予定がキャンセルになり時間が取れたので京都北部・三尾の里に車を走らせた。
ターゲットは、高雄の神護寺、槙尾の西明寺、栂尾の高山寺の三名刹と
川端康成の名作「古都」の舞台になった北山杉の里・中川地区。
まず、国宝・鳥獣人物戯画で知られる高山寺を訪ねた。
山門を入った左側の岩場の斜面に張り付いた苔は、陽光に照らされたまばゆい。
国宝の石水院は、明恵上人が住まいとしていた所で、簡素な造りだが気高さが漂っていた。
後鳥羽院の勅額「日出先照高山之寺」の思いが読み取れたような気もする。
裏参道の細い医師団はご覧のように静寂な山里を象徴するかのような雰囲気だった。
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