湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

◇ 「プラザ図書館」へ出かけて見たもの

2015年07月19日 21時12分49秒 | 日常・その他
先日、私の行きつけ「熊本市立プラザ図書館」へ行きました。
  市立図書館の図書返却期限は2週間後なので、
  私の場合は一月に2回以上通っていることになります。

今回借りた本は次の5冊です。
(余計なこと(# の行)も書いています)

1.ヒトラーの宣伝兵器
     プロパガンダ誌«シグナル»と第2次世界大戦

   著者:ジェレミー・ハーウッド
   発行所:悠書館   ※本体8,000円

   第2次世界大戦中の1940年4月(ポーランド侵攻の半年後)
           ~1945年3月(ドイツ降伏の2ヵ月前)に発行された
   ナチス・ドイツのプロパガンダ誌「シグナル」に掲載された
   記事・写真を紹介した本です。
 
 #  プロパガンダといっても
 #  日本放送協会の戦時録音放送(*)のような内容とは性格が少し異なります。
 #
 #      * : "NHK 戦時録音資料" で検索されるとヒットすると思います。
 #         戦争中に放送された「東條○機」さんの演説や戦況報告などを
 #         聴くことができます。
 #         政府に不都合なことは報道しなくなった今のNHKさんと大差ない
 #         報道の仕方だと思います。
 #         (捏造報道と事実を見せない報道は同じようなものです)
 #
 #     感情に訴えかける日本のプロパガンダ。
 #     知性にも訴えかけているナチス・ドイツのプロパガンダ。
 #     
 #     人(この場合はヒトラー)の言葉を崇めたドイツ民族、
 #     言葉ではなく人を崇める大和民族
 #     「知性」の違いと「治政」の違いを感じます。
 #
 #      ドイツの就業者1人あたりの平均労働時間 1,393時間 は、
 #             日本 1,745時間 に対して 約20%も少ない。<2012年データ>
 #      ドイツの国民1人あたりのGDP 43,667ドル は、
 #             日本 36,294ドル に対して 約20%も多い。<2013年データ>
 #
 #       ともに枢軸国側として戦った敗戦国ですが、
 #       ドイツ人は日本人よりも遙かに生産性が高いようです。
 #       それぞれの国民が戴いている首○(今はMさんとAさん)の顔を比べてみると、
 #       なんとなく解かるような気がします。
 #
 #           味わい深い豊かな人生を送れているか否かは、別の話になりますが ・・・     

2.地球のごはん
     世界30か国80人の"いただきます"


   著者:ピーター・メンツェル(ドイツ出身)、フェイス・ダルージオ ※夫妻   
   発行所:TOTO出版(TOTO株式会社)   ※本体3,000円

    夫妻の前著には、ジェームズ・ピアード賞を受賞した
    有名な「地球の食卓 世界24か国の家族のごはん」があります。
   
 #     この本に書いてあることではありませんが、
 #        ドイツの穀物自給率は103%
 #        日本の     〃    28% となっています。
 #            ※農林水産省「食料需給表」(2011年試算)より 
 #     ここにもドイツ人の賢さ(?)が出ています。
 #
 #     『食糧はアメ○カが持つ外交上の強力な手段です。
 #       とりわけ、食糧を自給できない日本には有効です。
 #       日本に脅威を与えたいなら、穀物の輸出を止めればいいのです。
 #       (中略)
 #       日本は自国の農業だけで国民を養うことなど出来ないのですから』
 #       
 #        ↑これは、同盟国といわれているアメ○カの
 #          元農務長官(アール・バッツさん)の力が入った熱い言葉です。 
 
3.ショージ君のALWAYS
    著者:東海林さだお
    発行所:集英社インターナショナル

4.株価チャート分析大全
    著者:藤本 壱
    発行所:株式会社自由国民社

5.2015年日本経済景気大失速の年になる!
    著者:高橋乗宣・浜 矩子
    発行所:東洋経済新報社


図書館スタッフから
いつもの「ありがとうございました」の言葉で送り出されました。

 以前にも書いたかと思いますが、
 プラザ図書館の受付コーナーには御揃いのユニフォームのスタッフ(多くが女性)が
 ホテルフロントのように直立で控えておられます。
 利用者が図書館に入ってくると「いらっしゃいませ」と頭を下げられます。
 コーナーに近づくと笑顔で丁寧に即応してくれます。

   入口付近に利用者から図書館への質問・意見が貼り出されているのを見ました。
   スタッフの対応について、好評意見が多くありました。
     中には
     「立ちっぱなしはきついでしょうから、
      利用者から声が掛からないときは座っていても良いのでは」と、
      スタッフを気遣う意見もありました。
     一枚だけ不満意見を見つけました。
     「一々挨拶されては鬱陶しい。スタッフから見張られているようで嫌だ。
      こんな入りにくい図書館は初めてだ」
      といったような内容が書かれていました。
      この意見を書かれた方がどんな本を借りられるのか、気になりました。
      「東海林さだお」さんの本を読まれても苦虫を噛み潰した顔をされるのでしょうか。


1階に入居しているスーパーでノンアルコールの「ヴェリスタブロイ」(ドイツ)と
パン屋「Angelus」さんでサンドウィッチを買い、暑い中を外のベンチで食べました。

   そのスーパーの出入口に置かれていた巨大なスイカ
   
     ※巨大カボチャのときのような重さ当てクイズはなく、
       ただ置いてあるだけでした。
       最後には誰の口に入るのでしょうか。

ベンチの近く、
プラザ図書館が入居しているビルの敷地内に昔の遺物(?)があります。

    ※直ぐ目の前を流れる川にあった堰が地上に移設されたものです。

熊本一の高さを誇るビル「ザ・熊本タワー」(右の桜の側)の足元にありますが、
不思議なコントラストになっています。

石塘堰(イシドモゼキ)を説明したもの

   この案内板の中の石塘堰の写真は昭和28年のものと書かれています。
   私が生まれた年は、こんな時代だったんですね。
   

今回は重たい本が2冊(上記1,2)がありました。
図書持ち運び用の手提げが(下写真)きつそうでした。

家に帰ってから改めて気付いたのですが、取っ手部分が擦れていました。


カヅちゃんに見せると
『これはどう?』と、新しい物をくれました。


 どちらも、福岡市に住んでいた頃ご近所の方から頂いた、お手製の物だそうです。
 新しい方も安物サングラスの私には似合わない婦人用のようですが、
 次回からはこれを使うことにします。