湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

◇ 「ネット碁」今昔

2015年07月11日 22時41分14秒 | ちょっとした出来事?
最近、ネット碁(*)を利用しています。

   * : インターネットなどのコンピュータネットワークを利用して行う囲碁の対局
      有料のものと無料(Yahoo!モバゲーほか)のものがあります。

現時点の対戦成績は75戦 37勝38敗(勝率0.493)となっており、
プロ野球ロッテの戦歴(76戦 36勝39敗1分(勝率0.480))と同じくらいです。

ネット碁は、10年前頃の単身赴任時代(**)にも1年ほど利用していたことがあります。
  
  ** : 住処は江戸川区西葛西駅直近の食事付ワンルーム

現在利用しているサイトは
昔利用していたところと某社が共同運営しているところですが
碁盤や石がリアルな感じに変わっていました(進化しています)。

ネット碁の利用者のマナー等も、昔と比べて少し変わったように感じます。

 ・挨拶をする人が少なくなったようです。

   昔は対局はじめにチャットで挨拶をする人もいたのですが、
   現在は75戦して皆無(0)です。
     私も以前は必ず "よろしく" たたいていましたが
     今は何も書かなくなりました。

   終局時も、昔は "どうも" とか "39" とか挨拶する人がいたのですが、
   現在は75戦して "39" が一人だけでした。
   (10年以上前から利用している方だったのかもしれません)
     以前の私は、勝ったときは "ありがとうございました"
     途中で投了するときは "まいりました" とたたいていました。
     今は、投了するときにだけ "まいりました" とたたいています。

 ・おかしな人が昔ほど多くはないようです。

   私は持ち時間制(***)で対局するのがほとんどです。
   昔は、形勢が悪いほうが持ち時間が多く残っているとき、
   悪いほうが意味のない手を打ち続けて、
   形勢がいいほうを持ち時間切れ負けに持ち込むという非紳士的な人が多くいました。
   現在のところ、そのような人にお目にかかっていません。
   (ネット碁ですから、お目にかかることは土台無理ですが)

  *** : 自分の手番になってから石を打つまでの時間を考慮時間といいますが、
      延べ考慮時間が決められている対局のこと。
      対局途中であっても、自分の持ち時間を使い切った対局者は負けとなります。


ネット碁は「互いに相手が誰なのかわからない」ということで、
普段であれば他の人に見せることがない隠れた性格が表に出る人もあるようです。
(それが表の性格そのままという人もいるかもしれませんが)

 ・形勢が悪くなってくると早打ちになる(エキサイトしてくる)

   それまでゆっくりとマイペースで打っていた人が、
   石を取られたりすると(形勢が悪くなってきたりすると)
   相手の打った手に付き合って間髪を入れずに石を打ち返す人がいます。 
   そしてその打ち方が続きます。
   そのとき、その人は冷静な思考ができていないものと思われます。

 ・完敗の形勢になると「投了」の手続きをせずに突然立ち去る(放棄する)

   画面上で負けを確認させられるのが嫌なのか、
   勝てる見込みがなると対局途中に突然席を立っていく人がいます。
   この場合、システム上は試合を没収(残っている人の勝)とすることができますが、
   後味の悪いものとなります。
   負けず嫌いというよりも、負けを認めたくない臆病な性格の方かもしれません。

このような性格を出す方は以前はもっと多かったように思います。
総じて、昔のほうがマナーが悪かったのかもしれません。
    一体に、中高年にキレル人が多いと言われたりしますが、
    若い人が参加するようになったということでしょうか ・・・


最近対局した中に、奇特(?)な方がおられました。

  私のほうが大差で勝という形勢で終局となったのですが、
  終局後の上石(アゲイシ)のチェックを私がもらしたために相手の勝となりました。
  そのあと、相手が再戦を望まれたので2戦目を始めたのですが、
  相手の方が直ぐ投了されたので私の勝となりました。
  私は「?」とチャットしたのですが、返事はありませんでした。
  恐らく、不本意な勝ちとなった1局目を帳消しにされたかったのだと思われます。

麻雀の打ち方にはその人の性格が出ると言われますが、
碁も似たようなところがあると思います。

  攻めるタイプか守りのタイプか、一発勝負型か堅実型か。
  私の場合は特にこれといったタイプに当てはまらないように思います。
  そのときの気分次第で、状況に応じて適当に、ということでしょうか。
    勝ったときは「臨機応変で柔軟な打ち方」、
    負けたときは「支離滅裂な一貫性のない打ち方」だったことになります。
     ただ、もって生まれた性格の、優柔不断なところは間違いなくありそうです。


ネット碁を打っていると色んな打ち方の人に出合います。
非常識な人に出くわすことも偶にありますが、
「人の振り見て我が振り直せ」
「他山の石以て玉を攻むべし」
        己の精神修養になればと思いながらお相手します。