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ヴァンフォーレ甲府熱血サポーターへの道!!

山梨に住むユタカのブログ。地元ヴァンフォーレを応援してこのブログもなんと20年目を迎えました。ソコヂカラでJ1昇格だ!

本日大分トリニータ戦!見どころ紹介

2025-05-31 | Weblog

ヴァンフォーレ甲府本日試合があります。2025年明治安田J2リーグ第18節アウェー大分県大分市のクラサスドーム大分にて大分トリニータ戦です(19時キックオフ)。


◇中継情報◇
DAZN


◇試合会場周辺の天気情報◇
tenki.jp  5月31日 7:00発表
クラサスドーム大分(大分県)
晴れ☀
最高気温:26℃(キックオフ時∶21℃) 最低気温:16℃
降水確率
6時~12時:0%
12時~18時:0%
18時~24時:0%

 

◇見どころ紹介◇
【大分トリニータ】
☆今シーズンの成績:5勝7分け4敗(勝ち点22) 11位(暫定) ※1試合未消化
☆ここ最近2試合の試合結果
→◯◯✕△✕

☆注目選手
有馬選手∶昨シーズンまでいわきに在籍していた181cmのアタッカー。大分の攻撃の中心的存在。
伊佐選手∶精力的に動き回り相手の隙を見逃さない33歳のベテランFW。三平選手とは長年ともに戦った戦友関係。
デルラン選手∶ペレイラ選手とともに最終ラインを構成する187cm長身CB。ネーミアス選手とのエアバトルに注目。


☆予想布陣:3-4-2-1
☆予想スタメン

※選手とフォーメーションは実際と異なる可能性があります。


☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:大分トリニータvsV・ファーレン長崎 明治安田J2リーグ 第16節 2025/5/18

 

【ヴァンフォーレ甲府】
☆今シーズンの成績:6勝5分け6敗(勝ち点23) 10位
☆ここ最近2試合の試合結果
→✕◯△◯◯

☆注目選手
鳥海選手∶負傷から復帰し順調に出場時間を伸ばしている甲府のエース。技巧的な突破で得点&揺りかごダンス披露できるか!?
エドゥアルド マンシャ選手∶前節の山形戦では1ゴール3アシストと大暴れ。孫選手に次ぐセットプレーの得点源として重宝される。
三平選手∶組織的守備のファーストディフェンダーとして機能的働きをみせるFW。今回はベンチスタート濃厚だが、長年過ごした古巣のスタジアムでジョーカー役となり存在感を発揮したい。


☆予想布陣:3-4-2-1
☆予想スタメン

※選手とフォーメーションは実際と異なる可能性があります。


☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:モンテディオ山形vsヴァンフォーレ甲府 明治安田J2リーグ 第17節 2025/5/25

 

☆先週は天皇杯だった大分
今回の対戦相手である大分トリニータ。大分に帰ってきて2年目となる片野坂監督のもと昨シーズンは16位と振るわずに苦しみましたが、今シーズンは一転して負けない戦いを展開。第13節熊本戦までわずか2敗しかしておらず安定して勝ち点を稼げるサッカーをみせてきました。しかし直近3試合では1分け2敗と調子に陰りが見え始めており今から上位に食らいついていくために踏ん張りたい時期だと思います。ヴァンフォーレが前節山形と対戦していた同日には大分は天皇杯の舞台を戦っていて、1回戦で愛媛県代表のレベニロッソNCを2対0で下し2回戦進出を決めています。リーグ戦の日程はひとまずお休みとなりましたが、そのレベニロッソNC戦でリーグ戦の主力選手たちが多く出場していたので体力面で大きくリフレッシュしているわけでもなさそう。やはり試合でプロとアマチュアのレベルの差は確実にあったと思うので、そこで慣れてしまった大分に対してヴァンフォーレはスタートからプレー強度の強さを発揮して差を見せたいですね。


☆空中戦に強い2人のブラジル人CB
大分の最終ラインには2人のブラジル人選手がいます。1人目はペレイラ選手。28歳のペレイラ選手は2021年からチームに在籍しており今シーズンで5年目を迎えます。長年プレーしているので日本のサッカーには慣れていて3バックの中央で守備を統率するディフェンスリーダーとして活躍。対人プレーに強く184cmの上背も競り合いの場面で効力を発揮するなど見せ場を作ります。デルラン選手は187cmの長身を活かした空中戦の強さがなんと言っても魅力。今回はヴァンフォーレの1トップを務めることが濃厚なネーミアス選手とのマッチアップが予想されるので、同じ187cm同士の激しいエアバトルが繰り広げられそうですね。容易にクロスボールを上げたらこの2人に簡単に跳ね返されてしまうので、少し工夫した仕掛けが今回求められると思います。


☆セットプレーを軸にそれ以外の攻撃のかたちも
前節ヴァンフォーレは山形相手に4対0で快勝しましたが、その4ゴールのうち3点がセットプレーからの得点でした。現在チームトップスコアラーでもある孫選手もロングスローの流れからゴール前で押し込み得点を記録しているし、マンシャ選手はそのセットプレーのキックのターゲットとしてヘディングでワンポイントを作り、頭で反らして田中選手や孫選手のゴールをお膳立て。さらに3点目は大島選手に繋がるロングフィードを供給し、1試合だけで3アシストをマークするなど大車輪の活躍をみせました。後半アディショナルタイムにはダメ押し点となるゴールも決めているマンシャ選手。孫選手以外にもセットプレーで合わせられる存在がいることはチームにとって頼もしさを感じることでしょう。そのうまくいっているセットプレーを攻撃の軸として、それにプラスして流れのなかからも得点を狙いたいところ。大島選手の山形戦のゴールはカウンター一発だったので、できれば最前線のネーミアス選手を使ったポストプレーでシャドーの選手が抜け出すプレーや、相手を押し込んだ状態でその守備網の外からパンチ力のあるヴァウ ソアレス選手らが狙うミドルシュート一閃という光景を見たいですね。


☆耐性が付いてきた3-4-2-1
ヴァンフォーレの最近の試合は、鳥栖&今治&山形と基本フォーメーションが3-4-2-1の相手が続いています(山形は3-4-1-2)。同じかたちのフォーメーションでの試合はミラーゲームと言って陣形のギャップが生まれにくく崩れないため、1点を争うような緊迫した攻防戦が多くなるのが一般的。その状態で相手を剥がしてチャンスを作るには対峙する選手との1対1を制していく必要があり、選手個々の仕掛ける能力が問われます。しかしヴァンフォーレは山形戦は厳密には違いましたが同じ3バック+4枚の中盤の構成の相手と3試合連続で戦っているため、一種の抗体が生まれている状態だと思います。ほぼ同じフォーメーションの相手に2勝1分けで負けていない経験は自信にも変わっていると思うので、この大分戦も自信を持って戦えると思います。なので局面的に1対1の状況が生まれやすいミラーゲームで、崩れていかず逆に相手の様子を窺えるような集中力と落ち着きを今回発揮してほしいと思います。


