ヴァンフォーレ甲府熱血サポーターへの道!!

山梨に住むユタカのブログ。地元ヴァンフォーレを応援してこのブログもなんと19年目を迎えました。ACL効果でJ1昇格だ!

ACLデビュー戦はアウェーで大健闘の勝ち点1獲得【ACLメルボルン・シティ戦】

2023-09-22 | Weblog
9月20日にアウェーで行われたAFCアジアチャンピオンズリーグ2023/2024 グループステージ第1節メルボルン・シティ戦ですが、試合結果は0対0のスコアレスドローに終わりました。


【良かった点】
この試合良かった点は2つ。まず1つ目は自分たちのチームスタイルがアジアの舞台でも臆することなく表現できていたこと。ヴァンフォーレが初めて臨むアジアの舞台。しかもその初戦&アウェーの戦いということもあり、選手たちが緊張でいつも通りの動きができない可能性がありました。またリーグ戦から先発メンバーを11人すべて変更し、普段出番に恵まれていなかった選手たちで構成されたチームも連携面での不安があったと思います。しかし篠田監督はこの試合に向けてしっかりと準備してチームを仕上げてきており、試合が始まるとそんな不安は一瞬にして吹き飛んでいきます。ヴァンフォーレが今シーズン取り組んでいる戦術はハイライン&ハイプレスからの堅守速攻型ですが、まずトップの松本孝選手が組織的プレスのファーストディフェンダーとして前線で懸命にボールを追いかけます。それに続くのがトップ下で出場した飯島選手。機動力のあるチェイシングで相手ボールホルダーの間近まで迫ると、相手はたまらずサイドにパスを回します。そこに鋭く詰めていくのが武富選手と鳥海選手のサイドハーフ。そこでパスカットできたり、相手が慌てて前方に蹴り出したところをボランチの林田選手や佐藤選手が前に出てボール回収する流れがこの試合では出来上がっていましたね。高めの位置でボール回収できたら素早く攻守を切り替えて縦に仕掛けていく気持ちも強くあり、前半は松本孝選手がDFの背後を抜け出してシュートを放つシーンが何度もありました。また彼以外にも関口選手や鳥海選手が果敢にゴールを狙っていく場面もみられるなど、守備よりも攻撃面が目立つ展開になりましたね。前半38分にはゴールエリア中央やや左寄りの付近で得たFKを佐藤選手が直接狙い、カーブのかかった軌道のキックがクロスバーに当たるなど惜しいシーンも作り出していたヴァンフォーレ。シュートも相手の3本に対して前半だけで10本放つなどスタートからアグレッシブに試合を進められており、得点こそ奪えませんでしたが後半になってもあまりペースが変わらず優勢だったので、ヴァンフォーレがいかに自分たちのサッカーで計画的にできていたか分かると思いますね。

良かった点の2つ目は、相手の長所をほとんど出させなかったこと。ヴァンフォーレは前半から積極的に動いて飛ばし気味だったので、後半はバテてしまうか心配でした。対するメルボルンシティは鋭く仕掛けてくるというよりはパスを丁寧に繋ぎながらゆっくりと前に進んでくるタイプの戦い方をしていたので、後半から動くペースを上げて得意の屈強なフィジカルを活かしながらこちらに圧力をかけてくることが予想されていました。しかしヴァンフォーレはハイラインを維持することによって大半の時間帯でゴールに近い位置でのフィジカル勝負から避けることに成功。また蹴り上げてきた相手のロングフィードにはアバウトな守備対応にならないように、はっきりとタッチラインに蹴り出す割り切ったディフェンスを行うことで、致命的なミスが起こりやすい場面を未然に防いでいましたね。能力は高いですがゴリゴリのポストプレーヤーではなく179cmのマクラーレン選手が1トップにいたことで相手の攻撃の起点はスピード勝負となり、フィジカル勝負と比べたら対応しやすかったことも助かったポイントと言えます。そして競り合った後のこぼれ球への反応も鋭くセカンドボールを回収できたことが、メルボルンシティの攻撃が単発に終わっていた要因だったように思います。唯一セットプレーは迫力を感じましたがその他の場面では相手の長所をほとんど出させず、終盤の時間帯になっても相手の反撃はあまり受けず、前に出ていく組織的な守備態勢がピタリとハマった試合でしたね。


【気になった点】
この試合気になった点は1つ。それは決定力不足。ヴァンフォーレは堅守速攻のカウンタースタイルで前半から決定機は作れており、松本孝選手や飯島選手&関口選手の仕掛けから何度も相手ゴールに襲いかかっていました。しかし相手GKの好守などもあって得点は生まれず。結果的にはこの試合スコアレスドローに終わっているので、何度も決定機があったこの機会に1本でも決められていたら状況は好転していたかもしれません。リーグ戦ではなかなか出場機会を掴めていない松本孝選手と飯島選手。チームプレーに貢献する良い動きはできているだけに、やはり彼らの課題は決定機に決め切れるかということだと思います。それは試合経験を積み重ねて初めて向上するものかもしれませんが、このメルボルンシティ戦ではあわよくばもう少しシュート機会には冷静になり、瞬時に状況を確認した上で適切なシュートが打てる落ち着きが欲しかったですね。次の試合ではもう一皮二皮剥けたプレーをみせてくれると信じています。


…この引き分けによりヴァンフォーレのACLグループステージでの成績は1分けで勝ち点1獲得となりました。夢のアジアの舞台の初戦でオーストラリア王者と引き分けてクラブ史に残るような勝ち点1となりましたが、試合内容ではヴァンフォーレのペースで進められていただけに欲を言えばやはり白星での勝ち点3が欲しかったですね。でも良く戦いました。とりあえずお疲れ様と言いたいですね。

次のACLグループステージでの2戦目は10月4日のブリーラム・ユナイテッド戦。この試合はヴァンフォーレにとってホーム初戦となるので、山梨から全国から大勢のサポーターが国立競技場に駆けつけて熱く応援し、選手&チームみんなが一丸となりACL初勝利を目指して戦いましょう!




にほんブログ村 サッカーブログ ヴァンフォーレ甲府へにほんブログ村
※ランキング参加中!1クリックお願いします♪

最新の画像もっと見る

コメントを投稿