ヴァンフォーレ甲府本日試合があります。2025年明治安田J2リーグ第15節アウェー佐賀県鳥栖市の駅前不動産スタジアムにてサガン鳥栖戦です(14時キックオフ)。
◇中継情報◇
DAZN
◇試合会場周辺の天気情報◇
tenki.jp 5月11日 8:00発表
駅前不動産スタジアム(佐賀県)
曇り☁時々雨☔
最高気温:19℃(キックオフ時∶17℃) 最低気温:13℃
降水確率
6時~12時:30%
12時~18時:60%
18時~24時:20%
◇見どころ紹介◇
【サガン鳥栖】
☆今シーズンの成績:6勝3分け5敗(勝ち点21) 9位
☆ここ最近2試合の試合結果
→△◯✕△◯
☆注目選手
新川選手∶下部組織からトップ昇格し最近スタメンに定着したクラブ期待の17歳FW。豊富な運動量と両足使えるシュートが魅力。
今津選手∶昨シーズン在籍し8月に鳥栖へ完全移籍した元ヴァンフォーレ選手。古巣対戦に闘志を燃やす。
堀米選手∶ヴァンフォーレユース出身の元 ‘甲府の至宝’ 。離れてもう7年目になるが甲府愛は忘れない。今回はベンチスタートが濃厚。
☆予想布陣:3-4-2-1
☆予想スタメン
※選手とフォーメーションは実際と異なる可能性があります。
☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:徳島ヴォルティスvsサガン鳥栖 明治安田J2リーグ 第14節 2025/5/6
【ヴァンフォーレ甲府】
☆今シーズンの成績:4勝4分け6敗(勝ち点16) 13位
☆ここ最近2試合の試合結果
→△△✕✕◯
☆注目選手
孫選手∶大卒でプロ入りした古巣対戦。当時よりさらに成長し、逞しくディフェンスする姿をアウェーの地で見せたい。
三平選手∶前線で精力的に動き回る37歳。ポジション的に対峙する ‘周知の仲’ 今津選手とのマッチアップは見もので、楽しみながら真剣に勝負を挑み今シーズン初ゴールを狙う。
ネーミアス選手∶4月加入の187cm大型ブラジル人FW。勝負どころの時間帯で起用されゴール前で屈強なフィジカルを発揮できるか注目。
☆予想布陣:3-4-2-1
☆予想スタメン
※選手とフォーメーションは実際と異なる可能性があります。
☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:ブラウブリッツ秋田vsヴァンフォーレ甲府 明治安田J2リーグ 第14節 2025/5/6
☆復調した鳥栖&将来性抜群の若手選手たち
今回の対戦相手であるサガン鳥栖。今年から活躍の場をJ2に移し小菊監督のもとで再出発を図りJ1復帰を狙って開幕を迎えましたが、シーズン序盤は3連敗&4戦白星なしとスタートダッシュに失敗するなど予想外の結果となります。しかし第5節で初勝利を飾るとそこからはコンスタントに勝ち点を取れるようになり、第14節終了時点で9位まで浮上してきました。鳥栖は最近トップチームに昇格し2戦連続で先発の座をゲットしている17歳の新川選手を始めとして、アンダー世代の日本代表で活躍していた22歳の西川選手や今シーズンリーグ戦全試合に出場している22歳の井上選手など、将来性豊かな若い選手が揃っている印象があります。自信がついたら伸び伸びと思い切りの良いプレーを仕掛けてくるので、ヴァンフォーレとしたら彼らに個性を発揮されないように組織的な仕事に追わなければいけない展開に持っていきたいですね。
☆今津&堀米選手&松本選手
鳥栖には3人の元ヴァンフォーレ選手がいます。1人目は昨シーズンヴァンフォーレに在籍していた今津選手。彼は半年間プレーした後に昨年の8月完全移籍で鳥栖に加入しJ1で6試合に出場。今年は新主将に就任しチームをまとめる役割を担い、これまで5試合に出ています。3試合ぶりに出場した前節の徳島戦ではセットプレーからゴール前で膝辺りで押し込む得点を決めており、それが決勝点となりチームの勝利に貢献。ディフェンスリーダーとして再び存在感を示す結果を残しました。2人目は堀米選手。かつては ‘甲府の至宝’ と呼ばれていた才能あふれるMFでしたが、その堀米選手もヴァンフォーレを離れてはや7年が経過。32歳となりすっかり鳥栖の顔として定着してきたと思います。とは言っても彼の流れている血の根底には青赤の成分が入っているので、愛する古巣戦を前に自身の成長を見せたいと今回相当気合いが入っている状態だと思います。堀米選手はベンチスタートが濃厚なので、もし途中出場でピッチに出てきたときには真っ先に警戒しなければいけない存在だと思います。3人目の松本凪選手は今年の3月下旬にC大阪から鳥栖に期限付き加入し、あまり長い時間ではないものの毎試合出場できており中盤の引き締め役として存在感を放っています。ヴァンフォーレには2年間在籍し天皇杯優勝時には運命のPK戦も蹴っている関係なので今回だけ手を抜いてもらい(!?)、他の試合で鳥栖の勝利に貢献できるように頑張ってほしいですね。
