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ぜじろぐ

SAMBATOWN・ゼジの書くブラジル音楽やその他あれこれ

実は新着CD・DVD届いてます。

2010-06-16 10:02:16 | CD

サンバタウン通販に新着商品をアップしております。
今回はCD・DVDが主力です。未だに楽器の新アイテムの画像がリンクできておりませんが、平にご容赦を。

しかし、これはと思う商品って、仕入れる前から既に目利きのお客さんや各ショップのバイヤーさん達が目を付けてたりして、国内入荷と同時に根こそぎ持っていかれたりすることが多いんですよね。今回は実にそのパターンが続出。今後もうかうかしてられません。新入荷は次の仕入れへの戦いの始まりなのだ(意味不明)。
ちなみにどのアーティストのどういうタイトルなのか気になる!という方もおられようかと存じますが、サンバタウンは自分の手許に在庫がない商品は極力紹介しない方針ですので、申し訳ありませんが割愛させていただきます(←ちょっとスネ気味)。

昨年あっという間に売り切れて、一度は廃盤になったという悲しき情報の入ったヒット盤、レアンドロ・サプカイのCantando Roberto Ribeiroもめでたく再入荷しています。お探しだった方、是非

インスト天国

2010-06-02 13:14:37 | CD

こんにちは、エルメート・パスコアルです。
☆#$◆%&*@×?◎¥~~~!(嘘です!)
エルメートの来日公演、やはりワタシの東京遠征は今回もムリそうです・・・(嗚咽)。

さて。
4月に一度アップした情報の焼き直しで恐縮ですが、強力インストCDシリーズ「Festival Instrumental de Guarulhos」の再入荷に成功しました!(←と一人で喜ぶやつ)

「ブラジル音楽はやはりインストものが最高だ」と信じて疑わないリスナーさん。
ショーロ~ジャズ~クラシックなんでもござれのリスナーさん。

絶対に貴方を失望させません。
是非、お試し下さい。

アカリCD再入荷

2010-04-15 23:51:39 | CD

先日起きたリオ集中豪雨による災害(マンゲイラでは土砂崩れで多数の犠牲者が出たそうです)をすり抜けるかのようにして、ショーロ専門レーベル・Acariの商品が無傷で日本に到着してくれました。ここんとこ配送品のトラブルに悩まされ続けているワタシゃすっかり弱気で、もう郵便局の中で荷物が水没して楽譜とか全部パーになっちまったらどうしようと気が気ではありませんでした。それにしても大変だったねえ君たち。よくぞ無事で届いてくれた。

今回の入荷アイテムはこちら。
CD-5 no Choro
CD-Arranca Toco
CD-Luciana Rabello
・CD-Mauricio Carrilho
・CD-Sexteto Mauricio Carrilho+2
・CD-Mauricio Carrilho/ Choro impar

CD-Leonardo Miranda Toca Joaquim Callado
CD-O Choro Forrozado de Ze de Elias
CD-Indio do Cavaquinho
CD-Regional Carioca
CD-Terno Carioca/ Int. Claudionor Luiz
CD-P.P.Malta & A. Del Penho/ Dois bicudos
CD-Rancho Carnavalesco Flor do Sereno
CD-Gloria Bomfim/ Santo e orixa
楽譜-Coleção de Cadernos Princípios do Choro Vol.1~5


久々に聴いたヘジオナル・カリオカと、ペドロ・パウロ・マルタ&アルフレード・デル・ペーニョの「ドイス・ビクードス」に感動。初めて仕入れた時にはこの良さがわからなかった。当時は同じように本物の純米酒の味も知らなかったわけであって、ああ、ワタシは恥ずかしい、どら恥ずかしい!(※どら=muitoの名古屋版)
特に後者はペドロ・アモリン、ペドロ・ミランダらがやってるいぶし銀グループ、Samba de Fatoの原形ともいえるサウンドそして参加メンバー。パンデイロはジョルジーニョ&セウシーニョ親子、そしてスルドにゃゴルヂーニョ。最高のグルーヴとハーモニー、そしてノエル・ホーザ直系の粋なサンバを貴方も是非。もっと仕入れときゃよかった(ちっ)。

今やアカリの商品を日本でコンスタントに取り扱っているのはサンバタウンだけとなってしまった感がありますが、次にいつまた入ってくるかわかりません。マニアも入門者の方も、ショーロにご興味のある方はお早めにお求め下さい。

