ともちゃんの湯巡りと日帰り撮影隊の記録

公休日に出かけた先の温泉や風景をアップしてます。

あの日を忘れない。

2012-03-11 19:18:40 | 日記
2011年3月11日は循環器の診察日だった。何時ものように病院に向かい、何時ものように診察が終わり、何処で食事をしたかは忘れたけれど、食事を済ませ、雄和にある温泉を目指して山の中を走っていた。

あれほどの強い揺れにも気がつかずに村中に入ると道路で立ち話をしているおじいさんが二人、リュックを背負った男の人が全速力で走っているのを見て、「なにかあったのかな?」

目指す温泉の看板を見つけて駐車場に車を止め、お風呂道具を抱えて玄関に行くと、慌てふためいた人達が「此処もあぶねっ、まだ、揺れてるんじゃねが。」

訳が判らず、ぼんやりしていると「あんた、どごから来た?」

お風呂に入っていたら大きな地震があったと言う。

「山の中を走っていたので揺れたのも判らなくて。。。」

急いで駐車場に戻ると主人は地震のことを知っていた。急いで車を走らせようとバックして停車した途端、下から突き上げるような揺れが襲ってきた。急いで帰らなければ。

市内に近づくにつれ道は混み始め、信号機も止まっている。ときどき小さな揺れを感じる。夕食はどうしようか、勤めている店に立ち寄ってみた。パンや惣菜、お寿司などが見せの入り口付近で売られている、いつもは食べないパンも不安につられて買ってしまった。

テレビもつかないし、ラジオを聞きながら「えらいことになった・・・」

半身不随の主人は体温調整が出来ず、電気毛布が無ければ布団で寝ることが出来ない。ガソリンは満タン、私は家で主人は車の中で寝ることにする。「何かあると困るから家の前に居てね。」

電気が付かない夜、反射式のストーブをつけて台所で服を着たまま布団の中で眠れぬ夜を過ごした明け方、強い揺れが襲ってきた。主人は大丈夫だろうか?寝ぼけ眼で家の前に止っている車に行くと大事件が起きていた。

コメント (4)
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