☆苦しみながら結果を出した大塚ヴァンフォーレ
5試合白星なし&今季3度目の連敗と低調な状態が続いていた最近のヴァンフォーレ。しかし前節の秋田戦では前半一方的に相手を押し込みながらも得点が奪えずにいると次第に相手にペースが移っていく厳しい展開となりましたが、後半始めに決めた先制点を最後まで守り切って勝利を掴み取りました。試合内容的には手を叩いて喜べる内容ではありませんでしたが、粘り強く戦い最少得点差を耐え抜いた集中力は評価しても良いと思います。坂道を転がり落ちていたところを踏ん張ってストップさせたかたちとなったので、これから力を踏み締めて前に歩いていく力強さをみせるのか、それとも再びバランスを崩して転がり落ちていくのか。それは大塚監督のこれからの手腕にチームの命運がかかってくると言っても過言ではないでしょう。今はサッカーの技術的な問題よりも選手たちの精神的な問題の方が成績に大きく関連していると思うので、前節秋田戦の白星がどう選手たちにポジティブな要素として影響してくるのかも今回注目したいポイントだと思います。
☆ソアレス選手の展開力&鳥海選手の仕掛ける力
ここ2戦で評価が急上昇している新加入のヴァウ ソアレス選手。これまでの選手には見られなかった積極的にボールに絡んでリズミカルにパスを多方面に送るボランチとして異彩を放っており、ミドルパスで空いているエリアにボールを送る視野の広いプレーはヴァンフォーレの新たな武器になることは間違いないですね。なので今回も最終ラインから中盤、そして前線に繋げるための経由地として彼の存在感は絶大で、早くも中心選手としてチームのリズムを作り出しています。そんなソアレス選手ですが後半途中で運動量が落ちるのが問題点としてあります。それはまだチームに合流して間もなくコンディションが万全ではないため仕方ないことですが、彼がピッチにいるいないではチームの出来もかなり変わってきてしまうのでできる限り長い時間いてもらうように工夫してプレーすべきですね。そして離脱していた鳥海選手が復帰濃厚ということで、チームの攻撃の核となるべき存在が戻ってきます。鳥海選手のいなかった前々節の徳島戦&前節の秋田戦で優勢に進めていた前半に得点が取れない問題が発生していたので、そこを彼の力でこじ開ける術を今回見せてほしいと思います。巧みな技で相手を欺くテクニック力を活かして仕掛ける力を披露し得点に絡んでほしいと思いますね。
☆セットプレーは最大のチャンス
攻撃のかたちがなかなか定まらないとき&相手を押し込みきれない現状ではセットプレーが非常に重要な得点機会となります。平塚選手やソアレス選手&荒木選手が現在キッカーとしてセットプレーを蹴っていますが、そのボールに孫選手やマンシャ選手ら背の高い選手が合わせていくことでこれまで強みをみせてきました。そこに4月加入のネーミアス選手が加わりさらにターゲットが増加。ネーミアス選手は187cmのガッシリとした上背を活かし競り合い時に自分の間合いを作れる選手。もちろんヘディングもですが、こぼれ球に反応して両足使える強烈なシュートも魅力。今のところ追い上げたい展開のときに切り札的に起用されることが濃厚ですが、彼を信じて積極的にクロスボールやロングフィードを狙っていくのも作戦の一つだと思いますね。
…前節ウノゼロ勝利で停滞感からの歯止めをかけることができたヴァンフォーレ。苦しんで掴んだこの白星を活かすも殺すもこの鳥栖戦の戦いにかかっています。チーム状態の浮上に自信がつき、その自信が確信へと変わっていけるように選手たちには攻守においてアグレッシブにプレーしてほしいですね。そしてアウェーで勝ち点3を掴み取って山梨に帰ってきてほしいと思います。