「明日ありと思う心のあだ桜 夜半に嵐の吹かぬものかは」
親鸞の詠んだ歌だそうだ。
和歌などに興味のない私は、この歌を知らなかった。
初めて知ったのは、ある落語家の「長屋の花見」のマクラで聞いたときであった。
まいどばかばかしいお話ですが・・・と始まる落語の出だしとしては格調高い話題である。
過去を思い起せば、ものごとを先延ばしするのが常であった。
やるべきことがありながら、ギリギリになる迄手を付けられなかった。
さらに年を重ねた今、親鸞の言葉を反芻しては見るのだが、その境地には達せず。