☆3バックの両脇と最終ラインの手前
最近大分と対戦したクラブは3バックの両脇のスペースを攻撃の起点として、最終ラインの手前を狙ったクロスボールやパスの仕掛けで決定機を数多く作り出しています。それは機動力より競り合いの強さを活かす屈強なペレイラ選手やデルラン選手が守勢時にゴール前で固めているので、ボランチと最終ラインのポジション間でもある彼らの足が届きにくい手前のバイタルエリアを有効活用していると思います。ヴァンフォーレもそのスペースを積極的に使っていくべきで、そこにいかに素早くパスを供給できるか&そこにいかに素早く選手が入り込めるかで決定的チャンスがより多くなると感じています。ポジション的にそこに当てはまるシャドーの2選手(鳥海選手&田中選手)の出来がこの試合の命運を握ると言っても過言ではないでしょうね。

 

…現在ヴァンフォーレは2連勝中。もしこの試合勝利して3連勝となればリーグ戦で2023年5月以来実に2年ぶりの出来事となります。これまで連勝はあっても阻まれてきた3連勝の壁をこの一戦で打ち破ってほしいですね。そして良い雰囲気のままリーグ後半戦へと入っていきたいですね。勝利を期待しています!


モンテディオ山形戦を振り返る【J2第17節】

2025-05-30 | Weblog

5月25日にアウェーで行われた2025年明治安田J2リーグ第17節モンテディオ山形戦ですが、試合結果は4対0でヴァンフォーレが勝利しました!ヴァンフォーレの得点は後半に挙げた田中選手&孫選手&大島選手&マンシャ選手のゴールでした。

 

☆先発変更は1人
1対0で勝利した前節の今治戦からヴァンフォーレは先発を1人変更。今治戦では前半のみの出場となった熊倉選手に代えて田中選手を2試合ぶりに先発起用。あとは順調に勝ち点を獲得している最近のチーム状態をあまり崩さないためにも継続路線でこの一戦に臨みます。個人的にこの試合で注目していた選手は孫選手と田中選手。孫選手は3バックの中央でディフェンスし失点数を減らしている働きをしているのはもちろんのこと、今シーズンはセットプレーの得点源としてチームトップの3ゴールを記録しており抜群の存在感を発揮。今回も攻守におけるゴール前の高さで山形に脅威を与えられる存在として期待されていましたね。そして田中選手は桐光学園高校時代の先輩でもある鳥海選手と公式戦でスタートからシャドーのポジションでパートナーを組むのはこの日が初めて。彼とともに1.5列目の位置から息の合ったコンビネーションプレーで積極果敢に仕掛けていくことを求められていたと思います。ネーミアス選手を頂点としたこの1トップ2シャドーのトライアングルの関係性にも注目でしたね。


☆序盤は山形ペース
試合の立ち上がりはホームのサポーターの声援に後押しされた山形が積極的に仕掛ける展開となります。左ウイングバックの坂本選手のカットインからのシュートや右サイドのイサカ ゼイン選手の突破と右側に流れてくるディサロ選手との絡みから好機を作り出しますが、ヴァンフォーレの守備陣は懸命なディフェンスで防いでいると次第にボールを保持できるようになり試合のペースを持ち直します。それには山形の前線の選手があまりヴァンフォーレの最終ラインにプレッシャーをかけてこなかったことも影響していると思いますが、冷静なビルドアップから確実に中盤の選手へとボールを繋ぎ、中盤の選手はソアレス選手を中心にポストプレーのターゲットとなるネーミアス選手に当てたり宮崎選手や佐藤恵選手のウイングバックの攻め上がりを促してサイドからの仕掛けで状況の打開を試みていましたね。また見えていない場所でも最終ラインの選手やボランチの選手などサボらず精力的に相手へプレスをかけることができていたので相手に隙を作る機会は少なかったと思います。しっかりとした守備を行うことで試合のペースを掴んでいく最近の試合の流れがこの試合でもうまく発揮されていました。


☆前半途中からペースを引き寄せられた理由は?
山形ペースで進んでいた前半途中にヴァンフォーレがペースを引き寄せることができた要因として、田中選手の守備の働きが的確に効いていたと思います。というのも山形は攻撃時に2トップのディサロ選手が右側に流れて右ウイングバックのイサカ ゼイン選手と連携することでこちらの左サイドの佐藤恵選手のエリアを攻略しようと企てていました。試合の序盤はその流れが効果的に働いていましたが、前半途中からそこへパスを送る主な配給者となっていた熊本選手に田中選手がプレッシャーをかけ始めたことでホットラインの遮断に成功。たちまち山形のパスのリズムが悪くなりましたね。それは山形が3バックの右側のポジションを高く保ち、ビルドアップ時にはそこにいる熊本選手からの縦パスで右サイドの仕掛けを展開していた山形の組み立てが影響しており、ビルドアップ時の中心的な存在だった熊本選手をシャドーの田中選手が守備面でケアすることで相手は状況を打開する手立てを見失っていた感じがしました。パスの配給がストップし攻撃のリズムが停滞した山形は横パスやバックパスを選択する機会が格段に増え、全体で相手にプレッシャーをかけていたヴァンフォーレは徐々に押し上げていけたと思います。


☆セットプレーの強み
前半スコアレスの展開だったこの試合。しかしペースはヴァンフォーレに確実に傾いており、主導権を握りシュートも相手の4倍近く放つなど積極性をみせます。試合のスコアが動いたのは後半13分、CKのチャンスを獲得しヴァウ ソアレス選手が放ったキックは一旦は相手選手に弾かれるものの、高く上がったボールをマンシャ選手がヘディングで競り勝つとゴール前に詰めていた田中選手が押し込んでヴァンフォーレが待望の先制点を挙げることに成功します。続く4分後にもソアレス選手のロングスローをエリア内にいたマンシャ選手が頭で折り返し、奥側にポジショニングを取っていた孫選手が倒れ込みながら合わせて追加点を決めます。その勢いは留まらず、8分後には後方からのマンシャ選手のロングフィードに前線で抜け出した大島選手が相手GKとの1対1を冷静に右足で決めて3点目をゲット。そして後半アディショナルタイムには田中選手のFKをマンシャ選手がヘディングでゴールに突き刺しダメ押し点。後半に決めた4ゴールのうち3ゴールがセットプレーからの得点ということで、相手が混乱している状況で守備をテコ入れする前に12分間で3得点奪えたのも素晴らしかったですね。今シーズンチームが発揮しているセットプレーの強みを披露できたと思います。


