好天に誘われ、東京と埼玉にまたがる狭山丘陵迄サイクリングをした。
一帯は、里山の景色が残り、多摩湖と狭山湖の二つの人造湖がひろがる。
狭山湖から一走りで、「となりのトトロ」のモデルと言われる「トトロの森」に到着。
この豊かな自然は、ナショナル・トラスト運動で取得され保全されているという。
1号地はじめとし、その後、多くの区画が徐々に取得され、面積が広がったことが分る。
畑の向こうにトトロの森が見える。
手前は、住宅街になる。
森に入り、「トトロの森1号地」へ。
大きく育った杉や雑木の林に、丸太で作った階段が整えられている。
60段ほどの登りを頑張ると、尾根にでる。
尾根から下を見ると、木立の間からすぐそこに住宅街が見える。
保護活動が無ければ、今立っているところまで、開発が進んだであろうことが想像できる。
人工物としては、丸太の階段、ベンチ、四阿ぐらい。
森が荒れないように、よく管理されているのが分かる。
「トトロの森3号地」
少し歩くと、「堀口天満天神社」にたどり着いた。
この周辺の里山の守り神なのだろう。
常緑樹を除き、くぬぎ、こなら、やまざくらなどの雑木はすべて葉を落としている。
春の芽吹き、秋の紅葉などの季節は、さぞ素晴らしいことであろう。
今日は、静かな森の中に、重そうな望遠レンズのカメラを抱えた、定年後世代の人たちが目についた。
野鳥を狙ったのだろう。
一仕事終えて、同趣味の人たちが、ベンチで談笑する姿が実に楽しそうだった。