラジルに関しては、他力本願の手配事項に良い思い出が何一つとしてないからです。ナーダ。名古屋風に言うとにゃあだってところでしょうか(とはいえ今回もリオにまつわるところだけは現地のツテに甘えてしまいましたが)。

そんなわけで、今回ワタシはサンパウロ滞在に関しては失敗してもいいから自分の力で手配すべく奮闘中。昔は旅行会社にお願いするしかなかったのに、今やネットでホテルに直接予約を申し込めるのはもちろん、Googleマップで現地の状況が克明に把握できるという、いやまあものすごい時代になったものであります。といささか感動しつつ、なんとかセントロ(ヘプブリカ周辺)にある小ぎれいで(一見)無難そうなホテルを予約。自分で押さえた事柄に関してはちゃんと自分で責任が持てるというものです。でもこの写真、絶対リフォーム直後の一番キレイな状態のを使ってるよなあ。いざ行ってみて、写真と現状とのギャップにガクゼンとするのもまた楽しからずや、であります。


(絶対ありえへんでこんなん)

前置きが長くなりましたが、ワタシはどういうわけか、サンパウロと相性が良いようです。
ていうか、むしろリオと相性が良くないと言えます。なんでやと訊かれると答えに詰まるのですが、とにかく過去の実績からすると、そう結論付けざるを得ないのです。

前回の旅行に端を発すると、サンパウロではほとんど毎日が快晴。旅の内容も充実そのもの。メシも旨かった。飛び込みで入った楽器卸倉庫でのゲリラショッピングの戦果も上々でした。

一方リオデジャネイロはというと、大晦日にレシーフェから到着、ガレアゥン空港(当時の名称)からコパビーチのHotel California Othon(なにがカリフォルニアなんだか)にタクシーで向かうと、当然ながら海岸周辺はとてつもない人の群れ。タクシーの運ちゃんに大通りで「これ以上は無理だからオマエここから降りてホテルまで歩いてけ」と強制下車の憂き目に遭い、重い荷物を引きずりながらようやく宿に辿り着いたら、今度はフロントの兄ちゃんにそのような予約は受けておりませんとか涼しい顔で言われるし。大晦日の夜にコパビーチでホテルに泊まれずロビーに半泣きでへたり込む日本人、約一名。トホホです。トホホすぎます。あれに匹敵するトホホな経験を我が半生の中から挙げよと言われても、ちょっと思い出すのが難しいですね(結局べらぼうな料金を払ってツインの空き部屋になんとか泊めてもらうことができましたが・・・)。

リオで過ごした年末年始はずっと雨でした。腹具合は相変わらずよろしくないし、そもそもリオでの行動計画を何ら立てていなかったので時間を持て余すばかり。小雨に濡れながらバスに乗って気まぐれで向かったのがPão de açucar。ロープウェイで上まで昇って見下ろせば、雲しか見えませんでしたとさ。カネカゥンとかでライヴを観に行ったわけでもなく、ホントおれ一体リオに何しに行ったんだろ。

上記の旅行のみにあらず、サンバタウン開業後もリオとの取引にあたっては(最近は絶好調ですが)、特に楽器において散々な目に遭い続けています。何だろうなあ、カリオカの職人ってパウリスタに比べて、どうよ?って感じです。ま、多くは申しませんが、ことリオの工房との間では(直接・間接要因すべて含めれば)トラブル発生率はほぼ100%に近いという、なかなかに恐るべき世界であるというのが厳然たる事実なのです。その点サンパウロからの仕入れはというと、不思議と何かにつけ問題に発展しないんだなあこれがまた(トラブルはあってもピンチがチャンスに転じたりと幸運な結果に終始したり)。ワタシはこれまでの経験上、「これはきっと相性なのだ」と己に言い聞かせることしかできずにいますが、そんなリオコンプレックスを払拭すべく、今回も短期決戦型ではありますが、色々見てこようと思います。


(リオで撮ってもらった唯一の楽しげな写真)

