湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

◇ 何事も起らず無事に終えた宿直勤務

2015年07月27日 21時04分01秒 | 日常・その他
宿明け勤務の今朝は、5時過ぎに目が覚めました。

  外は早起きのクマゼミの大合唱で(アブラゼミも少し混じっています)、
  とても静かに寝ていられる環境ではありません。

  近くのケヤキの並木に数百匹(?)はとまっているんではないでしょうか。

先日撮った蝉の抜け殻です。 【画像拡大注意(蝉の幼虫が苦手な方)】

   ※ケヤキ並木の1本です。
     これに写り込んでいる抜け殻だけでも30個以上あります。

鳴き声に起こされはしましたが、
無事に目が覚めてホットしました。

昨夜は今年2回目(?)の一人ポッチでの宿直勤務だったのです。
(夏休みに入って寮生が全員帰省しており、舎監以外は誰もいないのです)
   
  臆病な私は、誰もいない寮に一人で泊まるのが正直怖いのです。


昨日は夕方出勤して直ぐ、外が明るいうちに寮内を1階から3階まで巡視しました。
問題がないことを早めに一度確認しておき、
暗くなってから恐る恐る回ることをしたくなかったのです。
特に2階、3階廊下の奥やトイレは苦手です。
  もちろん不審な者(者のような "もの" を含む)はいませんでした。

寮生がいるときは何やかやと時間が過ぎるのが早いのですが、
昨夜は中々時計が進みませんでした。

 寮生の話し声や足音などがせず静かなので、
 いつもであれば気付かない妙な音が聞こえました。

  どこかのドアが「ギーッ」
  舎監室にあるレンジ台からは「ブーーーーーン」
  2階か3階のほうから「コトッ、カタッ ・・・」

  そのような音が時々聞こえてきます。空耳などではありません。
  古い建物なので、隙間から入ってくる風などの影響で音が出ているのだと思われますが、
  それでも、舎監室にあるレンジ台のところから発生する、
  共鳴音のような「ブーーーーン」という音は、その原因がわかりません。
  振動する物が近くにあったり、風があたっているわけでもないのです。
  直ぐ目の前にあるので、音がしていれば普段でも気付いているはずです。
    
   まさか、一人だけのとき見計らって音が出ているのではないと思いますが。
 
また聞こえてくるのではないかとビクビクしていた23時半頃、
突然、私の携帯電話の着信音が鳴り響きました。
(突然鳴るのが当たり前ですが)
静まり返った中にあっては普段と違って大きい音に聞こえました。

 突然の音にビックリしましたが、誰からなのか直ぐ思いあたりました。
 カヅちゃんからの「安否確認コール」です。

 昨日出勤する前にカヅちゃんに頼んでいました。

  『夏休みで寮生が居なくなったので、校内には私一人しかいない。
    もし私に何かあって倒れたとしても誰も気付いてくれない。
    何も起こらないとは思うが、念のため寝る前に安否確認の電話をかけてほしい』

     よくよくの臆病者と笑われそうですが ・・・
     「寝る前に声を聞きたい」という理由もありました。


「おやすみ」を言って切った後、考えました。
  
  これから私の身に何かが起こっても(例えば、この世のものではないものに襲われても)、
  翌朝の9時頃(日誌提出時刻)までは誰も気付いてくれないかもしれないと ・・・
  
 いかに小心者の私でも、限がないので、そこまで心配するのは止めました。

 そして布団の中で
  この夜用に持ってきていた「東海林さだお」さんの文庫本「ワニの丸かじり」をひろげ、
   一人でニヤニヤしながらいつの間にか寝てしまい、
            そして蝉の声で起こされたというわけです。

      ※こういう夜に「スティーブン・キング」さんとか
                「江戸川乱歩」さんはイケマセン


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明日は義理の兄(*)と一緒に家で飲めるということで、
私の数少ない得意料理(のつもり)のスジ肉の煮込みを作りました。

   * : 兄と呼ぶのか、それとも年下なので弟になるのか、
      今でも私はよく解かっていません。

先ずニンニクと玉ネギのみじん切りを、フライパンで炒めます。

それに一口大に切ったスジ肉を加えて炒めます。

    ※今日のは、牛スジ800gと馬スジ800g(計1.6kg)
    ※画像では量が少ないように見えるかもしれませんが、
      フライパンは径32㎝の大きなものです。

塩・コショウ、それにウィスキーを少量加えて、
焼き色が半分程度つくまで炒めます。
(いつもはワイン/日本酒なんですが、初めてウィスキーを使ってみました(特に理由なし))


砂糖と醤油を加えて、更に少し炒めます。
そのあと鍋に移し、水をヒタヒタになるまで加えて、煮込んでいきます。

   ※いつもの深鍋が塞がっていたので浅い鍋です。

時々アクを取りながら、煮込み続けます。

煮汁の味見をして、
調味料(ダシの素、醤油、砂糖、ミリン)を加えたりします。
   ※調味料は計量したりせず、全て目分量です。

野菜(ニンジン、ゴボウを乱切りにしたもの)を加えて煮込みます。


出来上がった状態です。


「スジ肉煮込み」は何度も火を通すことで、柔らかくなり味もしみます。
明日以降が食べごろになります。

  既に私の胃袋には、"味見のため" のスジ肉が10個近く、
    日本酒と一緒に納まりましたが ・・・