障害年金社労士 吉野千賀 ブログ

障害年金など社労士の仕事を通して感じたこと、知って為になること、面白いことをよしの社労士事務所の代表吉野千賀が綴ります!

メンタルヘルス対策 2

2011-09-30 | 社労士のメンタルヘルス対策
こんにちは。社労士の吉野です。

今日は、昨日の職場でのメンタルヘルス対策に続いて、自分で行うケアのことです。

メンタル不調者の増加と対策は、職場での対応が重要であり喫緊の課題です。

早期に発見して、早め早めの対策がKeyなのですが、実際は何もしないで様子を見るという対策(?)を
とる事業所が多いようです。

同じように、個人で不調を感じているのに、何もしないで結果的に悪化してしまうことも多いと思います。

私も思い返すと、いつも体調が悪く、風邪もひきやすく治りづらく、のどにつかえるような感じはありました。
長い会社員生活でとても疲れていたのです。

多かれ少なかれ、社会にでて働くとストレスはかかりますよね。
ストレスを蓄積しないためにどうすればいいのでしょうか?


1 身体を動かす

その日のストレスはその日に解消できれば理想的。
仕事の後に運動して、疲れてぐっすり寝る。

これができれば、睡眠トラブルは防ぐことができそうですが、なかなか運動する時間もとれなかったり。

ジムに行く時間もなければ、帰宅時にゆっくり回り道などしながら歩いてリセットしてみたら?
 
私は疲れてイライラしてきたら、ヨガのクラスに行きます。
90分ですが、心も体のゆがみもリセットできます。
最近は男性の参加者も増えてきました。

仕事中にも、腕や身体を伸ばしてほぐすなど、軽いストレッチをすると多少は気分も変わりますね。


2 緊張状態では小休止

私は仕事で追いつめられると、ビルの外に出て、回りを歩いたりベンチに座ったりして、気分を変えていました。

そんなことして、さぼっているの?と思われるかもしれませんが、10分くらいだったら大丈夫。
10分くらいだったら、タバコ吸ったり、コンビニ行ったり、トイレ行ったりの時間です。

緊張状態をほぐして小休止することは大事なことです。

人間関係がうまくいかなかったり、職場にストレスをまき散らす人がいることもあります。

そんな時には、その場を、許される範囲で離れる。

昼休みは自由に使える時間なので、外出して気分を変える絶好の機会です。


3 親しい人と話す

不安やストレスの原因となっていることを、状況をわかってくれる人と話すとかなり解消しませんか。

そんな話をしなくても、楽しい話や面白い話、映画やドラマの話などで話していると、
仕事上のストレスについて考えていない自分に気がつきます。

ただし、同僚と愚痴っていても、ますます不快感が増すばかりで、あまり効果はないように思います。

なるべくなら、仕事に関係のない同級生や趣味仲間などと話すことをお薦めします。


4 よく寝つけるために

私は、仕事から帰って寝る前は、深夜のお笑い番組をよく見ます。
これと言って笑える番組がない時は、DVDを借りて見ます。

お笑いか、アメリカのドラマ(シリアスでなく笑えるもの。古いけれど「フレンズ」は最適です)。

寝る前は、笑って楽しい気分になると、よく寝つけるように感じます。

一番いけないのは、仕事の失敗をクヨクヨ考えながら心配な気分で寝ること。


5 心配しすぎない

将来を不安に思ったり、心配することは、普通にありますよね。

でも過度にそう思うようであれば、意識して将来の不安を考えないようにすることです。

将来が不安だからxxxしよう、と前向きに考えられるのならいいのですが、
ただ不安、不安、心配、心配ならば、考えないほうがずっとましです。

不安に思っても、思わなくても、結果が同じなら、不安や心配に思わないほうが、こころの健康にはいいはずです。

こころの中で、同じことを考えて、それが不安や心配の種になるなら、努力してそのことは考えないようにするか、
違う方向から考えてみるとか、できないなら、やっぱり考えないようにするとか。

