さあーー いよいよ本格的に秋ドラがスタートです。
ちなみに今日は「金八先生」のスペシャルがあります
美人の転校生役の草刈正雄の娘さん・・・どんな子なのかちょっと興味
あり。
働きマン
いやーー最初からすごい展開
職場が出版社で週刊誌の編集現場という殺人的な忙しさに浸っている
主人公、松方弘子
(あのーー何気に登場人物の名前、ほとんど大物芸能人の苗字から
とってません?梅宮・菅原・田中・山城・・名前まで似せてるし)
睡眠時間ほとんどなし、不眠不休で働いてカレシとのデートもスッポカシ。
カレシからデートのキャンセルメールがくるとほっとする始末。
それでも「恋愛より仕事が大切だとは思わない」とのたまる
ここらへんがよくわからないのよ・・・・・
そんなに仕事に打ち込んでいるなら、カレシより結婚より仕事優先じゃ
ないの?と思うけど、心はいつも「結婚願望」みたいなの
カレシっていうより、松方には「彼女」が必要なんじゃないかと思ったり。
しかもこの松方、「働きマン」に変身すると通常の3倍の速度で
仕事を始めちゃうとか・・そのすさまじさったらないっ
並の男の追従も許さないっ
自分の「仕事」への意欲・プライド・優先度・・・全てが男性より勝ってる。
だって・・・電車の発車音が聞こえるとついつい走りだすとかーー
恋愛よりも仕事が優先なわけじゃないけど、体が勝手に動いてしまう
とかーーまるでバブル時代のリゲインサラリーマン・・・
(覚えてる?時任さんの「24時間戦えますか?」のCM)
それを彷彿とさせる内容でした
ひたすらスクープおっかけてあっちこっちと走り回り、バッシングには
強気で受け、上司に叱られてもめげる事無く前向き志向
弱い部分はあるにはあるけど、それをカレシにさえ気を使って見せない
猛烈乙女
こんな社員がいたら企業は助かるだろうなあ・・・ と思いましたが
今時の「ニート世代」にはどう写っているんでしょうね。こういうの。
その象徴が速水もこみち演じる田中邦男君
髪型もぱさぱさのいかにも今時風の新人で、「仕事だけの人生なんて
嫌だ」とはっきり言うのね。ゆえに松方とは意見が合わない。
松方いわく「仕事が全てじゃないのはわかってる。でも死ぬ時は
仕事したなーーって思って死にたい」と心の中で思うのね。
まるで団塊の世代・・高度経済成長真っ盛りのモーレツ社員
何で今、あえてこういう漫画及びドラマが登場したのかしら?
社会が停滞していて、一部の甘い汁を吸って高給を貰う公務員と違い
多くのサラリーマンは働きづめで安月給の人ばかり。
松方みたいにやりがいある仕事に恵まれて「体が勝手に動く」ような
仕事をしているお父さんってあまりいないんじゃ?
いや・・だからあえて主役を「女性」に持ってきたのかもしれないけど
家庭のしがらみとか、わびしさを一切感じさせず、やりがいある仕事、
おしゃれな服装、ちょっと高級なマンション・・ただカレシとは中々
会えない生活をしている女性
「働きマン」に変身すると、不眠不休で仕事モードに変換
かといって家で「干物女」するわけでもない・・とにかく意欲的。
そういう女性が「幸せ」なのか「不幸せ」なのか・・・真っ向からとらえて
いるのか逆説的なのか、この先興味ありますね。
>あえて主役を「女性」に持ってきた
篠原涼子さんのドラマもそうですけど、今は男がバリバリ働くのを見せたくないのでしょうかね。
男が仕事を生きがいにするのは時代錯誤、女がやるのはカッコいい? なんか納得できないな~
まあ・・男性自体が弱くなってきたってのも
あるかもしれませんけど。
このドラマ、どの方向に行こうとするのか、行く末を
見守りたいと思います。