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わたしたちの洋書の森

「洋書の森」のとっておきの話をご紹介

クリスマス・レジュメ会レポート

2022年12月14日 08時56分01秒 | 魔女のドミニク

2022年12月11日、洋書の森「おしゃべりサロン」主催のレジュメ勉強会「クリスマスにはレジュメを書こう、レジュメを読もう!」をオンライン開催しました。オンライン開催によるレジュメ勉強会としては、8月に続く2回目となります。会では、おふたりにそれぞれ任意の本のレジュメをご提供いただき、それをもとに参加者とスタッフ全員で意見交換を行いました。

今回のジャンルは、一方は一般向け、もう一方は子供向けのノンフィクションでした。対象読者の設定やそれに応じた書き分け、アピールすべき点、触れなくてもよい点など、つぎつぎに具体的な意見が出て、貴重なヒントをたくさんいただけました。

参加者のみなさんが積極的に発言してくださったおかげで、和気藹々とした雰囲気の中、無事に会を終えることができました。参加者のみなさん、ならびに貴重なレジュメを提供し、意見交換の土台をつくってくださったおふたりに心からお礼申し上げます。

次のレジュメ勉強会も、遠からず開催したいと考えております。今回ご参加いただけなかった方は、ぜひ次の機会にお申し込みください。レジュメに関する話題は、毎月の「おしゃべりサロン」でも大歓迎なので、よろしければそちらもどうぞ。

なお、洋書の森「おしゃべりサロン」でこれまでに開催したレジュメ関連イベントにつきましては、ブログの過去記事ホームページに掲載しております。

 


翻訳者のためのウィークエンドスキルアップ講座 第40回

2021年11月24日 16時16分23秒 | 魔女のドミニク

日本出版クラブ「洋書の森」主催
翻訳者のためのウィークエンドスキルアップ講座 第40回
開催:2021年11月20日(土)
講師:小川高義氏
テーマ:「古典新訳、言いたい放題」――O・ヘンリーを中心に――

 去る11月20日土曜日、2020年11月の夏目講座以来1年ぶりとなる「洋書の森」主催・翻訳者ためのウィークエンドスキルアップ講座を開催いたしました。140人を上回る視聴者がわくわくしながら待ち受ける中、「古典新訳、言いたい放題――O・ヘンリーを中心に――」をテーマに小川高義先生のお話が始まりました。

 今回は、アーカイブ配信をしない前提なので、残念ながら内容についてはご報告できませんが、O・ヘンリー作品を中心にして、古典を訳す際の注意点やご苦労、調べ物の方法のほか、機微に触れることまで具体的に伝授していただきました。また、あらかじめ受講生のみなさんからお寄せいただいていた質問にも、丁寧にわかりやすくお答えいただくことができました。古典新訳という作業についての大変さを思い知ると同時に、この方法は自分にも採り入れられるなというたくさんの気づきのある時間となりました。講座終了後も、少し早めのクリスマスプレゼントをいただいたような幸せな余韻に浸っております。小川高義先生、貴重なお話をありがとうございました。心から感謝申し上げます。

 次回講座も、春の初め頃に開催予定です。詳細が決まりしだい告知させていただきますので、楽しみにお待ちください。それまでみなさま、どうぞご自愛くださいませ。


翻訳者のためのコミュニティサロン「洋書の森」~おしゃべりサロン@ブックハウスカフェ☆ご報告~

2018年10月09日 12時10分33秒 | 魔女のドミニク

 出版クラブの移転に伴い、先月9月より「洋書の森」は活動の場を神田神保町に移し、ブックハウスカフェにて「おしゃべりサロン」を再開しています。

 あらためて紹介させていただくと、このサロンは、翻訳者のタマゴや現役翻訳者、翻訳書に携わる編集者やエージェンシーや書店の方々など、翻訳に関心をお持ちの方ならどなたでも参加していただける集いです。毎回、6名前後のボランティアスタッフが対応させていただきます。

