ヴァンフォーレはチームを指揮している篠田監督が2024年シーズンもチームを指揮し続投することを発表しました。
◇篠田善之監督◇
篠田監督は山梨県甲府市出身1971年6月18日生まれの現在51歳。現役時代は機山工業高(現甲府城西高)から1990年に甲府サッカークラブ(現ヴァンフォーレ甲府)に入団。在籍期間は1年間の1試合のみでしたがその足跡を残すと、退団後は中央大学に進学。4年後に福岡ブルックス(現アビスパ福岡)の入団テストに参加し合格。1995年から9シーズン活躍し2004年に現役引退を決意します。翌2005年からは福岡のホームタウン推進部コーチとして指導者生活をスタート。U-18コーチ→トップチームコーチ→U-15コーチと歴任し、2008年に再びトップチームコーチに就任します。監督の仕事ができるS級ライセンスを取得した直後にリトバルスキー監督が解任され、7月からいきなり監督昇格。監督では2010年にJ2で3位という結果を残しJ1昇格に貢献しますが、翌2011年はスタートダッシュに失敗し思うように立て直せず8月に解任。約3年間の福岡での監督生活を終えます。2012年からはFC東京のコーチに就任。ポポヴィッチ監督体制&フィッカデンティ監督&城福監督のもとでコーチとしてチームを支える名参謀の存在感を強めると、2016年7月に城福監督が解任されると監督に昇格。途中就任ながら8勝2分け2敗とチーム成績を持ち直したFC東京は2017年も篠田監督の監督続投を決断。この年は大久保選手や永井選手&高萩選手など実力者を多数獲得しクラブとして優勝を狙ったシーズンでしたがなかなか中位から抜け出せず、終盤連敗を喫したことが引き金となり9月に退任となります。2018年は清水エスパルスのコーチに就任。2019年5月にヨンソン監督の後任として監督に就任すると、9月には月間優秀監督賞を受賞するなどその存在感を示します。2020年はクラモフスキー監督が指揮官に就任した影響でコーチに復帰。今年まで次々と交代する監督を支える役割をこなしていました。今シーズンチームのJ2降格とともに清水退団を発表。今後の去就が注目されていました。吉田監督の退任が決まり新たな指揮官を探していたヴァンフォーレ。地元出身の経験豊富な指導者の篠田氏に注目し監督就任をオファー。快諾したことで2023年チームを率いる指揮官が決定しました。
篠田監督の理想とする監督像は元アルゼンチン代表で現在スペインのA・マドリードを指揮しているシメオネ監督。攻守においてスピーディーでアグレッシブ&選手とボールが動く躍動的なサッカーを目指すスタイルはスタジアムに集まるサポーターが熱狂する回数を増やすと思いますね。そして選手の強みを引き出して積極性かつ強度の高いトレーニングを推し進めることでチームに闘う集団を生み出します。球際で負けない気持ちやゴールに素早く向かっていく縦に早い攻撃など堅守速攻の基本姿勢を見せながらも、しっかりボールを回して連係で相手を崩したりプレッシングが効かない場面ではしっかりと守備ブロックを作って対応するなど、理論的な戦術を組み込みながら柔軟な姿勢と采配をFC東京時代にもみせていたようですね。ヴァンフォーレではリーグ戦の結果には結びつきませんでしたが、パスを丁寧に回して徐々に前進していく吉田監督のポゼッションサッカーは確実に浸透していたと思うので、その選手たちのポゼッション能力は引き継ぎつつも昨シーズン足りなかったゴールへの仕掛けの速さの問題を篠田監督が解消してくれることを期待したいですね。そして直接現場で指揮したわけではありませんが、ACLの舞台でどう闘っていくのか戦略をポポヴィッチ監督と練り込んでいたと思うので、その経験もアジア初挑戦のヴァンフォーレでも確実に活かされると思います。
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ここまでが2022年11月30日記事の引用。