本来の仕事

2010-04-06 16:16:54 | CD

いきなりですが「良い仕事」というのは、自分が判断するものではなく、周囲や社会が評価するものであります。
本人がいくら自分で手ごたえを感じていようが、やはり周囲に認めてもらえない限り、それは決して「良い仕事」とは呼べません。
ワタシの最近の体たらくは、まさにそういった誰にも認知されない自己満足行為の連続でしかないようです。
その代表例をここに紹介しましょう。やっと今日、商品説明欄を埋めることができました・・・。

コレです。

いかがでしょう。多少はお認めいただけたでしょうか。

グァルーリョス・インストゥルメンタル・フェスティバルという、おそらくはブラジル国内で最もハイレベルな、インスト野郎&メロウ達の楽園イベントを総括したバケモノCD。
これワンセットで、現在のブラジルインスト事情がわかります。誇張ではありません。誓って本当です。そして休日のドライヴや午後のティータイムがお好きな貴方には、今年はもうこれだけでBGMは十分かもしれません。
これにろくすっぽ商品説明すらつけないまま通販アップして、一体何がしたかったのでしょうかね、ワタシは。
第3回(2009年)なんかいきなりゲストにエルメートやらジスモンチやら出てまっせ。ほら。
これだけをネタにブラジル観光旅行のツアー組めるかもしんないですね。
顰蹙覚悟で申し上げますと、これはサンバタウンが取り扱うべく、ブラジル音楽の神様がサンパウロ滞在中のワタシに預けしCDだったのであります。そうだそうに決まってる。文句あっか。

商品というものは、その価値がお客さんに理解されない限り、絶対に売れることはありません。
逆に言うと、「NARUTO」に出てくる日向ネジのごとく、的確にお客さんのツボをどひゅっと突いた商品提案が出来さえすれば、モノというものは売れるはずなのです。少なくともワタシはそう信じております。
売れないのは、売り手の努力が足りないか、あるいは努力のベクトルがずれちゃってるからだと思うのです。

こういうのこそがサンバタウンとして本来やらねばならぬ作業であるはずなのに、いやはや何やってんだか・・・。
ワタシは自分の宿題を片付けたいのです。

商品説明はまだだけど

2010-03-26 00:31:08 | CD

なんとか通販に新商品アップです・・・。

詳細の商品説明はこれから。今日は力尽きました。
そうは言いつつ、明日はアグスティン・ペレイラ・ルセーナのおいちゃんの名古屋イベント第2弾(ワークショップ&ミニライヴ)のお手伝いに参りますし、土日もあれやこれやでツブれてしまいますので、はて、いつになったらコンプリートできるのやら・・・。

それはともかく、待望のAlessandro Penezziのセカンドソロをようやくご紹介できるのが嬉しいです。
アルバム中盤の名曲「Todo o sentimento」なんて最初の一音だけで泣いちゃったからなあ。
ブラジリアンギターファンには是非ともこの人をチェックいただきたい!

とりあえず、今日のところは、これまで!

袖振り合うも・・・

2010-03-02 13:05:44 | CD

こんにちは、蓮舫です。嘘です!
バンクーバーオリンピックを終わって帰国した銀メダリストたちに、アタシ言えるかしら。

世界一になる理由は何があるんでしょうか?
2位じゃダメなんでしょうか?
って・・・。

当分の間スポーツバラエティ番組の出演依頼だけは絶対断るように秘書に言っとかなくちゃ。

さて、そんな事業仕分け人さんの自業自得な寝言などはどうでもいいとして、ブラジル出発を前にして、店主、かなりナーバスになってまいりました。
なんせ先方とのアポが全然まとまりません。まとまらないので全体スケジュールも組めまっしぇん。
訪問先も工房、工場、オフィス、ショップ、個人宅と形態はまちまちながら、みんな一様にして
「んー、着いたら電話してー」みたいなノリです。このへん日本のビジネス習慣とはずいぶんリードタイム感覚が違いますね。
慣れろ店主、慣れるんだ!