 テーマは特に設けず、その場にいらした方の疑問やお悩み、ご希望などを、みんなで知恵を出し合って話し合い、何かヒントをお持ち帰りいただけるといいな、というゆる~い集まりです。レジュメ原稿をご持参いただければ、そこそこベテラン(?)のスタッフたちが、その場で添削したり、持ち込み先のアドバイスをしたりもしています。

 ゆるいとはいっても、この場で出たアイデアが実を結んで、セミナーが実現したり、リーディングや翻訳のお仕事を紹介したり/されたりといった実績もちゃんと挙げているんですよ。念のため。

 ブックハウスカフェでの2回目サロンとなった10月3日も、初参加のMさんが素敵なアイデアを出してくださいました(ありがとうございますっ!)。スタッフ一同、それはいいね(!)、ということになり、実現に向けて知恵を絞っているところです。

 なお、昨日はサロンの後で、神保町交差点そばに完成した「出版クラブビル」のエントランスを見学してきました。長いエスカレーターを上っていくと、壁一面が書棚になった、本好きにはたまらない空間が広がっていました! 

 本を並べてくださっているのは、ブックディレクターの幅允孝さん(BACH代表)のチーム。こだわりの並べ方に法則を見つけられると、思わず膝を打ちたくなります。法則探しは実際に足を運んでいただいたときに挑戦していただくとして、今日はその一部をこっそりプレ公開しちゃいますね。

長いエスカレーターを上っていくと(↓)

ホグワーツ魔法魔術学校の図書館を連想させる

本好きにはたまらない空間が!(↓)

 今後は、セミナーなど大人数が集まる活動は、こちらの新しい出版クラブビル内の会場を使う予定です(セミナー再開は来年度の予定)。おしゃべりサロンのほうは、引き続きブックハウスカフェで開催します。つまり、「洋書の森」の活動拠点が2カ所になるんです。え、紛らわしい? でも、300メートル程度しか離れていないので、たとえ会場を間違えても、それほどタイムロスは出ませんよ~。

 次回のおしゃべりサロンは、11月7日(水)14:00-16:00、@ブックハウスカフェのソファスペース、です。事前予約は不要です。神保町散策をかねて、気軽にお立ち寄りくださいね。お待ちしています。会場:https://www.bookhousecafe.jp/

 

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セミナー&クリスマス会レポート

2016年12月06日 16時58分38秒 | 魔女のドミニク

12月3日(土)、日本出版クラブで第25回「翻訳者のためのウィークエンドスキルアップ講座」が開催されました。田口俊樹先生の人気講座第3弾です。テーマは「翻訳家業ほぼ40年――今 思うこと、思わないこと、わかること、わからないこと」。

テーマから一目瞭然ですが、40年という歳月で培われた〝翻訳〟について、中身の濃い、深いお話を爆笑とともに伝授していただきました。満員御礼の会場は、12月とは思えない熱気でムンムン。課題解説では、いわゆる「ナンセンス・オチ」の最後の落とし方。指示代名詞や人称代名詞、助動詞などについて、ハッとさせられるご指摘がありました。

先生の翻訳姿勢は、駆け出し翻訳者にはすぐに真似できるものではありませんが、一部だけでも明日から真似したくなってきました。今回はさらに、事前募集した質問にもお答えいただけ、みなさん日頃の悩みや疑問が解決したご様子でした。詳細は、後日レポートさせていただきますので、しばしお待ちください。

セミナーの後は、恒例のクリスマス会でした。じつは洋書の森は、来年4月で創設10周年を迎えます。今回はそのプレ記念ということで、田口俊樹先生をはじめ、これまで洋書の森にお力を貸してくださった、藤岡啓介先生、井口耕二先生、亀井よし子先生、加賀雅子さんのほか、たくさんの方が駆けつけてくださいました。おかげで、下の写真のように、にぎやかで和気藹々とした会になりました。

