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ヴァンフォーレ甲府熱血サポーターへの道!!

山梨に住むユタカのブログ。地元ヴァンフォーレを応援してこのブログもなんと20年目を迎えました。ソコヂカラでJ1昇格だ!

本日サガン鳥栖戦!見どころ紹介

2025-05-11 | Weblog

ヴァンフォーレ甲府本日試合があります。2025年明治安田J2リーグ第15節アウェー佐賀県鳥栖市の駅前不動産スタジアムにてサガン鳥栖戦です(14時キックオフ)。


◇中継情報◇
DAZN


◇試合会場周辺の天気情報◇
tenki.jp  5月11日 8:00発表
駅前不動産スタジアム(佐賀県)
曇り☁時々雨☔
最高気温:19℃(キックオフ時∶17℃) 最低気温:13℃
降水確率
6時~12時:30%
12時~18時:60%
18時~24時:20%


◇見どころ紹介◇
【サガン鳥栖】
☆今シーズンの成績:6勝3分け5敗(勝ち点21) 9位
☆ここ最近2試合の試合結果
→△◯✕△◯
☆注目選手
新川選手∶下部組織からトップ昇格し最近スタメンに定着したクラブ期待の17歳FW。豊富な運動量と両足使えるシュートが魅力。
今津選手∶昨シーズン在籍し8月に鳥栖へ完全移籍した元ヴァンフォーレ選手。古巣対戦に闘志を燃やす。
堀米選手∶ヴァンフォーレユース出身の元 ‘甲府の至宝’ 。離れてもう7年目になるが甲府愛は忘れない。今回はベンチスタートが濃厚。


☆予想布陣:3-4-2-1
☆予想スタメン

※選手とフォーメーションは実際と異なる可能性があります。


☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:徳島ヴォルティスvsサガン鳥栖 明治安田J2リーグ 第14節 2025/5/6


【ヴァンフォーレ甲府】
☆今シーズンの成績:4勝4分け6敗(勝ち点16) 13位
☆ここ最近2試合の試合結果
→△△✕✕◯
☆注目選手
孫選手∶大卒でプロ入りした古巣対戦。当時よりさらに成長し、逞しくディフェンスする姿をアウェーの地で見せたい。
三平選手∶前線で精力的に動き回る37歳。ポジション的に対峙する ‘周知の仲’ 今津選手とのマッチアップは見もので、楽しみながら真剣に勝負を挑み今シーズン初ゴールを狙う。
ネーミアス選手∶4月加入の187cm大型ブラジル人FW。勝負どころの時間帯で起用されゴール前で屈強なフィジカルを発揮できるか注目。


☆予想布陣:3-4-2-1
☆予想スタメン

※選手とフォーメーションは実際と異なる可能性があります。


☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:ブラウブリッツ秋田vsヴァンフォーレ甲府 明治安田J2リーグ 第14節 2025/5/6

 

☆復調した鳥栖&将来性抜群の若手選手たち
今回の対戦相手であるサガン鳥栖。今年から活躍の場をJ2に移し小菊監督のもとで再出発を図りJ1復帰を狙って開幕を迎えましたが、シーズン序盤は3連敗&4戦白星なしとスタートダッシュに失敗するなど予想外の結果となります。しかし第5節で初勝利を飾るとそこからはコンスタントに勝ち点を取れるようになり、第14節終了時点で9位まで浮上してきました。鳥栖は最近トップチームに昇格し2戦連続で先発の座をゲットしている17歳の新川選手を始めとして、アンダー世代の日本代表で活躍していた22歳の西川選手や今シーズンリーグ戦全試合に出場している22歳の井上選手など、将来性豊かな若い選手が揃っている印象があります。自信がついたら伸び伸びと思い切りの良いプレーを仕掛けてくるので、ヴァンフォーレとしたら彼らに個性を発揮されないように組織的な仕事に追わなければいけない展開に持っていきたいですね。


☆今津&堀米選手&松本選手
鳥栖には3人の元ヴァンフォーレ選手がいます。1人目は昨シーズンヴァンフォーレに在籍していた今津選手。彼は半年間プレーした後に昨年の8月完全移籍で鳥栖に加入しJ1で6試合に出場。今年は新主将に就任しチームをまとめる役割を担い、これまで5試合に出ています。3試合ぶりに出場した前節の徳島戦ではセットプレーからゴール前で膝辺りで押し込む得点を決めており、それが決勝点となりチームの勝利に貢献。ディフェンスリーダーとして再び存在感を示す結果を残しました。2人目は堀米選手。かつては ‘甲府の至宝’ と呼ばれていた才能あふれるMFでしたが、その堀米選手もヴァンフォーレを離れてはや7年が経過。32歳となりすっかり鳥栖の顔として定着してきたと思います。とは言っても彼の流れている血の根底には青赤の成分が入っているので、愛する古巣戦を前に自身の成長を見せたいと今回相当気合いが入っている状態だと思います。堀米選手はベンチスタートが濃厚なので、もし途中出場でピッチに出てきたときには真っ先に警戒しなければいけない存在だと思います。3人目の松本凪選手は今年の3月下旬にC大阪から鳥栖に期限付き加入し、あまり長い時間ではないものの毎試合出場できており中盤の引き締め役として存在感を放っています。ヴァンフォーレには2年間在籍し天皇杯優勝時には運命のPK戦も蹴っている関係なので今回だけ手を抜いてもらい(!?)、他の試合で鳥栖の勝利に貢献できるように頑張ってほしいですね。


☆苦しみながら結果を出した大塚ヴァンフォーレ
5試合白星なし&今季3度目の連敗と低調な状態が続いていた最近のヴァンフォーレ。しかし前節の秋田戦では前半一方的に相手を押し込みながらも得点が奪えずにいると次第に相手にペースが移っていく厳しい展開となりましたが、後半始めに決めた先制点を最後まで守り切って勝利を掴み取りました。試合内容的には手を叩いて喜べる内容ではありませんでしたが、粘り強く戦い最少得点差を耐え抜いた集中力は評価しても良いと思います。坂道を転がり落ちていたところを踏ん張ってストップさせたかたちとなったので、これから力を踏み締めて前に歩いていく力強さをみせるのか、それとも再びバランスを崩して転がり落ちていくのか。それは大塚監督のこれからの手腕にチームの命運がかかってくると言っても過言ではないでしょう。今はサッカーの技術的な問題よりも選手たちの精神的な問題の方が成績に大きく関連していると思うので、前節秋田戦の白星がどう選手たちにポジティブな要素として影響してくるのかも今回注目したいポイントだと思います。


