12月3日(土)、日本出版クラブで第25回「翻訳者のためのウィークエンドスキルアップ講座」が開催されました。田口俊樹先生の人気講座第3弾です。テーマは「翻訳家業ほぼ40年――今 思うこと、思わないこと、わかること、わからないこと」。
テーマから一目瞭然ですが、40年という歳月で培われた〝翻訳〟について、中身の濃い、深いお話を爆笑とともに伝授していただきました。満員御礼の会場は、12月とは思えない熱気でムンムン。課題解説では、いわゆる「ナンセンス・オチ」の最後の落とし方。指示代名詞や人称代名詞、助動詞などについて、ハッとさせられるご指摘がありました。
先生の翻訳姿勢は、駆け出し翻訳者にはすぐに真似できるものではありませんが、一部だけでも明日から真似したくなってきました。今回はさらに、事前募集した質問にもお答えいただけ、みなさん日頃の悩みや疑問が解決したご様子でした。詳細は、後日レポートさせていただきますので、しばしお待ちください。
セミナーの後は、恒例のクリスマス会でした。じつは洋書の森は、来年4月で創設10周年を迎えます。今回はそのプレ記念ということで、田口俊樹先生をはじめ、これまで洋書の森にお力を貸してくださった、藤岡啓介先生、井口耕二先生、亀井よし子先生、加賀雅子さんのほか、たくさんの方が駆けつけてくださいました。おかげで、下の写真のように、にぎやかで和気藹々とした会になりました。
来年は、これまで以上に充実した森にすべく、いろいろな企画を準備中です。みなさんも東京の奥座敷、神楽坂で翻訳の楽しさを堪能しましょう。
〈お知らせ〉
- 次回セミナー&交流会は、2017年2月25日15:00~。講師に、金原瑞人先生をお迎えする予定です。詳細は、本ブログ、FB、メールなどで追ってお知らせします。お見逃しなく!
- 次回「書架整理&おしゃべりサロン」は、12月7日(木)14:00~、@日本出版クラブ1階洋書の森およびラウンジ。書架整理後は、版権フリーの原書を無料で貸し出しています。お気軽にお越しください!