地上高約11メートル、青銅造りの宝篋印塔は、日本国中稀に見る精巧な塔といわれます。こ
の宝篋印塔は一功如来心秘密全身舎利 宝篋印陀羅尼経に依って建立するものとされます。
寛政7年(1796)旧大山寺境内に建立。大正3年現境内に再建されました。香花を供えて右
回りに3度回ると願いが叶うといわれます。
厄除名所の「かわらけ投げ」があります。かわらけは厄除けと書かれた直径6センチの土器
で、土にすぐ戻る素材です。これをガケ下に向けて投げると、厄除けに効くだけでなく、ガケ下
に直径2.5メートルの福輪があり、その中をくぐれば幸運をもたらすとされています。このはな
し各所の神社・仏閣にあって、高所から谷に向けて土器を投げる「噺」は、古典落語にもあって
ベテラン落語家によって語られていますね。(写真Mr麹町)