来年は、これまで以上に充実した森にすべく、いろいろな企画を準備中です。みなさんも東京の奥座敷、神楽坂で翻訳の楽しさを堪能しましょう。

 

〈お知らせ〉

  • 次回セミナー&交流会は、2017年2月25日15:00~。講師に、金原瑞人先生をお迎えする予定です。詳細は、本ブログ、FB、メールなどで追ってお知らせします。お見逃しなく!
  • 次回「書架整理&おしゃべりサロン」は、12月7日(木)14:00~、@日本出版クラブ1階洋書の森およびラウンジ。書架整理後は、版権フリーの原書を無料で貸し出しています。お気軽にお越しください!

 


洋書の森ウィークエンドスキルアップセミナー報告

2016年02月29日 09時11分07秒 | 魔女のドミニク

2月27日(土)、金子靖氏の翻訳教室「出版できる翻訳文の作り方PartⅡ」が開催されました。今回も開催告知後わずか数日で満員御礼となり、会場は60名を超える参加者の熱気にあふれていました。

先生は、時間が貴重だからと休憩もとらず、参加者のすばらしい訳文を紹介しつつ、辞書の引き方、用例の探し方、訳語の選び方、出版できる文章の基準などを具体的にご教示くださいました。しかも、訳文を提出なさった方には、詳細な添削だけでなく、数ページにおよぶ解説付きで返却してくださり、どんなにご多忙でも手抜きをなさらない先生の姿勢に頭が下がる思いでした。心より御礼申し上げます。遠からず、PartⅢが実現することを願っております。

次回の洋書の森セミナーは、4月16日(土)15:00-、森スタッフでもある鈴木豊雄氏の第4回セミナーです。今回は、P-DICを中心にした辞書環境の整え方を超初心者にもわかりやすく手ほどきしていただきます。詳細は、3月中旬の「洋書の森」NEWSでご案内させていただきます。お楽しみに。


11月書架整理レポート

2015年11月06日 17時05分25秒 | 魔女のドミニク

みなさん、おひさしぶりです。

11月5日(水)は、月例の書架整理&おしゃべりサロンでした。秋晴れの神楽坂は、日本人だけでなく、各国からの観光客でにぎわっていて、いろいろな言葉が聞こえてきました。もう少ししたら、お堀端の木々も色づいてきそうです。

今回の新着図書は、フランス語書籍です。仏日翻訳者のみなさん、ぜひお手にとって、ご覧くださいね。

今回の、書架整理&おしゃべりサロンには、セミナーに参加されたご縁で、初めての方が顔を出してくださいました。セミナーはたいてい土曜日なので、ずっと会員登録ができなかったそうですが、ようやくでき、さっそく本を借りていかれました。なお、メールか電話でご連絡いただければ、貸出期間を延長できますので、みなさまもご利用ください。

日ごろ、一人で作業をしている翻訳者、とくに出版翻訳者にとって、気兼ねなく悩みを相談したり、情報を交換したりする場は貴重です。何かと不確定要素がありますが、このサロンを長く維持したいですね、というのが、今回の主な話題でした。ぜひ、みなさんのアイデアやお力を貸してください!

次回の書架整理&おしゃべりサロンは、12月2日(水)午後2時からです。予約や事前連絡は不要です。お気軽にお越しください。お待ちしています。


「洋書の森」3月書架整理報告

2015年03月05日 10時47分20秒 | 魔女のドミニク

 昨日の神楽坂は、4月上旬のぽかぽか陽気になり、コートが重く思えました。お堀端の桜の木も、いつつぼみを出そうかタイミングを伺っている様子でした。

 新しく入庫した本は、フランス語17点です。フランス語翻訳者のみなさん、ぜひご利用くださいね。

 続くおしゃべりサロンでは、うれしい話題がありました。森設立当初からボランティアスタッフとして尽力してくださった魔女のひとりが訳した、美しいビジュアル本が刊行されたんです。親子向けにわかりやすく書かれたバレエの本です。バレエの名作はもとより、基本のポジションや裏方の衣装係の様子、バレリーナたちの日常的なトレーニング風景、などなどが数多くの写真とともに紹介されています。

