桜のあと通りがいきなり寂しくならないのは、このハナミズキのお陰かもしれない。
花が咲いていないときにはほとんど無視しているが、改めてそのきれいな花に見とれてしまう。
この木は北アメリカ原産だそうだが、すっかりニッポンの風景になじんでいる。
完全に開くまでは、花弁が巻いているのが面白い。
白。
桜のあと通りがいきなり寂しくならないのは、このハナミズキのお陰かもしれない。
花が咲いていないときにはほとんど無視しているが、改めてそのきれいな花に見とれてしまう。
この木は北アメリカ原産だそうだが、すっかりニッポンの風景になじんでいる。
完全に開くまでは、花弁が巻いているのが面白い。
白。
昨日は真夏並みに暑い一日だった。
陽が西に傾き、暑かった一日が終わろうとする、そんなひと時が好きである。
”マジック・アワー”、夕暮れ時はなんとなく人恋しくなる時間帯でもある。
現役時代なら誰かに電話して、居酒屋にでも繰り出していたはずである。
現在は、そんな時「juju's cafe」さんへ。
juju's cafeさんは、小平市(東京)の水道道路(狭山・境緑道)から、ほんのわずか離れたところにある。
JBLがBGMのジャズを響かせる中、ワインを楽しむのが何よりである。
しばらくコロナ感染予防のためクローズしていたが、最近、再開となった。
ワインに、いつも通り生ハムや数種のチーズ、パンがセットされたプレートをオーダーする。
昨日は、珍しく、チーズにバラの花のジャムが載せられたものがあった。
口に含んだ時バラの香りがひろがり、思わずほっぺが緩んでしまう。
一人呑みの女性は、外のテラスで静かにお酒を楽しんでいる。
友達どうしらしい二人は、どんなな話題なのか楽しそうである。
もう一組の二人は、恋の悩みでも相談しているのか、静かな会話が続いていた。
オーナーのじゅじゅさん、私の家内、そしてお客さん。
私以外はすべて女性の楽しい夕暮れであった。
「オタマジャクシは蛙の子・・・、やがて手が出る足が出る」。
一か月ほど前、この池でたくさんのカエルが集まり、彼らのラブシーンが見られた。
今、その成果(?)が現れている。
大きな頭から出たしっぽをくねくねとさせ、盛んに池の中を泳ぎ回っている。
やがて手も足も出てきて蛙になるが、この数すべてが蛙になったらと思うとぞっとする。
今度の休みには、きっと子供たちが「オタマジャクシすくい」に興ずる姿が見られることであろう。
同じ池の中、おたまじゃくしが泳ぐその向こうには、カルガモのお母さんがじっと卵を抱く姿がある。
このカルガモを激励しに、今日も、池の周りには多くの人が集まっている。
先週一週間は公園に行かなかったのだが、その間に「カルガモ」が卵を抱きだした様子である。
今朝気が付いて池に行ってみると、アヤメ(花しょうぶ?)の株の中に、うずくまっているのを見つけた。
昨年もカルガモが巣を作った「お気に入り」の場所なのだ。
孤独な抱卵に入ったようであり、じっと卵を抱いているメスの姿が見える。
ついこの間までは、つがいで仲良く泳いでいたのだが、周辺を見回してもすでにオスの姿はみられない。
オトウさんは卵を産ませたら、「あとは任せたよ」とプイとどこかに行ってしまうらしい。
なんとカルガモのオスは身勝手なんだろう。
なんとか今年も無事に巣立ちをさせてやりたいものである。
上空には、卵や雛を狙うカラスがやってくる。
カラスを追い払うため、パチンコやおもちゃのピストルを用意して腕を撫している。
小田原城址は東京からだとその気になればさっと行ける距離である。
にもかかわらず、今回が初めてである。
新緑が日に日に濃さを増しており、白壁がよく映える小田原城址公園を散策した。
観光案内所で散策コースの説明を受け、駅(JR,小田急)から歩いて城跡に向かう。
お堀端通りを行くと、隅櫓の近くから天守が見えてくる。
土橋を渡り、馬出門から登城。
直角に曲がった枡形を進み、堀に架けられた住吉橋を渡る。
中に入ると枡形となり、左に直角に曲ると銅門(あかがねもん)が構えている。
銅門から入ったところが二の丸広場で、木々の緑の中にいくつかの建物が点在している。
銅門
さらに緩やかな坂道を進み橋を渡り、常盤木門から本丸広場に出る。
本丸広場に出ると、目の前に三層の堂々とした天守が目に入ってくる。
天守の最上階まで登ると、四方を遮るもののない眺望が待っている。
相模湾方面を望むと、真鶴半島が目の前だ。
しばし、すばらしい景色を楽しむ。
地図を見ると、小田原城全体(総構)はとても広い。
今でも、堀切や土塁などの遺構は何か所も残っているそうなので、興味深い。
いつか見て歩きたいとは思っているが、今回は、本丸を中心とする城址公園の中だけにとどまった。
園内の歴史のある古木も芽吹きを終え、活力を増している。
気持ちの良い一日であった。