気分転換も大事だと思います。


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眠れない、食べれない状態が2週間以上続いたら、クリニックへ行ってみてください。

専門家に相談すると、解消できることはたくさんあります。

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私は外資系企業で20年勤めていました。外国人(オーストラリア、アメリカ、インド、中国、イギリス)と
一緒に働いていると、それがスタンダードとなっていました。

そして、社労士となり、日本企業を見ると驚くことが多いです。

過労死、過労自殺などは、私の今までの感覚では考えられません。

判例を読んでも、どうしてそこまで(死ぬまで)働くのか、その大事な部分が理解できないのです。

日本人の働き方は美徳と思います。日本人になら安心して仕事をまかせられる、というのは世界共通の印象です。

でも、優先順位が当然のこととして会社や仕事であるべき、という常識には違和感を感じます。

長時間労働で身体もこころも疲れていたら、仕事を中断して、それが回りの迷惑になったとしても、
思い切って休むべきではないでしょうか。

責任感とは、仕事だけでなく、自分の身体とこころに対しても、持つべきと思いますが。。。

もちろん、社員の不調を認めていながら、働かせ続けた会社の管理責任が問われるのは当然のことですが。。。





See you tomorrow!


chika yoshino


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メンタルヘルスを考える 1

2011-09-29 | 社労士のメンタルヘルス対策
こんにちは!社労士の吉野です。


今日と明日はメンタルヘルスについて考えてみたいと思います。

1の今日は、会社としての対策。
2の明日は、個人として精神疾患にならないように気をつけること。


会社として、メンタル不調者に対して、どのように対応したらいいのでしょうか?

ものの本や行政パンフには、「4つのケア」が大事と書かれています。

4つのケアとは、

1セルフケア

自分だけでなく、管理監督者もここに入るそうです。
自分自身の健康管理という意味かと思っていましたが、どうやら違い、
メンタルヘルスの正しい理解、ストレスサインの気づきと初期対応などが
ここに入っています。

First approach。会社として対策を立てる時に初めに行う研修などがここに入るのでしょう。

私は前職でメンタルヘルス対策も行っていましたが、最初に精神科医の松崎一葉先生をお招きして
全社員向けにメンタルヘルスの基本的な理解のための講義をしていただきました。

費用はかかりましたが、私が勉強したことを稚拙に社員の皆さんに伝えるよりは
松崎一葉先生の講義の方が大きな効果があったと思っています。

参加社員の反応はマチマチでした。今ほどメンタルヘルスが問題になっていない時期で、
同僚にメンタルヘルス不調者もいませんでした。
(外資系企業は何でもスタート時期が日系企業より5年以上早いんですね。)

同僚に不調者がいて、その課全体でなんとかしなきゃ!と思っている時期の方が興味を持って
先生のお話を聞いてもらえたでしょう。

でも、不調者がいる状況では遅いと考えています。

対策は起きてからでは遅い、予測して先手先手で行うのが必要です。

ただし、今現在、問題がないのに(表面にでていないだけ)、予算をとって、社員にも無駄使いじゃないと
納得してもらって、対策を行っていくのは大変と思います。

中小企業の場合は、担当者にとって、かなりの厳しさと理解します。
その場合は、担当者が研修に参加して、自ら社員教育を行うのが効果的かもしれません。
産業保健センターなどで、無料か安い料金で数日間の充実した研修を行っています。

 
2ラインによるケア 

管理監督者が担う部分で、4つのうち、最も重要と思います。

いつもと違う様子の部下を発見し、相談対応し、
万一メンタル不調者になってしまった場合には職場復帰の支援も行う。

管理者が一人で数名か数十名の部下を持っている場合、上記を理想通り行うことが
可能でしょうか?

管理者は自分の部署の成果を出すことに精一杯でないですか?

