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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

渡辺かづき先生とのレッスン 89

2017-02-03 20:17:12 | ピアノ

 今日は、レッスンにいく途中でもうお月様がでているのを見つけました。

  
 
 これは、いい兆しかな??
 

 いつもの、「オスカー・ピーターソンのジャズハノン」から。前回のETUDE No.10をちょっとアレンジし直した感じのPIECE No.10が今日の課題。12ビートが16ビートに変わったりするところが最初分からなかったのですが、どうにか解決してお披露目。1回目はアレアレって感じでしたが、2回目でどうにかそれなりに弾けました。
 ところで、今日は先日このテキストにコードが付いていないのに気づいたことから、コードの勉強のために自分なりにコードを考えて9小節分だけ書き入れて置きましたので、先生に答え合わせをお願いしてみました。

 結果は、正解は1つだけ(泣)。まず、最初の私がD7としたのは、「ブルースなら7thで始まることがあるけれど、それ以外はほとんどトニックで7thはあり得ない。それに、7thの音がどこにもないですよね」と言われ、「本当に、そうですね」と生徒。

 「次のところでCでなくて、C#になっているところから、D7でなく、最初の2小節はDM7かな」
 「次のはE♭/Cじゃなくて、そもそもCは#でしょ」「あっ、そうですね」

 「これは、E♭でなく、C#dimですね」
 「次の(2段目)は、Aはいいとして、下はCでなく・・」「C#ですね」

 「次は、EM7でなく、Gの音が♮だから、マイナーでしょ。EmM7」「なるほど」
 「次の(3段目)は、F#というより、このA#の音にひっかかったのかもしれないけれど、これはラからシに移行する途中の装飾の音として飛ばして考えて、Dのコードになっている。D/F#。次も同じように考えて・・・DM7/F#。最後もソ#は装飾音として、Dm/Fと後半はファを除いて全部♮。構成音もド・ミ・ソだから・・・コードはCでC/E」

 正解はたった1つだけでした。トホホ。でも、何だかちょっと分かってきましたよ。

 そして、次に弾いたのは、前回新譜を頂いたDVD[エンドレス・ブルー」から「メキシコ」。ゆったりと静かな曲です。でも、私が弾くと先生のような深海の静けさがでず、どうも素の性格があらわになってどうもガサツな音が随所にまざり・・・・。

 「音が、まだ揃ってないところがありますね」と先生。
 「和音のイメージが、今ひとつ掴めないのと、AとBの違いがどうも静かに先生のようにハマっていかなくて・・・」と弁解する私。
 
 「Aは静かに、あまり音を入れ過ぎないで弾いて、Bはもともとがきっちり音が詰まっているので、違っていていいんですよ。たぶん、Aに音が今詰め過ぎているのかも。音を落としていくといいかも」

 「さっきの続きのような感じですが、コードはコードにある音で弾くのがいいと思うのですが、実はAの2小節目がB♭m7なんですけれど、自分で弾いていて、ここは和音をレは♭になるけれど、レ♮を入れると気持ちが良くて入れて~~~と弾いてみたんですけれど、これはさっきの<装飾音>って感じでコードに外れてもいれていいですか?」
 「アッ、残念。その音はいけないんですよね。いけないって、つまりこの曲はCマイナーで始まって、Bは明るくE♭になっているんですよね。それで、ここのAのところはマイナーな音で行きたいわけです。そのAのとこで、このB♭m7のとこでレをだすのは避けたい。そのレだけはここで弾いてほしくない音なんですよね」(ガ・・・ン。よりによって、そんな音をいれてしまおうとしていたなんて・・・)という訳で、素人さんの怖さ。なんか、いろいろ勉強になりました。ということで、この「メキシコ」はもっと弾き慣れしてくることに。

