この神社は寛平年間(889~898年)に創建されたものと伝えられています。第70代
後冷泉天皇の永承6年(1051)に、源頼義が奥州東征の途次に宿陣して戦捷を祈願、後に
康平5年凱旋するにあたって社を修め、盛大な祭を行ったといいます。社の南一帯の丘地をそ
の「館」としたことから「城山」と呼んでいたといいます。
下って文明9年(1477)太田道灌が石神井城を攻略するにあたり軍神祭を行い、社前に
「槇樹」一株を植栽しました。これが今なお社頭に聳える「道灌槇」で、御神木として崇めら
れています。(写真・ミスター麹町)