☆ソアレス選手の展開力&鳥海選手の仕掛ける力
ここ2戦で評価が急上昇している新加入のヴァウ ソアレス選手。これまでの選手には見られなかった積極的にボールに絡んでリズミカルにパスを多方面に送るボランチとして異彩を放っており、ミドルパスで空いているエリアにボールを送る視野の広いプレーはヴァンフォーレの新たな武器になることは間違いないですね。なので今回も最終ラインから中盤、そして前線に繋げるための経由地として彼の存在感は絶大で、早くも中心選手としてチームのリズムを作り出しています。そんなソアレス選手ですが後半途中で運動量が落ちるのが問題点としてあります。それはまだチームに合流して間もなくコンディションが万全ではないため仕方ないことですが、彼がピッチにいるいないではチームの出来もかなり変わってきてしまうのでできる限り長い時間いてもらうように工夫してプレーすべきですね。そして離脱していた鳥海選手が復帰濃厚ということで、チームの攻撃の核となるべき存在が戻ってきます。鳥海選手のいなかった前々節の徳島戦&前節の秋田戦で優勢に進めていた前半に得点が取れない問題が発生していたので、そこを彼の力でこじ開ける術を今回見せてほしいと思います。巧みな技で相手を欺くテクニック力を活かして仕掛ける力を披露し得点に絡んでほしいと思いますね。


☆セットプレーは最大のチャンス
攻撃のかたちがなかなか定まらないとき&相手を押し込みきれない現状ではセットプレーが非常に重要な得点機会となります。平塚選手やソアレス選手&荒木選手が現在キッカーとしてセットプレーを蹴っていますが、そのボールに孫選手やマンシャ選手ら背の高い選手が合わせていくことでこれまで強みをみせてきました。そこに4月加入のネーミアス選手が加わりさらにターゲットが増加。ネーミアス選手は187cmのガッシリとした上背を活かし競り合い時に自分の間合いを作れる選手。もちろんヘディングもですが、こぼれ球に反応して両足使える強烈なシュートも魅力。今のところ追い上げたい展開のときに切り札的に起用されることが濃厚ですが、彼を信じて積極的にクロスボールやロングフィードを狙っていくのも作戦の一つだと思いますね。


…前節ウノゼロ勝利で停滞感からの歯止めをかけることができたヴァンフォーレ。苦しんで掴んだこの白星を活かすも殺すもこの鳥栖戦の戦いにかかっています。チーム状態の浮上に自信がつき、その自信が確信へと変わっていけるように選手たちには攻守においてアグレッシブにプレーしてほしいですね。そしてアウェーで勝ち点3を掴み取って山梨に帰ってきてほしいと思います。

 


徳島ヴォルティス戦の写真公開

2025-05-10 | Weblog

5月3日にホームで行われた2025年明治安田J2リーグ第13節徳島ヴォルティス戦の試合の様子をたくさん写真に収めてきましたので、少し遅くなりましたがこの機会に紹介したいと思います。





所要で現場入りがかなり遅くなってしまったので駐車場は臨時駐車場で一番遠い市立甲府病院に停めました。ここからはスタジアムまで歩いておよそ20分前後。遠い…。





スタジアムまでの道中には小川の横を歩いていきます。小川には魚や亀の姿も。自然豊か。




小瀬スポーツ公園はちょっと前まで見事な桜が咲いていたのですが、今では新緑の木々が鮮やかに生い茂っていました。季節の移り変わりが感じられますね。




子供の日が近いということで、小瀬スポーツ公園の補助競技場では子供たちが遊べる遊具がたくさん並んでいました。それと様々なスポーツが楽しめる体験会も行っていましたね。子供が主役。





ホームゴール裏は青赤の横断幕で装飾。ホームゲームの雰囲気をうまく盛り上げていますね。




子供と触れ合う甲府のスーパーヒーローヴァンくん。マントがカッコいいね。




ヴァンくんステージには本日のサイン会の主役である鳥海選手がスタンバイ。サイン会の前にステージに上がり集まってくれたみんなに挨拶の一言。早くケガを治してね。




ピッチ内アップに参加する選手たちがサポの輪を通りハイタッチしながら登場。






個人的な注目はこの3選手。林田選手はケガから復帰&ヴァウ ソアレス選手は初スタメン&ネーミアス選手は初の試合メンバー入りでした。低調なチーム状態を打破してくれる存在として期待していましたね。




ビジター徳島サポの皆さん。遠路はるばる四国から山梨へようこそ。貴重なゴールデンウィーク期間に山梨を選んでくれてありがとうございます!観光は楽しめましたでしょうか?





我らがヴァンフォーレゴール裏サポーター。この日は日差しが強く暑かったため直前までスタンドがいっぱいにならず不安でしたが、キックオフ時間に合わせて確実に増えて埋まりホームチームの威厳を示していました。応援の声も大きかったですね。




選手たちが入場し試合がキックオフされます。




本日のボランチコンビ。林田選手は守備力があり、ソアレス選手は展開力に優れるタイプ。




ファール時に主審に主張する田中選手。





CKの場面では、平塚選手とソアレス選手がスポットに立ちどちらが蹴るのか随時話し合いがされていました。割合的にはソアレス選手7割&平塚選手3割といった配分で蹴ってた気がします。




守備面で存在感を発揮していたのはマンシャ選手。相手のキーマンでもあるルーカスバルセロス選手に対してマンツーマンでディフェンスし封じ込めることに成功していました。やはりマンシャ選手は1対1に強いね。




CKで特徴的だったのが中央で一列に並ぶ選手たち。ゴール前で密着マークされないための工夫ですね。




迫力のある競り合い。






ハーフタイムにはヴァンくん含めて様々な方たちがスタンドを一周。ヴァンくんの前にいるのは甲府鳥もつ煮のとりもっちゃん、そして甲州戦記サクライザーの皆さんとJRAウインズ石和の記念大使に就任したすごロクのMCケンキさん。





試合展開が激しくなる後半。相手の背後を突く小出選手と積極的に仕掛けていく宮崎選手。後ろにいる大塚監督も相手DFラインの裏を狙えと指示しているのでしょうか?