 これからバレエをはじめるお子さんやバレエを習っているお子さんにはイチオシです。バレエ鑑賞がお好きな大人にも、ふだんうかがい知ることのできない舞台裏がわかり、バレエ愛が深まること請け合い! →英国ロイヤル・バレエ監修『バレエの世界へようこそ!』http://www.amazon.co.jp/dp/4309275354

 バレエの華やかな世界に浸っていたところに、森の本をまとめたレジュメを持参した会員の方も合流。「クリスチャン・フィクション」と呼ばれるジャンルの作品を、どう・どこに売り込んだらいいかあれこれ意見が出ました。参加者たちのブレーンストーミング(?)からヒントをつかんでいただき、企画持ち込みを実現してくださいね! 

 ちなみに、洋書の森主催の「レジュメを書こうキャンペーン」は引き続き開催中です。月例のおしゃべりサロンでは、レジュメについてのアドバイスをしています。お気軽にご利用くださいね。

 次回の書架整理は、4月1日(水)午後2時から、おしゃべりサロンは3時からです。桜が満開の神楽坂でお待ちしています。

 


12月「洋書の森」書架整理&おしゃべりサロン・レポート

2014年12月05日 09時30分04秒 | 魔女のドミニク

みなさん、こんにちは。師走に入り、東京もぐっと冷え込んできました。3日は月例の書架整理とおしゃべりサロンでした。ちょうど同じころ、種子島宇宙センターからは「はやぶさ2」が打ち上げられていたんですね。小惑星の石などを採取し、6年後の2020年に52億キロの旅を経て地球に帰還するとか。「はやぶさ2」が長い旅をしているあいだに、わたしも翻訳道の精進をしたいものです。

今回は英語書籍の入庫はなく、フランス語書籍32点が入庫しました。書架にスペースを作るため以前入庫したフランス語書籍を書架から出したのですが、人目に触れにくくなると思うとさみしい気がします。フランス語翻訳者のみなさん、箱詰めされる前にご活用くださいね。

今回の書架整理には、初参加のベテラン児童書翻訳家の方のほか、アルクの『翻訳事典2016年度版』(2015年1月下旬刊行予定)の取材でライターお二人とカメラマンの方もいらしていました。「洋書の森」の活動をご紹介いただけるとのこと――楽しみです。

おしゃべりサロンでは、児童書翻訳の動向や作家の上橋菜穂子さんの講演会の報告をし合ったり、四谷三丁目にあるお坊さんがお酒をサーブしてくれ、ありがたいお話しも聴ける「坊主バー」のことなど、いろいろと楽しい話題が飛び出しました。日頃、一人っきりで作業している翻訳者には、刺激的で楽しいおしゃべりでした。

次回の書架整理&おしゃべりサロンは、来年2月の第1水曜、4日14:00~(@日本出版クラブ)です。おしゃべりサロンは書架整理が終わりしだい1階ラウンジで。途中参加・退席OKですし、予約も参加費も不要です。翻訳者の卵さんもベテラン翻訳者さんも大歓迎です。お気軽にお越し下さい。


セミナー報告

2014年10月14日 10時26分32秒 | 魔女のドミニク

 11日(土)、小鷹信光氏によるセミナー「翻訳という仕事PartⅢ――新マーロウ物語『黒い瞳のブロンド』を訳して」が開催されました。セミナー前後に40人ほどの熱心な受講生(小鷹氏ファン?)が、刊行されたばかりの『黒い瞳のブロンド』(ハヤカワ・ポケット・ミステリ)を手にサイン待ちの行列を作っていました。

 セミナーで小鷹氏は書画カメラを使い、朱の入った翻訳チェッカーとのやりとり資料、作中表現のネタ元とおぼしきネット画像、旧作の映画広告、下敷きとなっているチャンドラー作品の原書表紙、自作の村上春樹訳書用語集、等々――さまざまな資料を披露してくださいました。翻訳の大先輩である小鷹氏がこれだけ万端の準備をしてもあれほどのチェックを受けるという事実は、衝撃であると同時に、わが身を振り返って冷や汗をかかずにはいられませんでした。小鷹信光さん、貴重な体験談を惜しみなく語っていただき、ありがとうございました。おかげさまで背筋が伸びました!