そんな焦燥感の募る中、ワタシが大ファンのギタリスト、Alessandro Penezzi(アレサンドロ・ペネージ、っていうかペネッツィだのペネースィだのいろんな説があって鬱陶しいんで、もう直接会って訊いてきます)から嬉しいメールが入り、来週3/9(火)の夜にPinheirosのバールでホーダ・ヂ・ショーロやるからおいで、とのこと。これで気分が一気に明るくなりました。

転んでもただでは起きない店主、ついでにCDも一箱売ってちょーだいとせがむこと30分(←嘘)。
長年仕入れたかったコイツがいよいよ手に入ります。


(日本未入荷作品ナリ)

ええ、ご予約受付中ですとも(ニヤリ)。

そんなわけで、今夜も明け方まで国際電話とメールのやりとりが待ち受けております・・・。

出てくる出てくる

2010-01-28 14:06:34 | CD

こんにちは、シー・シェパードです!嘘です!
ハリウッドスターらやミック・ジャガーから資金援助受けていようがそんなコトはこの際知ったこっちゃないんですけど、とにかくコイツら趣味悪すぎますね。この連中だけを見てると、世界の諸悪の根源はひょっとしたらアングロサクソンなんじゃねえかと思えてくるくらいにヤな感じがします。

それにしてもまあ捕鯨を巡る論争というものは、捕鯨国とそれ以外の国との間で長く激しく続いておりますが、一度として理性的・論理的な話し合いの場が報道されているのを見た試しがありません。ほぼ全てが欧米側の一方的価値観に基づく感情論で埋め尽くされており、マスコミもそれをわざと強調して、日本の視聴者の反感を煽り立てようとする思惑が見てとれます。捕鯨論争については、この際ですから是非ガチンコディベートの場を実況生中継(余計な演出・ヤラセはいらんからね)でTV放映していただきたいものです。けっこう視聴率取れるんじゃないかな。

余談ですが、ワタシが中学だか高校だかの時分に、かのミュージック・ライフ誌(懐かしいな)の特集で「日本を毛嫌いするアーティスト達にひとこと言わせて!」みたいなのがありまして、その中で「『日本のイルカ捕獲反対』とか言いながら毛皮のコート着てんじゃねえ」という読者からの投書が掲載されていたのを読んで爆笑した覚えがあります。ちなみにその投書の対象となった人物とは、オリビア・ニュートン・ジョンでした。ジョリ~~~ン。

さて、そんなDon't kill the whale(by YES)なシー・シェパードのテロ行為などはどうでもいいとして、そろそろこのネタをぜじろぐに書かねばと思います。

昨年の11月にトーキョーへ出かけた際、渋谷のBlen blen blenでグーゼン(ていうか遭遇確率はそんなに低くないと思うけど)中原仁さんと会った時のこと。
仁さんの紹介で、その隣に座る青年と挨拶を交わしました。彼の名はカンタス村田くん。そう、いま首都圏のブラジル音楽シーンで話題急上昇中の「カンタス村田とサンバマシーンズ」のリーダーであります。

その場で彼らの自主制作ミニアルバム「Saudade de Verão」(ライヴ手売り限定)を聴かせていただきましたが、まあカッコいいのなんの。何と言いますか「突き抜け感」が並じゃない。
かつて仁さんは彼らの音楽性を「サザン・オールスターズとファロファ・カリオカを足してクレイジーケンバンドのエッセンスを少し加えたような」という風に形容されましたが、ワタシも全くの同感で、他に付け加える表現がありません。
ついでに書かせていただくならば、ワタシはサザンの桑田フォロワーによくある「た・ち・つ・て・と→つぁ・つぃ・つぅ・つぇ・つぉ」発音のハンパなヴォーカリストどもが死ぬほどキライなのですが、カンタスくんの発声はそうではない!ちゃんと日本語。そこがとてもいい。そして実に歌がうまい。
こういう爆発力のカタマリみたいなバンドはぜひ名古屋でも一発ブチかましていただきたいものですが、なんせ12人編成、仮に呼べたとしてもいかんせんライヴの採算が・・・。
しばらくはCD聴いて我慢しましょう。

しかし関東圏は続々とすごい人材が出てくるなあ。

それに比べて・・・いや、言うまい!(←言ってるも同然)

