裏ユキヒロック

ロックとバイクとラーメンが大好きだ。

絶対差の話

2007年11月19日 | ひとりごと・日記
冒頭のペットボトルの話で、蓋を開けるには具体的にどうしたら良いか?
・・・って話がありましたが、
そのヒントは「絶対差」。

なにも、非凡なことをする必要はなく、
ごく平凡なことをきちんとやり通すこと。

例えば、この上甲さんは数年間365日休まずに
1300字の原稿を書いるそうですが、
「おーし!今から俺も書くぜ!」って人が現れたとしても、
数年分書き続けた上甲さんとの差は縮まらない。

毎日、何かをコツコツやっていることで生じる
「絶対に埋まらない差=絶対差」ってのは、
もの凄い力、財産になっていくのではないかという話。

確かに、今から私が熱い夢を持って
(野球したことのない40前の太っちょ男が)
メジャーで活躍できるか?

ってのは・・・いくら「足りないのは良いこと」
だって言っても無理なもんは無理。

メジャーで活躍してる松井や松坂は、
幼少からそれだけ毎日、血の滲むような練習を耐えて、
他の人には絶対に追いつけない絶対差があるから可能なだけ。

今日からでも、今からでも、
何か出来ること、出来そうなことから始めたらいい・・そして続けること。

たったそれだけ。

それが蓋を開ける近道なのでないかって話
なのだろうと自分は思いました。

難有を右から読めば有難うの話

2007年11月19日 | ひとりごと・日記
北海道のキリスト系の非行少年たちの更生施設にある、
チャペルには、十字架の変わりに漢字二文字が書かれてるそうです。

「難有」

普通に左から読めば、「なんあり」ですが、
右から読むと「ありがた」 有難う 有難いに変わる。

この話と前後して話された例が・・・

ある古い温泉街で、老舗旅館が客離れで苦しんでいる中、
中古の旅館を買い取った新参の旅館だけが大繁盛。

改装したとは言え、老舗旅館に比べれたら、
何も秀でたところのないのに何故お客さんが入っているのか?

週末はもちろん、シーズン料金は割高になるのが常識ですが、
この旅館は・・・

*年中同一料金!

*更に、チェックイン・チェックアウトいつでもどうぞ!

そんなことしたら準備が大変で、
逆にご迷惑をかけてしまうと、
今までの業界では非常識だったが、
お客さんにとっては、こんな有難いことはない。

力のない、新参者が勝ち残るには
業界の常識に囚われていては勝てない。

業界では常識なことが、
お客さんにとっては、非常識なことを
変えただけのことだった。

まさに、難有を右から読めば有難うの発想ですね。

日本一の旅館の話

2007年11月19日 | ひとりごと・日記
読んでる方もシンドイでしょうが、
書いてる方もシンドイ(wので、
こっからはもう少し短くしますね。

日本一の旅館と呼ばれる、
石川県 加賀屋旅館の話です。

日本一と呼ばれるその秘訣は何かと言うと、
社員にひとつだけ、必ず気をつけさせてることがあるそうです。

それは・・・

「その場で絶対に出来ませんと言うな!」だそうです。

たったこれだけ。

様々な人間が集まる旅館ってところは、
「真冬に西瓜が食べたい!」とか、
地元に売っていない「このお酒が飲みたい」
など出来ないような注文や、信じられないような我侭を言う
お客さんが来るそうですが、
その無理な注文に対して、その場で「出来ません」と言わずに、
一旦、「聞き届ける」ことが何よりも大事。

「はい、少々おまちください・・・調べてみます。」

「はい、ただいま確認して参ります。」

あっちこっち手を尽くして、どうしても叶えられないこともあるだろうが、

「そこまで自分の為にしてくれた」とお客さんは感謝するそうです。

お客さんに「そこまでやるか?」と思わせたら、
そのお客さんは宣伝して、他のお客さんを連れてきてきれる。
口コミっていう一番お金の掛らない宣伝が一番効果的。
(幸之助 語録によると、
感動した一人の客は25人の客を連れて来る。
そして不満を持った一人の客は25人の客を減らす。)

「聞く・・聞き入れる」
ってのは最大のサービスだって話でありました。

聴き方教室の話

2007年11月19日 | ひとりごと・日記
町を歩いていると、「話し方教室」って看板はよく見かけますが、
「聞き方教室」ってのは聞いたことないですよね?

「弁論大会」はあって「拝聴大会」ってのはない。

口がひとつしかないのに、耳はふたつあるのは、
よく聞きなさいと言う意味だって話もよく聞きますが・・・

松下幸之助って方は、たいそう耳が大きかったようです。
そのせいではないのでしょうが、誰の話でも最後まで聞く人だったそうです。

話し方は、テクニックであり、声の大きさとか調子、目配せ、手振りなど
技を学べばある程度は誰でも上手になれるそうですが、
聞き方というのはテクニックでなく、「こころ」がないとダメ。

聞くって行為は、相手に関心がないと出来なくって、
うわの空で聞いてるフリをしても見透かされてしまう。

大好きな恋人の話は最後まで聞けるけど、古女房の話を最後まで聞くのは辛い・・
辛いけど最後までやってみると、必ず喋ってる相手は気持ちが良い。

しかも無料・・・無料で出来る最高のサービスなのです。

会社でも部下の話を最後まで聞いてあげると、すごく信頼され
よく働いてくれるようになるそうです。

この聞き上手ってのはすごく得だという具体例は、
次の「日本一の旅館の話」に続きます。

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↓自分の感想
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以前、「コーチング」っていうものの講演会に行った時も、
同じようなことを言っていた。
(あ!確かその講師・・本間正人さんも
松下政経塾出身の方だったような気がします。)
http://www.mskj.or.jp/profile/homma.html


うなずきながら、時々合いの手をいれながら、
相手の話を聞く、聞き出すってことができるようになると、
喋り上手になるより数倍も効果的だそうです。

「話を聞かない男、地図を読めない女」

・・・って本が売れたことがあったけど、
男って他人に自分の有能さを褒めてもらいたい動物なので、
自分の嫁さんの他愛のない愚痴話に対してでも、
すぐに「こーしたらいい・・あーしたらいい!」って答えを出してしまいますが、
女性にとってはそんな答えなどこれっぽっちも期待してなくて、
ただその下らない話を最後まで聞いて
「大変だねー、よく我慢したねー、偉いねー」と
言ってもらえるだけでいいのだそうです。

こういう講演会で聞いた話ってのは、すぐに忘れてしまうものですが、
きっと聞いただけで満足してしまって終わってるからだと思う。

その聞いた良い話を、もっかい自分に置き換えて考えてみないと
あまり効果はないのかもしれないです。

つまり、講演会が終わった後に、
自分自身で「考(こう)・・ええんかい」ってのを
開いたら良いのではないかと・・・。
講演会に「答え」を聞きに行くのではなく、
自分で考える「お題」を貰いに行くと考えた方が
良いのではないでしょうか?

って俺・・・たまには・・良い事言うなぁ~。(笑)