三重塔 正徳2年(1712)に建立された重要文化財です。高さ25mで、塔内には大日
如来を中心に五智如来が奉安され、周囲は「十六羅漢」の彫刻がめぐらされています。雲水紋
の彫刻がほどこされた各層の垂木は、一枚板で作られた珍しいもので一枚垂木と呼ばれます。
出世稲荷 大本堂正面を左手に進み、かなり厳しそうな階段を上がると出世稲荷がひっそり
と佇んでいます。御本尊は、江戸時代に成田山を篤く信仰した佐倉藩主・稲葉丹後守が寄進し
たものです。商売繁昌、開運成就、火伏せのご利益があると伝えられています。
平和の大塔 昭和59年(1984)に建立された塔は、真言密教の教えを象徴する塔とい
われます。高さ58mで、一階は成田の歴史展示、写経道場等があります。各階それぞれに明
王殿、金剛殿、五智如来等が奉安されています。(写真・ミスター麹町)