最近、狭山丘陵(埼玉・所沢市)が気に入って、時々出かける。
昨日は、友人のAさんと「荒幡富士」のある里山の散歩を楽しんだ。
西武鉄道・狭山線の下山口駅(次は西武球場前)から十数分で「狭山丘陵いきものふれあいの里センター」に到着。
自然の中に建つ、狭山丘陵の自然に関する学習基地のような施設らしい。
残念!、新型コロナの感染対策か?、休業していた。
さらに、ホンのわずか進むと「荒幡富士」が目に入ってくる。
説明書きを読んでみる。
明治時代、当時の荒幡村の富士講のシンボルとして構築された山だそうだ。
明治17年から32年までの歳月がかかったという。
岩を積み、土を盛りして、このような山にするには、大変なことだったであろう。
山のふもとには浅間神社が鎮座する。
神社のわきから、ジグザグの登山道が設けられている。
脇の石柱が、何合目まで登ってきたのかを教えてくれる。
頂上に立つと、そこは、石の祠が一つ立っているだけで、それほど広くはない。
ぐるり、周囲は360度遮るものがない狭山丘陵の景色が広がる。
青空ならばくっきりと見えるはずの富士山は、ぼんやりとしか見えない。
(矢印で示したあたり)
それほど傾斜があるわけではない里山は、程よい運動をさせてくれる。
身体の衰えを嘆き、愚痴をこぼしながらも、楽しい一日であった。