荒巻豊志の整理されないおもちゃ箱

日本一下手なドラマーです。仕事の話をすることはこのブログではめったにありません。

謎多き作曲家、俊龍(2)

2011-06-19 17:09:37 | AKB楽曲
植木瑞基in俊龍
とはどういう意味なのか?。
ふたつ考えられる。
ひとつは、俊龍という作曲家は一人ではなく複数いるということだ。植木瑞基とはその中の一人ということになる。俊龍という名前の由来はわからないが、藤子不二雄みたいなものだ。実際にAKBの楽曲に携わっている生田真心も二人のミュージシャンによるユニットであるように、俊龍も複数のミュージシャンから成っているというのがひとつめの解釈。
ふたつめは自分の中にあるもうひとつの人格をあらわしていること。少したとえは違うかもしれないが、松任谷由実が曲を提供するときは呉田軽穂と名乗ることに似ているか。

俊龍がらみで気になったのは俊龍の楽曲を多くアレンジしているSizukだった。90年代以降、アルファベットを使うバンドがどんどんとでてきて、個人までアルファベットを使うことが増えてきている。このSizukも全くネットでは素性すらわからない不思議な存在だった。来生たかおが編曲者になるときは矢倉銀と名乗るように、Sizukも俊龍の別名かもしれない、と思っていた。


あるとき、音楽制作に携わっているソフトハウス右脳という会社のホームページをみつけた。
なんと、そこに俊龍の名前が所属アーティストとして記載されているではないか。
この集団はアニソン、ゲーム音楽を専門としているようだ。俊龍もAKBに楽曲は提供しているものの、他の曲はこの系統ばかりだったことがうなづけた。

さて、プロフィールには。


本名、出身地、いずれも不明としか書かれていない。他のアーティストは得意な楽器を挙げているが、俊龍はただ、作詞、作曲、編曲、としかない。

それでも得難い情報はあった。プロデューサー集団Sizuk筆頭作曲家、と記されてあった。
Sizukとは集団の名前だったのか。そして俊龍はその中の一人。ということは冒頭で触れたふたつの解釈のうちひとつめは違うことになる。

ところが、この右脳には植木瑞基がいるのである。プロフィールはかなり詳しく記されている。得意な楽器はキーボード。これはわかる。俊龍の曲はエレキギターの強烈なフレーズが一発で印象に残るのに、植木の曲は全くギターが使われていなかったからだ。

いったい、俊龍、植木瑞基、Sizukはどういう関係になっているのか?
俊龍が一人だとしたら、植木は俊龍の中の別人格としか解釈できない。しかし、だとすると、なぜ俊龍とプロフィールが別になっているのか?。
未だわからないことばかりだ。

この項、とりあえず、了