  次は、「同じ調子ということで、以前すでに習った"Pray for you"を弾いてきました」というと。「あれ、これ同じじゃないよね。だって、こっちはCマイナーで、こっちはE♭だから」「アッ、それはそうなんですけれど、記号がほら3つ♭で」「記号の3つ???そういうこと???」
  どうも、記号で同じ調子というのは、素人さんの指使いからの発想だったようで、先生の頭の中では全然そういう発想は理解不能だったようでした・・・。「マイナーとメジャーだと、使う和音も違うし」「確かに」 本当に素人さんは何を言い出すかわからず、申し訳ないことでした・・・。

  とりあえず、1回前に弾いた曲なので大きな問題は今回はなく、実はこの曲を選んだ最大の理由。「この曲はまだアドリブを弾いていなくて、楽譜をみたら、アドリブの譜がついていたんですが、それが曲本体のコード構成と違うんですよね」とお尋ねして、「アドリブを教えてほしいんです」と切り出してみると、「これは、本体にはないアドリブなんですよね」ということで、2つのCD収録されている曲だけれど「Being Of Light Ⅱ」の方のアドリブで~とお願いすると。例の「覚えていないなぁ~」とのお返事が。
  残念ですが、では同じでなくてもいいのでということで、アドリブの模範演奏をお願いすると、なんとCDとは違ったまた流れるようなアドリブを演奏して下さいました。やった~~~!これで、次回のレッスンまでに、この曲のアドリブを工夫してくることに。

  そして、ずうずうしくも、「メキシコ」は継続ながら、前回諦めようと思っていた「即興演奏の「”Presentmoment 1”への挑戦はできないですか?今なら、先生の『覚えていないなぁ~』がなくて、弾いて頂けますよね。楽譜にないかもしれないのですが、最初の部分が私の大好きな部分があって、そこだけでもいいのですが・・・」というと、楽譜をみせてくださったのが、ほとんど楽譜?と疑うほどの3行くらいのもの。そして、いつもの「楽譜にできないんですよね、その言っている部分は。だから、この短いフレーズしか書いてなくて。それに、もう2度と弾けない」
  「先生の2度と弾けないにならないように、今の内にと思い立ったのですが、この前ライブで弾いたのに・・・もうだめですか???」
  「即興の曲をやるなら、難易度順に優しい方からやっていけば、だんだんこの少ない楽譜で弾けるようになりますよ」なんてとんでもない遠い夢話をする先生を説得すること叶わず、私の好きな先生の清らかな水音の再現撮りはならず(泣)

  でも、難易度の優しいと先生のお薦めの「Dedications 1、 2」の抽出版を両方弾いて下さって、まずは1の譜面を頂いてきました。
  確かに、譜もコード譜ながら、家に帰って弾いてみるとかなり右手も書き込みがあって、少し雰囲気が私でも思い出せる程度に弾けそうでした。

  今日のレッスンは、コードとか、音の構成とかが少しわかってくるようなポイントを掴めました。
  さあ、アドリブと新曲。そして、「メキシコ」の静かな曲を殺さないような静かな弾き方のマスター。頑張りますよ。

  素人さんのたくさんの愚問に呆れることなく丁寧に応えてくださった先生に感謝!

  帰りには、富士山がスカイツリーと一緒にシルエットで見えていました。

  

  *実は、今日は午前中の病院で母が突然意識が混沌として。他の科にかかる予定でしたが、急きょ内科で扱って頂き、横になって意識はすぐにもどったものの、血液検査、心電図などをとって頂きました。結果、脈拍が少ないのが原因で、落ち着いたら帰宅OK.薬の投与もいらない。直したいなら心臓の専門医のところでペースメーカーだなということに。母も落ち着いて、自分からトイレに行くといいだし、その後はふらつきもなく。ホームに戻ると、問題なく昼食も食べました。ホッとひと安心。ダメかと諦めかけたレッスンも受け、月に見守られた1日でした。

   明日も無事にいい1日が過ごせますように!
コメント
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