Yoshikoの『リビング』へようこそ

16年間脳梗塞後遺症の夫と101日間世界一周クルーズをした。その記録を「リビングを船に乗せて」として著す。

病気記念日

2013-03-11 | 日記
○○記念日と言ってもよいことならいいけれど病気記念日とは!

世の中では大きな災害があるとその日にちが記憶される。
記憶に新しい3.11はもう何とも言いようのない悲しい記憶すべき日で
あるが私にとっては3.11が病気記念日なのである。

とにかく、元気印と言うことに関しては誰にも負けない日々を送っていた
この私が早朝のめまいにより救急車搬送をされてしまったのだ。

今思えばもっと切実なもっとひどい尿管結石の時は痛さをこらえて
夫の運転で病院へ行き冷たくあしらわれたことがあった。

それに比べて救急車で運ばれると次々と処置をしてくれて感謝であったが
原因が分からず嘔吐を繰り返すものだから普通の病院ではなく脳の検査のできる
遠い脳神経外科に連れて行かれた。

そして次々と検査三昧の上薬を飲まされるので朦朧としベッドから起き上がる
こともふらふらで怖かった。家人はそれぞれに用事がありなかなか退院の手伝いを
してくれず、自分もふらふらで自信がなく9日間を過ごしてしまったのだった。

家の大黒柱が倒れたら・・・どうなるか・・・・わかっていたけれどまさか自分が
そんな状態になるなんて・・・・考えもしなかったので・・甘かった。

それから一年。

オブラートの薄皮をはがすように少しづつ元気になってきたのだが
恐る恐る過ごした。委員会など名前の付くものは出席できないので
全部やめさせていただき、外出も月一回か二回どうしても必要なもの以外は
出なかった。それで12カ月が過ぎてしまった。

一日は家にいてぼんやり過ごし、しなくてはならない食事作りと家政婦の
仕事をこなしているだけで昼になり、夕方になり夜になってしまう。
退屈はしないけれど健康って何とまぶしい素晴らしいものかと思う。

今日からの一年一歩一歩健康になりたい・・。