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朝夕の涼しい風が気持よくなりました。蝉に変わってスズムシ、キリギノス、コオロギなど
が鳴きはじめました。コロコロ、リーンリーン、ジーッジーッ、チンチロリンと音色を聞かせ
てくれます。説明によると、多くの場合鳴くことができるのはオスで、メスへの求愛や縄張り
宣言ということらしいです。
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江戸時代には「虫売り」がいたようです。なんでも神田に住むおでん屋さんが、根岸の里で
聞いたスズムシの音にひかれ、捕まえて家に持ち帰って楽しんでいました。そのうち譲ってほ
しいという人が多く、おでん屋をやめて「虫売り」の商売を始めたそうです。虫の音を愛でる
日本人ならではの文化が江戸時代に誕生したわけです。ちなみに諸外国では虫の音を楽しむ文
化はないそうです。日本人でよかった・・と思いますが、最近ではマンションなどては、うる
さいと苦情がでるそうですから時代ですかね。
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