わたしたちの洋書の森

「洋書の森」のとっておきの話をご紹介

越前敏弥先生のセミナー&恒例のクリスマス会

2015年12月14日 12時20分21秒 | 魔女のポーシャ

12月12日(土)、日本出版クラブで第19回「翻訳者のためのウィークエンドスキルアップ講座」が開催されました。題して「“行動する翻訳者”越前敏弥のフィクション翻訳なんでもQ&A」。エラリー・クイーンやダン・ブラウンのミステリーで有名な翻訳者であり、「翻訳百景」(http://techizen.cocolog-nifty.com/)を通じて後進の指導にもあたる先生から、翻訳者の心構えを伺い、事前に提出した質問への回答をいただきました。

セミナーの詳細は後日レポートしますが、セミナー全体を通して、翻訳文化を普及させることが翻訳者の仕事だ、と強調されていました。翻訳する作業だけが翻訳者の仕事ではない、翻訳書の読者を増やすために行動すべきである、と。先日亡くなった小鷹信光さんの例も出されて、翻訳者は海外文化の紹介者であるべきだ、ともおっしゃっています。自分は何のために翻訳をするのか、改めて考えさせられた講座でした。

セミナーのあとは、恒例のクリスマス会。出版クラブの中の「パピロス」という落ち着いた雰囲気の部屋で開かれました。おいしい食事とビール・ワインをいただきながら、友人と旧交を温めたり、初めて会う人と名刺交換したり。その合間に、告知や報告ができる「一分間スピーチ」、出席者から提供された本をもらえる「ジャンケン大会」、多彩な景品から好きなものが選べる「ビンゴ大会」、そして「洋書の森」が今年の顔を勝手に決める「洋書の森賞」授与と、いつものプログラムが進みました。ビンゴでは越前先生も景品ゲット!  「ぼくは堅実なのを…」とおっしゃって、わたしも欲しかった景品を手になさいました(わたしは、残念、今年はビンゴならず…)。

来年も多くの翻訳書が世に出るよう、多くの人が「洋書の森」に集うよう、翻訳者としてもボランティアスタッフとしても、気持ちを引き締めて活動したいと思います。

みなさま、来年もどうぞよろしくお願い致します。

最後にみんなで笑顔の記念撮影。前列右から3人目が越前敏弥先生。


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