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猫のクリ、インシュリン注射のこと


今、我が家に住みつく猫は3匹。
年長猫のクリは12歳、人間でいえば64歳となる。
この猫は、糖尿病で通院してから4年が経過する。

2020年5月末、全国に出されていたコロナの緊急事態宣言が解除された。
まだ流行が収まらない不安な時、クリの元気がなくなった。
餌も食べず水も飲まない。吐き気があるものの出るものはない。
たった2日で、背骨が浮き出るほど急激にやせ細った。
獣医に駆け込むと、糖尿病とのこと。
食事の質と量、インシュリンの量の兼ね合いが重要。
この日から2週間、毎日3回の通院で命を取り止めた。
4年後の今も、自宅で毎日2回のインシュリン注射が欠かせない。
月に1回は朝夕通院して血糖値を測り、インシュリンの量を調整する。

先週の金曜日の朝、いつものように猫を連れて病院に行った。
血糖値は351。いつもの数字だ。
昼過ぎにクリが吐いた。元気もない。
もしかしたら・・・インシュリン注射をしなかったかも。
通院の日は朝の注射はせず、帰宅直後にすることになっている。
この日は、ボランティアのイベントがあった。
帰宅直後に出かけてしまったのだ。
朝の注射当番は同居人のタヌキ殿は、近所に出かけてしまっていた。

夕方の通院で、血糖値は何と851。
獣医さんから指摘される前に、実は注射を忘れたことを白状した。
「困ったもんです。夕方測る意味がありませんよ」と獣医さん。
お怒りはごもっとも、しっかり管理するよう指導された。
歳のせいで何事も忘れっぽいが、命にかかわることに落ち込む。
インシュリン注射の大切さと獣医さんの熱意に打たれた日となった。
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