 詳細なレポートは、後日あらためてアップしますのでお楽しみに。


10月の書架整理&おしゃべりサロンのご報告

2014年10月02日 12時41分53秒 | 魔女のドミニク

みなさん、こんにちは。日に日に秋が深まってきますね。神楽坂をのんびり歩いていると、途中のラーメン屋さんの前に若い男性中心の長蛇の列が。どうやら、無料券を配っていたようです。肌寒くなってくると、湯気の立つラーメンに食欲をそそられますよね。

昨日は月例の書架整理でしたが、残念ながら、入れ替えの新着本はありませんでした。というわけで、遠方からの方や初参加の方を含め10人ほどで、さっそくおしゃべりサロンをスタートしました。今回は予告どおり、児童書やYAの翻訳家、原田勝氏が印税や契約に関するミニレクチャーをしてくださいました。

翻訳者にとって翻訳料がいくらもらえるのかはとても重要なこと。なのに、お金の話となるとこちらから切り出していいのか迷うのが出版翻訳者の実情です。でも原田氏は、事前に刷り部数と単価、印税を担当編集者に訊ねるそうです。もちろん、決まっていないという返事のこともあるようですが、訊ねたからといって編集者との関係がこじれるなんてことはないようです(ホッ、一安心)。

契約書に関しては、ほとんどの出版社が取り交わすようになりましたが、中には伝統ある大手出版社でも、慣習として取り交わさないところもあるそうです。さらに、持参した契約書の実物も見せていただきました。最近は、将来もし電子書籍化する場合の印税率まであらかじめ決まっていることがあるのですが、原田氏は、その場合あらためて条件の確認をし合うという一文を入れてもらったそうです(なるほど。そういう手もあるんですね。目から鱗です!)。

他にもいろいろと、具体的な数字やアドバイスをたくさんいただきました。原田さん、ありがとうございました。ふだん訊けない翻訳料や印税、契約について先輩翻訳者にお話いただけると、人生設計の参考になりますし、励みにもなります。ざっくばらんにお話しいただいた度量の深さに、あらためて感謝です!

次回の書架整理&おしゃべりサロンは、11月5日(水)14:00-です。途中参加、途中退出もOKですし、はじめての方も大歓迎です。お気軽にお立ち寄りください。

なお、10月11日(土)15:00-の小鷹信光氏・スキルアップセミナーに、まだ若干のお席がございます。村上春樹氏とのやり取りなど、オフレコだからこそ伺える内容満載ですから、ぜひお聞き逃しなく!


9月の書架整理レポート

2014年09月04日 10時37分55秒 | 魔女のドミニク

 9月3日(水)は月例の書架の入れ替えでした。日本出版クラブ近くの文具店〈相馬屋〉で、文豪たちの使った原稿用紙を見て、万年筆で原稿用紙に文章をつづったらどんな感じだろうと想像してみました。キーボードで入力するのとは違う文章をつづれそうな気がしませんか? 