初めてヴァンフォーレを指揮した2023年シーズン。クラブの歴代監督が10年近く続けてきた3バックシステムから脱却し、今年から本格的に4バックに挑戦することを決断。攻守にバランスの取れた4-2-3-1を基本として、DFラインをできるだけ高めに設定し各ポジション間をコンパクトに保って複数人でボールにアプローチできる環境を形成。なるべく前目の位置でのボール奪取にチャレンジし、そこから極力手数をかけないで縦に速く仕掛けるショートカウンターを狙っていきます。ハイライン&ハイプレスからのカウンタースタイルの完成を目指して日々の試合に臨みますが、シーズンのスタートの印象はあまり良いものではありませんでした。シーズン開幕直前のFUJIFILM SUPER CUPでは昨年J1王者の横浜F・マリノスに善戦したものの、開幕戦の山形戦に敗れた後は2試合連続で勝ち切れないなど3試合白星から遠ざかります。しかし第4節の藤枝戦でGK河田選手の好セーブもあり苦しみながらも2対1で初勝利を飾るとチームは自信を掴み、そこからは迷いなく戦っていった結果、富士山ダービーの勝利を含む4連勝を記録するなど順位も上位に浮上。応援するサポーターに可能性を示します。その後は夏始めくらいまでコンスタントに勝ち点を積み重ねていったヴァンフォーレでしたが、本格的に暑さが厳しくなった真夏の時期に急激にトーンダウン。8試合連続で白星を記録できないスランプ状態に陥ります。そのスランプ状態も暑さがだいぶ和らいできた9月始めの第34節大分戦の0対2からの逆転劇をきっかけに完全に脱却。そこから第41節熊本戦まで8試合負けなしを記録し順位もJ1昇格プレーオフ圏内に浮上。結果は最終節で山形に敗れて土壇場でプレーオフ入りを逃し8位という順位で終わるものの、右肩上がりのチームの状態をみせてくれました。
また今シーズンを語る上で外せないのがクラブ史上初めて臨んだACLの舞台。国際大会の経験が乏しいJ2のクラブということもあり前評判はあまり高くなかったヴァンフォーレ。そのクラブを率いることになった篠田監督はこの大会をどうやって戦っていけば良いのか相当迷われたと思います。予算もギリギリの状態で一般客と同じエコノミークラスでの各国を跨ぐ長距離移動の疲れなど、選手のコンディション調整に難しいやりくりを強いられたと思います。それに加えてリーグ戦から中3日・4日の過酷な日程も苦悩する要因となっていたはずです。しかしそんな数々の不安を巧みなチーム編成で乗り越えたのも篠田監督の素晴らしいところだったと思います。大会中1勝できれば快挙と思われていましたが、いざ蓋を開けてみれば2勝2分け1敗の勝ち点8でグループ首位に立つ(12月9日時点)など、快進撃をみせるクラブの指揮官として大きな存在感を発揮していたことは間違いないでしょうね。
リーグ戦では8位に終わりJ1昇格の目標を達成できませんでしたがあと少しのところまで近づいたこと、そしてACLで周囲の予想を良い意味で裏切る好成績を残し、まだグループステージ突破の可能性を残していることなどが続投へと至った経緯だと思います。篠田監督も4バックへの移行や堅守速攻型のチームスタイルの確立など1年目である程度はチームの土台を築けたと思うので、今回来シーズンの契約を結んだことで腰を据えてその土台からさらなる肉付けができるようになるでしょう。現有メンバーの動向がどうなるのか来シーズンに向けた補強がどうなるのかは現時点ではまだ分かりませんが、篠田監督のもとだったらどんな編成になってもチームをまとめてくれると思います。今シーズン成し遂げられなかったJ1昇格の目標達成をベースにして、現在戦っているACLではグループステージを突破してノックアウトステージ(決勝トーナメント)に進出できるように力強く戦っていきましょう!
篠田監督引き続きチームを指揮する決断をしてくれてありがとうございます!チーム&選手&サポーター&スポンサーやすべてのチームに関わる皆さんとともに2024年こそはJ1昇格を掴み取りましょう!
