大国魂神社の表参道にあたるこのケヤキ並木は、大正13年(1924)に国の天然記念物に
指定され、平成26年(2014)には90周年を迎えた、府中を象徴する史跡です。神社に向かっ
て南北に延びる参道沿いには、樹齢400年以上といわれるケヤキが並び、厳かな雰囲気を醸
し出しています。
永承6年(1051)、源頼義・義家父子が、六所宮(大国魂神社)に奥州安倍氏の討伐(前9年
の役)を祈願。康平5年(1062)無事役目を果たし、祈願成就のお礼として、参道にケヤキの
苗1000本を奉納したのが始まりといわれます。その後、、江戸幕府を開いた徳川家康が並木
の両側に馬場(馬市場)を献納し、同時にケヤキを補植しました。こうして、馬場のあるケヤキ
並木が生まれたと伝えられています。(写真Mr麹町)