☆マンシャ選手抜群の存在感
この試合セットプレーからのゴールラッシュに大きく貢献したのが29歳のブラジル人DFエドゥアルド マンシャ選手。マンシャ選手は187cmの長身を活かした競り合いの強さが最大の特長で、ただ単に屈強なフィジカルをぶつけていくだけではなくハイボールの落下点をいち早く見極めて的確なポジショニングが取れる優れた感覚を持ったCBでもあります。この試合の得点シーンでもその彼の特長が最大限発揮しており、先制点の場面では相手に囲まれながらも競り勝てたのはあらかじめ良いポジショニングを取っていたからで、チームの2点目もロングスローがエリア内に入ってくる直前で相手マーカーを剥がす動きを取っており、それがゆとりを持ってヘディングできた時間へと繋がっていると思います。4点目は相手の対応の甘さもみられましたが、ファーサイドに流れたことがマークを外すきっかけにもなりましたね。これまでは孫選手に注目が集まる機会が多かったセットプレーですが、マンシャ選手も彼に負けないくらいのターゲットとして存在感を発揮していたと思います。この試合の1得点3アシストはまさに圧巻のパフォーマンスでしたね。


☆勝因は?
この試合ヴァンフォーレが勝利できた要因として、相手の強みに繋がるポイントを前半のうちに見つけ出して圧力をかけられたことを挙げたいと思います。先ほども言いましたが、山形が攻めたかったイサカ ゼイン選手とディサロ選手が絡む右サイドを警戒し、そこに繋がるパスの配給先を機動力のある田中選手があらかじめプレッシャーをかけて潰せたことが大きかったですね。それにより山形のリズムが悪くなり全体のプレーが後ろ向きになったことで、ヴァンフォーレが得意とするディフェンススタイルが発揮でき攻守がスムーズに切り替えられたと思います。そしてセットプレーの強みを今回も活かせたこと。得点を決めた田中選手や孫選手はもちろん3アシストのマンシャ選手はとても目立ちましたが、セットプレーのCKのキッカーとなったソアレス選手のキックの正確性やロングスローの精度の高さも忘れてはいけないポイント。ソアレス選手は左足でゴールを襲う強烈なミドルシュートも放っており、試合中の様々な場面で光り輝く活躍をみせていましたね。その彼が動くスペースを守備面で埋めていたのは林田選手。目立つ選手だけではなく縁の下の力持ち的な存在が的確な連携力を発揮していたのも4対0快勝で終えることができた要因になったと思います。


…この勝利によりヴァンフォーレの今シーズンの成績は、6勝5分け6敗の勝ち点23となり順位は10位に浮上しています。しかし大分や今治など同日に天皇杯の日程をこなしていたクラブもあり、一応暫定という順位なことも忘れてはいけません。ここから上の順位は少し勝ち点が離れている位置にはいますが、一戦一戦着実に勝ち点を積み重ねていき少しずつでも近づいていけるように努力していきたいですね。

 

【モンテディオ山形×ヴァンフォーレ甲府|ハイライト】 2025明治安田J2リーグ第17節|2025シーズン|Jリーグ

 


ピックアップモンテディオ山形戦!

2025-05-26 | Weblog

ヴァンフォーレが戦った試合で特に印象に残ったプレーやゴール&応援など、X(旧Twitter)やYouTubeに上げられたヴァンフォーレ関連の記事や動画の投稿を少し緩く紹介していくこのコーナー。なお試合日翌日に更新予定です。
 
今回の対象試合は2025年5月25日にアウェーで行われた2025年明治安田J2リーグ第17節モンテディオ山形戦です。

 



後半13分の田中選手の先制ゴールシーン。ヴァウ ソアレス選手が放ったCKは一旦は相手選手に弾かれますが、ゴール前で高く上がったボールをマンシャ選手が競り勝ち頭で反らすと、詰めていた田中選手がヘディングで押し込み幸先よく先制点を決めることに成功します。このシーンはまずハイボールの落下位置にいち早く入り込んだマンシャ選手のポジショニングの良さが光りましたね。ゴールに近い位置で急にボールの軌道が変わったら相手はその対応が難しくなります。反らしたボールに鋭く反応した田中選手の嗅覚も素晴らしかった。一瞬オフサイドのように思えましたが、奥で相手選手が残っていた感じがしますね。田中選手は嬉しい加入後初ゴール。田中選手にはこの得点がきっかけになってさらに躍進してくれることを期待したいですね。

 



後半17分、2点目となった孫選手のゴールシーン。CKスポット付近からソアレス選手がロングスローしエリア内ニアサイドにいたマンシャ選手がまたしても頭で反らすと、ゴール前に入ってきた孫選手が倒れ込みながら左足でうまく合わせて追加点を決めます。このゴールも先制点同様にセットプレー時にマンシャ選手をワンポイントで使ったことで山形は守備の対応が難しくなりましたね。反応した孫選手もマークしてくる相手より先にシュートを打つために早く触れられる左足でのプレーを選択したことが得点に繋がったと思います。孫選手はチームトップの4得点目を記録。今や完全にセットプレーの得点源になりましたね。

 



3点目の大島選手のゴールシーン。DFラインからマンシャ選手が前線にロングフィードを送ると、山形守備陣の裏のスペースに大島選手が抜け出しGKと1対1に。飛び出さずに待ち構えていたGKを尻目に、大島選手は冷静に右足を振り抜きゴール左隅にシュートを流し込みます。このシーンも光ったのはマンシャ選手の判断力。こちらが後方でビルドアップした瞬間に山形はDFラインを上げて全体で前へのプレスをかけに来ました。その瞬間を見逃さずに相手を ‘剥がす’ ようなロングフィードを素早く入れられたことで勝負あったと思います。大島選手もシュートは当たり損ねみたいになりましたが、コースはしっかりと狙っており相手GKのタイミングを絶妙に外すことに成功。大島選手は今シーズン2得点目を記録。徐々に調子を上げてきましたね。

 



ダメ押し点となった後半アディショナルタイムのマンシャ選手のゴールシーン。これはラストプレーとなりそうな雰囲気に3点差がついた山形守備陣の集中力が無くなっていたのは事実としてあると思います。しかし田中選手が放ったFKのボールにゴール前でフリーの状態を作り出したマンシャ選手の動き出しの勝利とも言える場面でしたね。あとは冷静にヘディングでゴールに流し込むだけ。この試合3アシストを記録していたお膳立てスペシャリストであるマンシャ選手へのご褒美の一発となりました。

 



勝利試合恒例の勝利のセルフィーは先制点を決めた田中選手が担当。163cmと小柄な体格なので頭での得点は初めての様子。プロでの初体験が決勝点に結びつくなんて田中選手は嬉しかったと思いますね。セルフィー自体はしっかりと使いこなせています。

 



得点シーンのゴール裏サポーターの応援の様子。ゴールラッシュの度に得点者のチャントを歌うのは気持ちよさそうですね〜。ホームでもこの光景が見たい!