いつもと違う様子の発見は、現実的には同僚が見つけることが多いと思います。
その時に、上司に相談できるような人間関係ができていることが重要かもしれません。


いつもと違う様子とは?

1 仕事の能率が悪くなる←思考力や判断力の低下のため
2 不自然な言動がある
3 表情に活気がなく、動作にも元気がない(あるいはその逆)
4 服装が乱れている
5 遅刻、早退、欠勤が増える
6 残業が増える(1の理由で仕事がはかどらない)     など。

先日の創業塾報告で、多くの先生が指摘した微差を認める感性が、ここでも必要となるわけですね。

1,3,4,5の原因は、夜眠れていないことにより起きている可能性が高いと思います。

声を掛けるとすると、「遅刻が多いね」「元気ないね」などの直球ではなく
「夜、眠れてる?」「昨日は何食べた?何時頃寝た?よく寝れた?」などがいいかもしれません。

相談対応は、ケースバイケースと思います。
基本は話を聞く、自分にできることは?と聞く、人生の先輩だからと勝手に判断して話を進めない、など。

先日の講義では、うつ病とパーソナリティ障害では対応が真逆とのことでした。
例えば、うつ病は励まさないのに対して、パーソナリティ障害では叱咤激励が効果的 など。

でも、現場の上司はそこまで精神疾患の知識はないですよね?どうすればいいんでしょう?

困ったら、シンプルに考えてみたらどうでしょうか。

「自分はあなたが心配なんだよ。だから声を掛けているんだよ。」というメッセージが伝われば、
とりあえずいいんじゃないでしょうか。

職場復帰の支援
数か月間の休職を経ての職場復帰は、本人にとっても受け入れる同僚や上司、会社にとっても重要ですよね。

ただ、中小企業の場合、一人の休職で、そのグループがかなり疲弊していることが想像できます。
つまり、受け入れる余裕がなくなってしまっていることが問題と思います。

リハビリ出勤の初期段階(通勤だけ、1-2時間勤務だけ)は、休職期間末期の1-2週間に行って、
「まだ休職期間なんだけど、出てきているんだよ」というスタンスで回りの理解を得るのも手だと思います。

それでやってみて、大丈夫そうだったら職場復帰を認めると、その後のトラブルを防止することもできるかもしれません。

再発を防ぐためにも、ストレス原因を探って少なくすることも重要ですね。


3自社の産業保健スタッフによるケア

中小企業に産業保健スタッフいるのでしょうか?

50人以上の会社なら、産業医や衛生管理者がいるかもしれません。
いない場合は、現実的には、人事労務部の部長やスタッフが対応することが多いのでしょう。

実務的に、産業医の意見を聞いたり、主治医と面談したり、就業規則に基づいて職場復帰の判断を行う、
リハビリ出勤の文書作成、勤怠管理、労働時間管理など行うことは多いと思います。

重要なことは、「会社として支援しています」ということを本人に伝えて、症状を悪化させないことと思います。

どうしてもラインケアに比べて、距離を感じてしまいます。
もし、不調の原因がラインにあるのなら、異動するなどの根本的な解決策の判断は、人事部やトップが行う必要もあります。

現実的には、トップの判断でどこまで会社として対応できるかが決まるのでしょう。


4事業場外資源によるケア

メンタルヘルスが問題となっている現在、多数のEAPが揃っています。

先ほど少し紹介した、うつ病とパーソナリティ障害の対応の違いなど、専門家に相談しなければ
わからないことがたくさんあります。

現代型うつなどの対処方法も、研究している専門家に相談するのがいいと思います。

EAPじゃなくても、産業保健センターなどの行政機関で無料相談できます。

自社にメンタル不調者がいる場合は、必ず専門家に相談するのが鉄則と思いますよ。
産業医として精神科医とも契約するのは、予算が許せばありと思いますが、中小企業では敷居が高そうです。