この日の入場者数は8203人。やや少ないように感じますが、ゴールデンウィークの貴重な連休なのに遠出せずにサッカー観戦を選択してくれるのはありがたいことですね。




チームを率いて2年目を迎える徳島の増田監督。眼鏡が特徴的な研究家だそうです。




対する我らがヴァンフォーレの大塚監督。最近では批判の声も聞こえるようになってきましたが、その逆境を跳ね除ける逞しさを采配で見せてほしいですね。





後半28分からピッチに登場したヴァンフォーレの秘密兵器ネーミアス選手。待望の大型CFということで今後の活躍が期待されますね。この試合では前線で懸命にボールを追いかけて気持ちをみせてくれました。




再三あったセットプレーのチャンスも得点には繋げられず。





終盤の2失点で力尽き敗戦。やはり押し込んでいた時間帯に仕留めないとこうなってしまうという戒めのような試合でしたね。







試合終了後挨拶のために場内を一周する選手たち。みんな悔しい表情をみせていますが、特にマンシャ選手は人一倍悔しい気持ちが感じられました。




苦しい状況のときにはサポーターの力強い声援が選手たちの勇気を取り戻す後押しとなります。選手たちもその声援に応える活躍をみせてほしいですね。次のホームゲームではみんなが喜んでいる光景が見たい!

 


ネーミアス選手獲得

2025-05-10 | Weblog

ヴァンフォーレ甲府は4月27日に2025年シーズンの新戦力としてブラジル人FWネーミアス選手の加入を発表しました。


◇ネーミアス選手◇

 

ネーミアス選手はブラジル国籍2000年2月13日生まれの現在25歳。2020年にブラジルのセラ マカエンシというクラブでプロのキャリアをスタートさせると在籍2年間で公式戦11試合に出場し2得点を挙げます。2022年前半には同じブラジルのリオ ブランコAC&後半にはマカエ エスポルチに期限付き移籍。そこでの活躍が認められ2022年8月にポルトガルリーグのSCコインブロエスに移籍を果たし海外挑戦を決断。そこではチームの主力選手として2シーズン連続公式戦で二桁得点を記録。2024年にはポルトガル3部リーグのヴィラヴェルデンセFCに加入。2024-2025シーズンのリーグ戦では17試合3得点、公式戦では24試合に出場し5得点を挙げていました。ネーミアス選手はヴァウ ソアレス選手同様に移籍を前提にして所属クラブを契約解除となっており、ヴァンフォーレとはフリー移籍となり移籍金はかかりません。ヴァンフォーレは前線で起点となれる外国籍の大型CFを探しており、無所属だったブラジル人FWネーミアス選手に注目し交渉の末に獲得に成功しました。背番号は49。

 

ネーミアス選手は187cm・86kgでポジションはFW。利き足は右足。本人談では「ゴール前での冷静さ、シュートを狙える落ち着き、ボールキープできてタメを作り当てて動き出せるタイプ」と語るように、大柄な体格を活かした前線での力強いポストプレーが最大の魅力だと思います。またゴールの近くでは積極的にシュートを狙っていくタイプのようで、利き足が右足となっていますが左右遜色なく強烈なキックを放てるみたいですね。ヴァンフォーレではさっそく5月3日の第13節徳島ヴォルティス戦の試合メンバーに選ばれ、後半28分から途中出場しJリーグデビューを果たします。そこでは決定機こそ絡めませんでしたが、屈強なフィジカルを活かしてマイボールにしようと激しく相手選手とボールを奪い合ったり、近くにきた相手に足を伸ばしてボールを絡め取ったりと存在感を発揮。約17分間のデビュー戦を一生懸命頑張っていたと思います。次の秋田戦にはベンチには入っていたものの結局最後まで出番はありませんでしたが、チームに足りない攻撃の高さを満たしてくれる存在としてこれから重宝されそうですね。

 

ネーミアス選手がヴァンフォーレで成功するためには、ベンチから途中出場する短い時間でゴールという結果を出すことが求められます。彼が起用される場面は追いかける展開が多いと思うので、セットプレーのシーンや終盤のパワープレーのターゲット役としてクロスボールや後方からのロングフィードに鋭く反応しなければいけません。ヘディングで周囲の味方に落としたりゴールに近ければ直接頭で合わせ得点を狙う手段を取るべき。その展開でこれから2点取ることができれば出場時間は確実に伸びていくと思います。これまでの実績&経歴から見ても実力は未知数なのと大柄なタイプなのでスタミナがどれだけ持つのか試してみなければ今のところはまだ分からないと思います。我々サポーターはそんな彼のグレーな一面も同時に楽しみつつ、ヴァウ ソアレス選手のようにやりそうな雰囲気を漂わせてほしいですね。

 

ネーミアス選手ヴァンフォーレに加入してくれてありがとうございます!チームが躍進する原動力になれるように頑張ってください!これからよろしくお願いします!


 

HIGHLIGHTS NEEMIAS BENAVENUTO - ÉPOCA 2022/23 - SC COIMBRÕES

ネーミアス選手のプレー集。遠い視点が多くて少し見にくいですが、それでも彼の動きなどは参考にできると思います。

 


ブラウブリッツ秋田戦を振り返る【J2第14節】

2025-05-09 | Weblog

5月6日にアウェーで行われた2025年明治安田J2リーグ第14節ブラウブリッツ秋田戦ですが、試合結果は1対0でヴァンフォーレが勝利しました!ヴァンフォーレの得点は後半に挙げた大島選手のゴールでした。


☆スタメン変更は7人
ゴールデンウィーク期間中の連戦の影響で先発を大幅に入れ替えていた前節の徳島戦から、メンバーを再び戻したかたちで先発を7人変更。小出選手や井上選手が入っていた3バックには孫選手と土屋選手が復帰し、小林選手と佐藤恵選手が務めていたウイングバックには荒木選手と宮崎選手が戻ってきました。そして1トップ2シャドーには三平選手を頂点に置き、熊倉選手と大島選手が1.5列目にポジショニングをとる布陣となりました。今回の注目ポイントは前節先発から外れた選手たちの奮起。ターンオーバーしていたとはいえ、他の選手に先発ポジションを奪われていたことは心穏やかではなく、また自身の存在感を発揮して活躍したいという野心が生まれていたと思います。その士気高い状態を攻守にどう表現していくのかも見ものの一つだった気がしますね。


