こんにちは!社労士の吉野千賀です!
問い合わせが多い「病歴・就労状況等申立書」の書き方についての2回目です。
私は相談を受けて、多くの不支給決定だった提出書類に目を通す機会があります。
その中で感じたこと・・・・、
たとえば、足を引っ張りがちな「病歴・就労状況等申立書」とは、どういうものでしょうか。
【その1】実際よりも症状を重く(悪く)書き過ぎてもダメ。
症状を重いように書いてあるのは、申立書としてはいいのかもしれませんが、
現実離れしているくらいに重く書き過ぎていると、信用されません。
例えば、短時間勤務ながらも就労しているのに
「寝たきり状態で介護が必要」と申立書に書いてあっても、
整合性がありません。
【その2】小さい字でびっしり書き過ぎてもダメ。
とても読み辛いです。
これだけたくさん書いてあるから「大丈夫、伝わる」と考えてのことと思いますが、
びっしりと小さい字で書いてあると、
読んでもらえない(読む気力をなくす)のではないかと思います。
また、細かいことを書けば書くほど、余計なことも書いてしまう傾向があります。
【その3】病歴や日常生活以外の困り事をたくさん書いてもダメ。
一番多いのが、経済的に苦しいので年金を受給したいと訴えている申立書です。
次に多いのが、家族関係の確執を訴えている申立書です。
どちらも大変なのはわかります。
でも、病歴や日常生活の支障「以外」の困り事がどんなに辛いかが伝わっても、
残念ながら、障害年金の受給にはつながりません。
ここでいう「日常生活の支障」とは、病気や怪我に起因するものだけです。
【その4】症状・就労状況・日常生活状況などの情報が伝わらないのもダメ。
せっかく本人が申し立てできる唯一の書類なのに、
本人しか知り得ない情報が、うまく相手に伝わらないと
残念な結果になることもあります。
逆に、症状の経過や就労状況や日常生活の支障が
スッと相手に理解できるものがいいと思います。
第三者がわかるように、できるだけ客観的にまとめていきましょう。
【その5】細部にこだわりすぎているものもダメ。雑なのもダメ。
何かを伝える時に、周辺情報まで入れすぎると、
情報が多すぎてしまい、肝心の情報が相手に伝わりません。
逆に、大雑把に書きすぎて、いつ・どんなことが起きたのかが、
具体的にわからないこともあります。
入院などの情報を書く時に、「平成28年入院」としか書いていないと
入院の期間や内容、手術の有無、医師の指示など、具体的なことが全く伝わりません。
今回は、足を引っ張りがちな「病歴・就労状況等申立書」について書きました。
次回は、有益な「病歴・就労状況等申立書」について書いてみますね〜。
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【関連記事】障害年金請求サポート専門社労士吉野千賀ブログの「社労士の障害年金」記事一覧
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【お知らせ】
一般の方向けに「スッキリ解決!みんなの障害年金」を出版しました。
おかげさまで、刊行2か月ちょっとで1万部に到達しました。ありがとうございます。
よしの社労士事務所では、障害年金に関するご相談は無料です。専門家としてアドバイス致します。
直接お電話(03-6380-8611)いただくか、メール(info@cyoshino-office.com)でご連絡ください。
なお、匿名でのご相談は受けておりません。
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Have a nice day!
Chika Yoshino
障害年金請求サポートの「よしの社労士事務所」 吉野千賀
問い合わせが多い「病歴・就労状況等申立書」の書き方についての2回目です。
私は相談を受けて、多くの不支給決定だった提出書類に目を通す機会があります。
その中で感じたこと・・・・、
たとえば、足を引っ張りがちな「病歴・就労状況等申立書」とは、どういうものでしょうか。
【その1】実際よりも症状を重く(悪く)書き過ぎてもダメ。
症状を重いように書いてあるのは、申立書としてはいいのかもしれませんが、
現実離れしているくらいに重く書き過ぎていると、信用されません。
例えば、短時間勤務ながらも就労しているのに
「寝たきり状態で介護が必要」と申立書に書いてあっても、
整合性がありません。
【その2】小さい字でびっしり書き過ぎてもダメ。
とても読み辛いです。
これだけたくさん書いてあるから「大丈夫、伝わる」と考えてのことと思いますが、
びっしりと小さい字で書いてあると、
読んでもらえない(読む気力をなくす)のではないかと思います。
また、細かいことを書けば書くほど、余計なことも書いてしまう傾向があります。
【その3】病歴や日常生活以外の困り事をたくさん書いてもダメ。
一番多いのが、経済的に苦しいので年金を受給したいと訴えている申立書です。
次に多いのが、家族関係の確執を訴えている申立書です。
どちらも大変なのはわかります。
でも、病歴や日常生活の支障「以外」の困り事がどんなに辛いかが伝わっても、
残念ながら、障害年金の受給にはつながりません。
ここでいう「日常生活の支障」とは、病気や怪我に起因するものだけです。
【その4】症状・就労状況・日常生活状況などの情報が伝わらないのもダメ。
せっかく本人が申し立てできる唯一の書類なのに、
本人しか知り得ない情報が、うまく相手に伝わらないと
残念な結果になることもあります。
逆に、症状の経過や就労状況や日常生活の支障が
スッと相手に理解できるものがいいと思います。
第三者がわかるように、できるだけ客観的にまとめていきましょう。
【その5】細部にこだわりすぎているものもダメ。雑なのもダメ。
何かを伝える時に、周辺情報まで入れすぎると、
情報が多すぎてしまい、肝心の情報が相手に伝わりません。
逆に、大雑把に書きすぎて、いつ・どんなことが起きたのかが、
具体的にわからないこともあります。
入院などの情報を書く時に、「平成28年入院」としか書いていないと
入院の期間や内容、手術の有無、医師の指示など、具体的なことが全く伝わりません。
今回は、足を引っ張りがちな「病歴・就労状況等申立書」について書きました。
次回は、有益な「病歴・就労状況等申立書」について書いてみますね〜。
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おかげさまで、刊行2か月ちょっとで1万部に到達しました。ありがとうございます。
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なお、匿名でのご相談は受けておりません。
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Chika Yoshino
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