 今月の新着本は、英語が4点、フランス語が25点です。イラスト入りで大人も子どももいっしょに楽しめそうな内容のものが何点かありましたよ。ぜひお手にとってご覧ください。

 今回は、遠方からご参加の方も含め、初めての方がお2人いらしてくださいました。続くおしゃべりサロンでは、文芸翻訳に関する疑問やお悩み、あるいは夢など、幅広い話題が出ました。自分だけの悩みかと思っていても、話してみると意外にほかの方にも共通の悩みだとわかって、秋空のように気持ちが晴れたりするものですね。

 次回の書架整理は、10月1日(水)14:00-、おしゃべりサロンは15:00-です。予約も参加費も不要です。お気軽にご参加ください。レジュメ相談にも応じていますので、ご活用ください。


金子靖氏との打ち合わせ

2014年07月09日 09時41分54秒 | 魔女のドミニク

 本日、研究社編集部の金子靖氏と、日本出版クラブ・ローズルームでランチョンミーティングを行いました。そう、次回の講師を金子氏にお願いしているんです。わたしたちスタッフにとっては初対面の金子氏――どんな方かしらとわくわくしてお待ちしていると、Tシャツにシャツ姿の男性がさっそうと現れました。う~ん、どことなく西の方角の市長さんに似ているような……。

 打ち合わせを始めると、英語と翻訳、そして後進の指導に関する熱い思いがほとばしり出て、なんだかわたしたちのテーブルの周りだけ気温が1~2度高くなったような感覚に。添削指導もご快諾いただきました。ただし、濃密なコメントを入れて下さるそうで、今回は人数限定(先着順の予定)になりそうです。

 セミナーの日程は、以下のとおりです。後日、改めて正式にご案内しますので、お楽しみに。

◆第11回ウィークエンドスキルアップ・セミナー◆

講  師:金子 靖 氏(研究社 編集部)

テーマ:出版できる翻訳文の作り方 (仮題)

日  時:2014年8月30日(土)15:00~ / 交流会17:30~


7月書架整理&おしゃべりサロン報告

2014年07月03日 10時03分20秒 | 魔女のドミニク

みなさん、こんにちは。今日の神楽坂は、フライパンの中にいるみたいに日差しがじりじりと照りつけ、つい日蔭ばかりを選んで歩いてしまいました。日本出版クラブ会館に着くと、いつにも増して活気に満ちた雰囲気。じつはレストラン<ローズローム>が、テレビ東京の情報番組「出没! アド街ック天国」で「1000円の日替わりランチが人気の穴場レストラン」として紹介されたんです! 賑やかになるのは嬉しいけど、知る人ぞ知るスポットにしておきたかった気もして、ちょっと複雑でした。

今月入架したのは、フランス語書籍が25点と英語書籍2点(ノンフィクション)です。図版満載の料理本から歴史物、スピリチュアル、小説など、いろいろなジャンルの本が入りましたので、ぜひお手にとってご覧くださいね。

今日は、うれしいことに9カ月の赤ちゃん連れで初参加してくださった方も含め、11人も集まってくださいました。子育て中の方は思うように勉強や仕事ができずにストレスをためがちですが、おしゃべりサロンは赤ちゃん連れでも大丈夫です。同じ悩みを今かかえている方や、かつてかかえていた方が何人もいますので、きっと有益な情報交換ができると思いますよ。

さらに、とってもすてきなエピソードも披露していただきました。かいつまんで説明すると、持ち込み企画を却下されても諦めずにコンタクトするうちに、別の原書のリーディングを依頼されたそうです。納期が短かったので、睡眠をけずってレジュメを提出したのに、あいにくその本も企画は通りません。が、持ち込みした編集者の同僚の方から、いきなり翻訳依頼が来たのだそうです。想像するに、それまでに提出したレジュメの日本語力を見て、この方なら翻訳を任せても大丈夫だと判断されたのでしょう。持ち込み企画が翻訳につながった好例ですよね。

一冊の本ができあがるまでに、地道な努力が積み重なっているんですね。改めて心打たれる思いがしました。この方だけでなく、ドラマをお持ちの方が何人もいらっしゃいますので、機会を改めてお話いただきたいと思っています。