 



ヴァンフォーレ甲府のゴール裏サポーターの様子を伝えるモンテディオ山形の広報ポスト。負けた試合で悔しいとは思いますが、一旦状況を飲み込み対戦相手に敬意を表しリスペクトできる広い心は尊敬に値しますね。次に8月に甲府で山形と対戦する際には今度はこちらがノーサイドの精神でおもてなししたいですね。

 



山形戦の話題ではないのですが、同日行われた天皇杯1回戦で福井ユナイテッドがHonda FCに勝利したため、ヴァンフォーレは6月11日(水・19時キックオフ)の2回戦で福井と対戦することになりました。開催場所はJITリサイクルインクスタジアム。その試合で勝ち上がれば7月16日の3回戦でヴィッセル神戸と高知ユナイテッドの勝者と対戦します。また今年も天皇杯の舞台で躍進したい!


…以上です。

 


試合結果【第17節 モンテディオ山形戦】

2025-05-25 | Weblog

【2025年明治安田J2リーグ第17節】

◇試合結果◇
✕モンテディオ山形0-4ヴァンフォーレ甲府◯
※田中&孫&大島&マンシャ弾!今季最多得点&4戦連続無失点で連勝10位浮上!


◇得点者◇
後半13分(甲)田中
後半17分(甲)孫
後半25分(甲)大島
後半49分(甲)エドゥアルド マンシャ


◇試合会場◇
NDソフトスタジアム山形(山形県)
 

◇入場者数◇
8680人
 
◇今シーズンのホームゲーム累計入場者数◇
6万4736人(1試合平均8092人)
 

◇データ◇
     山形 甲府
48% ボール支配率 52%
8本 シュート数 18本
478本 パス成功数 483本
 

◇今シーズンの成績◇
6勝5分け6敗(勝ち点23)→ 10位(暫定)
 
◇今シーズンの勝ち星表◇
→◯✕✕△✕✕◯◯△△
 △✕✕◯△◯◯
※今シーズンリーグ戦の試合をこなす度に◯△✕で結果を積み重ねていきます。一番右が最新結果です。
 

◇ヴァンフォーレ甲府メンバー◇


◇試合ハイライト動画◇
2025.05.25 2025明治安田J2リーグ 第17節 vs.モンテディオ山形

 

 


本日モンテディオ山形戦!見どころ紹介

2025-05-25 | Weblog

ヴァンフォーレ甲府本日試合があります。2025年明治安田J2リーグ第17節アウェー山形県天童市のNDソフトスタジアム山形にてモンテディオ山形戦です(14時キックオフ)。


◇中継情報◇
DAZN


◇試合会場周辺の天気情報◇
tenki.jp  5月25日 7:00発表
NDソフトスタジアム山形(山形県)
雨☔のち曇り☁
最高気温:21℃(キックオフ時∶21℃) 最低気温:12℃
降水確率
6時~12時:70%
12時~18時:30%
18時~24時:30%

 

◇見どころ紹介◇
【モンテディオ山形】
☆今シーズンの成績:4勝5分け7敗(勝ち点17) 13位
☆ここ最近2試合の試合結果
→△✕◯△✕

☆注目選手
ディサロ選手∶エリア内で抜群の勝負強さをみせる山形のスキンヘッドの点取り屋。
國分選手∶最近では土居選手を抑えて最近トップ下のスタメンに定着したプレーメーカー。
中村選手∶2020〜2021年と2023年後半の計2年半在籍した元ヴァンフォーレ選手。今回はベンチスタートが濃厚。


☆予想布陣:3-4-2-1
☆予想スタメン

※西村選手は出場停止。選手とフォーメーションは実際と異なる可能性があります。


☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:レノファ山口FCvsモンテディオ山形 明治安田J2リーグ 第16節 2025/5/18


【ヴァンフォーレ甲府】
☆今シーズンの成績:5勝5分け6敗(勝ち点20) 11位
☆ここ最近2試合の試合結果
→✕✕◯△◯

☆注目選手
ネーミアス選手∶前節の今治戦ではパワフルな突破を披露。シュート意識も高くうまくハマれば爆発の予感も。
鳥海選手∶負傷から復帰し徐々に出場時間を長くしている最中。第一子誕生のお祝い弾を決めてみんなで揺りかごパフォーマンスを披露したい。
孫選手∶前節セットプレーから決勝弾。DFながらチームトップの3得点を記録。


☆予想布陣:3-4-2-1
☆予想スタメン

※選手とフォーメーションは実際と異なる可能性があります。


☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:ヴァンフォーレ甲府vsFC今治 明治安田J2リーグ 第16節 2025/5/17

 

☆調子の上がらない山形
対戦相手のモンテディオ山形。チームを率いて3年目を迎える元ヴァンフォーレ選手の渡邉晋監督のもと昨シーズンはプレーオフ圏内の4位に入ったものの、今シーズンは一転して勝ち&引き分け&負けが交互に展開するあまり安定しない勝敗ペースが続いています。新たな得点源として期待されていた新加入FWベカ ミケルタゼ選手もリーグ戦に全く出られないまま治療のため一時帰国しており、順位も13位と目標のJ2優勝には遠く及ばない位置にいるため今から相当な巻き返しが必要になっているのが現状だと思います。最近の山形はズバリ得点力不足。第14節大分戦は3対0の快勝でしたが、その試合を除くと直近4試合で長崎戦の1得点しか挙げられていません。あとの3試合(富山&札幌&山口)はいずれも無得点で終えているので、ヴァンフォーレ同様攻撃面で課題を残していると言えます。まもなくリーグ戦の対戦も半分を折り返そうとしているなかでそろそろ本格的な立て直しが求められる時期になってくるので、この一戦で浮上へのきっかけを掴もうと山形はホームで気合いを入れてくることでしょう。ヴァンフォーレはその迫力に押されないように集中力を保って戦いたいですね。


☆新戦力が浸透し始めたヴァンフォーレ
一時はJ3降格圏内の18位クラブと同じ勝ち点の16位まで沈んでいたヴァンフォーレでしたが、守備に安定感を取り戻し1点をもぎ取る粘り強い戦いでここ最近3試合は2勝1分けの勝ち点7獲得と盛り返してきています。順位も11位と中位グループに入ることができており、以前よりは状況が改善していると言っても良いと思います。しかし得点力の低さは相変わらずで総得点12はリーグワースト。今後は守備力の高さのバランスをいかに攻撃力アップのために振り分けられるかが上位浮上への鍵となりそうですね。その攻撃力アップに貢献してくれそうな存在としてヴァウ ソアレス選手とネーミアス選手の2人の新加入ブラジル人選手の名前を挙げます。ソアレス選手はパスの配給力に優れたリズムメーカーで中盤の下がり目の位置で守備から攻撃に繋げる橋渡し的な役割を担います。そしてネーミアス選手は屈強なフィジカルを駆使したポストプレーと力強い突破が魅力。試合中彼らが他のチームメートと徐々に絡めて長所をより出せるようになってきたことが好転へのきっかけとなっていると思うので、これからの試合でも積極的に使っていくべきですね。