☆完全に主導権を握る前半
試合の立ち上がりから積極的に動き、組織的に相手へプレッシャーをかけに行くヴァンフォーレ。最前線に三平選手が帰ってきたことで彼がファーストディフェンダー役として相手のビルドアップに計画的にプレッシャーをかけてパスコースを半分に限定させます。その絞った方のエリアにシャドーとウイングバックの選手が猛烈なプレスで詰めて相手選手を慌てさせパスミスを誘発。そのこぼれ球をボランチや高いラインを設定した3バックの選手が回収する流れが効果的でした。やはり三平選手がいなければその組織的プレスの精度が高くならないので今のチームスタイルには欠かせない存在だと思います。特に前半はチーム全体で組織的にプレスに行く態勢が整っており、それが相手の動きを封じることにも成功。そして相手のロングフィードにも孫選手やマンシャ選手が力強く跳ね返しており、秋田はなかなかパスコースが見つけられずに最終ラインでボールをまわす機会がとても多かった印象。良い守備から攻撃へとうまく切り替えができていて、ヴァンフォーレは計画的なボール奪取で敵陣で展開する機会が目立っていましたね。前半の秋田のシュート数はなんと0本。危険なシーンが1本もなかったように守備面では前からの守備意識が研ぎ澄まされており、完璧なディフェンスができていたと思います。ただし良かった守備の一方で攻撃面ではまだまだ改良の余地あり。相手を押し込みセットプレーの機会を数多く得られていましたが、8本あった前半のCKから得点を奪えなかったのは痛かったですね。ほぼワンサイドゲームを続けていた状態で1点でも取れていたらある程度イニシアチブを持ったまま試合を展開できたので、セットプレーのチャンスを決め切る集中力が欲しいですね。


☆後半立ち上がりに待望の先制点
前半を0対0で終えたヴァンフォーレ。ハーフタイムでの監督からの檄が入ったか分かりませんが、後半になって最初のチャンスをモノにすることになります。後半3分、後方からのロングフィードは一旦は相手DFに跳ね返されるものの右サイドで荒木選手がそのこぼれ球を回収。空いていた前方のスペースに侵入するとそこからのクロスボールを大島選手がタイミング良く合わせて待望の先制点を獲得します。このシーンではボールを受けた荒木選手が縦に仕掛けたことが得点に結びついたポイントで、それまで切り返して左足でのプレーを多く選択していたので相手は意表を突かれたかたちになりましたね。そしてゴール前で相手の背後を突いてタイミング良く上がっていった大島選手の動き出しも秀逸。大島選手はヴァンフォーレ移籍後13試合目で嬉しい初得点。この得点でチームは余計な肩の力が抜ける効果がありリラックスできたと思います。


☆ソアレス選手が抜けた後次第に受け身に
前半から中盤の下がり目の位置で積極的にパスをもらい、そこから多方面へミドルパスを供給しチームのリズムを作ってきたヴァウ ソアレス選手。彼の配球力が前半の一方的な展開を作り出していたと言っても過言ではなく、キープレーヤーとしてチームの中心選手になっていました。しかし後半になり積極的に動いていた反動から運動量が落ち試合から消える時間が増えると、後半26分に遠藤選手と交代します。チームとしてもまずはソアレス選手にボールを預けるというビルドアップの選択肢を取っていたので、その選択肢がなくなり試合の組み立てを行う術が見つけられなくなると相手にボールを保持される機会が徐々に目立つように。試合展開が変わるほどいるといないとではチームへの影響力が違うソアレス選手の存在感は抜群でしたね。秋田も前半の停滞感を取り戻すべく終盤の時間帯は積極的に仕掛けており、CKからのヘディングがクロスバーに直撃するなど惜しい場面を幾度か作り出していました。しかしヴァンフォーレは粘り強くディフェンスを行い相手のチャンスの芽を摘み取るとそのまま1対0で逃げ切り成功。連敗を止めての6試合ぶりの白星にまずはホッとしたのがサポーターの感想だと思います。


☆勝因は?
この試合ヴァンフォーレが勝利できた要因として、前半からの積極的な姿勢が後半始めの時間帯に実ったことを挙げます。先ほども言いましたが、前半のヴァンフォーレは素晴らしく前に行く守備と引いて守備ブロックを構築するディフェンスの切り替えが非常にスムーズにうまくいっており、秋田に隙を与えない戦いができていました。攻めては相手を押し込んでCKを獲得するシーンが多くあり、セットプレーから秋田ゴールに攻め込む場面を数多く作れていました。得点こそ奪えませんでしたが、相手のシュートを0本に抑え込んだ前半は完璧という内容でした。しかし前節の徳島戦でも前半は押し気味に試合を進めていたものの得点を奪えずにいると終盤に相手の猛攻に遭い2失点してしまう苦い経験があったので、このハーフタイムには監督から気を引き締めて戦おうという檄があったはず。その檄に応えたかたちで選手たちは後半が始まっても集中力を保ちながら一気にエンジンがかかったと思います。その流れで生まれた後半3分の荒木選手と大島選手の積極性から生まれたゴールは貴重な決勝点になりましたね。その後展開が秋田ペースに傾いていったことを考えると、後半開始というスコアが動きやすい時間帯に仕掛けて得点を決めることができたのは評価できると思います。

あとは1点取ったあとの試合の進め方が計画的だったこと。もちろん秋田も追い上げを図るべく攻勢を強めてきたためこちらは徐々に押され気味の展開になりましたが、その状況のなかでもゴール前はしっかりと固めてシュートを打たれるリスクをできるだけ少なくし、前線やサイドでのボールキープによって計画的に時間を使いながらこの点差を守っていく術をみせていましたね。交代枠も疲れてきた選手を代えてフレッシュな選手を投入しチーム全体の運動量を維持するなど計画的でした。最近の試合ではあまり効果的だとは思えなかった交代枠の使用も今回は ‘耐える’ ための適切なカードが切れたと思いますね。


…この勝利によりヴァンフォーレの今シーズンの成績は、4勝4分け6敗の勝ち点16となり順位は13位に浮上しています。対戦する前まで同じ勝ち点だった秋田は負けたことでJ3降格圏内の18位に下がっているため、もし今回敗戦だったらゾッとする結果になったことでしょう。とりあえずは踏み留まったヴァンフォーレ。勝ち点16はヴァンフォーレ含めて4チーム並んでいるのでまずはこのグループの先頭に立てるように努力し、徐々に昇格プレーオフ圏内を狙っている上位クラブに迫れるように勝ち点をコンスタントに積み重ねていきましょう!

 


【ブラウブリッツ秋田×ヴァンフォーレ甲府|ハイライト】 2025明治安田J2リーグ第14節|2025シーズン|Jリーグ

 


ピックアップブラウブリッツ秋田戦!

