JR西荻窪駅の北約1㎞の青梅街道に、日産自動車旧荻窪事業所のあったところに、ロケッ
ト発祥の地碑があります。戦後間もない昭和28年(1953)、旧中島飛行機から社名を変
えた富士精密工業は糸川英夫教授率いる東京大学生産技術研究所(現・文部科学省宇宙科学研
究所)の指導を受け、ロケット開発に着手しました。
2年後の昭和30年には「ベンシルロケット」の初のフライトに成功し、これが日本のロケ
ット第1号となりました。爾来60年、ロケット技術は後進に受け継がれ、現在の日本の主力
ロケットを生みだす原動力となりました。この碑には、ペンシルロケットの実物大の模型がは
めこまれています。
この碑の近くには 三角形の旧中島飛行機発動機発祥の碑もあります。年輩の人は御存知と
思いますが、ゼロ戦と並び称される一式陸攻「はやぶさ」はここで生まれました。(写真・ミ
スター麹町)