記憶は巡る

2009-12-17 21:31:48 | CD

皆さんは覚えておいででしょうか。

2007年5月。
そう、モンちゃんことかのマリーザ・モンチ姫の二度目の日本ツアーのあった月です。
名古屋、そして東京のめくるめく公演でございました。
ワタシは26日(土)の名古屋会場しか出かけられませんでしたが、あの日のZepp名古屋はホール周辺数km圏が完全にブラジル化し、治外法権という四文字熟語が頭をよぎりそうな(ていうか実際によぎったけどな)凄まじい状況を呈しておりました。あのようなシチュエーションでモンちゃんのショウを拝むことができた我々は、本当に類稀なる体験を共有できたと申し上げてよいでしょう。

そして、5月27日。
そんなモンちゃんの華々しいコンサートツアー日程の合間を縫って、あるシークレットライヴが東京・青山のプラッサ・オンゼで敢行されました。
そう、あのダヂの、なんと初の本人名義でのショウであります。

何、ダヂをご存知ない?いけません、それはいけませんですよ。
かのノーヴォス・バイアーノスのメンバーにして、ジョルジ・ベン改めジョルジ・ベンジョールのバックバンドも長く務め、その後はア・コル・ド・ソン時代を経て、2000年以降は爆発的ヒットを飛ばしたあのトリバリスタスのサポートメンバーにも名を連ねた、MPB界になくてはならぬ人物なんであります。
余談ですがカエターノ・ヴェローゾの名曲O Leãozinhoのモデルがこのダヂだというのは有名な話です。

で、そのダヂ郎さんのライヴの話。
ショウの告知がされるや、その情報はコアなブラジル音楽ファンの間を光の速さで駆け巡り、なんとその日のうちにソールドアウト。受付終了したにもかかわらず「そこをなんとか」と事務局やプラッサ・オンゼに哀願の予約申し込みが殺到したというエピソードからも、ものすごい騒ぎであったことが伺い知れます。
(このライヴについては、中原仁さんが自身のブログで大いに語って下さっています)

そのダヂのライヴが、あの伝説の一夜の記録が、CDとなって遂に登場しました。
息子ダニエル・カルヴァーリョの渾身のミキシングによる、混じりっ気なしの、おそろしいまでの臨場感に満ちたサウンドです。
人前で歌い演奏したことがある人ならば、誰しもがこのような空間で演れることができたならと羨望の思いにかられることと思います。

あの魔法の夜を体験できた方がこれを聴けば、ライヴの記憶が完璧な形で蘇るでしょう。
モンちゃんのライヴは観れてもダヂの方は見ることが叶わなかった人がこれを聴けば、あの当時の一連の興奮があなたの身体を再び包み込んでくれるはずです。
そしてモンちゃんのもダヂ夫さんのも両方ペケだった方、これを聴いて、あの頃こんなに素敵な時間が日本のどこかで確かに存在していたのだという事実にただただ感動しましょう。

ワタシの場合、モンちゃん一味のツアーが終了した後に、サンバタウン杁中店舗の営業終了をアナウンスしようと決めていた頃で、このときは誰にも言えずに悶々としていました。
それでもモンちゃん名古屋公演チケットの整理番号1番から50番までをサンバタウンが見事に獲りましたし、日本中からありとあらゆるブラジル音楽ファンが詰めかけ、サンバタウンにも立ち寄ってくれたりしました。名古屋とは思えぬ盛り上がりぶりだった公演後の打ち上げも、ほんのちょっと前の出来事のようです。

そういう思い出が、このダヂのライヴCDを聴き始めるや、一気に溢れ出てきてたまらない気持ちになりました。
マウロ・ヂニス御大の「MPBではこう弾け」とでも言わんばかりの職人技カヴァキーニョが泣かせてくれます。

既に過ぎ去ってしまったもの。だけど確かに存在していたもの。
そして今も心の中に生き続けているもの。

つくづく感じます。音楽の力ってすごい。

今こそパウリーニョ・ダ・ヴィオラを

2009-12-09 14:18:52 | CD

お久しぶりです、ジョアン・ボスコです。オブリガード・ジェーンチ。
もちろん嘘です!