2025-05-07 | Weblog

ヴァンフォーレが戦った試合で特に印象に残ったプレーやゴール&応援など、X(旧Twitter)やYouTubeに上げられたヴァンフォーレ関連の記事や動画の投稿を少し緩く紹介していくこのコーナー。なお試合日翌日に更新予定です。
 
今回の対象試合は2025年5月6日にアウェーで行われた2025年明治安田J2リーグ第14節ブラウブリッツ秋田戦です。

 



後半3分大島選手の先制ゴールシーン。右サイドにいた荒木選手が、前半多用していた切り返しではなく縦の深いエリアに進んだことで相手守備陣は一瞬意表を突かれたと思います。誰もマークがついてこない状態だったので荒木選手は落ち着いてクロスボール先を探すことができましたね。そしてニアサイドにタイミング良く入り込んでいた大島選手はうまくシュートをゴール隅に運べました。荒木選手の積極性と大島選手の鋭さが実を結んだ先制点の場面でした。

 



ハーフタイムの両チームスタッツ。前半からヴァンフォーレは精力的に攻勢を続けており、敵陣での展開が目立っていました。秋田は最終ラインから先のパスがほとんど成功できず、また運動量もあまり多くなかったためにヴァンフォーレ守備陣は常に相手選手のそばでプレッシャーがかけられる状態でしたね。守備がガッチリと噛み合い、その結果前半の秋田のシュート数が ‘0本’ と完璧に封じることができました。ただしこの理想的な展開のうちに先制点を挙げておきたかったのも事実としてあります。前節の徳島戦は再三のチャンスを逃した結果終盤での連続失点&敗戦に繋がってしまったので、やはり優勢に進めている時間帯で決め切る決定力が課題だと思います。

 



第7節札幌戦から先発の座を掴んでいるマンシャ選手。今回も1対1の守備の強さを存分に発揮していましたね。そして青赤の編み込みの入った凝ったヘアスタイルも素晴らしい!クラブ愛が感じられますね。

 



試合終了後ゴール裏サポーターのもとに挨拶に来た大塚監督。指揮官としての責任を感じて苦々しい表情だったので、早く苦しい状況から抜け出してより笑顔で喜んでいる監督の姿が見たい!

 



手を挙げて記念撮影に応じる大島選手。それを見つめる選手たちもみんな笑顔。とても良い写真だなぁ。ほのぼの。

 



今シーズンアウェー戦の毎試合パブリックビューイングを開催してくれている非常にありがたいイオンモール甲府昭和さん(感謝!)ですが、そこでは大型ビジョンによる試合中継はもちろん後援会長の神部冬馬さんの軽快なMCを聴けたり、このようにクラブのグッズ販売も展開されています。ホーム戦の試合会場やまちなかヴァンフォーレプラザに行かなくてもグッズが購入できるなんて恵まれてますよね?さすがに全種類ではないと思いますが、ここで気軽に欲しいものを購入してみても良いかもしれませんね。


…以上です。

 


試合結果【第14節 ブラウブリッツ秋田戦】

2025-05-06 | Weblog

【2025年明治安田J2リーグ第14節】

◇試合結果◇
✕ブラウブリッツ秋田0-1ヴァンフォーレ甲府◯
※前半猛攻無得点も後半立ち上がり大島弾でウノゼロ&6試合ぶり白星!


◇得点者◇
後半3分(甲)大島


◇試合会場◇
ソユースタジアム(秋田県)
 

◇入場者数◇
4293人
 
◇今シーズンのホームゲーム累計入場者数◇
6万321人(1試合平均8617人)
 

◇データ◇
     秋田 甲府
40% ボール支配率 60%
4本 シュート数 15本
274本 パス成功数 431本
 

◇今シーズンの成績◇
4勝4分け6敗(勝ち点16) 13位
 
◇今シーズンの勝ち星表◇
→◯✕✕△✕✕◯◯△△
 △✕✕◯
※今シーズンリーグ戦の試合をこなす度に◯△✕で結果を積み重ねていきます。一番右が最新結果です。
 

◇ヴァンフォーレ甲府メンバー◇


◇試合ハイライト動画◇
2025.05.06 2025明治安田J2リーグ 第14節 vs.ブラウブリッツ秋田

 

 


本日ブラウブリッツ秋田戦!見どころ紹介

2025-05-06 | Weblog

ヴァンフォーレ甲府本日試合があります。2025年明治安田J2リーグ第14節アウェー秋田県秋田市のソユースタジアムにてブラウブリッツ秋田戦です(15時キックオフ)。


◇中継情報◇
DAZN


◇試合会場周辺の天気情報◇
tenki.jp  5月6日 7:00発表
ソユースタジアム(秋田県)
曇り☁のち雨☔
最高気温:19℃(キックオフ時∶18℃) 最低気温:9℃
降水確率
6時~12時:30%
12時~18時:30%
18時~24時:60%


◇見どころ紹介◇
【ブラウブリッツ秋田】
☆今シーズンの成績:4勝1分け8敗(勝ち点13) 18位
☆ここ最近2試合の試合結果
→✕◯✕✕△
☆注目選手
小松選手∶チームトップの7得点を挙げている秋田の得点源。
諸岡選手∶中盤で守備をこなしながら前線に的確な差し込むパスを出せるボランチ。
梶谷選手∶前線で自分を犠牲にして味方が入ってくるスペースを作り出すチャンスメーカー。


☆予想布陣:4-4-2
☆予想スタメン

※選手とフォーメーションは実際と異なる可能性があります。


☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:いわきFCvsブラウブリッツ秋田 明治安田J2リーグ 第13節 2025/5/3


【ヴァンフォーレ甲府】
☆今シーズンの成績:3勝4分け6敗(勝ち点13) 16位
☆ここ最近2試合の試合結果
→△△△✕✕
☆注目選手
ヴァウ ソアレス選手∶中盤の底で多くボールに触り多方面に散らすパスを展開できるリズムメーカー。ボールを奪われない技術も備える。
田中選手∶高い足元の技術で相手をかわし、秋田のフラットな4-4-2の陣形に風穴を開ける仕掛けが見たい!
ネーミアス選手∶前節デビューを果たしたヴァンフォーレの秘密兵器。周囲にサポートをもらって積極的にポストプレーを行い、貪欲にゴールも狙いたい。


☆予想布陣:3-4-2-1
☆予想スタメン

※選手とフォーメーションは実際と異なる可能性があります。


☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:ヴァンフォーレ甲府vs徳島ヴォルティス 明治安田J2リーグ 第13節 2025/5/3

 