次回の書架整理は、9月3日(水)14:00~、おしゃべりサロンは15:00~です。予約も参加費も不要です。お気軽にお立ち寄りください。〈ローズルーム〉のランチも、お勧めですよ。さわやかにリニューアルしたHPから、日替わりランチの内容もチェックできます↓。

http://www.shuppan-club.jp/index.html

◆これからの〈洋書の森〉ウィークエンドスキルアップセミナーのご案内◆

l  2014年8月30日(土)15:00~  講師:研究社編集者/金子靖氏

l  2014年12月13日(土)15:00~ 講師:翻訳家/宮脇孝雄氏

l  2015年2月14日(土)15:00~  講師:翻訳家/井口耕二氏

*各開催日の1カ月ほど前にメール(「洋書の森」NEWS)にてお知らせいたします。申し込み方法は、お知らせメールでご案内いたします。なお、「洋書の森」NEWSは、日本出版クラブ事務局にて入会手続き(無料)をした方に、定期的に送付させていただいております。

以上


6月の書架整理&おしゃべりサロン

2014年06月05日 11時29分18秒 | 魔女のドミニク

みなさん、こんにちは。東京は今日もとても蒸し暑い一日でした。青葉が育ちつつある神楽坂の街路樹たちも、心なしかぐったりしているように見えました。

本日の新着図書は、英語25点、フランス語19点でした。遠方から初めて参加された方を含め、5~6人で作業をしたので、書架の入れ替え作業はあっという間に終了。

続く、おしゃべりサロンでは、週末に迫った宮脇孝雄先生のセミナーに80名を超える申込みがあること、うち半数以上が課題を提出していること、が最初の話題となりました。さらに、今後、辞書のノウハウの他、固有名詞のカタカナ表記の検索や文章校正のツールやノウハウについてのセミナーもあったらいいな、等々、いろいろなご意見が出ました。

「洋書の森」は基本的に、翻訳者の・翻訳者による・翻訳者のための集いの場ですから、みなさんからの生のご意見はとても貴重です。ありがとうございました。おおいに参考にさせていただきます。

次回の書架整理&おしゃべりサロンは、7月2日(水)14:00~、@日本出版クラブ1階です。予約も参加費も不要ですし、14:00ぴったりに集合する必要もありません。ぜひお気軽にお立ち寄りいただき、ご意見などをお聞かせくださいね。お待ちしています。


消費税率の8%アップが翻訳者にどう影響するか

2014年04月03日 18時53分23秒 | 魔女のドミニク

みなさん、お久しぶりです。ドミニクです。今日の神楽坂は、ときどき吹く強い風でお堀の水面や毘沙門天の上空に花吹雪が舞っていました。

今回の書架整理は、年度の変わり目のせいか新着本がありませんでしたので、古い本の整理をしました。続くおしゃべりサロンでは、「消費税率の8%アップが翻訳者にどう影響するか」という話題から、主に支払いに関するお悩み相談になりました。

まず、消費税率アップについては、「収入が少なくても、出版社や翻訳会社に4月からの消費税の扱いがどうかわるかを確認したほうがよい」「収入金額と消費税額を分けて入力しておくとよい」というアドバイスがありました。

もっと深刻なお悩みも――「訳し終わった後、出版社からノーレスポンスになった」というのです。「こちらに知識がないと思われると軽く扱われる恐れがあるので、まずは知識をもつこと」という指摘が――イタタ……。 

その上で、「当局の指導で支払い方法について確認させていただきたい」と伝えるとか、「少なくとも2回は督促状を送る」「それでも誠意が見えないなら、内容証明郵便で問い合わせる」「遺憾ながら弁護士に相談せざるを得ないと伝える」等、さまざまな具体的な方法をアドバイスしていただきました。 

個人で請け負っている翻訳者は、ギャラ交渉に二の足を踏んでしまいがちです。でも、こちらも知識を力に、伝えるべきことは尻込みせずにきちんと伝える必要があるんだとあらためて認識させていただきました。今日ご参加のみなさま、力強い助言をありがとうございました! 

来月5月はゴールデンウィークに重なるので、書架整理はお休みです。次回は6月4日(水)14:00~となります。
お間違いのないようにご参加くださいね。お待ちしています。