さて、ワタシは一体いつまで嘘をつき続けなければならないのだろうという、そこはかとない店主の不安などはどうでもいいとして、セール広告のためにしばらくぜじろぐをほったらかしにしてしまってすみません。まあ日ごとにアクセス数が減るわ減るわ(笑)。
単なる日記的なブログは知らず、情報発信(約に立つ立たないは別として)を主旨とするぜじろぐは、こまめに更新しないとすぐに忘れ去られてしまう存在であるとの認識を新たにしています。

というわけで、セール期間もそろそろ終わりに近づきましたところへ追加情報を。
「サンバの貴公子」としてファンから崇め奉られている御大パウリーニョ・ダ・ヴィオラの、もはや廃盤とみなされて久しいEMI時代の名作群を調達してみました。

話はそれますが、サンバタウン開店当時もこのパウリーニョのEMIリマスタリング再発盤を数多く取り揃えておりましたが、あの頃はさっぱり売れませんでした。
名古屋にはサンバチームもあるくらいなのに、なんでこの気品あるサンバの最高峰がこの地で受け入れられないのか、ひどく失望した記憶があります。
しかし今になって思うのです。あの頃は、当のワタシ自身がパウリーニョ・ダ・ヴィオラの音楽を消化しきれていなかったのだと。
彼にまつわるサンバ/ショーロの系譜、彼の音楽の持ち味を十分吟味できていなかったがために、自分の商品説明はお客さんの心に届かなかったのだと。

あれから6年が経過し、ショーロの洗礼を浴びた店主の耳と知識は、我ながら当時と比較にならぬほど厚みを増しました。
いま、パウリーニョの音源を聴くにつけ、震えるほどの感動を覚えます。
そしてまた、国内ブラジル音楽市場が再びパウリーニョ・ダ・ヴィオラのサンバを求めるようになってきている空気を感じます。根拠はありません。そんな気がするのです。あぶねえやつだな。

ショーロ史に残る不滅の名盤Memorias-Chorandoを除き、どれも一点モノです。しかもセール価格でのご提供。お探しだった方、これから脱エンヘードで渋いサンバを勉強していこうという天晴れな方、今がチャンスです。是非チェックを!
あとは涙モノのドキュメンタリーDVD、Meu tempo é hojeさえもっぺん調達できればなー。


それから話題はガラリと変わりまして、マルコス・スザーノの教則DVDも入荷しました。
ドイツで製作されたようですが、英語・スペイン語・フランス語・ドイツ語の四ヶ国語をサポートしています。ちなみに字幕選択画面でブラジル国旗をいくら選んでも、ポルトガル語は出てきませんのでご注意を(←知らずに操作を繰り返してムキーッとなったやつ)。
このDVDはなんといってもパンデイロのサウンドが素晴らしい。見てるだけで楽しめます。
各リズムパターンについても、ちゃんとスローで手ほどきしてくれるところがありがたいですね。
さすがドイツ人、作りの確かさは日本人並みです。

あとはマリオ・セルジオのどうしようもなく使い勝手の悪いカヴァキーニョコード集もアップしてありますので、藁をも掴む思いでカヴァコのコードバリエーションを増やしたい方は覗いてやって下さい。

あはははは

2009-11-19 15:34:57 | CD

ボックスだよボックス!(げらげら)
いやあ、第4集までリリースされてたんですねえ。
あ、ご挨拶が遅れました。こんにちは、ブライアン・エプスタインです。嘘です!

さて、正統派ショーロファンからはすこぶる評判の悪いこのシリーズ、その名もBeatles 'n' Choro。内容がわかるすぎるほどわかるタイトルです。

然れども、筋金入りのビートルズファンで、且つこれからショーロに入っていこうという(あるいはそこまで入り込むつもりはない)方にとっては大変とっつきやすい作品であることは全面的に保証致します。杁中店舗時代にも、特にブラジル音楽ファンというわけではないけれど、ウクレレやギターを中心にいろんなポピュラー音楽を演奏するバンドをやってるお客さん(説明ややこしいな)が「何か参考になりそうなCDとかないですかねー」となにげなく訊いてこられたことがありました。

そこでコレ。
バカウケでした。

ソリストはカルロス・マルタ(フルート&サックス)、アミルトン・ヂ・オランダ(バンドリン)、エンヒーキ・カゼス(カヴァキーニョ)、マルセロ・ゴンサルヴェス(7弦ギター)、パウロ・セルジオ・サントス(クラリネット)、ヒルド(以下省略)というもンのすげえメンツ揃い。演奏のクオリティにかけてはもう間違いのない中身になっております。好みは別として(笑)。ちなみに全編インストです。


(こんな曲のラインナップですらい)

