湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

◇ 熊本城下町(古い町屋)の三景

2015年07月06日 13時35分08秒 | 日常・その他
昨日は日勤勤務でしたが、空模様が怪しかったので
自転車に乗って(*)職場へ行きました。

   * : 雨が降りそうなときは、運転が怖いので
      愛車スーパーカブではなく自転車で行きます。
      帰りに雨が降っているときは自転車を置いて、路線バスを乗り継いで帰ります。

帰りは小雨(ポツリポツリ)でしたが、レインハットを被り、自転車で帰りました。

古い町屋がある界隈を通っていたとき「ノミの市」という看板を見かけました。

歴史を感じさせる古い建物の中で開催されていました。


この建物の外壁に「景観形成建造物」というプレートが掲示されていました。
昔は酒を造っていたところのようです。


構内では同時開催で
「アースデイマーケット」と銘うった、農産物や加工品の直売会があっていました。

   ※遠景のマンションが新旧(明暗)のコントラストになっています。


「ノミの市」は朝から開催されていたようで、
片付けモードに入っているようでしたが、中に入ってみることにしました。

中は薄暗く、ガラクタ(?)ともいえるような物が無造作に土間に並べられていました。


天井には太い梁が走っており、
昔の3相の電線(?)が碍子に留めて張り巡らされています。


売られている物の中には「西南の役」に係る物もありました。

薩摩軍の砲弾


薩摩軍野戦隊の武器箱


以前には家にも沢山あったような絵本類



  「ノミの市」も「アースデイマーケット」も
  着物や甚平を着た男女の若者が中心となって運営されているようでした。
   
  城下町の景観を残していこうと活動されているようです。


  熊本城下町「新町・古町地区」を紹介・宣伝するために
  地元ブロガーが立ち上げた(?)サイト「熊本城下町」がありました。
  ガイドマップも掲載されています。
  拙ブログでもご紹介した「せんば狸像」や「おてもやん像」の写真も載っていました。


「ノミの市」会場から家に帰る途中の道にも
趣のある2軒の建物があります。

寅さんのような人が泊っていそうな昔風のこじんまりとした旅館です。

   ※右の瓦塀は寺です。
    (この界隈には寺も多くあります)

「甲佐屋」という、旅籠らしい屋号です。

旅館と空地を挟んで何でも屋(?)の店があります。


 「熊本情報卸問屋」という大きい木の看板の両脇に
 「キャンドルハウス」、「企画屋」、「肥後力車」などといった提灯が下がっています。
 狭い店ですが、たしかにアンティークのロウソク台なども売ってあるようです。

店の入り口横の壁に「新町・古町認定町屋」、「人力車連絡所」などの看板も掲げられています。


この店は飲み屋もされているようで、
中を覗いたら、甚平を着てマゲを結った少し怖そうなオジサンが仕込みをされているようでした。
(この人が人力車も引いているのかもしれません)

許可をもらって写真を撮っていると、
その大将から『飲んでいかれるなら店を開けますが』と声をかけられました。
開店の7時までには未だ時間がある午後5時頃でしたが、
私が呑み助にみえたのかもしれません。

  『自転車なので ・・・ 』といって断りました。
     いつか入ってみようかと思います