荒巻豊志の整理されないおもちゃ箱

日本一下手なドラマーです。仕事の話をすることはこのブログではめったにありません。

ドラムの練習(55時間目)

2011-04-25 16:15:44 | ドラム
久しぶりのレッスン。といっても60分のうち45分がおしゃべり。
これがはたしてレッスンといえるのか。
ヒップホップがどういう経緯で生まれてきたか、イギリスとアメリカのロックの違いなどなど、ドラムとはあまり関係はない。多少関係があったのは音楽におけるメッセージ性(表現)と楽曲アレンジ並びに演奏の話くらいか。
でも、こういった話は自分で調べるのはめんどくさいしとても重宝する。

しょせん、こういうことを次までにやっておいてと課題だけ出されれば十分だ。どうせどんくさいから、60分では「これをやってみて」といわれたことがすぐにできるわけではない。

音楽の地理性と歴史性についての議論はまさに歴史の地理性と地理の歴史性(高山岩男)と通ずるところがあるし、音楽を知らない俺が音楽ではない話題を持ち出し、音楽の会話ができるということは異文化交流のようでとても面白い。

さて、15分しかない「レッスン」でも新たな課題が山ほど出された。
アップ・ダウンのストロークがそれなりにできるようになったのをみて、三連符、いわゆるシャッフル系のリズムでアップ・ダウンのストロークができるように、とのこと。

次に俺が全く知らない曲を流して、適当に叩いてみてという指示が出される。その際、フィルインを必ず入れるようにとのこと。
なにかの洋楽だが、全く知らない曲に合わせて叩くということがどれくらい難しいことか。したがって、自分が得意とするフィルインのパターンしか盛り込めない。先生曰く

「曲調に合わせて、どんなフィルインでもすぐに引き出せるアドリブの能力がほしいね」

とのこと。確かにそうだ。楽譜があればそれを覚えて練習を積めば叩くことはできる。もっともっと多くのパターンを身につけなければならない(組み合わせを増やす)。

「とにかくもっともっといろんなジャンルの音楽を聴くこと」といわれた。
そういえば、音楽に関してはきわめて幅が狭い。気に入った曲を何百回と聞き込むことはあっても手広く聴くということはクラッシック音楽以外はなかった。iTunesをフル活用せよということなんだろうな。

しかし、それにしても、なんか英才教育を受けているようなんだが?。こんなつもりでドラムをはじめたわけでは決してなかったのに、縁というのは不思議なもので、この先生に習わなかったらゴールは同じでも経路は全く違う旅をしていたはずだ。