☆前節振り返り&改善点
ヴァンフォーレは前節ホームで徳島と対戦。前半は一方的なペースで相手を押し込み決定機を作っていましたが、後半になり徳島も盛り返してきて次第に展開は相手のペースに。前半飛ばした影響も受けて運動量が落ち、終盤の時間帯で2失点を食らい万事休す。0対2で敗れてしまいました。今シーズン3度目の連敗&5試合白星がない状態に陥りましたが、試合内容的には良かった点もありました。ヴァンフォーレは前半から積極的に攻守の場面で動いており、慎重に最終ラインでボールをまわす徳島に対して効果的なプレスがかけられていました。特にセットプレーの場面を数多く掴んでいて、前半に得たCKの本数はなんと8本。怒涛の勢いでセットプレーのチャンスを次々と獲得しゴール前に迫るものの、固い徳島ディフェンスに阻まれるシーンが続きます。ヴァンフォーレとしたら押し込んでいたこの時間帯で得点を奪いたかったのが本音で、優勢のまま前半に無得点で終えてしまったことが試合の流れが変わるきっかけになった気がしますね。そして序盤から飛ばしていた影響が終盤の時間帯に色濃く現れていたのも事実としてあります。特に徳島の先制点の場面では中盤を突破されてついて行けずフリーの状態のままミドルレンジでシュートを打たれていたので、その相手の動きに対応できなかったのもペースを気にせずに攻め込んでいた前半のツケが原因と言っても過言ではないと思います。かと言ってスタートから飛ばしたことが悪いとは思っていません。チャンスを数多く作り出していた前半のうちに得点を取れていたらまた違った試合展開になっていたと思うと少しもったいない気がしますね。チャンスのときに絶対にゴールまで結びつけるんだという研ぎ澄ませた集中力が欲しいですね。


☆ ‘当たり’ の予感ヴァウ ソアレス選手
4月11日に加入が発表され、今までトレーニングで味方との連携力を磨いてきたブラジル人MFヴァウ ソアレス選手。そのソアレス選手がついに試合メンバーに選出され初先発を飾りました。ソアレス選手はボランチの位置で林田選手とコンビを組んでプレーすると、中盤の下がり目で幅広く動きパスを呼び込み足元の高い技術で寄ってくる相手をいなしながら味方へ正確なミドルパスを送るなどリズムメーカーとしての一面を発揮。持ち味でもあるミドルシュートは打つ機会がほとんどなかったものの、打てる位置までボールを運ぶスムーズさなどその能力の片鱗をみせていました。後半になって運動量が落ち相手も対策してきたため消える時間もみられましたが、全体的な印象だと今後も活躍が期待できそうな ‘当たり’ の雰囲気が漂っていましたね。まさに前半のヴァンフォーレの猛攻の原動力となっていたことは間違いないので、これからの試合では重宝される存在になりそうですね。


☆フラットな陣形を突く中央突破
今回の対戦相手でもあるブラウブリッツ秋田。チームを率いて6年目となる元ヴァンフォーレ選手の吉田謙監督のもと組織的なチーム作りに着手しJ2定着に成功。昨シーズンは10位に入るなど着実に力を付けています。その秋田の基本フォーメーションはフラットに並ぶ4-4-2。このフォーメーションはどんな状況でもそつなく対応できる万能なシステムですが、1人が突破されると他のポジションからそこに向かうフォローがどうしても遅れてしまうデメリットがあります。要するに1対1の場面で勝負に負けてしまうと途端に崩れやすいフォーメーションとも言えるので、ヴァンフォーレとしたら一部分のエリアに複数人で突破を挑んでいくとチャンスが開けてきそう。秋田の守備陣には絶対的な個の力を持った選手が見当たらないので、ゴールに近い中央のエリアをゴリゴリと仕掛けていきたいところ。1トップの選手が体を張って相手を引きつけ、そこに当てたボールからシャドーの2人が後ろから追い越していく仕掛けが効果的。理想ではセンターバックとサイドバックの間を狙って縦に突破できればシュートを打てる決定的チャンスが生まれそうですね。仕掛ける力を備える田中選手を中心として今回は相手との1対1の場面では積極果敢に突破の勝負を仕掛けてほしいと思います。


☆チャレンジ&カバーの関係性
今シーズンヴァンフォーレの攻撃が良くない場合の例として、単独で局面を仕掛けているケースが多いことを挙げます。特にシャドーの選手が目立つのですが、前線で精力的に守備を行いチームの攻撃時にはパスコースを広げるためにサイドへ流れてボールを受ける多種多様な仕事をこなしています。その仕事にパワーを使っている印象が強いため、いざ1トップの選手にロングフィードが送られてもそばにシャドーの選手がいない場面が多々見受けられます。それでは相手の守備網がそこにディフェンスの的を絞りやすく簡単に捕まってしまいます。それではいけません。攻撃を単調なものにせずに二次攻撃&三次攻撃へと繋げるためには、仕掛ける選手(チャレンジ)とその選手の近くでこぼれ球を拾うなどサポートする役(カバー)の最低2人以上の攻撃参加が必要になります。うまくいってるときには一時的に突破に失敗してもそこをカバーし再び攻撃を加速してくれる存在がいるので、チャレンジ&カバーの関係性で複数人で攻める気持ちを持ってほしいですね。


☆パワープレーは孤立させない
ヴァウ ソアレス選手と同時期の4月27日にチームに加入したブラジル人FWネーミアス選手。彼は前節の徳島戦で後半28分からピッチに入りヴァンフォーレデビューを飾ると、187cm・86kgの大柄な体格を活かして最前線で競り合うフィジカルの強さを披露。登場してすぐは味方も彼に合わせていく攻撃手段を取っていましたが、次第に徳島の攻勢が強まるとその余裕はなくなりネーミアス選手は前線で孤立していきます。ポストプレーが得意なタイプだと思いますが、さすがに相手がここにボールが来ると分かってディフェンスしに来るので、すぐに囲まれて彼は何もできなくなってしまいます。1点奪われた終盤の時間帯でネーミアス選手のポストプレーによりなんとか攻撃の起点を作りたかったのですが相手の反撃を受けて攻撃に集中できない状態が続き、チームメートは彼のサポートに行けなかったのは痛かったですね。この試合では彼の出来がイマイチだったというよりは他の選手がそれどころではなかったという感じだと思うので、彼が登場することが濃厚な後半の勝負どころの時間帯ではネーミアス選手の近くに衛星的に動くフォローができる役割の選手を配置しポストプレーのこぼれ球を狙うなど、パワープレーの迫力に厚みをもたせたいですね。そして選手たちの共通認識としてこの時間帯には彼を信じて積極的にクロスボールやフィードを彼目掛けて送りたいですね。


…再びチーム状態が低調に陥ったヴァンフォーレ。後ろにはJ3降格圏内が近づくなかで、J1昇格プレーオフ圏内など上位に行くためのシーズン前半戦のターニングポイントだと思います。ここで踏ん張って力強く前に進んでいく力を蓄えるのか、それとも歯止めが効かなくなって転がり落ちていくのか大塚監督の底力が試されると思います。もちろん前者になるべくチーム総力戦でこれからの試合に全力で臨んでほしいですね。そしてゴールデンウィーク期間の連戦も残り2戦。アウェー連戦と厳しい条件となりますが、できる限り勝ち点を拾ってこの過密スケジュール期間を締めくくってほしいと思います。

 


ピックアップ徳島ヴォルティス戦!