☆開始20分間が勝負
山形は主に3バックの中央のポジションで開幕戦以外の15試合フル出場を続けてきた山形のディフェンスリーダー西村選手が今回累積警告により出場停止。なので3バックの構成は左にいる城和選手が中央に移動し安倍選手が左側に入ることが濃厚となっています。直前のトレーニングでは入念にディフェンスの連携を確認しているとは思いますが、普段とは違うCBの組み合わせになるのでヴァンフォーレはそのチャンスを逃さないわけにはいきません。いつものディフェンスリーダーがいなくても時間が経てば経つほど試合勘を取り戻し守備も落ち着いてくることが予想されるので、バタバタしそうな実戦での感覚が十分に掴み切る前のキックオフから20分間が勝負の時だと思います。ヴァンフォーレは相手の3バックの中央で頻繁に対峙することになるネーミアス選手を攻撃の中心に設定し、彼のポストプレーや力強い突破から決定機を数多く作り出したいところ。サイドに位置するウイングバックは積極的にクロスボールを上げることを心掛け、1.5列目にポジションを取るシャドーの2人はできるだけネーミアス選手の近くにいて彼の周りを衛星のように動いてそこから出されるボールに後ろから縦に仕掛けていきたいですね。開始20分の間に先制点が奪えるよう多少のオーバーヒートは覚悟の上で飛ばしていってほしいと思います。


☆いかにソアレス選手を高い位置でプレーさせるか
最近のヴァンフォーレの試合でチームのリズムを作り出す役割を担うのが新戦力のブラジル人MFヴァウ ソアレス選手。彼は中盤の位置で相手に囲まれても足元の技術を活かして往なすことができ的確に次の場所に繋ぐことができる選手。彼がいなかった以前は最終ラインからのビルドアップがボランチから前のエリアに繋がらない機会が多々見受けられましたが、彼が中盤の下がり目でパスの経由地になることで守備から攻撃への移り変わりがスムーズになってきたように思います。せっかくならそのリズムを作り出す能力をDFに近い位置で発揮するのではなく、できればFWに近い位置で発揮したいところ。理想ではアタッキングサードまで侵入し相手の3バックの両脇のスペースを狙ったパスを彼が中心となって行ってほしいですね。そうすればウイングバックからクロスボールが出されたときにはゴール前に1トップ+2シャドーの3選手がゴール前で待ち構える体勢となっているので、得点チャンスも必然的に高まると思います。今回はソアレス選手のプレーエリアに注目して見ると試合がより深く見られるでしょうね。


☆攻撃停滞打開には3バックの攻撃参加
直近3試合で無失点を続けている好調な守備面とは引き換えに攻撃面では貧打に悩まされているヴァンフォーレ。得点を決めなければ試合には勝てないのがサッカーというスポーツなので、これから攻撃面は早急に必要な改善ポイントとなります。でも攻撃に力を入れると言っても前線の選手は相手のビルドアップにプレッシャーをかけに行く精力的な守備を同時にこなしているので、今でも相当な負担がかかっている状態であることは変わりありません。そこで個人的に提案したいのが ‘3バックの攻撃参加’ 。守備時にはもちろん3人がゴール前にいてほしいのですが、守備から攻撃へと切り替わった際には3人最終ラインに残っている必要があるのかと疑問に感じる場面があります。特に相手が1トップのシステムではなおさら思う疑問なので、そのときに3バックの両脇の選手(マンシャ選手&土屋選手)のどちらかが中盤のエリアまで計画的に持ち上がることができたなら一気に攻撃の数的優位の状況を作り出せます。またウイングバックの選手と連携してサイドを駆け上がるとより数的優位を感じられます。もちろん逆襲を受けたときのリスクは覚悟しなければいけませんが、3バックの選手が攻撃参加することでポジションのギャップを突け、より攻撃に厚みが加わると思いますね。


☆孫選手を囮に使ったセットプレー
孫選手はDFながらチームトップの3得点を挙げるなど今シーズンはゴールで目立つ場面が続いています。もちろん相手はその情報をすでにリサーチ済みだと思うので、セットプレーでの彼への警戒は相当高くなることが予想されます。ヴァンフォーレは孫選手にピンポイントで合わせることができればそれに越したことはないのですが、相手のマークも厳しく一筋縄にはいかない状況ではいっそのこと彼を囮に使った仕掛けが有効になると思います。ゴール前の密集している孫選手を直接使うのではなく、比較的手薄となるニアサイドやファーサイドにパスの受け手を配置したいところ。そこで競り合いの強いマンシャ選手やネーミアス選手がワンポイントを作ってヘディングで反らすなり折り返すなりして起点となれたら前節の今治戦のような得点機が生まれることでしょうね。ゴール前でのセットプレーでは孫選手もゴール前では敢えて派手にアピールして相手選手の注目を浴びる存在感を示してほしいと思います。

 

…一時期の低迷から脱出し現在は11位の位置にいるヴァンフォーレ。試合内容はあまり良くないと言われながら接戦を制する辺りは勝負師の雰囲気が漂います。今回の山形戦では今までの長所も維持しつつ課題となる攻撃面で壁をぶち破る底力を発揮してほしいですね。勝ち点をお土産に山梨に帰ってきてほしい!

 


FC今治戦を振り返る【J2第16節】

2025-05-22 | Weblog

5月17日にホームで行われた2025年明治安田J2リーグ第16節FC今治戦ですが、試合結果は1対0でヴァンフォーレが勝利しました!ヴァンフォーレの得点は後半に挙げた孫選手のゴールでした。

 

☆先発変更は4人
スコアレスドローに終わった前節の鳥栖戦からヴァンフォーレはメンバーを4人変更。荒木選手に代わり今シーズン2試合目の先発起用となる佐藤恵選手が右のウイングバックとして登場し、シャドーのポジションを務めていた田中選手と大島選手が熊倉選手と鳥海選手と入れ替わり。そして注目は三平選手に代わって1トップのポジションに就いた新戦力ネーミアス選手の存在。第13節徳島戦で途中からの出場はありましたが、今回初スタメンに抜擢されて本人も相当気合いが入っていたと思います。これまではチームに攻撃の核となるべき存在が見当たらなかったので、ネーミアス選手が最前線でその穴を埋める活躍が期待されていました。またベンチにはキャンプ中のTMで右足を骨折した村上選手がリハビリを経て満を持して戦線復帰。これまでいろいろな選手が右サイドを担当してきましたが、新たな戦力がポジション争いに加わることになってより選手層が厚くなったと思います。


☆躍動するネーミアス選手
試合が始まり、両チームとも積極的に仕掛ける序盤の時間帯。その時間帯に注目を浴びたのがネーミアス選手でした。後半3分に鳥海選手のスルーパスに反応したネーミアス選手は、相手DFに対してうまく手を使いながら抑え込みドリブルするスペースを確保。そしてゴール前に侵入しシュートを放ちますが相手の守備に遭ってゴールラインを割ります。また前線中央で相手を背負いながらボールキープし味方に繋ぐなど力強いポストプレーを披露。ゴール前ではバイシクルでシュートを狙うなどパワフルなプレーも随所に発揮していましたね。仕掛けるときだけではなく前線の守備もサボらずに懸命にボールに追っていく姿勢もみせており、チームが攻撃を組み立てる上で前線で重要なピースになっていました。今まで1トップを務めてきた三平選手は様々なエリアに顔を出してボールを受けていたためチームのパス回しの点では潤滑油的な役割になっていましたが、肝心のゴール前にいないケースが多かったので相手はそれほど怖い存在ではなかったと思います。しかしネーミアス選手はチームからの指示もあってかサイドに流れる動きをほとんどせずになるべく中央に留まる我慢をみせていたので、コンビネーションが繋がったときには相手は怖さを感じていたはず。まさに停滞するチームの攻撃の流れを変えてくれそうな存在が現れましたね。