いやいやまだ前置きなんですよこれ。長すぎだっちゅうの。

そんな感謝すべきサンパウロ発の音源。Carlos Careqa(カルロス・カレカ)という知る人ぞ知る曲者ミュージシャンの新作です。バックにはこれまた曲者のマリオ・マンガとかが全面サポートしてて、都会派ならではのイヤらしさが充満しております。
以前どこかの媒体で、誰が書いたか「リオだのサンパウロだのつべこべ言わずに聴け」みたいなレビューを目にした覚えがありますが、まあ確かにそう言われればそうかもしれないんですけど、このアルバムはどうみたってサンパウロの音楽そのものでしょうと断言させていただきます。素晴らしい。リオの自然体なショーロ/サンバも大好きですが、この屈折度合い、怖いくらいの透明感、眩暈のしそうな美しさ、そして毒気。

ワタシはサンパウロの音楽が大好きです。って本題短っ!


(ジャケ裏のクレジット見るとお、お、お!となる方も多いはず)

Cafe Dufi CD販売 5月のラインナップ

2009-05-14 22:29:13 | CD

名古屋Café Dufíで好評をいただいている(といいなあなんて考えている)SAMBATOWNのCD販売コーナー、5月のローテーションが遅ればせながら本日入っております。
今回は過去の名盤、少し前に国内で好セールスをあげた実力作を中心にまとめてみました。どうぞご試聴しまくって下さーい!

・Ana Calorina/ Estampado
・Antônio Carlos Jobim/ Wave
・Carlinhos Brown/ A gente ainda não sonhou
・Gal Costa/ Hoje
・Mart'nália/ Menino do Rio
・Rogério Souza & Ronalodo do Bandolim/
  Retrato brasileiro - As músicas de Baden Powell
・Tim Maia/ Tim Maia Racional Vol.1
・VA/ Tropicália
・Verônica Sabino/ Que nega é essa


・・・という風に、かなり鉄板チョイスとなっておりますが、まあ、名古屋はもうしばらくこういうあたりを粘り強く掘り起こさないとね。あまり先を行き過ぎてもいかんのであります。その「先」のアイテムは実は今週末に入荷するんですけどね(自爆)。これらが並ぶのは6月のローテーションになってから。ちょうど良い頃合いです。

大車輪というか大炎上というか

2009-04-28 16:51:21 | CD

こんにちは、豚インフルエンザの影響でワタシのブラジル出張もどーなるかわからんなあと少々心配になり始めたサンバタウン終身名誉顧問ゼジですが(自分で肩書きつけるのやめれ)、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

さて、ここんとこあれやこれやの用事がうんとこさ積みっぱなしになり、自分でも今何をやっているのか、何から手をつけていいのかがわからなくなってきております。大丈夫かよ。

しかしそれでもブラジルからモノは続々と入荷してくるんであります。
まずは待望の1枚、Rogério Souza e Ronaldo do Bandolim/ Retrato brasileiro-Músicas de Baden Powell がよーやく到着!これ、読んで字のごとく二兄弟によるバーデン・パウエル集。これ以上の説明は必要ありませんよね。もう今日はディスクリピート設定で朝からエンドレスで聴き通しです。ああ、素晴らしすぎる・・・。

※通販ページの在庫数とは別に、「いつもの皆様」のために取り置き分を確保してございますので、品切れのご心配は無用です。

それから在庫切れとなっていたホジェリオのソロ、Violão brasileiroも再入荷しました。

更に、子供向けの古き良きMPB絵本(もちろんCD付き!)、Histórias da música popular brasileira para criançasもしっかり再入荷させました。これはとても素敵な本&音源です。是非!

