ふぶきの部屋

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天皇陛下 77歳(喜寿)に 2

2010-12-23 09:31:33 | 皇室報道

 この生物多様性年も終わりに近い頃,

日本の淡水魚が1種増えました。

それは,最近新聞などでも報じられたクニマスのことです。

クニマスは田沢湖にだけ生息していましたが,昭和の10年代,

田沢湖の水を発電に利用するとき,水量を多くするため,

酸性の強い川の水を田沢湖に流入させたため,

絶滅してしまいました。ところがこのクニマスの卵がそれ以前に

山梨県の西湖に移植されており,そこで繁殖して,

今日まで生き延びていたことが

今年に入り確認されたのです。

本当に奇跡の魚(うお)と言ってもよいように思います。

クニマスについては,私には12歳の時の思い出があります。

この年に,私は,大島正満博士の著書「少年科学物語」の中に,

田沢湖のクニマスは酸性の水の流入により,

やがて絶滅するであろうということが書かれてあるのを

読みました。

そしてそのことは私の心に深く残るものでした。

それから65年,クニマス生存の朗報に接したわけです。

このクニマス発見に大きく貢献され,近くクニマスについての

論文を発表される京都大学中坊教授の業績に

深く敬意を表するとともに,

この度のクニマス発見に東京海洋大学客員准教授さかなクン

始め多くの人々が関わり,協力したことをうれしく思います。

クニマスの今後については,これまで西湖漁業協同組合が

西湖を管理して,

クニマスが今日まで守られてきたことを考えると,

現在の状況のままクニマスを

見守り続けていくことが望ましいように思われます。

その一方,クニマスが今後絶滅することがないよう危険分散を

図ることは是非必要です。

質問にありました近隣諸国との友好・交流については,

これを増進することが極めて

重要なことと思っています。尖閣諸島の問題に関しては,

私の立場として,

これに触れることは差し控えたく思います。

 

 陛下は本当に細かいことをきちんと覚えていらっしゃるのだなと思います。

  また、高齢者の行方不明や熱中症で亡くなることなど心を傾けられる

  事はご自信も高齢者であるという事からきているんでしょうが、高齢者としては

  非常に嬉しい言葉だと思います。

 

クニマスの発見については特別の思い入れがおありになるようで

陛下の口から「さかなクン」の名前が出たのは微笑ましい。

 


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