湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

♡ 「父の日」の分のケーキを作ってくれました

2015年07月08日 22時40分04秒 | 瓶覗色の思い[歓喜悦慶]
今日は久しぶりに公民館絵画サークルへ行ってきました(前回は私用により欠席)。
予定では「公民館の近くでスケッチ」となっていましたが、
熊本市は今年最高の34℃を記録する猛暑になったので、急遽「模写」へ変更になりました。

  せっかくの梅雨中休み(?)の晴れ間でしたが、
  高齢者が多いので大事をとったわけです。
  (私はまだ高齢者に含まれないと思いますが)

昼食を摂っていなかったのでサークルが終わってからラーメンを食べに行きました。
有名になり過ぎた(?)「大黒ラーメン」です。

このようなメニューがあります。



一番安い「ラーメン」を頼みました。

    ※キクラゲ、チャーシュ2枚、ネギ

  福岡に住んでいた20年以上前から、
  正月、夏休みなどに子供を連れて熊本の実家に帰っときに食べに行ったりしていました。

  「大黒ラーメン」はネット通販売れ筋日本一になったこともあります。
  近くにローカルTV局社屋があるからなのか、
  芸能人やスポーツ選手など多くの著名人が訪れています。
  店内にはサイン色紙や写真が壁一面に所狭しと飾ってあります。


  ※地元出身の「くりぃむしちゅー」さんを始め、
   「明石屋さんま」、「山田花子」、「田中要次」、「哀川翔」、「石橋貴明」さん他多数


   表現が難しいので、味の感想は割愛させていただきます。


家に帰るとカヅちゃんがケーキを作っているところでした。
『今日は何の日?』とたずねると、
『父の日に作らなかったから』という返事でした。

そういえば、今年の父の日(6月21日)には
長女から送ってきた「お取り寄せ」のケーキを食べたのでした(*)。

    * : どんなケーキが気になる御方は
       父の日の拙ブログ記事「Father's Day」<2015.6.21>をご参照ください。

父の日の分の代わりのケーキです。

  ※トッピングはキウイ、ミカン、パイナップルです。



   私の場合は優しい人に "構ってもらっている" ようです。


・・・・・・・・・・・ ギャラリー 021 (ボリス・クストーディエフ(Boris Kustodiev)さんの絵) ・・・・・・・・・・・
                                ライセンス(4点とも): (パブリック・ドメイン)
 ◆タイトル:お茶を飲む商人の妻(Merchant's Wife at Tea)

 ・制作年:1918年
 ・収蔵:ロシア美術館

  ※ボリス少年は父親を早くに亡くし、クストーディエフ一家は金持ちの商人の住居の一室を借りて
    住んだそうです。
    間近で豊かな商人の生活を見聞きしたことになります。
    この絵はそんな商人の生活の記憶から描かれたもののようです。
  ※食卓に置いてある大きな金属製の容器は、ロシアの伝統的な卓上湯沸かし器サモワール
    だそうです。
     サモワールはもともとは絵にあるように金属製で、下に炭火を置いてお湯を沸かし、
     濃く煮だした紅茶が入ったティーポットを上に置いて温め、
     サモワールで沸かしたお湯を足しながら飲むのだそうです。
     ロシアの家庭にはなくてはならない道具とのことです。
 

 ◆タイトル:マースレニツァの火曜日(Maslenitsa Tuesda)

 ・制作年:1916年
 ・収蔵:トレチャコフ美術館


 ◆タイトル:懺悔節(Shrovetide)

 ・制作年:1919年
 ・収蔵:?

  ※「懺悔節」とは、復活大祭(イースター)前の最後のパーティー期間(豪華な食事が摂れる)
    のことではないかと思います。

 ◆タイトル:青い屋敷(Blue House)

 ・制作年:1920年
 ・収蔵:?

  ※2階バルコニーのテーブルの上で湯気をたてているのはサモワールのようです。


    これらの絵を描かれたのはロシア革命の前後です。
    クストーディエフさんは重度の脊椎の結核を患いスイスで療養されています。
    対麻痺にもなられて、不自由な生活を強いられたことと推察されますが、
    鮮やかな彩色で楽しげな風俗を描かれています。
          望郷や憧憬の気持ちがあったのでしょうか ・・・