ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
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プロジェクトX・・・ベルばら

2005-12-08 12:09:53 | ヅカOG その他舞台

何だか厄日

朝からパソコンの調子はおかしいし、ヨンジュナは熱だし・・

書けるうちに書いておかなくちゃ

 あすはまた書き込み出きるか我がブログ

              知るも知らぬも逢坂の関

 

 プロジェクトX 

宝塚ファンにとってはおなじみのお話で、あんなに大仰に

「・・・であった・・」と抑揚をつけて言われる程の話ではないと思いますが

かなり感動的に出来てましたよねーー

「ベルばらの名演出家」という肩書きでここまで来た

植田紳爾氏にとっては

人生最高の・・・そして最後のはなむけなのではと思いました

宝塚に興味がない・・・知らない方にとっては「ヘェーー」かもしれませんね。

 

 ヅカファンに雑誌を渡された話

あれはほんとですが、すぐに決断したわけではないようです

まず「オスカル様」よりも「マリーアントワネット」を描きたかったみたい。

それは、初演でアントワネットを演じた初風諄を念頭に入れていたからじゃ

ないのかな・・・(かなり太めでしたよねーー。今時はあのような女役は

いません)

 宝塚の女優?

普通は「女優」って言いません。「男役」「娘役」「女役」といいます。

団員は全て「生徒」と呼ばれます。先生は「演出家」ね

たとえ50を超えていても「生徒」です。

 

 主演は榛名由梨?

うーん。番組を見るとそう見えますけど、実際はフェルゼン役の大滝子と

榛名由梨のダブルトップ体制だったようです。

でも当時は「トップスター」制度自体がなかったから・・

どちらかというと、ポスターのど真ん中に写っている初風諄が主役でしたよね・・・

(最上級生だったし・・・・)

 

 長谷川一夫氏の恩返し

彼は「ベルばら」の前に「我が愛は山の彼方に」という韓国物で植田氏と

組んでいます。植田氏は単独で演出をしたかったようですが、劇団から言われて

仕方なく組んだというのが真相みたい

(基本的に宝塚作・演出は一人ですからねー

その長谷川氏、最初「ベルばら」の企画を持って行ったら

宝塚で不倫?あきまへん」

とおっしゃったとか・・・・そうだった・・あれは不倫の話でしたね。

 

 目に星が飛んだ?

あのライトの当て方は確かに星が飛んでいるように見えますよね。

その他にはまつげの長さやオスカルの前髪をマンガそっくりにしようと

かなり入念な努力をしたようです。

後年、オスカルを演じた涼風真世は「青い目に見えるように」って、真っ青な

アイシャドウを効果的に塗ってました。

 

 い「26」

という座席ですが・・・昔の宝塚の座席表は「いろは」だったんです。

てっきり「あいうえお」かと思って期待すると外れたりして。

旧東京宝塚でもそうだったので、最初は戸惑いました。

 

 オスカルのドレス姿?

番組では触れられていませんが、初演の月組ではオスカルはアンドレに

愛を告白するのにドレスを着てました(超庶民的な)

その後、続演となった花組と雪組ではオスカルは真っ白なドレス姿で

登場これがまた素敵だったの・・・・・

 

 アントワネット様の最後のスープはスプーンなし・・・

さんざん番組の中でやってた「アントワネットの最後」ですけど、

あのシーンの前にロザリーがスープを持ってくるんですよ。

アントワネット様はそのおわんごとすすってました

最後にフェルゼンに切々と訴える

私は王太子の母、ルイ16世の寡婦・・どうか死なせて下さい」と

いうセリフの時には、掛け声がかかってましたね。

(歌舞伎みたい)

ヨーロッパの話なのに妙に日本的でしたーー

 

 社会現象になったのは「花組」版から

私がある日、学校から帰って来てテレビを付けたら、

いきなり「わっかのドレス」の貴婦人が「ニンフのよう」といって指をさし

真っ白のドレス姿のオスカル様が現れて・・・・・・

仙台の片田舎で華やかなものを何も知らない身には衝撃的でした。

衣装も音楽も舞台の流れも・・・そしてお話も。

そりゃあ夢中になってみて、原作を買いに走り、「ベルばら」に恋をしました。

私が求めていたのはこういう舞台よっ」って・・・・

それが、花組版「ベルばら」で番組に出てた榛名由梨さんのアンドレと

安奈淳さんのオスカルです。

これを皮切りにNHKでは何度も再放送され、雪組版も放送。

そして極めつけは

「ベルサイユ宮殿の映像つき」星組版「ベルばらⅢ」で頂点に。

心はすっかりフェルゼン役の鳳蘭様のものでしたーー

星組版は豪華でしたよねーー(生で見た方羨ましいっ)

本当はこれで最後・・・と思っていたのに好評すぎて、楽日を1日延長し、

さらに月組で再演。これには大地真央ちゃんもご出演だったそうです。

 

 どのくらいの社会現象だったの?

覚えている限りですけど・・・

まず「ベルばら」原作本をクラスで回し読み状態。男の子も女の子も

みんな読んでました(勿論私の本です)

「ベルばら」豪華10冊セットもあったけど、高くて買えなかったので

1冊ずつそろえた記憶が・・・・

ベルばらグッズ(塗り絵やら水筒やらお弁当箱やら)一杯ありました。

私は「塗り絵」と「イラスト集」を買いました。

宝塚の花組の榛名&安奈はその年の紅白にご出演。

赤組の応援団で「オス刈れ(オスカル)だから」とジョークを飛ばしてました。

鳳蘭様は「男には飲ませるなーー」とワインのCMご出演。

とにかく右を向いても左を向いても「ベルばら」=宝塚で・・・

今の「冬のソナタ」=「ヨン様」とすっかり同じですよねーーー

 

 「ベルばら」は宝塚の救世主だったのか?

そうでしょうね・・・戦前の「葦原・小夜」時代。戦後の「春日野八千代」時代を

経て、静かになったところに「ベルばら」で大ブレイク。

関西の劇団でしかなかった宝塚が全国区になったんですものーー

その後、植田氏は「風と共に去りぬ」で人気を引っ張り続け・・・

ちょっと落ち着き払った80年代の大スターが大地真央。

そして1989年に「フランス革命200周年記念」として再演し、

これまた新規の「宝塚ファン」を獲得。

この時代は

「涼風真世・杜けあき・一路真輝・大浦みずき・天海祐希」

豪華絢爛の時代。この「黄金期」は1996年の「エリザベート」を

最後に緩やかな下降線をたどっています。

(きゃーーっ。ファンの方ごめんなさいっ

 

 来年の再演

っていうかすでに星組では全国ツァーと韓国公演で上演しています。

来年は「マリーアントワネット生誕250周年記念」なんだそうで・・・

(本家のフランスではそんなの話題にもならないのに・・・)

星組の「フェルゼンとアントワネット」編。そして雪組の「オスカル」編が

上演されます。

でも再演される度に「意義」を失っていく「ベルばら」

そんな30年も前の名作より、オリジナルの名作を出さないと・・・ね。

 

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