☆今治の攻勢に押される
今治は昨シーズンのJ3得点王FWマルクス ヴィニシウス選手を中心とした堅守速攻のカウンタースタイルでヴァンフォーレ陣地に攻め込んできます。ヴァンフォーレの孫選手やマンシャ選手は彼に仕事をさせないように常に警戒してディフェンスしていており、後ろに引き気味にDFラインを設定していたので今治に押し込まれている印象がありましたね。そこにサイドから積極的にクロスボールを送ってくる相手の攻撃に手を焼いていたと思います。結果的には孫選手やマンシャ選手の跳ね返す力の方が上回ったために危険な位置ではプレッシャーがかけられていたので良かったものの、過度な警戒が相手の攻撃回数を増やす結果になっていた気がします。


☆後半6分に相手選手が退場
前半をスコアレスで折り返したこの試合。後半最初にゲームの流れが動いたのは51分の出来事でした。ヴァンフォーレは右サイドで佐藤恵選手と大島選手がワンツーパスを仕掛けると、そこにプレスに来た今治の加藤選手がファール。前半にネーミアス選手の突破を手で止めていた加藤選手はこの日2枚目のイエローでレッドカードとなり退場処分に。後半の序盤の時間帯で今治は1人少なくなり数的優位の状況となったヴァンフォーレ。マルクス ヴィニシウス選手を前線に残してあとは守備重視に守る今治に対し攻勢を仕掛けていく機会が格段に多くなります。ここがこの試合のターニングポイントとなり、今治は10人の状態で守備重視で戦っていき引き分けを念頭に置きながらあわよくば勝ち越せる戦略を立て、ヴァンフォーレはより攻勢を強める手法に変わっていったと思います。


☆攻めあぐねる攻撃陣
1人多い状態のヴァンフォーレは数的優位を活かして相手を押し込みたかったのですが、ボールを保持する時間は増えたものの肝心の相手守備陣を崩すような決定打は生み出せずに苦しみます。大塚監督は三平選手や大島選手&田中選手らを投入しフレッシュな選手に入れ替えてアプローチ方法を変えますが、状況の改善にはほとんど繋がらず。チグハグな攻撃に助けられていた今治は1人少ないながらも果敢に反撃開始。機を見計らったカウンター攻撃でヴァンフォーレゴールに迫るもこちらも決め手を欠きノーゴールのまま勝負の後半アディショナルタイムに突入します。


☆窮地を救った孫選手の一発
このままスコアレスドローで終わる雰囲気が漂っていた後半アディショナルタイム2分、FKのチャンスを獲得したヴァンフォーレは田中選手が放ったファーサイドへのパスを三平選手が頭で折り返し、ゴール前で待っていた孫選手が左足でうまく合わせて値千金の決勝弾を叩き込みます。このシーンは田中選手のキックの質が良かったこととファーサイドで待っていた三平選手の滞空時間の長いヘディングのクオリティが素晴らしかったですね。今治守備陣は一旦ファーサイドに守備の目線を振られているので、そこから急に中央に戻ってくるとマークのズレが発生しやすくなります。セットプレーを蹴るときのセオリーでもあるこの流れを完璧にこなせたことが混戦状態のゴール前でも孫選手がボレーシュートを放てた要因だと思います。このゴールで孫選手はチームトップの3得点目。土壇場のゴールにホームに詰めかけたサポーターが沸き上がり、最高潮のまま試合終了のホイッスルを迎えることができました。


☆勝因は?
この試合ヴァンフォーレが勝利できた要因として、相手の攻撃を無失点に抑えた粘り強いディフェンスを挙げたいと思います。前から行く組織的なプレスがハマっていたとは決して言えないのですが、競り合いに強い孫選手やマンシャ選手を中心にしっかりとゴール前を固めることができておりセカンドボール争いでも懸命に向かっていく姿勢をみせていましたね。GK河田選手も含めて守備ブロックを形成して守るスタイルが確立されており、シュートに繋がる危険な位置では適切なプレッシャーがかけられていたと思います。これで無失点試合は3試合連続。この守備スタイルで守る自信が出てきたと思います。ただし全体的に引き気味になっていたことは修正しなければいけないポイント。ゴールに近い位置で判断ミスやイレギュラーな出来事が一つでも起こってしまえばたちまち失点に繋がってしまいます。相手にツーアクション&スリーアクションしなければシュートが打てないように最終ラインをできる限り高めに保ちたいところ。でも現メンバーは孫選手やマンシャ選手など大柄なタイプのCBが揃っており、前への機敏さは井上選手や小出選手が加わった構成の方が上。これから現メンバーのゴール前で跳ね返すパワーを活かすのか、それとも前に出ていく力を活かすのかはどちらにも長所があり監督が頭を悩ますポイントだと思います。


…この試合の白星によりヴァンフォーレの今シーズンの成績は、5勝5分け6敗の勝ち点20となり順位は11位に浮上しました。ついこの間まで7〜8チームで団子状態だった中位順位も徐々に差が生まれてきている状況で、ヴァンフォーレはその中位グループの真ん中を走っているイメージ。これから連続して勝利できればグループの上位に行くことができるのでJ1昇格プレーオフ圏内も見えてくるでしょうね。しかし守備が安定感を保っている一方で攻撃陣は物足りない一面が見られます。そこは新戦力のネーミアス選手が得意としているプレーが、日々のトレーニング中のコミュニケーションでチームメートが徐々に理解し始める頃だと思うので、彼を存分に活かすやり方で攻撃の停滞感を打開してほしいと思います。

 

【ヴァンフォーレ甲府×FC今治|ハイライト】2025明治安田J2リーグ第16節|2025シーズン|Jリーグ

 


試合結果【第16節 FC今治戦】

2025-05-17 | Weblog

【2025年明治安田J2リーグ第16節】

◇試合結果◇
◯ヴァンフォーレ甲府1-0FC今治✕
※値千金土壇場決勝弾!孫選手の一発で我慢の展開制す!