さて、仕事の話はここまで。

昨日は夕方まで自宅で仕事をして、図書館へ向かったところ、なんと休館。
月曜日でないのに?
虫干し?みたいなことで1週間休んでいるのでした。

その後、髪を切ろうと自由が丘の美容室へ行きました。
久しぶりの帰宅ラッシュに遭遇し、必要以上に疲れてしまいました。

それから、渋谷をうろうろして買い物して、帰宅しました。

なんだかんだで、いつも帰宅は夜10時過ぎ。
早く帰って、早く寝たらいいのですが、なかなかできないのです。
すっかり夜型で、朝が弱いのは小学生の頃から治りません。

See you tomorrow!

chika yoshino
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メンタルヘルス対策 判例や裁判例をじっくり読んでみよう!

2011-09-28 | 社労士のメンタルヘルス対策
こんにちは!社労士の吉野です。

昨日は、「メンタルヘルス関係 裁判例」を受講してきました。

メンタルヘルスと言えば、労働セミナーで弁護士さんの判例解説や臨床心理士さんの話を聞くことが
多いのですが、今回は東京産業保健推進センターの相談員古山さんが講師でした。

場所は、九段下。
なんと私の事務所予定地のイタリア文化会館向かいに、産業保健推進センターがありました。

靖国神社前の内堀通りに面した日本生命三番町ビルの3階でした。

この産業保健推進センター、多くのメンタルヘルスや安全衛生、労働判例の図書があり
貸出もしてくれます。貸出期間は1週間ですが、情報の宝庫です。


さて、メンタルヘルス対策を行うにあたり、やはり過去の判例を参考にできることを
早めに早めに実行していくことが重要と考えます。

過去の判例・裁判例は、状況を完全に理解するには判例全文を読んでみるのが
効果的と思いました。

経過がわかるし、どの時点でどんな対策をしたら有効だったのか?
ノートに記しながら読んでいます。

ダイジェスト版だと私の年代だと記憶に残りにくいんですね。詳細を読むと
「なぜそうなったのか?」と考え、答えの糸口があるように思います。


講義で紹介された判例や裁判例は、

川崎製鉄(水島製鉄所)事件・・・・・・長時間労働
岡山地裁倉敷支部 平10.02.23判決

協成建設工業ほか事件・・・・・・・・・会社の結果回避義務
札幌地裁 平10.07.06判決

東加古川幼児園事件・・・・・・・・・・安全配慮義務違反
最高裁三小 平12.6.27判決

電通事件・・・・・・・・・・・・・・・長時間労働、安全配慮義務違反
最高裁二小 平12.3.24判決

オタフクソース事件・・・・・・・・・・作業環境+心理負担
広島地裁 平12.5.18判決

みくまの農協(新宮農協)事件・・・・・会社の支援不足、安全配慮義務違反
和歌山地裁 平14.2.19判決

三洋電機サービス事件・・・・・・・・・会社の支援不足(昇進による自律神経失調症)
東京高裁 平14.7.23判決

川崎市水道局事件・・・・・・・・・・・いじめ、安全配慮義務違反
東京高裁 平15.3.25判決

富士通四国システムズ事件・・・・・・・長時間労働を防止することを怠ったとして、安全配慮義務違反
大阪地裁 平20.5.26

判決文はネットで検索して読むことができます。

以前はうつ病発症の原因は長時間労働でした。
現在は長時間労働を抜いて、職場のいじめ(パワハラ・セクハラ)が精神疾患の原因1位になっています。

職場で対策を立てるにあたり、労働時間管理より一層難しくなってきたことは確かですね。


さて、講義が終わり、千鳥が淵~北の丸公園を散歩しました。

武道館前に大勢の40代50代の男女がいました。

TOTOのリハーサルの音が漏れ聞こえ、懐かしの名曲をしばし鑑賞しました。


その後、表参道へ移動し、青山劇場で新感線の「髑髏城の7人」を観劇しました。

主演は小栗旬さん、森山未来さん、早乙女太一さんと豪華です。