邪道と呼ぶ人は呼ばれよ。こういう路線からショーロファンの裾野を増やしていくという戦略、大いにアリだと思います。釣りでいうところのコマセとしては最上の部類に入る作品でしょう。もっとも年柄年中こんなんばっかし演奏させられちゃショラゥン(ショーロ奏者)としてはキツいものがありますが・・・。

しかしこのシリーズだけじゃなくて、例えば
Beatles 'n' Forro
というのや、あるいは
Stones 'n' Choro
とか、
Zeppelin 'n' Choro
とか(語呂悪いな)、
Guns 'n' Choro
とか出ないもんかねー(出ねえって)。

1セット限りの入荷ですので、探しておられた方はお早めにどーぞ

これがまた凄いんだな

2009-11-18 20:26:57 | CD

まずはこの映像をご覧下さい。

声だけ聴いてマリア・ヒタかと思っちゃったよ。

サンパウロを代表する女流作詞家、クリスチーナ・サライヴァ。
彼女の書いた詞にはとびきりのソングライターが曲を献じ、とびきりのプレイヤーが集い、それをとびきりの音楽へと具現化させます。
今回は新作Terra brasileiraで、マヌエラ・カヴァラーロというほとんど無名のシンガーがクリスチーナ作品を見事に歌い上げています。完全にノーマークでした。素晴らしい歌手です。

どこまで凄いんだ、ブラジル。
極上のMPBとはこういうことをいうのだ。なんちて。

スザーノ全開作品

2009-11-17 20:44:35 | CD

こんにちは、あぶさんです。ブフォ。と威勢よく酒を吹いておきながらこういうのも何ですけど、嘘です!なんだかここんとこムチャクチャになってきています。

さて。
いきなりですがマルコス・スザーノの話題です。
今年9月にヴィトル・ハミルとカチア・ベーを連れてイカしたショウを披露してくれたスザーノでしたが、そのスザーノのファンの中にはこんなことを考えている人もいるハズ。

「・・・なーんか最近のスザーノっていろいろやってるワリにはパンデイロあんまし叩いてくんねえよな。アルバムのパンデイロの音も昔に比べて、生々しくないっちゅうか、なんかこう、もっとこう。
 あ~あ、ベンジャミン・タウブキンの昔のソロアルバム、あれ何てったっけ、『大地と空間』?みたいなさ、ああいうモダンショーロみたいな感じのインスト音楽でパンデイロとかわかりやすーく叩きまくってくれてる音源とかねえもんかなあ・・・」

はい。
これがそうです

ブラジルの林正樹ことパウロ・ブラガ(ピアノ)、カルロス・マルタとしょっちゅうつるんでいる、つまりスザーノとはピフィ・ムデルノつながりのアンドレア・エルネスト(フルート)と組んだトリオ編成のプロジェクト、その名もTrio 3-63!って一体どう読むんだよ、トリオトレストラッソセセンタイトレスかよ?読めねえよ!

まあつまりは、そういうアルバムです(どういう?)。
収録された曲がショーロ、シャシャード、カポエイラ、ルンドゥ、カボクリーニョ等、それぞれ固有のブラジル伝統リズムで成り立っており、そんなのがてんこ盛り。聴いているうちにブラジルのあらゆるリズムにいつの間にか対応できるようになっているという特典つき(保証はしませんが)。攻める前衛ショーロ。隠れた傑作です。

・・・と書いたところで念のため全曲聴き直してみたら、スザーノがパンデイロを演奏してる割合って、全10曲中3曲だけだったわ、ハハハ!だからゴメン、上の文、ナシね!
でもめちゃめちゃカッコいいアルバムですよ。タウブキン関連のファンの方は聴いて損はありませんぞ。
こちらで1曲試聴できます(3-63 Capoeiraのみ)。

Cafe Dufi CD販売 11月のラインナップ

2009-11-14 19:21:52 | CD

名古屋Café Dufíで好評をいただいている(といいなあと思う)SAMBATOWNのCD販売コーナー、11月のローテーションが既に入っております。
今回は、ヴィヴモン・ディモンシュの堀内隆志さん監修のCoffee & Musicがなんといっても一番の目玉。そして密かに大ブレイクを狙っているのがリオの曲者フレッヂ・マルチンスのGuanabaraという新作。これはボサノヴァファンなら絶対に聴いておいた方がいい傑作です。ヤバいです。タイトル曲など特にエロいです。どうぞご試聴しまくって下さい!

