幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

富士から富士を見る

2021-02-13 | 日記

最近、狭山丘陵(埼玉・所沢市)が気に入って、時々出かける。

昨日は、友人のAさんと「荒幡富士」のある里山の散歩を楽しんだ。

 

西武鉄道・狭山線の下山口駅(次は西武球場前)から十数分で「狭山丘陵いきものふれあいの里センター」に到着。

自然の中に建つ、狭山丘陵の自然に関する学習基地のような施設らしい。

残念!、新型コロナの感染対策か?、休業していた。

さらに、ホンのわずか進むと「荒幡富士」が目に入ってくる。

説明書きを読んでみる。

明治時代、当時の荒幡村の富士講のシンボルとして構築された山だそうだ。

明治17年から32年までの歳月がかかったという。

岩を積み、土を盛りして、このような山にするには、大変なことだったであろう。

山のふもとには浅間神社が鎮座する。

神社のわきから、ジグザグの登山道が設けられている。

脇の石柱が、何合目まで登ってきたのかを教えてくれる。

頂上に立つと、そこは、石の祠が一つ立っているだけで、それほど広くはない。

ぐるり、周囲は360度遮るものがない狭山丘陵の景色が広がる。

青空ならばくっきりと見えるはずの富士山は、ぼんやりとしか見えない。

(矢印で示したあたり)

それほど傾斜があるわけではない里山は、程よい運動をさせてくれる。

身体の衰えを嘆き、愚痴をこぼしながらも、楽しい一日であった。