私は個人的に市川染五郎さん+新感線の芝居が大好きで、同じ髑髏城ですとやっぱり比較してしまいますが、
舞踊のお師匠さんと身のこなしを比較するのはやはり酷ですね。

小栗旬さんvs森山未来さん という構図は見ごたえがありました。

舞台芸術の極みで、ラストのスローモーションの美しさには感動しました。

次回の新感線は12月のロッキーホラーショー。Rollyさんに久しぶりに会えるのを楽しみにしています。


See you tomorrow!

chika yoshino

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東京商工会議所の創業塾 二日目

2011-09-27 | 社労士の日記
こんにちは!社労士の吉野です。

参加した創業塾二日目のご報告です。

二日目も秋の晴天。場所は下町茅場町。

地図を見て、ひょっとして浜町から歩けるのでは?と思い、
浜町→人形町→水天宮→茅場町と歩いてみました。

30分かからないくらいで到着しました。
もう暑くないし、風もさわやかで、朝の散歩は気持ちよかったです。


第二日目
午前 『創業に必要な税務・会計の知識』
    税理士 八木橋泰仁 氏 


さて、二日目になると、とたんに実務的なお話でした。

せっかく起業しても5年以内に50%が廃業する厳しい現実があり、
そうならないために大切なポイントを教えていただきました。

1 目的をしっかり持つこと
2 数字を感じる力(感性)を持つこと
3 好奇心があって、勤勉なこと

ここでも、キーワードの感性がでてきました。
まさか、会計や税務の授業にでてくるとは。。。

P/L(損益計算書)の目的は、起業家たる私たちが比較検討するため。
決して、青色申告に必要だから、だけと思わないこと。

比較検討の対象は、1.事業計画 2.過去の成績 3.同業他社。
3だけは、税理士さんが情報を持っています。

B/S(貸借対照表)の見方も教わりました。
読み取る力も必要ですね。
支払い能力、財務状況が健全か、過去3年間の動きを見て、金融機関は判断するそうです。
融資をお願いする時には、自分で説明できることがポイントです。

キャッシュフロー計算者は、自分が現金の流れを把握するために必要とのこと。
とりあえずは、「支払予定表」と「入金予定表」をエクセルで作って管理できるそうです。
買掛金支払いと売掛金回収までの運転資金を調達するには必須です。

変動損益計算書は、工業簿記ででてきましたね。
普通の事業でも有効に使えるそうです。
固定費÷利益率%=絶対に必要な売上 がでますね。
これだけは最低目標で確保しましょうということでした。

途中、練習問題や計算問題もあり、朝が弱い私も頭を動かして参加することができました。

会社を辞めて、自営業になるにあたり、とりあえず簿記はやっておこうと簿記3級をとりました。
勉強しているうちにハマってしまい「必要ないんじゃない?」と言われながら、簿記2級をとりました。
やっぱり、何事も勉強していて損なことはひとつもない!と感じることができました。


第二日目
午後 先輩起業家体験談「金なし経験なし人脈なしからの起業」~個人事業主からマザーズ上場までの軌跡
   株式会社ラクーン 代表取締役 小方功氏



しょっぱなに、「こんな不景気な時に起業するの?やめたら?」と言われ、
なぁんだという感触でしたが、この後の話にどんどん引き込まれました。

現在48歳の小方氏、30歳で大企業を辞めて中国へ留学し、起業したそうです。
中国の健康食品の卸と販売を行ったそうです。

それからは、苦労があり、助けてくれる人あり、山あり谷あり涙ありのお話で
会場からはすすり泣く声が聞こえてきました。

北海道出身の小方社長の語り口は、「北の国から」の五郎さんを彷彿とされ
たぶん、北海道の言葉と人柄が重なったのだと思いますが、「北の国から」で
涙した人(わたしも)は、涙がとまりませんでした。

