(テレビからの写真。今朝の新聞にはほとんど
の新聞がこの写真を使っていた。)
日本の国技である「お相撲」は毎場所何気なく
テレビで見ているが、国民を力づける不思議な
力があると思う。
特に今回の初場所は特にファンというわけでは
ないが、日本人横綱の稀勢の里のことが気にな
って仕方がない。
過去、ハ場所も休んでいて、今場所で頑張らなけ
れば、引退しなければならないほど追い詰められ
ていた。大きな立派な体をしているのに次々と
怪我に泣かされ、休場を余儀なくされていた。
果たして茨城県の牛久市の地元応援団のみでなく
日本中が見守る中、初日、二日目、そして三日目
まで負けてしまった。横綱として八連敗という、
ワースト記録を作ってしまった。
テレビを見ていても何かつまらない、心配が
いっぱい、、落ち着かない時間が流れた。
三日目の土俵入りを見たとき、ふと、
「これが最後の土俵入りになるかもしれない」
という変な気持ちになった。
そして今朝テレビのニュース速報で
「稀勢の里引退」のテロップが流れ、田子ノ浦
親方が報道陣に答えていた。
負けたっていいじゃないか!連敗しても頑張る!
という横綱がいてもいいじゃないか?と
思ったのだけれど、横綱のメンツを保つためには
そうもいかない事情があるらしい。
テレビは各局稀勢の里の引退についての報道を
している。午後正式に引退届が受理されたそうだ。
出かけていて見られなかったが夕方引退会見があ
り、今後は荒磯親方になって後進の指導にあたる
そうだ。
「土俵人生に一片の悔いもなし」と言っていたの
で、その潔さに少しほっとした。
言葉が少ない人だったけれど、人間味のある人
だったのだなぁと感じた。
横綱 稀勢の里さん、お疲れ様でした。