初夏の西沢渓谷は、新緑にアズマシャクナゲの花が映える!
富士の国やまなし観光ネット開花状況5月8日 「七ツ釜五段の滝」と石楠花5月下旬筆者撮影
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5月上旬~6月上旬、初夏の西沢渓谷には新緑の春が来る!
”アズマシャクナゲの群生”や”ミツバツツジ”の花々が新緑に映える季節です!
6月号は、筆者お気に入りの”西沢渓谷”を紹介します!
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西沢渓谷・・・・
西沢渓谷(にしざわけいこく)は、山梨県北部、山梨市、秩父多摩甲斐国立公園の一部にある。
雁坂道(国道140号線)沿いにある広瀬ダム湖の北西部、笛吹川の源流部に位置。西沢渓谷は、国師ケ岳、奥千丈岳を源流としている。
南に牛首(2086m)、黒金山(2231.6m)、西に国師ケ岳(2591.8m)、北奥千丈岳(2601m)、奥千丈岳(2409.4m)、北は甲武信岳(2475m)、木賊山(とくさやま=2468.6m)、鶏冠山(とさかやま=2115m)に囲まれた奥深い秘境の散策路である。
往古は、西沢渓谷も現在の東沢渓谷のように立ち入り禁止地域(特に武田信玄の隠し金山伝説など)で・・・、秘境中の秘境であったが、森林開発のため昭和6年頃から塩山駅~広瀬(現ダム湖)まで「三塩軌道(全長18.5km)」が敷設され、奥地開発が進められた。その後、昭和30年になって、広瀬からさらに上流へと、伐採事業の奥地拡大によって軌道は延長され、源流の本谷まで全長14.5kmが敷設された。トロッコ道にある解説版では総延長約36kmの軌道であったと記されている。
この軌道は地域の材木搬出事業として大変活躍したが、昭和39年、県が事業を終了したため、軌道は昭和41年に廃止された。
独り言ですが・・・、もし現在も軌道が維持保存されていれば、軌道技術も格段と向上しているので、人気の「黒部峡谷鉄道」のように”西沢渓谷鉄道”として、大勢の観光客が西沢渓谷に訪れていることでしょう!
その後、昭和44年まで民間業者に引き継がれて、上りは旧来の馬力による搬出作業が続けられた。そして、昭和49年に広瀬地区に石を積み上げたロックフィルダム方式で多目的の広瀬ダム(湖)が完成したため、広瀬集落とトロッコ軌道は水没し、旧三富村によって、水没を逃れた上流の一部を活かした「西沢渓谷遊歩道」が整備され、現在に至っている。※この広瀬集落の歴史は「ふるさと記念館」に展示してある。
現在も復路には、旧森林軌道跡の名残が至る処に見られ、そのことを知って歩くと、さらに感慨深い散策路が楽しめる!
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西沢渓谷は、JR塩山駅か、山梨市駅が下車駅!
JR塩山駅南口・・・山梨交通バス(季節運行) 終点「東沢山荘前」がスタート地点
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A)JR塩山駅南口、山梨交通バス「西沢渓谷行」◎8:30AM発。又は9:05AM。
※帰路は、東沢山荘発 14:40,15:40PM 所要約1時間 片道1000円
※季節運行:4/27~5/6、10/1~11/24の毎日
5/11~9/30は土、日、祝のみ運行
B)JR山梨市駅前発 山梨市営バス西沢渓谷線 9:12,10:21AM発 年中運行
※帰路は、15:10,16:25PM 所要約58分、料金は片道900円
注)運行バスダイヤは、その都度、各インターネット検索で確認して下さい。
初心者は、1周約4時間以上を要するので、帰路は、15:40PMか16:25PM発の余裕をもって歩くことができる。
”安全・安心歩き”で、休憩しながらゆっくりと・・・、渓谷風景を楽しんで下さい。
C)マイカーなら、西沢渓谷入口に山梨市営駐車場が設備されているので、ドライブルートその他の情報は別途ご確認下さい。
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西沢渓谷は、1周散策コースになっている!1周は約4時間!
西沢渓谷歩道管理組合が提供する「西沢渓谷ガイドマップ」標準コースガイド
「nishizawakeikokuannaizu.pdf」をダウンロード
筆者の参考「遊歩ガイド」
JR塩山駅前8:30AM発~バス東沢山荘着9:30AM.
注)行程は、中高年の安全・安心歩きの参考歩行時間を記しています。
スタート地点:東沢山荘前(西沢渓谷入口)9:35発~ネトリ(子酉)広場9:55~西沢山荘10:10~二股吊り橋10:16~大久保の滝展望10:26~三重の滝10:33~人面洞10:42~竜神の滝10:50~恋糸の滝10:56~貞泉の滝11:01~母胎淵11:13~カエル岩11:28~方丈橋11:36~◎七ツ釜五段の滝11:42~◎渓谷岩場11:51昼食~12:20~西沢渓谷終点12:33~休憩~12:41~五つ淵(42号橋)12:46~大展望台13:06~大久保沢13:24~石楠花大群落13:36~子酉橋14:05~西沢ゲート~東沢山荘14:20着
注)帰りを急ぐなら・・・14:40PM発塩山駅行が間に合う。
せっかくなので、せめて”道の駅みとみ””こんにゃく館”などへ立ち寄り、郷土産品の買い物やお茶などで、ハイキングの疲れを癒やし、道の駅前の道路を15:40PM頃通過する自由乗降の塩山行バスに乗ると良い。
また、帰路は14:40PMか15:10PM発のバスで「川浦温泉」や「笛吹の湯」など温泉に立ち寄って、次の塩山駅か山梨駅行のバス便に乗り継ぐこともできるので、”遊湯プラン”を組むことができます。
※日帰り温泉情報は事前確認されてごゆっくりと・・・。
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ネトリ(子酉)広場で出発準備を整える。 トイレあり、シーズンは登山指導所開設。
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西沢山荘(休業中)前「西沢渓谷遊歩道分岐」 二股吊り橋(東沢渓谷の合流点)・
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・コース途上の「温(ヌク)沢」から、写真左「田部重治文学碑」のある分岐を経て、写真右「二股吊り橋」のある東沢(渓谷)にも、奥地鶏冠山(とさかやま)周辺の硅石を採掘して搬出するため、東沢トロッコ支線(ヌク沢支線)が東沢山荘への林道に沿ってあったらしく、橋脚の痕跡や運び出された硅石加工工場が塩山にもあったことで、当時の歴史を偲ぶことができる。
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渓谷歩きの醍醐味!ゆっくり歩けば素人も大丈夫! 新緑の映える渓谷の醍醐味!
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渓谷沿いの散策路に咲く”アズマシャクナゲ”の花々!
昨年は5月20日頃、歩いたので開花の終盤を迎えていた!
美しい石楠花(シャクナゲ) 石楠花の群落
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シャクナゲの花は、新緑を背景に鮮やかに彩る!
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