◇得点者◇
後半47分(甲)孫


◇試合会場◇
JITリサイクルインクスタジアム(山梨県)
 

◇入場者数◇
4415人
 
◇今シーズンのホームゲーム累計入場者数◇
6万4736人(1試合平均8092人)
 

◇データ◇
     甲府 今治
48% ボール支配率 52%
13本 シュート数 12本
393本 パス成功数 421本
 

◇今シーズンの成績◇
5勝5分け6敗(勝ち点20) 11位(暫定)
 
◇今シーズンの勝ち星表◇
→◯✕✕△✕✕◯◯△△
 △✕✕◯△◯
※今シーズンリーグ戦の試合をこなす度に◯△✕で結果を積み重ねていきます。一番右が最新結果です。
 

◇ヴァンフォーレ甲府メンバー◇


◇試合ハイライト動画◇
2025.05.17 2025明治安田J2リーグ 第16節 vs.FC今治

 


本日FC今治戦!見どころ紹介

2025-05-17 | Weblog

ヴァンフォーレ甲府本日試合があります。2025年明治安田J2リーグ第16節ホーム山梨県甲府市のJITリサイクルインクスタジアムにてFC今治戦です(13:30キックオフ)。
 
 
◇中継情報◇
DAZN
山梨放送(YBSテレビ)

 

◇試合会場周辺の天気情報◇
tenki.jp  5月17日 7:00発表
JITリサイクルインクスタジアム(山梨県)
雨☔のち曇り☁
最高気温:24℃(キックオフ時∶19℃) 最低気温:16℃
降水確率
6時~12時:100%
12時~18時:100%
18時~24時:30%


◇ホームゲーム交通アクセス情報◇
ヴァンフォーレ甲府観戦案内〜スタジアム交通アクセス〜
 
◇ヴァンフォーレ甲府観戦案内◇
ヴァンフォーレ甲府観戦案内〜チケット〜
ヴァンフォーレ甲府観戦案内〜応援&スタジアムでの楽しみ方〜
ヴァンフォーレ甲府観戦案内〜スタジアム以外の観戦方法〜
ヴァンフォーレ甲府観戦案内〜実用的グッズ紹介ベスト5〜
ヴァンフォーレ甲府観戦案内〜チャント〜
  
 
◇見どころ紹介◇
【FC今治】
☆今シーズンの成績:6勝7分け2敗(勝ち点25) 5位
☆ここ最近5試合の試合結果
→◯△△◯✕


☆注目選手
マルクス ヴィニシウス選手∶得点ランキング3位タイに付ける今治の絶対的得点源。分かっていても止められない力強い突破力を持つ。
ヴィニシウス ディニス選手∶188cm長身ボランチ。普段は試合の組み立てに参加し、セットプレーのターゲット役としても存在感を放つ。
ダニーロ選手∶リーグ2番目の失点の少なさを誇る今治のブラジル人ディフェンスリーダー。


☆予想布陣:3-4-2-1
☆予想スタメン

※選手とフォーメーションは実際と異なる可能性があります。


☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:FC今治vsジェフユナイテッド千葉 明治安田J2リーグ 第15節 2025/5/11

 

【ヴァンフォーレ甲府】
☆今シーズンの成績:4勝5分け6敗(勝ち点17) 13位
☆ここ最近5試合の試合結果
→△✕✕◯△


☆注目選手
熊倉選手∶先日誕生日を迎えた23歳アタッカー。積極的な仕掛けからの鋭いシュートによるバースデー弾に期待。
鳥海選手∶前節途中出場で負傷からの戦線復帰を果たす。最近のチームに足りなかった攻撃のアイディアを発揮できるか注目したい。
ネーミアス選手∶ヴァンフォーレの秘密兵器ブラジル人CF。187cmの長身と力強さを終盤の得点が狙いたい時間帯で活かし相手を押し込みたい。


☆予想布陣:3-4-2-1
☆予想スタメン

※選手とフォーメーションは実際と異なる可能性があります。


☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:サガン鳥栖vsヴァンフォーレ甲府 明治安田J2リーグ 第15節 2025/5/11

 

☆快進撃を続ける今治
今回の対戦相手であるFC今治。J2に活躍の舞台を移した今シーズンは倉石新監督のもとでスタートダッシュに成功。昨シーズンJ3得点王に輝いたマルクス ヴィニシウス選手がチームに残留した影響がとても大きく、彼を中心にした堅守速攻のチームスタイルで負けないサッカーを展開。現時点で今治の2敗は首位に立つ千葉と並んでリーグ最少記録&失点数12は徳島に次ぐ少なさを誇っています。J2昇格初年度で第15節終了時に5位に入っている順位は素晴らしく、今リーグで一番勢いに乗っているクラブであることは間違いないと思います。


☆マルクス ヴィニシウス選手vsマンシャ選手
今治のブラジル人アタッカーマルクス ヴィニシウス選手(以後ヴィニシウス選手)。最近はやや停滞感が見られるものの、ここまでカテゴリーが上がったJ2でも得点ランキング3位となる7ゴールを記録しておりその得点力は健在。176cmと上背は際立った印象ではありませんが体幹の強さで多少の当たりでは怯まない屈強なフィジカルを持ち、身体能力が高く跳躍力があるので味方からのクロスボールを合わせるのも得意。今治のフィニッシュのほとんどに絡む攻撃の絶対的な存在なので、ヴァンフォーレは彼を抑え込むことが勝利に近づく第一歩になります。ヴァンフォーレの守備陣のなかで特に1対1に強いのがCBマンシャ選手。マークする相手が同じブラジル人であればいつも以上に闘志をむき出しにしてディフェンスすることでも知られており、187cmの長身を活かした空中戦の強さはもちろん、縦への突破にもついて行く粘り強さも備えているのでスピード対応もバッチリ。この試合では主にマークを担当するヴィニシウス選手とのバチバチのマッチアップが予想されますが、そこでいかに相手に伸び伸びとプレーさせず攻撃の起点を作らせない守備ができるかが今回の試合の最大の注目ポイント。試合のスコアももちろん注目ですが、マンシャ選手とヴィニシウス選手の攻守をめぐる激しいバトルにも熱い目線で見ると試合をより楽しめると思います。


☆ミラーゲーム
ヴァンフォーレの基本フォーメーションは3-4-2-1。今治も同じ3-4-2-1のフォーメーションを採用しているためミラーゲームとなります。両チームがほぼ同じ選手配置となるためにシステム上のギャップがなく隙を生み出しにくいのが特徴的。そうなるとポジション的に対峙する選手同士の争いが多くなるので選手個々の能力が試される機会が多くなります。まず1対1の場面となったら自信を持って積極的に勝負を挑むことを基本として、局面でいかに複数人で仕掛けるかが相手のフォーメーションを崩す鍵となります。もちろんそれはこちらもバランスを崩すリスクがあるのでそう頻繁にはできませんが、機を見計らって思い切って仕掛けてみることが釣り合ったフォーメーションの均衡を打ち破る手段になりそう。そして試合中にシステムを可変するのも効果的。ウイングバックの1人が下がり3バックがスライドすれば4バックとなり、もう片方のウイングバックが上がり目のポジショニングにつけば4-2-3-1や4-4-2のフォーメーションに変えられると思うので、試合状況に応じてシステム上の穴を突けるように工夫して戦術的に戦ってほしいと思います。


