去る8月5日、「急速充電器インフラ推進協議会(仮称)」準備会設置の記者会見を行うと御案内を頂戴したので、ZEVEXも参加しました。
場所は東京電力技術開発本部(横浜市鶴見区)でした。
これは「三菱」「スバル」「日産」の3自動車会社と、東京電力の計4社が、
電気自動車の普及に必要不可欠な急速充電器の普及、および充電方式の標準化
を図ることを目的に、協議会を今年度内に立ち上げることにしました
・・・という内容の記者発表会でした。
発表の後、記者会見に応じて下さったのは
向かって右から、
東京電力取締役副社長・技術開発本部長:猪野 博行様
日産自動車常務執行役員・技術開発本部長:篠原 稔様
三菱自動車執行役員・社長補佐:大道 正夫様
富士重工常務執行役員戦略本部長:馬渕 晃様
の4名様でした。
質疑応答中には、東電が今年度中にEVの営業車を38台増やし、
急速充電器も25台配備することや、充電器が1台380万円であること、
海外勢からの協議会への参加表明はまだ無いことなどが公開されました。
個人的には海外勢よりも、トヨタが加わっていないことで、プラグインプリウス
の充電にも対応できるのかどうか?の方が気掛かりではあります。
ちなみに、1枚目の写真右側に写っている急速充電器は高岳製作所製、
http://www.takaoka.jp/product/ev/index.html
左側黄色いのはHASETEC製です。
http://www.hasetec.co.jp/batterycharger/spec.html
どちらも50kw出力ですから、
(常に50kw出ているわけではないと思いますが)
15分で12500Wh(50kw×1/4時間)の電力を充電できることになります。
友人もドライバーを務めた「EV洞爺湖キャラバン」(主催 日本EVクラブ)
http://www.jevc.gr.jp/evtc2008/
時の電費は、ざっくり100~120Wh/km程度だと聞いているので、
15分充電で100km程度走れても不思議は有りません。
電気自動車を長く使っている者の立場から言うと、電気自動車乗りは、
バッテリー充電量の計画を常に頭で計算しながら運行のスケジュールを
立てるので、実際は計算が狂った2分間分だけ充電して、
(電力としては15km分の電力だけ入れて)次の目的地へ行き、
そこでゆっくり充電する。・・・なんて使い方が多数派になるような気もします。
この記者発表会では、急速充電器に使用されるロゴマークとネーミング
も発表されました。
ロゴはこれ↓です。
ネーミングは「チャデモ」と読むらしいです。
コメントは特に有りません。
装置を建物の中に置いたらさぞかし大変でしょうし、屋外に置いたって周辺は猛暑(笑
と思ったりもしますが・・・。どうなんでしょう?
今度直接聞いてみましょう。
5kwの炬燵だとサウナですね(笑)。
自動車業界で勝ち組のトヨタ、ホンダはHVが売れまくってますから、EV/pHVは作れる力があっても、公表した2012年ぎりぎりまで出さないのでしょう。
責任ある企業には、待ったなしの地球温暖化にももっとアグレッシブに取り組んで欲しいと思いますが。。。
いずれにしても、プラグインプリウスのリース開始が楽しみです。
規格の統一は メーカーの責任
今はとにかく普及&規格の統一が大切ですから、
何とか手を取り合ってほしいものですが。
でも確かに、5分だけ継ぎ足し充電、という使い方がけっこう一般化するかも。
充電ビジネスはきっと儲かりませんので、社会整備の一環として
進めていただけるとうれしいです。
せいぜい沢山作って欲しいもんです。
ユーザーがトヨタの車を買わないなら、そうはならないんでしょううが、多くのユーザーがトヨタの支持する限り、それは致し方無いんでしょうね。
>5分だけ継ぎ足し充電、という使い方がけっこう一般化するかも。
「安心感」さえあれば良いんで、現実は誰も使わないかも知れません。急速充電器<
盆の帰省の時は使うかな?
鈴木さんも、いろいろなところにお出になっていますね。頼もしい限り・・・ということでコメントをつけにきたのですが、そういえば、最近、ぼくも電気自動車についてブログに書いたことを思い出しました。全く別の観点ですが・・・。
http://milano.metrocs.jp/archives/1801
>「あれが足りない、これが足りない。だから主流にはならない」と批判しているうちに、世の中の趨勢は思ったより早く進んでいます。
実にその通りですね。
使えるように使うから、さっさと出してくれ!!
と多くのEVマニアが感じています。