Giana Viscardi & Michi Ruzitschka/ Coffee & Music
・Adriana Calcanhotto/ Maritmo
・Claudio Faria/ O som do sol
・DJ Dolores/ 1 real
Fred Martins/ Guanabara
・João Gilberto/ João Gilberto (73)
・Regina Souza/ Outonos
・VA/ Pernanbuco cantando para o mundo Vol.2
・VA/ Samba novo


ストーブのある風景そしてナナ・カイミ

2009-11-11 02:47:25 | CD

こんにちは、ピシンギーニャです。
嘘です!

いろいろバタバタしてしまうワリには、仕事の手ごたえとしてあまり前に進んでいない感じがしないでもないのですが(←一体何が言いたいのだ)、おかげさまでいつにも増しておおらかな心持ちで日々を送っております。

この前の日曜日に、念願の石油ストーブを買いました。
(どうでもいいけど、ストーブにしろファンヒーターにしろ、なんで燃料が灯油なのに『石油』って名称なんだろう)
なんでこのご時勢にストーブよ?と言われるかもしれませんが、家電量販店ではこんな感じの木目もどきな色調の石油ストーブだけが飛ぶように売れています。実際に飛んでいるかは保証の限りではありませんが。

なぜか。

それはきっと、みんな疲れているのです。ホッとしたいのです。遠赤外線がもたらす柔らかな暖かさと、赤く焼けたストーブ芯のなんともいえない心和む色合い、蒸気を吹き出すやかんのシンシンという音・・・。
瞬間燃焼、室温自動制御、おやすみタイマー、イオン効果・・・そんな身体も脳ミソも退化してしまいそうなベンリ機能はもう要らない。ぼくらはもっと当たり前の暖の取りかたに立ち返りたいのだと、日本人の潜在意識がそう訴えているのだと思います。
ストーブメーカーも、無機質なダークグレーとかシルバーとかのカラーリングはやめて、木目調・暖炉調のデザインのものをどんどん造ってほしいもんです。ストーブしか使えない高齢者のためだけに仕方なく製造してるっていう姿勢じゃなくて、もっと需要を増やす(取り戻す)気概をもてば、暖房機器市場も相当楽しくなるんではないかと密かに考えているのですが、はてさて、店主の感覚は世間とマッチするのでありましょうか。

と、杁中店舗時代から頑張ってくれていた石油ファンヒーターが遂に不具合を起こし、危うく一酸化炭素中毒しそうになった腹いせからか、やたらムキになってストーブ擁護論をぶち上げるサンバタウン店主ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。道路工事が多くなる季節にさしかかってまいりましたが、カリカリせずに余裕を持ってクルマの運転などしたいものですね。

今日は久しぶりにナナ・カイミの75年盤(例の青ジャケね)を聴き直しておりました。
思ったとおり、ストーブをたいた部屋でこれを聴くとつい心が緩みますね。
ワタシはこの人の歌を聴くと、反射的に「おかあちゃん・・・」とつぶやいてしまいます。そして無性に実家・松山に帰省したくなります。
誰かにナナ・カイミを奨めるような機会があれば、ワタシは何を措いてもこのアルバムを推しますね(そんな機会過去に一回しかなかったけど)。
冒頭曲がいきなり不滅の名曲Ponta de areiaです。ノヴェリのゆるやかに立ち上がるベースとともに、ナナとゲストのミルトン・ナシメントのスキャットが絡む瞬間、これに心動かされない人をワタシは信用しません。ちなみにこの頃のミルトンの声はまさに神。また全面参加のトニーニョ・オルタがヴィオラゥンにエレキにと獅子奮迅の大活躍をしているところも特筆すべきところです。ミナス系の演奏陣によるサンバ調の曲はやたらベタ~ッとしています。だがそこがいい。70年代のあたたかみのあるサウンドがお好きな方に特にオススメですね。



紹介するからには今回ちゃんと入荷させてますよ!お探しだった方は是非。これも間もなく通販アップ予定です。

<追記>
昨日通販アップしたDVD-O mistério do sambaですが、おかげさまで完売致しました。思ったより初動の反応がなく、「ひょっとしてオレ・・・嫌われてる?」とか悩みかけましたが、とりあえず一安心。買いそびれた方、平にご容赦を・・・。