☆サイドを大きく使った仕掛け&空きやすいバイタルエリア
直近の今治の試合を見てみると、対戦相手にサイドを大きく使った仕掛けとバイタルエリアを狙われてピンチを迎えている機会が多い印象があります。というのも今治は中央のエリアで決定的な機会を迎えないためにゴール前に選手が集まり、守備時はサイドやバイタルエリアが空く傾向にあります。ヴァンフォーレとしたらサイドチェンジで今治守備陣を揺さぶることができればガチガチに固められている中央の守備が徐々に広がっていくと思うので、クロスボールはファーサイドに送ることを意識してほしいですね。ボディブローのように何度も相手守備陣の目線を外に向けさせるような展開を続けていると、いざ中央から仕掛ける場合に隙が生まれ決定機に持ち込みやすくなるでしょう。そして最終ラインと中盤の間のスペースであるバイタルエリアも狙い目。最前線の1トップの選手を囮に使って相手守備陣に警戒させながら、比較的手薄となる1.5列目のシャドーの選手がバイタルエリアにタイミング良く潜り込む流れも試合中に試していけばチャンスがより多く広がると思います。

 

☆前線からのプレッシャーも効果的
今治は最終ラインのビルドアップに多少の不安を抱えていると思います。直近5試合でも山口戦や磐田戦&千葉戦などで後方からの繋ぎを相手にカットされて大ピンチを迎えているので、ヴァンフォーレとしたら前線から積極的にプレスに行くことでそのような機会が転がり込む可能性があります。組織的プレスのファーストディフェンダー役となる三平選手を中心に熊倉選手と鳥海選手がその動きに続き、ボランチやウイングバックが前目の位置でボールを奪えたら一転してショートカウンターを発動できるチャンスが生まれます。その機会は不意に訪れるため選手たちは慌ててしまう恐れがありますが、そのチャンスを冷静に確実にモノにする高い集中力を今回の試合メンバーには見せてほしいですね。


…今は今治の方が自信を持ってプレーできているというだけで、選手の能力自体はヴァンフォーレは負けていないと思います。むしろ戦術的にこちらの方が優位に進められる力を備えていると思うので相手のペースに合わせないことが重要。ヴィニシウス選手対策はマンシャ選手に頑張ってもらい、もう一人のヴィニシウス ディニス選手もセットプレー時にターゲットとなるのでそこはしっかりとケアしていくべき。前線で組織的プレスを献身的にかけながらサイドとDFラインの手前のスペースを突いた攻撃の展開で鋭いシュートを打っていきたいですね。そしてホームゲームでは第8節のいわき戦以来1ヶ月以上白星が遠ざかっている状態にあります。今回こそは大勢のサポーターの前で勝利し歓喜に沸くスタジアムの姿を見たいですね。

 


ピックアップサガン鳥栖戦!

2025-05-12 | Weblog

ヴァンフォーレが戦った試合で特に印象に残ったプレーやゴール&応援など、X(旧Twitter)やYouTubeに上げられたヴァンフォーレ関連の記事や動画の投稿を少し緩く紹介していくこのコーナー。なお試合日翌日に更新予定です。
 
今回の対象試合は2025年5月11日にアウェーで行われた2025年明治安田J2リーグ第15節サガン鳥栖戦です。

 



試合のスコアは0対0のスコアレスドロー。遠く佐賀まで駆けつけたサポーターに勝利の歓喜は届けられませんでしたが、負けてはいないので勝ち点1を持って帰れます。現在の順位的な立ち位置で白星を望まれている方が多いとは思いますが、J1から来た鳥栖相手にアウェーで引き分けたことは普通に評価しても良いと思いますね。攻撃の火力が出なかったのは残念ですが、無失点に抑えた守備を誇りにして次の試合に繋げていきましょう!

 



かつてヴァンフォーレでプレーしていた鳥栖所属の堀米選手&松本選手&今津選手が試合終了後にヴァンフォーレゴール裏に挨拶に来てくれました。今津選手は昨シーズンの途中まで、松本凪選手は2022〜2023年の2シーズン、下部組織から昇格した堀米選手は2010年から2018年までの計7シーズントップチームに在籍。やはり久しぶりにかつての戦友に出会うと嬉しいものですね。ヴァンフォーレでの経験を活かして鳥栖でも頑張れ!

 

2021〜2022シーズンに鳥栖に在籍していた孫大河が古巣鳥栖のサポーターへ挨拶

逆にヴァンフォーレ所属の孫選手が鳥栖のホームゴール裏に行って挨拶。孫選手は立正大学から2022年に鳥栖に加入。しかし出番はカップ戦の1試合だけでリーグ戦出場は叶わず、2022年6月に金沢に期限付き移籍しその後2024年からはヴァンフォーレに加入していました。大卒で加入した鳥栖で活躍できなかった申し訳なさも本人のなかにはあったと思いますが、そんな孫選手を鳥栖サポーターは温かく挨拶を迎え入れていましたね。良いサポーターや。

 



今回の試合会場である佐賀県鳥栖市の駅前不動産スタジアム。真正面にデカデカと黄色柄を背景に目立つ ‘駅前不動産スタジアム’ と書いてあります。分かりやすい!スタジアムは陸上トラックがない球技専用で、ピッチと観客スタンドとの距離がとても近く臨場感があり観戦が見やすいのが特徴的。しかも鳥栖駅から徒歩で3分という好立地。ヴァンフォーレサポからしたら羨まし過ぎて笑っちゃいますね(笑)

 



イオンモール甲府昭和で行われたパブリックビューイングの様子。毎試合アウェー戦は大画面の前で試合を楽しめる素晴らしい環境。試合開始前に気合いを入れるためにみんなでVFKコールをしてくれていますね。きっと鳥栖まで応援の気持ちは届いていると思います!


…以上です。

 


試合結果【第15節 サガン鳥栖戦】

2025-05-11 | Weblog

【2025年明治安田J2リーグ第15節】

◇試合結果◇
△サガン鳥栖0-0ヴァンフォーレ甲府△
※強豪鳥栖相手にアウェーで無失点ドローで勝ち点1獲得!


◇得点者◇
なし


◇試合会場◇
駅前不動産スタジアム(佐賀県)
 

◇入場者数◇
6231人
 
◇今シーズンのホームゲーム累計入場者数◇
6万321人(1試合平均8617人)
 

◇データ◇
     鳥栖 甲府
63% ボール支配率 37%
6本 シュート数 7本
685本 パス成功数 358本
 

◇今シーズンの成績◇
4勝5分け6敗(勝ち点17) 13位
 
◇今シーズンの勝ち星表◇
→◯✕✕△✕✕◯◯△△
 △✕✕◯△
※今シーズンリーグ戦の試合をこなす度に◯△✕で結果を積み重ねていきます。一番右が最新結果です。
 

◇ヴァンフォーレ甲府メンバー◇


◇試合ハイライト動画◇

2025.05.11 2025明治安田J2リーグ 第15節 vs.サガン鳥栖