幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

「カルガモ」観察日記3

2022-04-25 | 野鳥

いつもの公園の池で、卵を抱いているカルガモの巣を覗いてみた。

なんと巣は空っぽで、羽毛や卵らしきものが見えるだけで母鳥の姿が見えなかった。

さては、巣を放棄したか・・・と、残念な気持ちが頭をよぎった。

 

諦めて、帰ろうとした。

ところが、その池から20mほど離れたところを流れる用水路に、カルガモのつがいが泳いでいたのだった。

池に巣を作り抱卵に入ったあのカップルだとは思わず、別なカップルがやってきたものと思い込んだ。

 

しばらく見ていると二羽は飛び立ち、すぐそばの池に舞い降りた。

そして、メスは巣に戻ると、再びじっと卵を抱いたのだった。

オトウさんが心配をして様子を見に来てくれたので、ちょっと巣を離れたということなのか。

 

メスが巣に戻って卵を抱くと、オスはまた元の用水路に戻っていった。

先ほどまでメスの水浴びや毛づくろいを見ていた時のように、動かず、しばらくそこに居た。

巣を狙う悪い奴が来た時には、飛び立って追い払うのであろうか。

 

私は、野鳥の生態について勉強したことも無く知識はない。

ましてや、カルガモを一羽一羽識別することなどできはしないので、想像の域を出ない。

もし私が想像したように、「オトウさんカルガモが、卵を抱くオカアさんカルガモが心配になって見に来た」とすれば、

カルガモの夫婦の結びつきの強さを感じるのである。