湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

◇ 黒い「博多ラーメン」

2015年07月22日 11時46分31秒 | 日常・その他
「海のフェスタくまもと」を見に行った帰りに、
博多ラーメンを食べました。

  私は昔から熊本ラーメンのファンで、博多ラーメンには苦い経験(*)もあったので、
  地元熊本に戻ってからは博多ラーメンを食べたことがありませんでした。
    もちろん、福岡市に住んでいた頃は食べていました。

    * : 東京千駄ヶ谷辺りで「長浜ラーメン」という幟を出していた店に入ったときのことです。
       相当待たされて出てきたものは細麺に小ぶりの器、一見長浜ラーメン風でしたが、
       スープを啜り、麺を噛んでから食べるのを止めました。
       ラーメン店に入り、ほとんど食べずに店を出たのは初めてでした。
       店の人も「なんだコイツは」と思われたことでしょう。
       「作ろうとしてもこんな不味いラーメンは作れないのでは」と言わせるような味でした。
       お客さんは結構入っていましたので、
       人の好みも色々、東京ではこんな店でもやっていけるのかと感心した憶えがあります。
         「長浜ラーメン」を騙る店だったのだと思います。


「マー油を使用した黒いラーメン」の宣伝文句に釣られて入りました。
ラーメン屋さんがマッタリする時間帯(午後3時近く)だったので客は私一人でした。

メニューです。




目的の「黒ラーメン」を頼みました。
麺の硬さが7段階もありましたが、"かため" にしました。
(7段階の違いを判別できそうにないので、通でない私は真ん中にしたのです)



スープの表面は真っ黒ですが、その下は本来のトンコツスープの色をしています。
熊本ラーメンに比べると麺は細めですが、長浜ラーメンのようには太くないようです。


博多ラーメンらしく「替玉」サービスもあります。     ごはんも無料となっていました。
 
    「ごはん無料」の夕食時間帯に消し線が入っています。
     消し線が入るにあたっては、どのような検討があったのでしょうか?

  家に帰ってから「博多ラーメン 麺王」さんのWebサイトを見ました。
  九州管内に店を展開されています(インドネシア(?)にも)。  

   「博多ラーメン麺王のラーメンはココが違う」と、スープの拘りについても書かれていました。

     スープは、臭みが少なくストレートな旨みが出る頭がい骨だけを使い
     じっくり煮込みました。
     上質の昆布でダシをとり、コクがあるのに後味さっぱり。
     残らず飲み干せる自信のスープを完成させました。     ※Webサイトから引用

  その形を想像したくない "頭がい骨" のスープを美味しく頂きました。
    若い頃と違い、暑くなってくると熱いものが入りにくくなります。
    冬であれば飲み干しているところですが、このくらい残してしまいました。

    ※食べ残しをお見せしてスミマセン。
      ブログに載せるつもりで撮っていたものではありません。
      (食べ終えた後のレンゲと箸の置き方が、
        私だけが判る符丁で、私の食後感を表しています)

    飲み干さないで出ていく私の後姿を、店長さんが睨んでいたかもしれません。