先日の選挙で投票所になった近所の小学校で見つけた銅像です。昭和初期の小学校で教育を
受けた私達の年代は、薪を背負って本を読む金次郎さんを見習えと教わったものです。戦争が
終わって取り払った学校もありましたが、残している所もありますね。幕末の貧しい農民で、
苦労しながら学んで成功した人です。さらに努力して武士の身分になった彼は、農地改革に尽
力したと聞いています。
当時の小学校にはこの金次郎像と奉安殿があって、天皇皇后両陛下の御真影（写真）が納め
られていました。天皇誕生日は「天長節」といいましたね。この日は講堂で式典があり、校長
先生が奉安殿から御真影を捧げもって講堂の壇上正面に飾って式典を挙行しました。子供たち
は校門の出入りには、立ち止まって奉安殿に向かって一礼をしたものです。金次郎さんを見て
懐かしい当時を思い出しました。