 (コレね)

楽器系では、これまでMATER弦楽器でご好評をいただいていたところへ、更にDi Giorgioのヴィオラゥンちゃん達がどどどっと入ってまいりました。もう倉庫の中ぐっちゃぐちゃですらい。今回は少なめに4本入れましたが、うち1本は既にお嫁入り。残る3本はTarrega、最近人気急上昇中のClassico 38TM、そして注目の7弦ギター、Classico38 7cordasが各1本ずつであります。通販ページの画像は6弦ヴァージョンのままですが、追って差し替え致しますので今しばらくお待ち下さい。Tarregaちゃんについては思うところあって、なんちゃってヴィンテージ風に仕様変更すべく悪だくみ中。通販アップまで少しお時間を頂戴しようと思っております。うふふ。

 (ヒ・ン・ト)


しかし商品の情報整理や通販へのアップ作業もままならず、弦楽器の出荷に追われ、パンデイロの修理・改造依頼も納期が迫り、カルアルーのヘビメタバンドGlory Operaはいよいよ送金したCD代金踏み倒しの様相を呈して来ており(んのやろー)、先日フライング情報リークしちゃった某アーティストの招聘準備も乳として、もとい、遅々として進まず、おまけに今年小学一年生となった小ゼジはあっという間に下校してくるし、遊ぶことしか頭にないこいつはワタシの作業など意にも介さず、のべつまくなしにおとーさーん・おとーさーん・おとーさーん・おとーさーんあーもううるせえっ!

あ、明日は、どっちだ・・・?

でも、まあ、幸せです。充実してます。頑張ってます。
長引く不況の風潮を鼻で笑って突っ走るサンバタウンを今後ともどうぞよろしく(あっ、言い切りやがった)。

こっちだって負けてません

2009-04-18 02:26:29 | CD

最近の弊店の動向を見るにつけ、サンバタウンもヘビメタに魂売ったかなんて思っておられる方もいるでしょうが、どっこい、ちょっと手配が遅れましたが注目のブラジル音楽もちゃあんと入荷させまっせ。

少し前に兄弟揃ってソロアルバムをリリースしたホナウド・ド・バンドリン&ホジェリオ・ソウザ。特にホナウドの裏ナザレー集はサンバタウン始まって以来のヒット盤になりました。ホントかいな。もうリオとニテロイの方に足向けて寝られませんですよ。

で、その兄弟が間髪入れず次に二人の名義でリリースしたのがなんとバーデン・パウエル集だというからこりゃまたお客さん。もう良いとか悪いとかいうレベルの話ではありませんよ。いやマジで。ヤバすぎ。

今回の便は円滑な到着が予想されますので、堂々とご予約を受け付けます。でも途中で行方不明になったり税関で没収されたりしたら、ごめんね。

あてはめてみる

2009-04-14 18:41:02 | CD

突然ですが、ワタクシ今もってバンド活動(少々休眠中ですが)をやっており、自ら音楽表現をするという夢を捨てきれない男です。ところがワタシの楽器の腕前はてんで中途半端。おまけにキャリアとしては一番長くやっているヴォーカルも、声質から音感まで、自分の演奏の録音など絶対聴き返したくないというくらいの(なんて無責任なやつだ)トホホぶりで、特に最近は歌において自粛中なのであります。

そんなワタシでも「これを歌わせたら日本で我の右に出る者なし」と自負するブラジル人ミュージシャンがいます。

その人物の名は、アルセウ・ヴァレンサ(Alceu Valença)。
かのレニーニも自らのルーツとして位置づけている、北東部の雄であります。

だからといってワタシが、
Zezi ao vivo -Canta Alceu Valença-
という演題のライヴを仮に打ったとしても、果たして誰が観に来てくれるだろうかとすぐに考え直してしまうのですが、それはまあともかく、このアルセウ様のニューアルバム「Ciranda mourisca」が最近のお気に入りで、よく聴いております。内容はレシフェ海岸を爽やかに吹きぬける浜風のような、清涼感溢れたアコースティック音楽。90年代前半にリリースされた名盤Maracatus, batuques e ladeirasを彷彿とさせます。必ずといっていいほどアルバム終盤に登場する130-160bpmの豪速球フレヴォは今回抜きにしておりますので、いつも以上にリラックスした印象の作品といえますが、アルセウのパワフルで伸びのある声は相変わらず健在です。

