ヴァンフォーレ甲府本日試合があります。2025年明治安田J2リーグ第18節アウェー大分県大分市のクラサスドーム大分にて大分トリニータ戦です(19時キックオフ)。
◇中継情報◇
DAZN
◇試合会場周辺の天気情報◇
tenki.jp 5月31日 7:00発表
クラサスドーム大分(大分県)
晴れ☀
最高気温:26℃(キックオフ時∶21℃) 最低気温:16℃
降水確率
6時~12時:0%
12時~18時:0%
18時~24時:0%
◇見どころ紹介◇
【大分トリニータ】
☆今シーズンの成績:5勝7分け4敗(勝ち点22) 11位(暫定) ※1試合未消化
☆ここ最近2試合の試合結果
→◯◯✕△✕
☆注目選手
有馬選手∶昨シーズンまでいわきに在籍していた181cmのアタッカー。大分の攻撃の中心的存在。
伊佐選手∶精力的に動き回り相手の隙を見逃さない33歳のベテランFW。三平選手とは長年ともに戦った戦友関係。
デルラン選手∶ペレイラ選手とともに最終ラインを構成する187cm長身CB。ネーミアス選手とのエアバトルに注目。
☆予想布陣:3-4-2-1
☆予想スタメン
※選手とフォーメーションは実際と異なる可能性があります。
☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:大分トリニータvsV・ファーレン長崎 明治安田J2リーグ 第16節 2025/5/18
【ヴァンフォーレ甲府】
☆今シーズンの成績:6勝5分け6敗(勝ち点23) 10位
☆ここ最近2試合の試合結果
→✕◯△◯◯
☆注目選手
鳥海選手∶負傷から復帰し順調に出場時間を伸ばしている甲府のエース。技巧的な突破で得点&揺りかごダンス披露できるか!?
エドゥアルド マンシャ選手∶前節の山形戦では1ゴール3アシストと大暴れ。孫選手に次ぐセットプレーの得点源として重宝される。
三平選手∶組織的守備のファーストディフェンダーとして機能的働きをみせるFW。今回はベンチスタート濃厚だが、長年過ごした古巣のスタジアムでジョーカー役となり存在感を発揮したい。
☆予想布陣:3-4-2-1
☆予想スタメン
※選手とフォーメーションは実際と異なる可能性があります。
☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:モンテディオ山形vsヴァンフォーレ甲府 明治安田J2リーグ 第17節 2025/5/25
☆先週は天皇杯だった大分
今回の対戦相手である大分トリニータ。大分に帰ってきて2年目となる片野坂監督のもと昨シーズンは16位と振るわずに苦しみましたが、今シーズンは一転して負けない戦いを展開。第13節熊本戦までわずか2敗しかしておらず安定して勝ち点を稼げるサッカーをみせてきました。しかし直近3試合では1分け2敗と調子に陰りが見え始めており今から上位に食らいついていくために踏ん張りたい時期だと思います。ヴァンフォーレが前節山形と対戦していた同日には大分は天皇杯の舞台を戦っていて、1回戦で愛媛県代表のレベニロッソNCを2対0で下し2回戦進出を決めています。リーグ戦の日程はひとまずお休みとなりましたが、そのレベニロッソNC戦でリーグ戦の主力選手たちが多く出場していたので体力面で大きくリフレッシュしているわけでもなさそう。やはり試合でプロとアマチュアのレベルの差は確実にあったと思うので、そこで慣れてしまった大分に対してヴァンフォーレはスタートからプレー強度の強さを発揮して差を見せたいですね。
☆空中戦に強い2人のブラジル人CB
