障害年金社労士 吉野千賀 ブログ

障害年金など社労士の仕事を通して感じたこと、知って為になること、面白いことをよしの社労士事務所の代表吉野千賀が綴ります!

障害年金~ご依頼から提出まで

2012-10-30 | 社労士の障害年金
こんにちは!社労士の吉野千賀です!

障害年金の請求代理を依頼されてから提出まで、どれくらい時間がかかるのでしょうか。

私の場合は、

最初のご連絡→面談→納付要件確認→契約→着手金の確認 

上記の流れが、まずは第一段階で1・2週間くらいかかります。

次に、初診日の確認(受診状況等証明書の取得)→ 病歴・就労状況等申立書の作成 → 診断書の依頼 → 診断書受取り が第二段階です。

病院の規模や医師の多忙加減によって、証明書や診断書にかかる日数が異なります。

受診状況等証明書は1・2週間くらい、診断書は2週間~1カ月くらいが目安でしょうか。

上記の目安は、問題がなかった場合です。

カルテがないと初診日の証明に時間がかかったり、医師が多忙で診断書ができるまで半年も待たされたりすることもあります。

全ての書類を揃えて、整合性を確認して提出しますが、

最終段階で、初診日や障害の程度に補足的な説明が必要であれば、

医師に意見書を書いていただいたり、私が交通整理的な意見書を書いたりします。

提出前の内容のチェックは慎重に行っており、診断書を受け取ってすぐに提出することはあまりありません。

提出してから「ああすれば良かった」と後悔しても、元に戻すことはできないので気を付けています。

そういうわけで、ご依頼から提出までの時間は、

初診日の証明に時間がかからず、また、診断書が2週間くらいでできた場合は、およそ1.5カ月くらい でしょうか。

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直接お電話(03-6380-8611)いただくか、メール(info@cyoshino-office.com)でご連絡ください。
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障害年金~社労士の関与2

2012-10-22 | 社労士の障害年金
こんにちは!社労士の吉野千賀です!

ボランティアの電話相談で「社労士にお願いすべきかどうか」と相談されたことがあります。

話を聞くと、

1 納付要件は全く問題ない(長年会社員の期間中に突然倒れた)こと
2 倒れて1年6カ月後の認定日の現在も入院していること
3 障害年金の手続きに動ける家族がいること、
4 この方の障害は、検査数値のみで認定されること

上記の理由で、この相談者へは「社労士へ依頼しなくても受給できる可能性はあります」とお答えしました。

逆にいえば、

1 初診日の確定が難しい
2 障害の程度が認定基準に該当するかどうか微妙
3 カルテがない
4 検査数値のみで認定される傷病でなく、精神疾患など医師へ正しく伝えないと診断書に反映されない傷病である
5 手続きを手伝ってくれる家族がいない
6 審査請求をしたい

などの場合は、社労士へ相談することをお薦めしています。

例えば、人工透析を受けている患者さんは2級に該当しますが、

「初診日が確認できない」という理由で不支給になるケースが多い疾患です。

人工透析を開始する少し前を初診日にして提出すると、慢性腎不全の場合は初診日と認められません。

このような場合は、社労士が関与した方が受給できる可能性は高くなろうかと思います。

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障害年金~認定基準の改正

2012-10-15 | 社労士の障害年金
こんにちは!社労士の吉野千賀です!

今年9月から肢体の認定基準が改正になりました。

また、来年4月を目処に眼の認定基準も改正になる方向です。

現在、眼の認定基準改正の「専門家会合」が開催されており、傍聴可能です。

8/31と10/5の2回は傍聴しました。次回は11/2に開催されます。

保険者(厚労省)・認定医・診断書を書く医師がそれぞれの立場から認定基準の問題点を指摘し、改善するための過程を傍聴するのは、社労士にとって勉強になります。

もっとも、認定基準改正案については厚労省が既に作成しており、微調整はあるもののほぼ描かれた線で決まっていくのですが。

今回の改正のポイントは、網膜色素変性症などによる視野障害の部分です。

その他の障害として、眼瞼痙攣等も基準に加えられます(障害手当金として)。

眼瞼痙攣の障害についても活発に論議されました。

眼瞼痙攣は、ほぼ終日閉瞼固守している症状の方もいて、日常生活の支障の程度としては障害手当金以上の程度に該当するのではないか、などの意見が出されました。

閉瞼固守の患者さんは、現在の認定基準だとはねられてしまい、審査請求してやっと認められている現状だそうです。障害の程度は1級と認定された方もいるといいます。

どちらかと言えば神経障害で神経内科の分野に入るのですが、眼の障害でもあり、難しいですね。

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障害年金~社労士の関与

2012-10-05 | 社労士の障害年金
こんにちは!社労士の吉野千賀です!

障害年金を請求するのに、社労士の関与が必要かどうか聞かれることがあります。

私は障害年金を扱っている社労士ですから、必要ないとはもちろん言いません(笑)。

その理由は、

1 障害年金の書類は、社会保険の手続きと異なり、提出すれば事が足りるものではない
2 初診日を曖昧に考えて手続きすると、不支給または却下になることがある。
3 障害の程度(状態)を医師にきちんと伝えていないと、診断書の内容により不支給となることがある。

不支給または却下となった場合は、60日以内に審査請求できます。

審査請求の段階で、社労士に依頼されることが多いのです。

しかしながら、一度提出した書類による決定を覆すのは多くの場合困難が伴います。

特に、書き直された診断書を再度提出しても、ほとんどの場合評価してもらえません。

最初に提出する際にやるべきことが多いのです。

障害年金を扱う多くの社労士は、審査請求・再審査請求を見据えて書類を整えていきます

視点の先が、一般の方と違うことが社労士に依頼するメリットかもしれません。

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