久しぶりの長距離ドライブで、軽井沢から青森まで車で走破。すでに巡回サポートを開始しています。
お客様と今シーズンの灯油ビジネスの総括とシステムに関する要望点などを拾い上げながらのサポート活動です。
東北では大災害もありましたが、受注・配送体制が確立されている企業ではかなり順調な結果が出たようです。
通年販売が主流ですから、SS部門とは別に独立した販売体制を構築している企業などでは、灯油復権の動きもありこれからのシーズンも安定した販売体制が見込めそうです。
都市部周辺のポリ缶購入の小口消費者などは、冬場の季節消費が中心のようですから浮遊客も多いとのことですが、
主流としては通年消費のホームタンクのお客様が多いため安定した商売となっています。
業態格差としては、やはり「巡回販売」などの伸びは鈍化しているようですね。
ポリ缶の巡回販売や店頭販売などはやはり、季節による増減率が高いため不利です。
東北地方の灯油客は固定化率が高いという特性があるようですが、
被災地周辺などではシーズンオフでも一般業者と生協、JA関係などとの顧客囲い込み競争が盛んになっています。
「灯油は夏売れ!」といいますが、これからのオフシーズンに向けた顧客囲い込み戦略が勝負となりそうです。
最近、東北地方では生協やJA関係が再び灯油ビジネスに力を入れるという動きがあります。
さらに、巡回販売業者の参入などもありますから、市況の乱れが起きなければ・・・、と懸念していますが、
大まかには生協は都市部などのポリ缶小口、JAは農家などのホームタンク供給をターゲットとしているようです。
全体的なパイが大きいため、それぞれのすみわけができているようにも感じますが、組織が大きいため担当者が変わったり、システム的な対応が遅れていたり官僚化していて柔軟性にかけているように感じられます。
やはり、主流としては大手特約店や地域協業化の配送センターなどは自分の仕事として取り組んでいますから底力を発揮していると思います。
東北ではすでに、一般特約店企業とイオングループや三菱商事石油系などとのコラボレートによる広域代行委託配送などもスタートしており今後の全国展開に向けた動きが注目されます。
本日から、津軽地方へその後秋田に入ります。
例の灯油の柿本による影響とその後のマーケットの変化も検証してみます。
「雪ん子」使用ユーザーは灯油ビジネスでもあの「柿本」に勝利したという事実があります。
時間はかかっても、コアな安定商材ですから、顧客囲い込み戦略と継続が一番の力となっています。
軽薄なビジネスモデルは少しのことで崩壊しますが、時間をかけて丁寧に構築されたシステムとビジネスモデルは絶対に負けることはないと確信しています。
灯油ビジネスは「地域特性」が顕著ですからシステム構築としても大変勉強になります。
たった独りで、灯油システムというものを説明しながら放浪していた北東北地方ですが、あれから何年たったのでしょう・・・か、
それにしても、北東北における当社システムの稼働状況と占有率を目の前にして、感無量です。
男として、開発者として、生きていてよかったと感じながら仕事をしています。
ありがたいことです。
今日も頑張ります。