大分の最終ラインには2人のブラジル人選手がいます。1人目はペレイラ選手。28歳のペレイラ選手は2021年からチームに在籍しており今シーズンで5年目を迎えます。長年プレーしているので日本のサッカーには慣れていて3バックの中央で守備を統率するディフェンスリーダーとして活躍。対人プレーに強く184cmの上背も競り合いの場面で効力を発揮するなど見せ場を作ります。デルラン選手は187cmの長身を活かした空中戦の強さがなんと言っても魅力。今回はヴァンフォーレの1トップを務めることが濃厚なネーミアス選手とのマッチアップが予想されるので、同じ187cm同士の激しいエアバトルが繰り広げられそうですね。容易にクロスボールを上げたらこの2人に簡単に跳ね返されてしまうので、少し工夫した仕掛けが今回求められると思います。
☆セットプレーを軸にそれ以外の攻撃のかたちも
前節ヴァンフォーレは山形相手に4対0で快勝しましたが、その4ゴールのうち3点がセットプレーからの得点でした。現在チームトップスコアラーでもある孫選手もロングスローの流れからゴール前で押し込み得点を記録しているし、マンシャ選手はそのセットプレーのキックのターゲットとしてヘディングでワンポイントを作り、頭で反らして田中選手や孫選手のゴールをお膳立て。さらに3点目は大島選手に繋がるロングフィードを供給し、1試合だけで3アシストをマークするなど大車輪の活躍をみせました。後半アディショナルタイムにはダメ押し点となるゴールも決めているマンシャ選手。孫選手以外にもセットプレーで合わせられる存在がいることはチームにとって頼もしさを感じることでしょう。そのうまくいっているセットプレーを攻撃の軸として、それにプラスして流れのなかからも得点を狙いたいところ。大島選手の山形戦のゴールはカウンター一発だったので、できれば最前線のネーミアス選手を使ったポストプレーでシャドーの選手が抜け出すプレーや、相手を押し込んだ状態でその守備網の外からパンチ力のあるヴァウ ソアレス選手らが狙うミドルシュート一閃という光景を見たいですね。
☆耐性が付いてきた3-4-2-1
ヴァンフォーレの最近の試合は、鳥栖&今治&山形と基本フォーメーションが3-4-2-1の相手が続いています(山形は3-4-1-2)。同じかたちのフォーメーションでの試合はミラーゲームと言って陣形のギャップが生まれにくく崩れないため、1点を争うような緊迫した攻防戦が多くなるのが一般的。その状態で相手を剥がしてチャンスを作るには対峙する選手との1対1を制していく必要があり、選手個々の仕掛ける能力が問われます。しかしヴァンフォーレは山形戦は厳密には違いましたが同じ3バック+4枚の中盤の構成の相手と3試合連続で戦っているため、一種の抗体が生まれている状態だと思います。ほぼ同じフォーメーションの相手に2勝1分けで負けていない経験は自信にも変わっていると思うので、この大分戦も自信を持って戦えると思います。なので局面的に1対1の状況が生まれやすいミラーゲームで、崩れていかず逆に相手の様子を窺えるような集中力と落ち着きを今回発揮してほしいと思います。
☆3バックの両脇と最終ラインの手前
最近大分と対戦したクラブは3バックの両脇のスペースを攻撃の起点として、最終ラインの手前を狙ったクロスボールやパスの仕掛けで決定機を数多く作り出しています。それは機動力より競り合いの強さを活かす屈強なペレイラ選手やデルラン選手が守勢時にゴール前で固めているので、ボランチと最終ラインのポジション間でもある彼らの足が届きにくい手前のバイタルエリアを有効活用していると思います。ヴァンフォーレもそのスペースを積極的に使っていくべきで、そこにいかに素早くパスを供給できるか&そこにいかに素早く選手が入り込めるかで決定的チャンスがより多くなると感じています。ポジション的にそこに当てはまるシャドーの2選手(鳥海選手&田中選手)の出来がこの試合の命運を握ると言っても過言ではないでしょうね。
…現在ヴァンフォーレは2連勝中。もしこの試合勝利して3連勝となればリーグ戦で2023年5月以来実に2年ぶりの出来事となります。これまで連勝はあっても阻まれてきた3連勝の壁をこの一戦で打ち破ってほしいですね。そして良い雰囲気のままリーグ後半戦へと入っていきたいですね。勝利を期待しています!