湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

◇ 「海フェスタくまもと」

2015年07月21日 20時44分02秒 | ちょっとした出来事?
7月20日は「海の日」でしたが、
それに因んで開催されている「海フェスタくまもと」の
メイン会場である「熊本港」へ行ってきました。
(家から約12kmのところにあります)

   「海フェスタくまもと

     期間:7月18日(土) ~ 平成8月2日(日) 16日間

     開催趣旨:海フェスタは、「海の恩恵に感謝し、海洋国日本の繁栄を願う日」という
            「海の日」本来の意義を再認識し、海に対する関心を持つことを目的として、
            毎年、海にゆかりのある自治体で開催されています。
            平成27年の海フェスタくまもとは、熊本県有明海沿岸地域の
            7市1町で開催するもので、有明海の代名詞でもある干潟の魅力を全国に発信し、
            「つなぐ ひろがる 有明の海」をメインテーマに地域間の交流を深めるとともに、
            地域全体の発展及び海洋振興を図ることを目的に実施します。
                             -実行委員会事務局のサイトから引用-
                      
20日は午後から「さかなクン」による
「さかなクンのギョギョッとびっくり!くまもとのお魚教室」があるということで、
それに間に合うよう愛車(スーパーカブ)で出かけました。

   原付で行ったのは正解でした。
   いつもなら閑散としている熊本港ですが、
   港へ向かう車が多く、港近くになると渋滞していました。

熊本港の建物です。


「さかなクン」の教室は、親子連れなどで盛況でした。

   ※「さかなクン」が中央付近に小さく写っています。
   ※イラストが上手で話もテンポよく、子供達が熱心に聞き入っていました。

近くで物産展もあっていましたが、少し覗いただけで、
一般公開されている船の展示場へ向かいました。
公開展示されている船は、歩いて10分ほど行った岸壁に係留されています。

行く途中で「九商フェリー株式会社」さんのフェリー(熊本~島原)がいたので撮りました。

   ※私も昔乗ったことがあるような、
     いかにも「沿岸フェリー」といった懐かしい形をした船でした。
     熊本港と島原外港を60分で結んでいます。
     所要時間がかかるためか、
     運賃は高速フェリー「オーシャンアロー号」(後に掲載)より安く設定されています。


公開展示されていた護衛艦「とね」(2,000t)です。

   ※見学した後に撮ったものです。
   ※この「とね」は、帝国海軍時代から数えると3代目になるそうです。
      2代目の「利根」(排水量:11,213t)は帝国海軍が建造した最後の重巡洋艦です。
   ※手前に写っているペットボトルは近くのテント内で買ったもので、
     「一般財団法人 防衛弘済会」さん販売の自衛隊限定商品(税込100円)です。

行列に並んで、護衛艦の甲板にのぼりました。
見学者は「76mm速射砲」や「ハープーン」などの搭載武器の前で写真を撮っていましたが、
私はこの、立てかけてあった掃除用具(?)に目が留まりました。


  「水切りドライヤ」という用具だと思いますが、
  帝国海軍時代と変わって鋼鉄製(?)の甲板になった現在は
  「デッキブラシ」ではなく、このような物で甲板を洗うのでしょうか。

下船してから、近くのテントに寄って見ました。

自衛官募集の案内コーナーがありました。
ポケットティッシュが置いてあったので写真を撮っていたら
地方協力本部の方が『どうぞ、もって行ってください』と言われました。
予備自衛官にも応募できそうにない私ですが、遠慮なく1個いただきました。


ここにも迷彩服を着た「くまモン」がいました。


   「くまモン」は、体型的に航空自衛隊と海上自衛隊は無理でしょう。

  テント内には子供用の陸海空制服を用意した記念写真コーナーもあり
  凛々しい制服・制帽に着替えた幼児が、親から写真を撮ってもらっていました。

    着替えの手伝いをされていたのは
    いかにも "海の男" と言えそうな女性海上自衛官の方でした。
     (褒め言葉のつもりです)
    
愛車を駐輪したところへ戻る途中、
新型の方のフェーリーが入港してきました。

   ※「熊本フェリー株式会社」さんの「オーシャンアロー号」です。
     熊本港と島原外港を30分で結んでいます。
     運賃は軽自動車3,100円、自転車1,500円(何れも運転手1名の運賃を含む)です。


8月1日、2日には
少年の頃の憧れだった(*)練習帆船「海王丸」が来る予定なので
是非見に行きたいと思っています。

  * : 小さい頃の将来の夢は、外国航路の航海士になって色んな国の港町を訪れることでした。
        そのころよく観ていたヨーロッパ映画の影響などからきていたものだと思います。
          なお、「石原○○郎」さんや演歌歌手のマドロス姿は大嫌いでした。
     中学3年のとき、国立弓削商船高等専門学校他の入試案内(願書)を取り寄せていました。
     商船学校へ進学して練習用帆船「海王丸」や「日本丸」などに乗り外洋へ出ることを
     思い描いていました。
     私の志望が安直な動機に基づくものと見抜いていた担任から
       『進路(職業)を今決めてしまうのは未だ早いのではないか。
         先ずは普通科の高校に行って、それから進路を考えても遅くはない』
         などと助言されました。
     確たる信念をもっていたわけでもなかった私は、素直にそれに従った次第です。


  海上自衛官の方は、いまどき「デッキブラシ」など使われていないのかもしれません。
  某職業訓練校の舎監(寮の管理人)となった私は
  寮の風呂やトイレの掃除で「デッキブラシ」を使うようになりました。

     船乗りは「デッキブラシ」を使わず、
     船乗りに憧れていた私が陸の上で「デッキブラシ」を使う。
     おかしなものです。