そう、歌は力。国内外問わず最近のブラジル音楽シーンに大きく欠けている要素ですが、多少コテコテであろうがこの人の歌からはブラジルらしいバイタリティをいつも分けてもらえます。皆さんも元気のないとき、もっと元気がほしいとき、体の中から毒気を抜き去りたいときの音の友として、是非。

ヴェロニカ嬢を褒め称えるの巻

2009-04-10 11:07:42 | CD

以前ちらりとぜじろぐにもご紹介させていただいたVerônica Ferriani(ヴェロニカ・フェヒアーニ)ですが、彼女のファーストアルバム(だよな?)がとても良いです。

なんせ声良し、歌良し、ルックス良しとくれば野郎のリスナーが放っておきません。もちろんヤロウだけじゃなくメロウにもグー。加えてサウンドが素晴らしい。内容はサンバあり、ジャズあり、ソフトロックありとかなり多彩なのですが、ちっとも散漫さを感じさせません。そしてヴィオラゥン(ガットギター)の参加を極力抑え、フェンダーローズのソフトな音色を際立たせています。MPBとくればヴィオラゥンでしょ、というファンは非常に多いと思うのですが、その王道サウンドにあえて真っ向からケンカ売ってんじゃないかと思えるくらいの潔さがかえって気持ち良いのであります。

しかし面白え音だなあと感心してましたが、それもそのはず、プロデュースはなんとBID(ビヂ)。あの世紀の名盤、シコ・サイエンス&ナサゥン・ズンビの2枚目「Afrociberdelia」を手がけた男。トンガリ要素をさりげなく振りまいたハイセンスなサウンドで定評のある人物ですが、出しゃばらず良い仕事に徹しています。

まだの方は是非お試し下さい。

山ブラこと山形ブラジル音楽普及協会の石郷岡さんも大絶賛のレビューを寄せられています。そういえば来週末ですね、ヘナート・モタ&パトリシア・ロバートの山形公演。いいですね、うまく桜の時期にハマりそうですよ。素晴らしい一日になることをお祈り申し上げます。

遅くなりましたーっ。

2009-03-31 18:30:14 | CD

こんにちは、テレビといいネットといい、ア*エリアスの宣伝アニメの鬱陶しさに耐え切れないサンバタウン・ゼジです。特に水泳・北島康介選手バージョンの凄まじさときたら・・・。

 北島くん 「これ、もっとクエン酸入れたらどうっすか」
 開発スタッフ 「クエン酸!それだっ!(握りコブシ)」
 博士っぽいオヤジ 「ビッグアイデア・・・!」

おいおいなんちゅう低レベルな開発陣やねんと思いますが、まあ他人事ですからほっときましょう。でもいつもこのCMが目に入ると、チャンネル変えるかページ切り替えしてしまうワタシは偏屈者なのでしょうか。

それはさておきまして、通販サイトに新着CD・DVDをアップ致しました。今回の仕入れ量はワリとコンパクト。だって投資額には限りがあるんだもーん。

現在は弦楽器(MATER, Di Giorgio)、ショーロもの、ブラジリアンメタルもの(笑)が無事に届くのをただひたすら首を長くして待っている、いわば仕入れの谷間の時期にいるわけであります。こういう時はあまりじたばたせず、身の周りを固める地道な仕事に徹するに限ります。

そうは言っても、

MATERの弦楽器は明後日入荷です(ドキドキ)。

Di Giorgioのギターはちょっと遅れて4月下旬入荷です(ドキドキドキ)。

ブラジリアンメタルものはといえば、正直なところ届くのが今週なのか来週なのかさっぱり足取りすら掴めません(心臓ばくばく)。

ま、こういった感じで日々を送っているワタシであります。
そろそろ健康診断受けとかんとマズいかもなー。