元湯夏油には日帰りで2回ほど訪れているが露天は混浴、今のように女性専用の時間帯など無かった時代、内湯と滝の湯(此処は昔から女性専用)にしか入浴できなかったので今回は絶対に露天風呂は全部、回ろうと意気込んでいたのだが大湯のお湯の熱さにはびっくり、かけ湯もまともに出来ない始末、湯船の縁で足からかけ湯を始めたのは良いが全身に掛けるとなるとそれだけでも勇気が必要だった。
大湯の女性専用時間は午後5時から、それに合わせて脱衣所に行くとまだ男性の方がお一人着替え中で着替え待ちの女性が3名ほど。あの~~~~もう5時過ぎてるんですけど。。。。
「かけ湯、20回ぐらいすれば入れる(入浴)かも。」
と着替えを済ませた男性の方。足の指先にお湯を掛けてみて納得、熱いの度が過ぎている。着替えを済ませた皆さんも湯船には入れず遠慮気味にかけ湯をするだけ。。。。痒かった右足の薬指に集中的にかけ湯をしていたら痒みが和らいだ感ありでこれまた痒くてかきすぎて血がにじんでいた左足のくるぶしの近くの痒みも幾らか収まった感あり。
「このお湯、効くかも~」
っとかけ湯を続けて行くと足からお腹へとかけ湯をしても慣れてきて最後には肩からかけ湯しても大丈夫に。これだと湯船に入れるかもと~と思って居たらお腹バスタオルを巻いたおばあさんがお二人登場、バスタオルを巻いたまま47度の大湯に入浴、カッコ良い~
「入ったら気持ちが良いのよ~」
と他のお客さんに入浴のお勧め。一人、二人と湯浴みが始まり、最後には大湯の湯船の縁に集まっていた6人が全員、47度の湯船に沈んだ。自分、一人だったら絶対に入浴、出来なかったし湯巡りしていて知らない物同士だけどこんな連帯感を感じたのも初めてだった。
激アツの大湯に入ってサウナが癖になる人の気持ちが判るような気がした。2日目は雨の朝、大湯の撮影に行ったのだが傘を差しての撮影、見事ピンボケだった。
女性専用の滝の湯と奥が大湯
滝の湯から見た大湯
夏油は豪雪地帯 11月初めには湯小屋を解体し湯船だけは残して里に下りるのだそう。その解体の様子を宿のパンフから撮影
お湯が沸き続けるので湯船の周りに雪が積もらないそうな。