2025-05-04 | Weblog

ヴァンフォーレが戦った試合で特に印象に残ったプレーやゴール&応援など、X(旧Twitter)やYouTubeに上げられたヴァンフォーレ関連の記事や動画の投稿を少し緩く紹介していくこのコーナー。なお試合日翌日に更新予定です。
 
今回の対象試合は2025年5月3日にホームで行われた2025年明治安田J2リーグ第13節徳島ヴォルティス戦です。

 



試合結果を伝えるクラブ公式のポスト。今シーズン3度目の連敗&5試合白星なし&16位とクラブは苦しい状況に陥っていますが、まさにここがシーズン前半戦の正念場だと思います。良い展開の時間帯もあったので、そこで決める力を身につけたいですね。そして我々サポーターはチャンス時によりゴールに迫れるような勇気を与える応援を選手たちに送りたいですね。ここが上位に行くための踏ん張りどころだ!

 



この試合のスタッツリーダー。シュート数は小林選手が2本でトップ&小出選手が懸命にディフェンスしながら前方にパスを供給しようとしていたことが分かりますね。でも欲を言えば前線の選手がシュート数でトップに立ってほしいなぁ。

 



ヴァンくん&フォーレちゃんを紹介する徳島サポさん(たぶん)のポスト。ヴァンくんパンイチ草の根運動が徐々に実を結び、 ‘危犬’ としての知名度が全国的に上がってきている気がします。でもあまり羽目を外し過ぎないようにほどほどにね。逮捕されちゃうぞ。

 



山梨県を舞台に展開しているご当地ヒーロー『甲州戦記サクライザー』の皆さんも試合に遊びに来てくれました。テレビの中では争っていますが、スタジアムではこのように和気あいあいの雰囲気。…営業妨害かも(笑)

 



博士のこのキャラ好きやわ〜(笑)

 



クラブ公式スポンサーになってくれた『売るナビ』さん。こういう苦しい状況のなかでもチームを支援していただけるなんてありがたいことこの上ないですね。

 



クラブ公式Xではこのように小瀬周辺の駐車場情報を随時ポストされています。今後の試合で駐車場は大丈夫かなと思われている方は参考になりますよ。ちなみに自分は用事を済ませてから向かったので今回は一番遠い臨時駐車場(甲府市立病院)に停めました。トホホ。


…以上です。

 


試合結果【第13節 徳島ヴォルティス戦】

2025-05-03 | Weblog

【2025年明治安田J2リーグ第13節】

◇試合結果◇
✕ヴァンフォーレ甲府0-2徳島ヴォルティス◯
※前半猛攻も後半力尽き3度目の連敗&5試合白星なし


◇得点者◇
後半30分(徳)杉本
後半41分(徳)トニー・アンデルソン


◇試合会場◇
JITリサイクルインクスタジアム(山梨県)
 

◇入場者数◇
8203人
 
◇今シーズンのホームゲーム累計入場者数◇
6万321人(1試合平均8617人)
 

◇データ◇
     甲府 徳島
42% ボール支配率 58%
12本 シュート数 11本
377本 パス成功数 532本
 

◇今シーズンの成績◇
3勝4分け6敗(勝ち点13) 16位
 
◇今シーズンの勝ち星表◇
→◯✕✕△✕✕◯◯△△
 △✕✕
※今シーズンリーグ戦の試合をこなす度に◯△✕で結果を積み重ねていきます。一番右が最新結果です。
 

◇ヴァンフォーレ甲府メンバー◇

 


◇試合ハイライト動画◇

2025.05.03 2025明治安田J2リーグ 第13節 vs.徳島ヴォルティス


本日徳島ヴォルティス戦!見どころ紹介

2025-05-03 | Weblog

ヴァンフォーレ甲府本日試合があります。2025年明治安田J2リーグ第13節ホーム山梨県甲府市のJITリサイクルインクスタジアムにて徳島ヴォルティス戦です(13時半キックオフ)。
 
 
◇中継情報◇
DAZN
山梨放送(YBSテレビ)

◇試合会場周辺の天気情報◇
tenki.jp  5月3日 7:00発表
JITリサイクルインクスタジアム(山梨県)
晴れ☀
最高気温:28℃(キックオフ時∶26℃) 最低気温:9℃
降水確率
6時~12時:0%
12時~18時:0%
18時~24時:10%


◇ホームゲーム交通アクセス情報◇
ヴァンフォーレ甲府観戦案内〜スタジアム交通アクセス〜
 
◇ヴァンフォーレ甲府観戦案内◇
ヴァンフォーレ甲府観戦案内〜チケット〜
ヴァンフォーレ甲府観戦案内〜応援&スタジアムでの楽しみ方〜
ヴァンフォーレ甲府観戦案内〜スタジアム以外の観戦方法〜
ヴァンフォーレ甲府観戦案内〜実用的グッズ紹介ベスト5〜
ヴァンフォーレ甲府観戦案内〜チャント〜
  
 
◇見どころ紹介◇
【徳島ヴォルティス】
☆今シーズンの成績:5勝4分け3敗(勝ち点19) 5位
☆ここ最近2試合の試合結果
→✕△✕◯◯
☆注目選手
ルーカス・バルセロス選手∶スピードを活かした裏抜けが得意なストライカー。第12節富山戦では決勝点を記録。
ジョアン・ヴィクトル選手∶前節秋田戦ではPKで10試合ぶりの得点。今回は途中出場でゴールを狙う。
山田選手∶リーグ最少失点の堅守を支える徳島のディフェンスリーダー。今季全試合フル出場中。


☆予想布陣:3-4-2-1
☆予想スタメン

※選手とフォーメーションは実際と異なる可能性があります。


☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:ブラウブリッツ秋田vs徳島ヴォルティス 明治安田J2リーグ 第12節 2025/4/29


【ヴァンフォーレ甲府】
☆今シーズンの成績:3勝4分け5敗(勝ち点13) 15位
☆ここ最近2試合の試合結果
→◯△△△✕
☆注目選手
鳥海選手∶肩負傷から4試合ぶり復帰濃厚。第一子誕生のメモリアル弾に期待。
平塚選手∶直近は伸び悩みを見せるゲームメーカー。正確無比な左足が炸裂するシーンが見たい。
エドゥアルド マンシャ選手∶空中戦と1対1の対応に強いCB。セットプレーからマンシャ選手という黄金パターンなるか!?