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◇篠田善之監督◇
篠田監督は山梨県甲府市出身1971年6月18日生まれの現在51歳。現役時代は機山工業高(現甲府城西高)から1990年に甲府サッカークラブ(現ヴァンフォーレ甲府)に入団。在籍期間は1年間の1試合のみでしたがその足跡を残すと、退団後は中央大学に進学。4年後に福岡ブルックス(現アビスパ福岡)の入団テストに参加し合格。1995年から9シーズン活躍し2004年に現役引退を決意します。翌2005年からは福岡のホームタウン推進部コーチとして指導者生活をスタート。U-18コーチ→トップチームコーチ→U-15コーチと歴任し、2008年に再びトップチームコーチに就任します。監督の仕事ができるS級ライセンスを取得した直後にリトバルスキー監督が解任され、7月からいきなり監督昇格。監督では2010年にJ2で3位という結果を残しJ1昇格に貢献しますが、翌2011年はスタートダッシュに失敗し思うように立て直せず8月に解任。約3年間の福岡での監督生活を終えます。2012年からはFC東京のコーチに就任。ポポヴィッチ監督体制&フィッカデンティ監督&城福監督のもとでコーチとしてチームを支える名参謀の存在感を強めると、2016年7月に城福監督が解任されると監督に昇格。途中就任ながら8勝2分け2敗とチーム成績を持ち直したFC東京は2017年も篠田監督の監督続投を決断。この年は大久保選手や永井選手&高萩選手など実力者を多数獲得しクラブとして優勝を狙ったシーズンでしたがなかなか中位から抜け出せず、終盤連敗を喫したことが引き金となり9月に退任となります。2018年は清水エスパルスのコーチに就任。2019年5月にヨンソン監督の後任として監督に就任すると、9月には月間優秀監督賞を受賞するなどその存在感を示します。2020年はクラモフスキー監督が指揮官に就任した影響でコーチに復帰。今年まで次々と交代する監督を支える役割をこなしていました。今シーズンチームのJ2降格とともに清水退団を発表。今後の去就が注目されていました。吉田監督の退任が決まり新たな指揮官を探していたヴァンフォーレ。地元出身の経験豊富な指導者の篠田氏に注目し監督就任をオファー。快諾したことで2023年チームを率いる指揮官が決定しました。
篠田監督の理想とする監督像は元アルゼンチン代表で現在スペインのA・マドリードを指揮しているシメオネ監督。攻守においてスピーディーでアグレッシブ&選手とボールが動く躍動的なサッカーを目指すスタイルはスタジアムに集まるサポーターが熱狂する回数を増やすと思いますね。そして選手の強みを引き出して積極性かつ強度の高いトレーニングを推し進めることでチームに闘う集団を生み出します。球際で負けない気持ちやゴールに素早く向かっていく縦に早い攻撃など堅守速攻の基本姿勢を見せながらも、しっかりボールを回して連係で相手を崩したりプレッシングが効かない場面ではしっかりと守備ブロックを作って対応するなど、理論的な戦術を組み込みながら柔軟な姿勢と采配をFC東京時代にもみせていたようですね。ヴァンフォーレではリーグ戦の結果には結びつきませんでしたが、パスを丁寧に回して徐々に前進していく吉田監督のポゼッションサッカーは確実に浸透していたと思うので、その選手たちのポゼッション能力は引き継ぎつつも昨シーズン足りなかったゴールへの仕掛けの速さの問題を篠田監督が解消してくれることを期待したいですね。そして直接現場で指揮したわけではありませんが、ACLの舞台でどう闘っていくのか戦略をポポヴィッチ監督と練り込んでいたと思うので、その経験もアジア初挑戦のヴァンフォーレでも確実に活かされると思います。
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ここまでが2022年11月30日記事の引用。
