幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

「トトロの森」はこんなところ

2021-02-05 | 日記

好天に誘われ、東京と埼玉にまたがる狭山丘陵迄サイクリングをした。

一帯は、里山の景色が残り、多摩湖と狭山湖の二つの人造湖がひろがる。

狭山湖から一走りで、「となりのトトロ」のモデルと言われる「トトロの森」に到着。

この豊かな自然は、ナショナル・トラスト運動で取得され保全されているという。

1号地はじめとし、その後、多くの区画が徐々に取得され、面積が広がったことが分る。

 

畑の向こうにトトロの森が見える。

手前は、住宅街になる。

森に入り、「トトロの森1号地」へ。

大きく育った杉や雑木の林に、丸太で作った階段が整えられている。

60段ほどの登りを頑張ると、尾根にでる。

尾根から下を見ると、木立の間からすぐそこに住宅街が見える。

保護活動が無ければ、今立っているところまで、開発が進んだであろうことが想像できる。

人工物としては、丸太の階段、ベンチ、四阿ぐらい。

森が荒れないように、よく管理されているのが分かる。

「トトロの森3号地」

少し歩くと、「堀口天満天神社」にたどり着いた。

この周辺の里山の守り神なのだろう。

常緑樹を除き、くぬぎ、こなら、やまざくらなどの雑木はすべて葉を落としている。

春の芽吹き、秋の紅葉などの季節は、さぞ素晴らしいことであろう。

今日は、静かな森の中に、重そうな望遠レンズのカメラを抱えた、定年後世代の人たちが目についた。

野鳥を狙ったのだろう。

一仕事終えて、同趣味の人たちが、ベンチで談笑する姿が実に楽しそうだった。