そうは言っても、苦労話だけでなく、ビジネスを成功させるためのポイントは
しっかり伝えてくださいました。

困った時は、考えること。

選択肢消去法がいいそうです。ブレインストーミングですね。
いろいろ考えて紙に書いて、消去していって、残ったものをやってみる。

考えること + 紙に書くこと が重要だそうです。


ビジネスモデル作成のポイントは3つ。

1 シンプルであること。
2 マーケットが大きいこと。
3 誰よりも先であること。(3年くらい先がbest。10年先だと早すぎる)


これで、創業塾二日目は終了です。三日目は来週10/1です。またご報告します。

さて、休憩時間前に小方社長から懇親会のご案内がありました。

同じ起業家同士、情報を交換したり、助けあいなさい!という気配りで
誘っていただいたのだと思います。

近所の居酒屋で、150人参加者のうち、30名くらいが参加しました。

二日間、同じ授業を受けながらも、話す機会はなかったのですが、
ここの場で名刺交換したり、お互いに知り合いになれる絶好の機会を
小方社長が提供してくれました。

職種は様々、老若男女、共通点は起業する意思があること。
話していて、楽しかったです。

今までは、同僚とか社労士仲間とか、同じような環境の人との集まりが
多かったので新鮮でした。

また、次回の創業塾が楽しみになりました。

See you tomorrow!

Chika Yoshino

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東京商工会議所の創業塾 一日目

2011-09-26 | 社労士の日記
ブログ始めました。社労士の吉野です。

9月の3連休は東京商工会議所の創業塾に参加してきました。

参加者は150人の大盛況でした。
それぞれ起業プランを持っているモチベーションの高い人達ばかり。
年齢層は20代~60代までのバラエティに富んでおり、男女比率もほぼ半数。

連休の午前なのに、会場からは熱気とやる気が感じられました。

講義を受けての感想や参考になったことをご報告しま~す!


第1日目 
午前 創業の心構え~成功する創業のために必要なこと~
   中小企業診断士 二条彪氏


話が面白いうえに無駄がなく、3時間の講義中、ず~っとメモを
とっていました。

ご自身の社長人生の反省や教訓、これから事業を始める人へ
とても大切なことを伝えていただきました。

1 経営は創造することなので、感性が一番大事であること。
2 他人の話をよく聞くこと。
3 明るく元気に、人のこころをつかむこと。
4 うまくいかなかったら、都度よく考えて軌道修正すること。
5 失敗を恐れない勇気を持つこと。

などなど。

様々な業種を始めようとする起業家への貴重なアドバイスでした。
それぞれの立場で、教わったことを吸収して実行できれば
必ず成功するような気持ちになりました。


午後 マーケティングの視点・考え方
   流行しかけ研究所 代表 島田始氏


最先端の流行を作り続けている島田氏。
どんな事業でも変化を感じて、先に先に手を打っていかないと
乗り遅れすたれ、廃業してしまうこのご時世に必要な変化を
キャッチする方法を伝授していただきました。

感性を磨くこと。

これにつきるのだと思います。

午前の講義にも共通しているメッセージでした。

先を予測し、わずかな変化も見逃さない感性。
脳を刺激して老化をふせぐ感性。
なにより、他人の本当の気持ちをくみとる感性。

これらが欠如していたら、事業は成功しない、という話には
共感しました。

それでは、どうしたら、感性は磨かれるのでしょう?

非日常を経験することがいいそうです。
たとえば、いつもと違う道を歩く。旅行する。映画を見る。
同じ道でも観察しながら歩いて微差を見つけることも有効。

脳の刺激は老化も防ぐそうです。
事業の成功ばかりでなく、アンチエイジングにもなるのなら
今すぐやってみようと思うのでした!

第2日目の感想は、また明日!

See you tomorrow!!!

Chika Yoshino

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