初めてヴァンフォーレを指揮した2023年シーズン。クラブの歴代監督が10年近く続けてきた3バックシステムから脱却し、今年から本格的に4バックに挑戦することを決断。攻守にバランスの取れた4-2-3-1を基本として、DFラインをできるだけ高めに設定し各ポジション間をコンパクトに保って複数人でボールにアプローチできる環境を形成。なるべく前目の位置でのボール奪取にチャレンジし、そこから極力手数をかけないで縦に速く仕掛けるショートカウンターを狙っていきます。ハイライン&ハイプレスからのカウンタースタイルの完成を目指して日々の試合に臨みますが、シーズンのスタートの印象はあまり良いものではありませんでした。シーズン開幕直前のFUJIFILM SUPER CUPでは昨年J1王者の横浜F・マリノスに善戦したものの、開幕戦の山形戦に敗れた後は2試合連続で勝ち切れないなど3試合白星から遠ざかります。しかし第4節の藤枝戦でGK河田選手の好セーブもあり苦しみながらも2対1で初勝利を飾るとチームは自信を掴み、そこからは迷いなく戦っていった結果、富士山ダービーの勝利を含む4連勝を記録するなど順位も上位に浮上。応援するサポーターに可能性を示します。その後は夏始めくらいまでコンスタントに勝ち点を積み重ねていったヴァンフォーレでしたが、本格的に暑さが厳しくなった真夏の時期に急激にトーンダウン。8試合連続で白星を記録できないスランプ状態に陥ります。そのスランプ状態も暑さがだいぶ和らいできた9月始めの第34節大分戦の0対2からの逆転劇をきっかけに完全に脱却。そこから第41節熊本戦まで8試合負けなしを記録し順位もJ1昇格プレーオフ圏内に浮上。結果は最終節で山形に敗れて土壇場でプレーオフ入りを逃し8位という順位で終わるものの、右肩上がりのチームの状態をみせてくれました。
また今シーズンを語る上で外せないのがクラブ史上初めて臨んだACLの舞台。国際大会の経験が乏しいJ2のクラブということもあり前評判はあまり高くなかったヴァンフォーレ。そのクラブを率いることになった篠田監督はこの大会をどうやって戦っていけば良いのか相当迷われたと思います。予算もギリギリの状態で一般客と同じエコノミークラスでの各国を跨ぐ長距離移動の疲れなど、選手のコンディション調整に難しいやりくりを強いられたと思います。それに加えてリーグ戦から中3日・4日の過酷な日程も苦悩する要因となっていたはずです。しかしそんな数々の不安を巧みなチーム編成で乗り越えたのも篠田監督の素晴らしいところだったと思います。大会中1勝できれば快挙と思われていましたが、いざ蓋を開けてみれば2勝2分け1敗の勝ち点8でグループ首位に立つ(12月9日時点)など、快進撃をみせるクラブの指揮官として大きな存在感を発揮していたことは間違いないでしょうね。
リーグ戦では8位に終わりJ1昇格の目標を達成できませんでしたがあと少しのところまで近づいたこと、そしてACLで周囲の予想を良い意味で裏切る好成績を残し、まだグループステージ突破の可能性を残していることなどが続投へと至った経緯だと思います。篠田監督も4バックへの移行や堅守速攻型のチームスタイルの確立など1年目である程度はチームの土台を築けたと思うので、今回来シーズンの契約を結んだことで腰を据えてその土台からさらなる肉付けができるようになるでしょう。現有メンバーの動向がどうなるのか来シーズンに向けた補強がどうなるのかは現時点ではまだ分かりませんが、篠田監督のもとだったらどんな編成になってもチームをまとめてくれると思います。今シーズン成し遂げられなかったJ1昇格の目標達成をベースにして、現在戦っているACLではグループステージを突破してノックアウトステージ(決勝トーナメント)に進出できるように力強く戦っていきましょう!
篠田監督引き続きチームを指揮する決断をしてくれてありがとうございます!チーム&選手&サポーター&スポンサーやすべてのチームに関わる皆さんとともに2024年こそはJ1昇格を掴み取りましょう!
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