☆予想布陣:3-4-2-1
☆予想スタメン

※選手とフォーメーションは実際と異なる可能性があります。


☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:ヴァンフォーレ甲府vsベガルタ仙台 明治安田J2リーグ 第12節 2025/4/29


☆前節振り返り&スタイルの見直し
ヴァンフォーレの前節は仙台と対戦し1対2で敗戦。5試合続いていた負けなしの状態が途切れる結果となりました。この試合の全体的な印象は攻撃の火力が弱いこと。守備は粘り強くディフェンスできていましたが、やはり守備にパワーを使っている影響でいざ攻守が切り替わっても効果的なカウンターアタックかま繰り出せず、ロングフィードのこぼれ球を相手に拾われてまた守勢が続くパターンが目立っています。それは前線で体を張ってポストプレーでボールをキープすると全体の陣形が押し上げる時間を作れますが、それがあまりうまくできていないので被攻撃回数が多いのも気になります。また最近の試合でマンシャ選手や孫選手など競り合いの強いタイプのCBを起用してゴール前の守備力と安定感は確実に増しましたが、その反面最終ラインが組織的に前に行く力が以前よりも弱くなり、押し上げできていない状態が続いています。それだと攻撃時にカウンター攻撃を狙う前線の選手との距離が広くなり、中盤にスペースが空く機会が目立つようになります。最近の試合では対戦相手にその中盤にできるスペースを狙われているように感じるので、今一度チームスタイルの見直しが必要だと個人的には思います。少し厳しいことを言いますが、現在の状態だと前線でのハイプレスはほとんど効果ないと思います。目指す堅守速攻のショートカウンタースタイルを発動させるためには最終ラインから前線のポジションの距離をできる限り短く保ち、攻守の場面で連動して動かなければ機能しません。陣形を常にコンパクトに保つことがハイライン&ハイプレスのショートカウンタースタイルが機能するので、それが成功へのキーポイントになってきそうですね。


☆エンジンがかかる徳島
対戦相手の徳島はチームを率いて2年目となる増田監督のもとで堅守速攻のチーム作りを敢行。守備力が高く現在の失点数が ‘5失点’ とJ2リーグで一番の失点数の少なさを誇っています。特に注目すべき点はこれまでのリーグ戦の試合で複数失点が1試合もないこと。2点以上相手に許していないことでも守備の集中力が高い状態で維持されているのが分かると思います。その守備の安定感を武器に直近の試合では計画的に先制&逃げ切りの試合展開ができており連勝を記録。上位に浮上してきました。しかし得点数に目を向けると ‘9得点’ と富山と並びリーグワースト。ブラジル人アタッカーの突破力に状況の打開を頼る場面がみられているので、ヴァンフォーレはその個の力を発揮させないディフェンスが今回求められると思います。


☆連戦3戦目のチームやりくり
4月25日から始まったゴールデンウィーク期間の連戦も今回で3戦目。中3日間隔で試合が行われているためメンバーを固定しがちなヴァンフォーレは選手たちの蓄積疲労が気になる頃だと思います。特にウイングバックのポジションは攻守において精力的に動き回らないといけないため、荒木選手や宮崎選手は他の選手よりも蓄積疲労が溜まっている状態だと思います。最近では失点数が減っていたのでチームの安定感を重視しあまりメンバーを変えない策を取るのか、それともフレッシュな人材を起用してくるのか大塚監督のチーム構成力が問われる一戦になりそう。ただし前節がホームでの試合だったので再びホームでできる今回は遠征など移動による疲労がないのは朗報。中3日の状態でも様々な選択肢が取れそうですね。


☆前に行く勇気
最近のヴァンフォーレの戦いを見ると前半から受け身になっており、守備ブロックを形成し相手の攻撃に耐えるシーンが目立っています。それは守りながら後半に攻勢を仕掛ける体力を温存しているなら計画的と言えますが、それほど終盤になっても反撃のパワーが上がらないのは問題だと思います。計画的な守備ではないのなら前半から攻勢を仕掛けていくべきで、シュート数の少ない前半の戦いの改善を図っていかなければなりません。個人的に思う改善策はとりあえず前が空いたらシュートを打つこと。アタッキングサードに侵入できてもパスを繋いでより良い攻撃の状態を求めておりそれが相手が寄ってくる時間となるので、入らなくても良いので前にスペースができた瞬間に振り抜く選択肢を取ってほしいですね。その感覚が残っているとその後にチャンスシーンが訪れた際にパスで確実に繋ぐ気持ちよりもゴールに向かうんだという強い気持ちが芽生え積極性が生まれると思います。今の消極的なチーム状態にはそれくらいやった方が喝を入れる策になるでしょう。


☆途中出場で勢いを
交代カードを使用する場合、組織力やチームの安定感をできるだけ維持するために最終ラインやボランチなどのポジションを交代し全体の運動量をキープするやり方と、前線の選手を代えてスピードや競り合いに強いタイプの選手を投入し攻撃の迫力を強めるやり方の2種類が主な交代策としてあります。大塚監督は前者の選択肢を取ることが多いように感じていて、もちろんそれも大切ですがそれだと直接的な攻撃力が高められません。やはりチームに勢いをつけるためにはある程度は組織力は捨ててもゴールに向かって仕掛けていく貪欲なタイプの選手をタイミング良く起用することが重要。チームに加入したばかりのヴァウ ソアレス選手やネーミアス選手は組織に縛られることなく我が出せる状態だと思うので、後半から終盤の時間帯にかけて尻すぼみとなる最近の状況を打ち破るべく試合のペースを引き寄せる武器として彼らの起用は効果的だと個人的には思います。


…フォーメーション的にミラーゲーム&相手の守備力が高い&お互いに攻撃の爆発力が足りないということで、試合は1点を争う拮抗した展開になることが予想されます。ヴァンフォーレは相手の3バックの両脇のスペースを攻撃の起点としつつ、そこから2列目&3列目の勇気ある飛び出しが得点への鍵になりそう。また陣形が間延びせずに試合を進められるかも今回の注目ポイントだと思います。そして終盤の勝負どころでは一転して組織力に頼らず個の力で気持ちをみせた攻撃が繰り出せるかも大切な要素。前半受け身となり後半盛り返せずにそのまま尻すぼみになる戦いはここまでにして、試合の各所で見どころの多い試合展開を期待しています!そしてゴールデンウィークでたくさんのサポーターが集まるホームゲームで勝利を掴みましょう!